2018明治安田生命J1リーグ
第16節第1日

2018.7.18

清水エスパルス

ファン ソッコ (11')

北川 航也 (28')

クリスラン (67')

3

AWAY

FULL TIME

0

2-0

1-0

セレッソ大阪

IAIスタジアム日本平

9,782

監督コメント

「長い中断期間があって、再開初戦になりました。多くの方々にスタジアムまで足を運んでいただきましたが、勝利できずに申し訳なく思っています。気持ちとしては、初戦からしっかり勝って、連戦をこなそうと思っていましたけど、清水の選手たちはもっと準備できている姿を見せていました。もう一歩、走って、もう一回、動き出す。そういう姿が僕らの選手たちより(清水の方が)上回っていたので、こういう結果になったと思います。僕らもすごくいい選手たちが揃っていますけど、少しの油断と少しの心の余裕を持ってしまうと、こういう結果になるのだと改めて感じました。こういう暑い天気だと、こういう失点の仕方は力を出せなくなってしまいます。もう一回、修正する必要があります。でも、選手たちは最後まで諦めずによく戦ってくれました。きっと、我々の選手たちはうまく修正して、次の試合はいい姿を見せることができると信じています。選手たち全員を信じて、ハードなスケジュールをうまく乗り越えていけるように頑張ります」

Q:今日は杉本健勇選手とヤン ドンヒョンの2トップから始まり、途中から清武弘嗣選手がトップ下に入り、最後は杉本選手と山村和也選手の2トップになりましたが、今後につなげていけそうな部分はありましたか?

「試合が続きますので、まずは体力的な部分を考えました。そして、変化を付けてくれると信じて、攻撃の選手たちを途中から起用しました。結果は負けてしまいましたが、今日の試合で、これからどうやって試合をすればいいか、改めて考える機会になったと思います。もちろん、結果は残念でしたが、これをきっかけに、もっと発展することができればいいと思います」

選手コメント

■杉本健勇
「試合が終わってからみんなで話をして、何が悪かったかということは一致しました。前半は特に自分たちのリズムをまったく作れなかったし、セカンドボールも拾われていました。でも、そういう時でも耐えることも大事。誰が悪いとかはないですけど、前も後ろも、一歩、遅れていました。ボールの動かし方も、前半は良くなかった。うまく修正できませんでした。後半は少しリズムも出てきてチャンスはあったんですけど、そこで決め切れなかったことも敗因かなと思います」

Q:状況を打開するために、今日はいくつか攻撃の形を試していましたが、軸としてプレーしていくで、現状をどう捉えていますか?
「もちろん、試合によって誰が出る、出ない、ということはありますけど、去年も僕は一人で取ったゴールはない。自分ひとりでは何もできないし、去年も仲間がチャンスを作ってくれていた。仲間が生きて、僕も生きると思っています。そういったところでは、僕の感覚では良くなってきている。今日もチャンスがあって、そこで決め切れなかったことはダメですけど、フィーリングや感覚は、前よりも合ってきているので、この連戦でどれだけそれを結果として表せるか。今日は完敗ですし、逆にここまでやられて、切り替えるしかない。引きずっている暇も時間もないので、次に期待してもらえたらなと思います」

■ヤン ドンヒョン
「試合の入りからセカンドボールを拾えず、相手に主導権を握られてしまい、攻撃に出ても奪われてカウンターを食らい、難しい試合になってしまいました」

Q:攻撃面について振り返ると?
「周りとのコミュニケーションが必要なのですが、瞬間、瞬間の状況でコミュニケーションを取らないといけない場面で言葉が通じなくて、うまくできていないこともあります。もっと呼吸を合わせていかないといけません。僕は今年から新しく加入したので、みんなのスタイルに合わせようとしているのですが、うまく自分の持ち味を出せていない部分もあります。クロスに合わせるタイミングや、飛び出した時にボールが来るかどうか。やっぱり、自分のタイミングではなくみんなに合わせようとしているので、少しズレができているところはあります。もう少し修正する部分が必要です」

■山口蛍
Q:思うような試合にはなりませんでしたが、その要因についてどう考えますか?
「試合の入りから、相手の方が勢いよく入ってきていた。自分たちより出足も相手の方が速かった。単純に、まず相手より走れなかったことが大きな敗因だと思います。暑さは相手も一緒なので、それは言い訳にはなりません。その中で、自分たちはボールを握るのか、守備をするのか、そこはもう少し擦り合わせていかないといけないなと思います。去年もここで負けているし、そこはどうにかしないといけないけど、試合はすぐに来るので。しっかり今日の修正点をみんなで改善して、次に引きずらないようにして、次は勝って、また軌道に乗りたいと思います」

Q:チームとしては、サイドから攻めるのか、真ん中から攻めるのか、少し迷いがあったというか、擦り合わせていかないといけない?
「真ん中から崩したい選手もいる中で、チームとしてはサイドから、という狙いもある。どっちがいいかは分からないけど、試合の中で、サイドから攻めるにしても、真ん中から攻めるにしても、もっとうまく攻めないといけない。今日の後半にしても、横に動かしてクロス、という単調な形になってしまった。相手が崩れるような揺さぶりが今日はできなかった。そこはもう少しうまくやらないとダメだなと思います」

Q:今の話にも重なりますが、出るメンバーの特長に合わせて攻撃を作っていくことが必要?
「誰がスタートから出るのかは監督が決めることだけど、その選手に合った攻撃の仕方はあります。今日だったら、2トップが大きくてヘディングが強いから、サイドからクロスを上げる形はいいとは思う。その中で、ずっと失点ゼロで進めば、何かしら変化を加えることもできる。今日みたいに先に失点して、2点目を取られると、自分たちがリスクをかけて点を取りにいくしかなくなる。そうなると、カウンターからピンチも招くことも増える。まぁでも、相手も研究しているなと感じたし、真ん中は締めていたという印象もある。そうなると、もう少しサイドを使うことも必要だし、真ん中を崩すにしても、もっとうまく使えたと思う。それは試合の中でコミュニケーションを取ってやるしかない」

■高木俊幸
Q:苦い古巣戦になってしまった?
「今日はアウェイで来たんですけど、スタジアムに飲み込まれたというか、清水のホームの力、怖さを体感したなと思います」

Q:ベンチから見ていても、相手は最初からガンガン来ていた?
「そうですね。相手は最初からガンガン来ていたし、自分たちは嫌なところを突かれて、なかなか自分たちのリズムにならないうちに失点を重ねてしまった。なかなかそれを跳ね返す力を今日は出せなかったです」

Q:久しぶりの仲間との再会については?
「当時とは変わっているけど、石毛や北川、金子や白崎とか若い選手たちは、自分がいた時に入ってきた選手たち。金子とかは当時は出ていなかったけど、今は自信を持ってチームを引っ張っている。そういう姿を見ると、刺激は受けますね」

■山村和也
Q:どういった気持ちで試合に入りましたか?
「負けている状態だったので、どうにか1点を返していこう、という気持ちで入ったんですけど、なかなか形を作れずに終わってしまったかなと思います」

Q:杉本健勇選手との2トップでしたが?
「その形は去年からやっているので、そこまで不安はないですし、しっかり試合に勝てるように、準備したいと思います」

Q:今日の試合全体については?
「清水は最後まで走り切って、ボールに一人ひとりが行っていたことが今日の結果につながっていたと思うので、その部分をセレッソももう一度やっていくことが必要。ワンツーについて行ったりとか、暑い中ではきつい作業ですけど、そういう部分はしっかりやっていかないと、試合に勝つことは難しい。そこは見詰め直してやりたいと思います」