2018JリーグYBCルヴァンカップ
準々決勝 第1戦

2018.9.5

湘南ベルマーレ

松田 天馬 (28')

梅崎 司 (70')

金子 大毅 (75')

3

AWAY

FULL TIME

0

1-0

2-0

セレッソ大阪

Shonan BMW スタジアム平塚

5,896

監督コメント

■尹晶煥監督
「昨日、大きな台風がありまして、大阪も大きな被害を受けました。そういった中でも、今日、遠くまで足を運んで下さったサポーターの皆さんにこういった試合を見せてしまったことを申し訳なく思います。多くの話はできません。あともう1試合残っていますので、盛り返して、しっかりと勝てるように頑張ります」

Q:前半から再三サイドのスペースを突かれて、後半の2失点にも直結してしまったが?
「相手のスピードに崩されてしまったと思います。その部分に関しては、もう一回、考える必要がありますし、まず運動量で走り負けてしまったことで、こういった結果につながったと思います。次の試合では勝てるように、いい準備をします」

Q:コンディション面での難しさもありましたか?
「アウェイでの浦和戦をこなして、大阪に戻り、もう一回、アウェイに来ることの難しさはありましたけど、十分、休みも取れたと思います。ただ、今日の試合を見ていると、やはり体力的な負担はあったのだと思いますし、試合の運び方もよくなかったと思います。全ては僕が決めますが、選手たちのいろんな部分をしっかりと考えて決めないといけなかったのですが、そこに関して少し安易な部分があったと思います」

Q:前半、前からプレスに行かなかった部分も多かったように見えたが?
「行かなかったわけではないですが、連動性がなかったですし、ワンテンポ、もしくはツーテンポ遅くなってしまい、相手に簡単に進入を許してしまったと思います。そういった部分をもっと意識して試合に入らないといけなかったのですが、少し疎かになってしまいました。選手たちは行こうとしていた部分もありますが、お互いの距離が離れてしまったことで、追っていくことに関して後手を踏んでしまったと思います。相手のスピードに追い付けなかった部分もあると思います」

Q::直近のリーグ戦の浦和戦では、前半の入りは悪かったが、後半になってよくなった。今日も前半の内容はよくなく、後半に変わると期待したが、あまり変わらなかった。浦和戦と今日の違いは何でしょうか?
「浦和戦に関しては、体力的な部分で浦和を上回っていました。今日に関しては逆のパターンになってしまいました。相手は粘り強く守備をしていたので、そういったところで我々の選手は弱さを見せてしまった。もっと強くなる必要がありますし、もっと賢くプレーする必要があると思います」

選手コメント

■木本恭生選手
「0-1で負けている場面で『前から行け』という指示があったのですが、自分たちが相手に裏を取られてしまって、2点目のシーンも自分が梅崎選手に走り負けてしまったので、サッカー以前の問題で、走り負けたことが今日の結果につながったと思います」

Q:全体的に体に重さがありましたか?
「相手が勢いよくプレスをかけてきたときのボールの回し方に課題も残りました。今まで、ここまで前からくるチーム(との対戦)がなくて、自分たちのボールの回し方に工夫がなく、相手のペースになってしまいました。守備もそうですけど、攻撃でのボールの回し方、サポートの仕方をもう少し考えないと、ああいうカウンターを受けてしまう。失い方が悪いところからの失点が多かったので、そこはもう少し考えないといけません」

Q:試合終盤は前線に上がっていたが、FWでのプレーはプロになって初めてでは?
「プロに入ってからは初めてですけど、あの時間帯でのやることは分かっていたので。1点を取れればよかったですけど、その期待に応えることができなくて残念です」

Q:ホームでの第2戦に向けて
「難しい点差ですけど、試合後はサポーターもブーイングをせず、ああいう(励ましの)声をかけてくれたので、その人たちのためにも頑張らないといけません。少ない可能性かも知れないけど、少しでもチャンスがある限り、その可能性を信じて、全力でやりたいと思います」

■片山瑛一選手
Q:サイドを使われてしまう場面も多かったですが、相手の出足の良さを感じました?
「そうですね。相手の前への推進力というところで、先手を取られてはいけないところで取られてしまった。全体としてのポジショニングも、もっと声を掛け合ってやっていく必要がありました。しっかり反省して、自分たちのよかったときを思い返して、自分自身も、強みに立ち返ってやらないといけないと思います」

■マテイ ヨニッチ選手
Q:厳しい結果になってしまいましたが、今日の試合を振り返ると?
「スコアの通りですね。守備としても攻撃としても、全然ダメでした」

Q:1失点目、2失点目とヨニッチ選手が前に出たところで、相手にそのスペースを突かれてしまったように思います。ヨニッチ選手がいろんなところをカバーしないといけない状況になったとも言えますが、全体的に守備が後手を踏んでしまったと思います。そのあたりの原因をどう考えますか?
「おっしゃる通りですね。特に誰かのせい、というわけではなく、全体的に守備がよくなかった。守備陣としては、誰かが止めに行ったら、誰かがカバーリングしないといけないのですが、3バックのコミュニケーションもうまく取れませんでした。ただ、守備だけではなくて、攻撃もダメでした。今日は簡単なパスミスが多かったですね。相手に簡単にボールを渡してしまうと、相手の攻撃は速いので、守備も困難になりますし、なかなか対応しきれません」

Q:中3日でホームでの第2戦がありますが、修正は可能でしょうか?
「時間はないのですが、今日の敗戦にこだわらず、切り替えるのみですね。次の試合、3、4点差で勝たないと次に上がれないので、この3、4日間で全てを尽くして、いい準備をしないといけません」

■オスマル選手
Q:厳しいスコアになりましたが、今日の結果をどう捉えていますか?
「非常に残念です。試合前から、アウェイで得点を挙げれば優位になると分かっていたのですが、結局、それができなかった。今日は相手を崩してチャンスを作るシーンも少なかったのが、何よりも残念です。次の試合まで時間は短いのですが、今日の試合をきっちり分析して、切り替えないといけないと思います」

Q:カウンターを受ける回数が多かったですが、その前段階として、パスがつながらずにボールを失う回数が多かったようにも思います。相手のプレスはきつかったですか?
「そうですね。私も同感です。パスがつながらなかったこともそうですけど、気持ちの切り替えも含めて、今日はリズムに乗ることができませんでした。この前の浦和戦では、失点してから、息を整えて、もう一回切り替えてやろうという気持ちがあったのですが、今日の試合は一人ひとりのボールへの反応が悪かったです。それが今日の敗因です。例えを挙げると、自分たちはゆっくり走っているオートマの車で、相手はマニュアルでギアを上げていきました。プレースピードやボールへの反応の差が、大きな敗因だと思います」