2018明治安田生命J1リーグ 第13節

ヤンマースタジアム長居
入場者数:29,845人
セレッソ大阪
  • 柿谷 曜一朗 (30'), 丸橋 祐介 (37'), 水沼 宏太 (86')
V・ファーレン長崎
  • 中村 慶太 (54')
3-1
2-0 1-1

ハイライト動画

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸 90
DF 14 丸橋 祐介 37'
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 山口 蛍
MF 17 福満 隆貴 72
MF 43 オスマル
FW 8 柿谷 曜一朗 30' 72
FW 13 高木 俊幸
FW 18 ヤン ドンヒョン

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 4 藤本 康太
DF 16 片山 瑛一 90
MF 7 水沼 宏太 86' 72
MF 20 酒本 憲幸
MF 24 山村 和也 72
MF 32 田中 亜土夢
監督 尹 晶煥

V・ファーレン長崎

GK 30 徳重 健太
DF 32 徳永 悠平
DF 4 髙杉 亮太
DF 5 田上 大地 71
MF 27 新里 涼
MF 17 中原 彰吾
MF 3 飯尾 竜太朗 83
MF 28 翁長 聖
MF 19 澤田 崇
MF 20 中村 慶太 54' 70'
FW 11 鈴木 武蔵 58

サブ

GK 1 増田 卓也
DF 39 チェ キュベック 71
MF 6 前田 悠佑
MF 18 ベン ハロラン 83
MF 23 米田 隼也
FW 9 ファンマ 58
FW 37 平松 宗
監督 高木 琢也
試合経過
片山 瑛一 (in) 松田 陸 (out) 90'
水沼 宏太 86'
83' ベン ハロラン (in) 飯尾 竜太朗 (out)
水沼 宏太 (in) 福満 隆貴 (out) 72'
山村 和也 (in) 柿谷 曜一朗 (out) 72'
71' チェ キュベック (in) 田上 大地 (out)
70' 中村 慶太
58' ファンマ (in) 鈴木 武蔵 (out)
54' 中村 慶太
丸橋 祐介 37'
柿谷 曜一朗 30'

テキスト速報

シュート数

12 12
    柿谷 曜一朗 (30'), 丸橋 祐介 (37'), 水沼 宏太 (86')
    中村 慶太 (54')

ゴールキック

12 5

コーナーキック

4 5

直接フリーキック

11 7

間接フリーキック

3 2

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■ペナルティエリア内では、粘り強く対応すること
    ■サイドを起点に攻撃していこう
    ■リスク管理をしっかりとしよう
  • 【試合後】
    ■尹晶煥監督
    「今日は子どもの日ということで、たくさんの子どもたちの前で試合をすることになりました。連戦の最後の試合でしたが、まず一つめの大きな山を越えたと思います。厳しい日程をしっかり終えることができたと思います。たくさんの方に来ていただいて、いい雰囲気を作っていただいて、いい結果を出したと思います。前半の序盤にゴールを入れることによって、うまく試合を運んでいくことができたと思います。得点を入れる前から、いい流れで試合を運ぶことができました。長崎というチームは運動量が豊富なチームなのですが、我々がしっかりと耐えたと思います。得点して、いい流れに持っていくことができました。後半、2-0というスコアは危険だと考えていました。1点を返されて相手に雰囲気を持っていかれ、体力的な負担も感じる形になりました。なので、試合に勝つために守備的なフォーメーションを取ることになりました。守備的なフォーメーションでしたが、そこからカウンターをしてゴールを決めることができました。選手たちには、厳しい時間帯を克服してくれて感謝したいと思います。数日間、休みがあるので、しっかり休んで、次の試合の準備をしていきたいと思います」

    Q:今節が11連戦のラストでしたが、7勝2分2敗という結果を残しました。ACL敗退という出来事もありましたが、この11試合を振り返ると?

