スルガ銀行チャンピオンシップ2018 OSAKA

2018.8.8

セレッソ大阪

0

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FULL TIME

1

0-1

0-0

インデペンディエンテ(アルゼンチン)

S.ロメロ(28')

ヤンマースタジアム長居

レポート

監督コメント

■アリエル オラン監督
「皆さん、こんばんは。今日の試合は、特に前半、インデペンディエンテの方が全ての部分で支配していたと思います。ボールコントロールだけではなく、スペースも含めて、試合運びは我々が考えた通りでした。とにかく支配していました。セレッソも何とかしようとしていましたが、自分たちのマーキングがしっかりできていて、相手にチャンスは与えなかったと思います。後半はいくつかの危ない場面もありました。もう一つは、スタミナ切れで疲れも出てきました。そこで、セレッソのモチベーションが高くなったかも知れません。特に、2つの危ないCKがありましたが、ウチもしっかりとマークしていたから大丈夫でした。ウチの得点は、よくマークから逃げて、決めることができたと思います」

Q:監督の目から見て、前後半では何が違ったのか?後半は疲れも見えて、スペースが空いて、セレッソに攻め込まれていたように見えたが?
「先ほども話したのですが、後半になって疲れが出て、スペースが空いた。その通りだと思います。ただ、どう違うかを根本的に言えば、前半はウチがボールをキープして、支配をしていました。後半は、最初の10分はまだよかったのですが、その後はスタミナが切れて、疲れが出て、セレッソが強く出てきました。その時は、ボールを持っている時だけではなく、ディフェンスの面で試合をマネジメントしないといけなくなりました。ボールを持っていない時のプレーの仕方を考える必要がありました。交代もしたのですが、交代メンバーが入っても、前半のようにコントロールできませんでした。そうすると、他のオプションを考えて、どう交代させるかを考えたのですが、そこに当てはまる選手がいなかった。そういう課題がありました。セレッソが特にクロスボールなど、いくつかのチャンスを作りました。幸い、入らなかったのですが、そういうピンチを作らせないようなゲームマネジメントをしないといけませんでした。もう一つ、精神的な面も大きく影響したと思います。ウチはアルゼンチンから旅に出て、カップを持って帰る夢を抱いて日本に来ました。ただ、試合が始まると、気持ちのコントロールは難しい。いくらベテラン選手でも、いろんなカップ戦にたくさん出ていても、その一つの試合が始まり、終わるという物語があります。どれだけインデペンディエンテにとって今回のカップ戦が大事だったのかということは、日本の皆さんに話しても分からないと思います。インデペンディエンテにはいろんなライバルクラブがあるのですが、どこのライバルクラブにも負けない、という伝統や、ライバル意識があります。ここに来て、カップを持って帰らなかったらどういう顔をすればいいのかという問題が実際にあります。サッカーの環境が日本とアルゼンチンでは全然違うと思います。その感覚はどう伝えればいいのか分かりませんが、責任感もあって、それがプレッシャーにもなって、気持ちのコントロールをするのが大変だったというところが実際のところです」

■尹晶煥監督
「スルガ銀行チャンピオンシップは初めての経験になりました。残念な結果になりましたが、我々の選手は新しく入ってきた選手が多かった中で、よく対処はしてくれたと思います。ただ、前半は試合に慣れていないような姿があって、その状況で失点してしまいました。そこでうまく耐えて、うまく時間を効率よく使えばよかったのですが…。もちろん、相手が強かった部分もありますが。足の速さ、ボールを回すスピードなど、うまかったですが、我々もそれに慣れて、いい姿を見せることもできたと思います。ただ、我々は得点できずにこういう結果になってしまいました。選手たちは最後の最後まで頑張ってくれたと思います。交代で入った選手たちも、最後まで諦めずに走る姿を見ることができたと思います。続けて試合はありますので、これを次の試合につなげることができればいいのではないかと思います。大勢の方々に足を運んでいただいたにも関わらず、このような結果が続いてしまい、申し訳なく思います。前を向いて走っていけるように頑張ります」

Q:試合開始から5バックにした狙いと、後半を見ると、普段どおりに4バックで戦っていても十分、しっかりとした戦いはできたと思うが、振り返って、何か思うことはありますか?
「最初から4バックで出ていたら、相手のスピードに追い付いていけなかったと思います。なので、まず守備の部分を考えました。リーグ戦では4バックですが、今日はそういう考えを持って戦いました。後半に関しては、5バックでも十分、いい戦い方ができると信じて戦いました。選手たちも多くのチャンスはなかったのですが、そういう場面を見せることもあったと思います。今日、すごく選手たちはいい姿を見せてくれたので、次のリーグ戦でも考えることができると思います」

