2019JリーグYBCルヴァンカップ/Cグループ
第6節第1日

2019.5.22

セレッソ大阪

ソウザ (06')

ソウザ (71')

2

HOME

FULL TIME

0

1-0

1-0

大分トリニータ

ヤンマースタジアム長居

6,237

監督コメント

■ロティーナ監督
「ある程度、予想していたことが起こった試合でした。大分はプレーがうまいチームで、プレッシャーをかけるのが難しい相手です。前からのプレスがうまくハマった時間帯もありましたが、プレスを壊されて、そこから攻められることもありました。ただし、それでもリトリートできて、ゴール前の守備は安定していました。チャンスも多く作れたと思います。もっと決めるチャンスもありましたが、ソウザのFKとハーフェーラインからの素晴らしいシュートが決まって、勝利を収めることができました。プレーオフステージに進出することができたことで、リーグ戦でプレーする機会が少ない選手たちがまたプレーする機会を得たことは、とてもいいニュースだと思います」

Q:ここ数試合、リーグ戦では先発から遠ざかっているソウザ選手ですが、今節の内容も含め、彼のいまの状態をどう考えていますか?

「ソウザのポテンシャルの高さは全員が分かっています。特に球際において、攻守両面の、ほぼ全ての戦いに勝つことができる選手です。確かに最近はリーグ戦ではあまりプレーできていませんが、チームの中でどういうふうに彼を生かすか、彼を生かせる場所はどこか、探りながら、チームとともに成長している段階です。リーグ戦でプレーしていない選手が一番やるべきことは、こういう試合で、「自分がここにいるんだぞ」ということを示すこと。その意味で、今日のソウザは素晴らしかったと思います。ゴール以外でも素晴らしいプレーをしたと思いますし、他の選手にとっても、いい模範になっていると思います」

Q:今季のルヴァンカップのグループステージは、初戦の逆転負けから始まりましたが、そこから3勝2分で首位通過を決めました。そういった結果以外にも、内容も収穫があったと思いますが、グループステージを総括すると?

「カップ戦をうまく活用することができたと思います。リーグ戦ではプレー機会の少ない選手たちがプレーしましたが、カップ戦という機会を利用して、チーム全体が成長できたと思います。ここからはトーナメント方式に入っていきますが、選手にとっても観客の皆さんにとっても、よりワクワクする戦いが待っていると思います。というのは、トーナメントというのは、1発勝負で魅力的な試合になる可能性が高いからです」

選手コメント

■ソウザ
Q:1点目のFKはブレ球ですか?

「誰かに当たったのかも知れませんね。いずれにしても、今日は2点を決めたので、今日の夜は最高ですね(笑)セレッソでプレーできて、本当にうれしく思っています」

Q:前節の名古屋グランパス戦のFKは、片山瑛一選手に当たって片山選手のゴールになりましたが、今節のFKはソウザ選手のゴールになりました。

「ハハハ(笑)前回は、パスでしたから(笑)冗談です。いずれにしても、大事なことはチームの勝利なので、今日はチームが勝てて良かったです。最近の試合では、大阪ダービーを除いて結果も出せているので、引き続き、いい練習をしていきたいと思います」

Q:2点目は特に凄かったですが、狙い通りですか?

「相手のGKが前に出ていることは分かっていたので、試合前から、空いていたら打とうと思っていました。ホームで大分と戦ったリーグ戦の試合でも、自分は試合に出ていないのですが、GKが出ている印象がありました。真ん中でファウルがあって、見たらチャンスかも知れないと思って、打ちました。神様のおかげもあって、決めることができました。ペレでも決めることができないようなゴールを自分が決めることができました(笑)一生、心に残るゴールになりました。特別なゴールですね」

Q:ここ数試合、リーグ戦では出場機会が少ないですが、「ここで力を見せつける」という気持ちもありましたか?

「そんなことはないですね。自分はどの試合でも、こんな感じでプレーするタイプなので。出た試合でいつもチームの勝利に貢献できるようにプレーしています。(リーグ戦で出番が少ないことは)監督の判断なので、リスペクトしないといけません」

Q:試合後のインタビューでも話していましたが、チームとして狙うはタイトルですね。

「セレッソが名門クラブになるためには、どんな大会でも優勝を目指さないといけません。
自分がプレーするときはいつも、勝利、前進するためにプレーしています。セレッソにもそれを求めています。自分たちのチームには質の高い選手もいます。タイトルを目指すためには、前進しないといけないですし、勇気を持ってプレーしないといけません。勝つためにチャレンジすること、これからも、それを求めていきたいと思います。あとで(今日のスーパーゴールに対する)商品を下さいね(笑)」

■圍謙太朗
Q:無失点での勝利を振り返ると?

「GKとして、(2点を先制しながら追いつかれた)前節が本当に悔しかった。勝てるゲームを守備陣で落としたような気持ちを持っていたので、今日は絶対に(失点)ゼロで抑えようと思っていました。グループステージ突破のためには引き分け以上で良かったのですが、そういう気持ちは一切なく、この試合に集中して、失点ゼロで抑えれば、点は取ってくれると思っていました。そういった強い気持ちを表現できたと思います」

Q:後半、判断よく飛び出してピンチを防ぐシーンもあったが?

「相手が速いのは分かっていましたし、ずっと警戒していました。裏に出た時点で、ヨニッチが届くか届かないか、だったんですけど、(ヨニッチが)触れなければ右に行けていましたし、触ったので、左に行きました。どっちにしても、相手より先に行けていたと思います」

Q:集中していたからこそ、だとも思いますが?

「そうですね。今日が、今までの試合で一番、練習通りでした。昨日の夜とかイメージトレーニングをしていても、今日の試合で起こりそうなこと、相手がやってきそうなことを練習に取り入れてくれていたな、と。ノブさん(武田亘弘GKコーチ)は僕には言わないですけど、『自分で感じろ』ということだったのかなと思うので、ありがたいなと思います」

■田中亜土夢
Q:グループステージの首位通過が決まりましたが、グループステージを総括すると?

「ルヴァンカップはリーグ戦に出る機会の少ない選手が多くプレーしましたが、チーム全体として、いいパフォーマンスも多く、いいグループステージになったのではないかと思います」

Q:幸先良く先制して、ある程度、思い描いていた試合展開になったのでは?

「そうですね。まず、大分にはアウェイで負けていたので勝ちたい気持ちは強かったです。『勝ちにいこう』というところから試合に入って、いい形でプレスもハマったり、連動して動けました。攻撃のときも、いいポジショニングでサポートして前に運べたり、僕も含めて、裏へのチャンスもありました。その中で、セットプレーから先制して自分たちに流れを持ってくることができて、2点目も入りました。失点ゼロで抑えたことも大きかったです。初戦は、失点してから一気に勢いが相手にいきました。そういうイメージもあったと思うので、そうはしたくないと。1点目が入った後も、2点目が入った後も、『もう一回、ここからやるぞ』ということはみんなに伝えましたし、みんなもそういう気持ちで試合に入ったと思います。チーム全体で、ピッチの中でしっかり喋りながらできたと思います」

Q:直近のリーグ戦ではガンバ大阪に負けて、もう一度、流れを作るためにも大きな勝利になったと思いますが?

「そうですね。また流れを作るためにも今日の勝利は必要でしたし、『ここで勝って、次のリーグ戦につなげたい』という気持ちはみんなが持っていたと思います。あとは、平日にもかかわらず多くのサポーターが来てくれましたし、その中で勝利を届けることができて、笑顔で帰ってもらうことができたと思います。こういう試合を続けていきたいと思います」