    「残念な試合もありました。最も残念だったことは、ケガ人が多く出てしまったことです。ただし、戦える選手たちでしっかりと結果を得たと思います。たくさんの時間が与えられた選手はいないのですが、与えられた限りで最善を尽くしたと思いますし、新たな選手も目に入ってきました。そういった11連戦だったと思います」

    ■高木琢也監督
    「流れの中では、いいシーンも作れていましたし、いい時間帯もあったんですけど、セレッソさんみたいなチームと対戦する中では、先に点を取られてしまうと、サッカー用語的に言うと、ゲームプランが崩れます。でも、ゲームプランということよりも、この連戦の中で動かないといけない疲労度もありました。相手よりも一歩、二歩、多く走らないと点が取れないということになりますし、その辺で難しい試合になったというのが、今日の率直な意見です。当然、0-2から1点を返した時には、ありがちな流れになりますけど、そこで踏ん張れないのがまだまだ我々の甘さというか、力のなさ。失点に関しても、オープンプレーの中では崩された場面もありましたけど、その中では失点を与えていなかった。ただ、失点を与えたシーンで言うと、FK、ボールの奪われ方(が悪かった)。3点目に関してはイージーな自分たちのミスだったと思っています。先ほども言いましたけど、その辺が自分たちの甘さだとしっかり受け止めていきながら、改善しないといけないと思います」

    Q:ファンマ選手を投入したタイミングについて

    「点を取った後の時間帯だったと思いますけど、点を取った後、セレッソさんが前からプレッシャーをかけるかというと、そういうチームではないので。流れも良かったので、(鈴木)武蔵よりもファンマの方が、より勢いというか、ポイントを作りたかったので、あの時間帯に投入しました」

    Q:中2日、中3日での連戦は経験がないところだったと思うが、この5連戦を戦った上で、チームとして得たモノや課題として感じたことは?

    「こういう連戦の中で、前節は鹿島さんとやりましたけど、鹿島さんも点を取った後にそんなにボールを取りに来ない。今日もそうですけど、サッカーをよく知っている選手が多いなと。ゲームコントロールを全体ですることもあれば、個人レベルでする選手もいる。そういうところは、我々の選手にはまだまだ不足していると感じます。体力面、フィジカル面に関しても、リカバリー能力も含めてチームの課題として挙げられると思います」

選手コメント

  • ■柿谷曜一朗
    「手強い相手でしたけど、自分たちのサッカーができたと思うし、ホームでたくさんのお客さんの前で、いい戦いができたと思います」

    Q:自身の守備から生まれた先制点でしたが?
    「前から取りに行くのはあまり言われていないんですけど、チャンスだと思ったので。取った時に前が空いていて、トシ(高木俊幸)がすぐ渡してくれて、思い切って仕掛けた結果、ゴールにつながって良かったです」

    Q:DFをかわしてGKもよく見て打った素晴らしいシュートでしたが?
    「相手も一人だったので、抜きに行きました。長い間、試合をやっていれば、ああいうシーンもあると思うし、他にも決めるチャンスがあったので、練習します」

    Q:セレッソ大阪にとっての次の試合は首位のサンフレッチェ広島戦になるが?
    「いいコンディションの中で試合を続けている広島さんに挑む中で、何が大事かと言えば、まず休むこと。相当、調子がいいチームですが、受け身にならず、自分たちの持っているものを一つでも多くぶつけることができれば、いい勝負ができると思います。自信を持ってやれればいいと思います。中断前、最後の試合ですし、勝って終わりたいですね」

    ■丸橋祐介
    Q:自身のFKからのゴールを振り返ると?
    「たまたま、うまく入ったと思います(笑)コースも良かったし、スピードも出たので、良かったです。ボールを見て、集中して蹴れました」

    Q:スタジアム全体もどよめく一発でしたが?
    「入った瞬間、(自分でも)驚いたんですけど(笑)嬉しかったですね。サポーターも大勢入ってくれましたし、ホームでゴールを決めることができて良かったです」

    Q:直接FKでは今季2点目、CKを含めると3点目だが?
    「苦しい時間帯でも、セットプレー1本で決まる試合はあるし、チームにとっても助かると思います。自分にとってもいいことなので、そういうプレーを増やせるように、日々、努力していきたいと思います」