Q:直近のリーグ戦から11人全員を入れ替えることはリスキーだとも思うが、監督の考えていた収穫は得られましたか?リーグ戦をどう立て直していくお考えでしょうか?
「今、チームを立て直すためにすごく努力しています。選手たちもよく理解していると思います。今日は11人を総入れ替えしたと言えますが、ただし、リーグ戦にずっと出場していた選手もいたので。新しく入ってきた選手もいました。ただし、全員に動機付けはしっかりできたと思います。もちろん、それがうまくできた選手もいたと思いますし、そうではない選手もいました。次の試合でどういうメンバー構成をするのか、見せてくれた試合だと思います。チームを立て直すために最善の努力をしていますけど、この雰囲気を早く切り抜けていくためには、個人、個人の精神的な部分、つまり、メンタル的な部分を変えないといけないと思っています。まだまだチャンスはあると思っていますので、もう一回、元気を出してやっていきたいと思います」

Q:確認ですが、一つ目の質問の答えの最後の部分、「次のリーグ戦でも考えることができると思います」というところは、システムなのか、選手なのか。

「今日、使用した5バックシステムも考えられますし、今日、試合に出たメンバーで、(次の)試合に入れる選手もいたと思います」

選手コメント

■オスマル選手
「前半に関しては相手の寄せも速かったですし、こっちもすごく走っていた分、攻撃にパワーがなくて結構ボールを失った感じはありました。後半に関して言えば、逆で、ウチが前からプレスをかけることができて、チーム全体で前に行けて、ボールを失ってもそこからプレッシャーをかけることができたので、前に行けるようになったと思います。前半は結構ボールを失って怖がっている部分もあったと思いますが、もっと後半のように前から行ければ、前半も絶対に違ったと思います。そこまで走らされないで、堂々ともっとやれたと思います」

Q:スタートの形がいつもと違いましたが、そのあたりに関してはいかがでしたか?
「前半に関しては、いつとはシステム変更をして、慣れていない選手もいる中で、戦術理解に迷いが出た選手もいたと思います。そういうところもあり、前半のようにちょっと良くないところが出てきたと思います」

Q:相手もうまかったですが、前半は少し受けに回りすぎたのでは?
「向こうは南米チャンピオンですので強いですし、自由にやらせたら自信を持って色んなことをしてきます。特に前半で言えば、向こうはすごく自信を持ってボールを動かしてきていたので、そこにもうちょっとプレッシャーをかけられたら、違った展開になったとは思います」

Q:リーグ戦とは違う試合で、メンタル面で切り替えるキッカケになりましたか?
「今日の試合に関して言えば、自分たちは切り替えてやって、自分たちの力を証明して、それを次のリーグ戦に持っていければよかったですけど、残念ながら結果が出なかったので…。自分たちで持ち帰って、監督とみんなで話し合って解決していくしかないですね」

■山下達也選手
「ちょっと相手を過大評価しすぎて引き過ぎちゃった。引くというゲームプランだったので、失点してしまったのは勿体なかったです」
Q:失点以外は崩されている感じはしなかったが
「上手く行けていたのですけど、前半からもうちょっと前からガンガンに行ってもいけたんかなという後悔はあります。
後半はチャンスもあったし、リーグ戦に上手くつなげていければ良いです」

■秋山大地選手
「勿体ない失点だけで負けたので悔しい気持ちはすごくあります」
Q:前半すごく持たれていましたが?
「前半は、相手がどれくらいのレベルかというのを解っていなかったので、少し引きすぎたかなという事にはなりましたが、あの流れの悪い中で1失点で抑えたというのは、まだ良かったですが、その後に点が入らなかったのは課題かなと思います」

Q:後半は修正されましたね
「負けている状況だったので、もっと前に行こうとみんなで話し合って、ソウザとかが出てきて前に前にという気持ちが強くなって良いプレーが出来たかなと思います」

Q:惜しいパスがありましたね
「そうですね。決めてほしかったです」

Q:手応えは?
「手応えも結構ありましたが、勝たないと意味ないし、次に切り換えて、次に繋げるようにしていきたいです」

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