    Q:1点を返された時間帯については?
    「2-1になりましたけど、全然、焦ることはなかったです。トシ(高木俊幸)もいいプレーをして、アシストしてくれたので、良かったです。トシとの(縦)関係も、じょじょに良くなっていると思います」

    ■水沼宏太
    Q:ゴールシーンを振り返ると?
    「緊張しました(笑)入って良かったです。チームを助ける働きができたので、良かったです」

    Q:いい時間帯での得点でしたね?
    「そうですね。後半は前半とまったく試合展開が変わったので。サブのみんなで『絶対に出番はあるから、そうなったら、ああしよう、こうしよう』という話はできていたので、いろいろ整理できていた部分もありました。結果的に、右サイドの選手が3人とも変わりましたけど、うまく試合に入れたと思います。もちろん、90分を通してチームのためにやってくれたみんなと全員で、今日のようなきつい試合を勝てたことは大きかったと思います」

    Q:今節が11連戦のラストでしたが、いい形で終わりましたね?
    「ACL、リーグ、いろんなメンバーが出て乗り越えてきました。その中で、勝ちに持って行けた試合もあれば、負けなくて良かった試合もありました。勝点をちょっとずつでも積み重ねることができました。きつい中でもみんなで頑張って、ここまでくることができました。ただ、ケガ人も増えてきたので、一回リフレッシュして、体も心ももう一回整えて、次の広島戦に挑みたいと思います。首位のチームを叩けるように、みんなで頑張っていきたいと思います」

    Q:今日は子どもの日で、「勝利を見せたい」と試合前に話していましたが?
    「そうですね。プロの試合を見に行く機会はなかなかないと思いますけど、その中で、見に行った試合で『セレッソ、勝ったよ』と言えるのは素晴らしいことだと思うし、記憶にも残ると思うので、勝てて良かったと思います。みんな喜んで帰ってくれたと思います」

    ■マテイ ヨニッチ
    「本当にタフな試合でしたが、勝ってこの連戦を終われたことは本当に大きな意味があると思います」

    Q:今節が11連戦のラストでしたが、疲れもあったのでは?
    「そうですね。疲れました(苦笑)連戦も終わり、これから休みも取れるので、ちゃんとリカバリーして次の試合に向けてまた良い準備をしたいと思います」

    Q:1点を返された後、長崎が一気呵成に攻めてきていましたが、あの時間帯を振り返ると?
    「失点してからチーム全体が緊張し始めて、相手も勢いづいて攻めてきました。結構、攻められましたが、良いタイミングで3点目が取れたのが大きかったと思います。3点目を取ってからは、みんなホッとしたのか、またボールが繋がるようになりましたし、本当に良かったです」

    Q:山村和也選手が入って3バックになって、楽になったというか、やることがハッキリしましたか?
    「そうですね。失点してから長崎も前に人数を掛けて攻撃してきました。カズヤ(山村)が入ったことによって、それが緩和されたというか、多くの人数で守ることが出来たので、良かったと思います」

    ■山口蛍
    Q:やっと連戦終わったという感じ?
    「試合はずっとやっていたいというところもあるので、どうかなって感じです。でもみんなが休めるのは良いんじゃないかなと思います」

    Q:疲れは溜まってない?
    「試合間隔が空く方がリズムが合わないと思うので、試合を続けている方が良いかなと思います」

    ■福満隆貴
    「先制点が取れたのは大きかったです。アウェイ2連戦を引き分けていて、今日は絶対に勝たないと上との勝点が開いてしまう一戦で、また連戦の最終日で、ホームですし負けられないという気持ちがあったので、勝てて良かったと思います。
    積極的に仕掛けたりボールを受けたりは心がけてやっていましたけど、それが得点につながらなかった部分など、まだまだ反省しないといけないところはたくさんあったと思う。チャンスはありましたし、そういう中で結果を出していかないといけないのかなと思います」

    Q:後半苦しい時間帯もありながら勝ちきりました
    「失点してしまったので…。ゼロで抑えて勝ちたかったですけど、最後まで集中して、2-1になってからカウンターで1点取れて、あの1点が本当に大きかったと思います。
    1点取られてからも崩れることなく、もう一回集中しなおして、そこから失点することがなかったのは良かったと思います」

    ■松田陸
    松田
    「前半何本も良い形を作れていて、その良い時間帯の中で点が取れたので良い試合の運び方は出来たと思います。ヨウイチロウ君(柿谷)の個人技ではありましたけど…上手いなと思いましたけど、ああいう時間帯に点が取れて、2点目もマル君(丸橋)のフリーキックで、欲しい時間帯に点が取れたのが良かったと思います」

試合後記

  • 子どもの日の今節。圧巻のゴールショーで11連戦ラストを勝利で飾る

    子どもの日の今節。セレッソ大阪がホームにV・ファーレン長崎を迎え撃った一戦は、スタジアムに詰めかけた多くの少年少女たちに夢を与える素晴らしいゴールが数多く生まれた。

    最初に魅せたのは、桜の背番号8・柿谷曜一朗だった。前半30分。自らのディフェンスで徳永悠平からボールを奪うと、高木俊幸のリターンパスを受け、左サイドを突破にかかる。足裏でボールを転がし、対応に来たDFをフェイントで抜き去り、GKと1対1の状況を作ると、落ち着いて逆サイドへ流し込んだ。“これぞ柿谷”と呼べる技術が詰まった、流れるようなフィニッシュに、スタジアムは大歓声に包まれた。

    次に観衆を魅了したのは丸橋祐介。37分、柿谷の仕掛けから得たFKを蹴ると、ボールはスピードを上げて鋭い弧を描き、“ここしかない”コースに吸い込まれた。打った本人も驚き、セレッソベンチも総立ちとなる、まさにワールドクラスと呼べる一撃だった。

    雨が降りしきる中、前節の名古屋グランパス戦で、セレッソはシュート11本を放つもゴールを決め切ることができなかっただけに、チームもサポーターもフラストレーションを溜め込んだが、この2つのゴールはそういった思いを吹き飛ばす見事なゴラッソだった。

    セレッソ2点リードで迎えた後半も、最初にチャンスを作ったのはセレッソ。53分、柿谷が右サイドへ展開すると、そのまま前へ走り込んで松田陸の鋭いクロスに合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。すると、直後の54分。長崎に1点を返される。ここからしばらく、セレッソは長崎の猛攻を耐える時間帯が続いた。58分、ここが勝負所と見た長崎の高木琢也監督が投入したファンマに起点を作られ、再三、ピンチを招いたセレッソだったが、70分のファンマのシュートもマテイ ヨニッチが顔面で防ぐなど、瀬戸際で体を張って同点弾は許さない。

    相手に傾いた流れを変えるべく、72分、尹 晶煥監督が動いた。柿谷と福満隆貴を下げ、水沼宏太と山村和也を投入し、システムを5-4-1に変更する。守備を分厚くし、長崎の攻撃に対応するとともに、カウンターを狙う戦術に切り替えると、指揮官の狙いが的中。長崎の攻撃の勢いを止めることに成功し、86分には、試合を決定付ける3点目を奪った。キム ジンヒョンのキックにヤン ドンヒョンが競ると、長崎DFのクリアが不完全となり、こぼれたボールを拾った高木が縦に仕掛ける。DFを引きつけて中へ切れ込むと、逆サイドから走ってきた水沼へラストパス。これを水沼が冷静に決めて、勝負あり。終了間際にはキム ジンヒョンにスーパーセーブも飛び出したセレッソが、3-1で長崎に勝利した。

    直近のリーグ戦、アウェイでの2試合はともに引き分けに終わったが、この引き分けを価値あるものに変えるためにも、ホームに戻った今節、セレッソはどうしても勝点3を獲る必要があった。ゴールデンウイーク中、唯一のホームとなる一戦に集まった観衆は、今季最多の29,845人。多くのサポーターの前で華々しいゴールショーと泥臭い守備を披露したセレッソが、11連戦の締めくくりを勝利で飾り、4位に浮上した。

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