2019JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ
第1戦

2019.6.19

FC東京

永井 謙佑 (43')

1

AWAY

FULL TIME

0

1-0

0-0

セレッソ大阪

味の素スタジアム

5,943

監督コメント

■ロティーナ監督
「拮抗した試合でした。アウェイゴールを取りたかったんですけど、いくつかチャンスがあった中で、1点を奪うことができませんでした。東京も、2点目を奪うチャンスは何回かありました。基本的には、試合の内容は、最近のリーグ戦と同じで、ボールをうまく動かしてチャンスは作れていた試合でした。結果としては、すごく悪いわけではないけど、いいわけでもない、という試合でした」

Q:負けはしたが、最少失点に留めたことで、第2戦に向けてポジティブな面もありますか?

「結果以外に、内容としても、今日はリーグ戦から選手をローテーションして臨んだのですが、プレー面で、同じようにプレーすることができた。ということは、リーグ戦で出場機会の少ない選手たちも、普段からいいトレーニングができているということ。そういう部分では、今日の試合もポジティブに受け止めています」

Q:リーグ戦(J1第13節)での対戦時と比べて、今日のFC東京をどう感じたか。

「この前の試合も苦しみました。その中で、我々がチャンスを決めた。ただし、相手にもチャンスはありました。とても拮抗した、という意味では違いはなく、大きな差は感じませんでした。違いがあるとすれば、この前の試合は我々が1点を取った、今日の試合は彼らが1点を取った。基本的には、似た試合だったのではないかと思います」

選手コメント

■柿谷曜一朗
Q:拮抗した試合となったが、試合を振り返ると?

「相手の2トップにやられた、ということは誰もが思っていると思う。(相手は)日本を代表する2トップ。ただ、自分たちにもチャンスがなかったわけではないので、相手の堅い守備を何とかこじ開けたかった。ただ、(ホーム&アウェイの)2試合あるということをプラスに考えるしかない。この試合をいくら考えても取り返せないので。ホームでの第2戦に今日の相手以上に多く点を取って勝つことを目標に、チーム一丸になれれば問題ないかなと思います」

Q:その意味では、0-1というスコアは悲観し過ぎる結果ではない?

「最低限というか、最低限と考えるなら引き分けかな、とは思うけど。リーグ戦と並行してルヴァンカップがある中で、全員で戦わないといけないし、チームが一つになって勝ち上がっていかないといけない。誰が出てもいいサッカーができるように、リーグ戦では少しでも上の順位に行けるように、カップ戦ではまたタイトルを獲れるように、全員で前向きにできればいいかなと思います。今日は平日でも東京まで多くのサポーターが来てくれていたので、勝って帰りたかったけど、次はホームでできるので、そこでしっかり勝って、このゲームを無駄にしないようにしたい。次、また誰が出るか分からないけど、誰が出てもいい結果を持ち帰れるようにしたい。その前に、すぐにリーグ戦もあるので、そこでいい結果を出して、次のルヴァンカップに向けて、いい準備ができればいいと思います」

■山田寛人
Q:ピッチに送られた時の思いは?

「負けている状態でしたし、思ったより早い時間帯に出してもらえたので、1点を取りにいくことだけを考えてプレーしました。出てすぐ、チャンスもあったので、あそこは左足で打てば良かったと思います。最初のタッチはうまく入れたので、もう少しスムーズに打てるようにしたかったです。その後も何回かいい場所で受けてシュートまで行けたんですけど、J1は、打つ前の(相手ディフェンスの)寄せが速い。FC東京自体、中に人が多くて固い、ということもあったけど、時間を与えてくれない、ということは感じました。決めればもっと良かったけど、自分の中では次もやれる、という自信は付いたので、そこは前向きな収穫だと思います」

Q:チームとしても、攻撃で形は作れていたし、失点も最少失点で終われました。第2戦に望みはあるが?

「相手も決定機を何回か外していたので、そこはまだ次につながりました。あとは、ホームで自分たちが無失点で抑えて、2点以上を決めること。できる自信もあるし、チームとして、もっと攻撃の精度を上げていきたいです」

■瀬古歩夢
Q:試合を振り返ると?

「やっぱり、結果が求められる中、チームが勝てなかったことは残念です。ただ、次、またホームで試合があるので、そこで取り返せるようにやっていきたいです」

Q:試合の入りで苦しんだが、24分に瀬古選手が福満選手にフィードを通したあたりから、チームも押し返せるようになったように思うが?

「ボールを受けた時にスペースが空いていたので、まず持ち運んで、顔を上げたら空いていたので、あそこに通しました。自分自身、(フィードは)特長の一つでもあるので、それがチームに伝わって、『もっと攻撃的にサッカーをしよう』ということが伝わったのなら良かったです。横に動かすことが多かった中で、もっと縦に入れても良かったかなとも思うし、そこは次への課題にしていきたいです」

Q:U-20W杯を戦って日本に戻ってきたことで、気持ち的に変わった部分もありますか?

「Jリーグでも、U-20W杯でも、相手をしっかり見て対応していかないといけないので、その点で変わることはないですね。気持ちとしては、戻ってきて、もっともっと堂々とプレーしたい思いはあるし、見ている人にそう思ってもらえるプレーをしたい。もっともっとやらないといけないし、(シンプルに)もっと上を目指したい、という思いにはなりました」

■圍謙太朗
Q:率直に、試合を振り返ると?

「悔しい、という気持ちしかないです。勝ちたかったので。ただ、幸い、ポジティブに考えると、2試合合計で(勝ち上がりが)決まるので、次、絶対にひっくり返します」

Q:開始早々、相手のファーストシュートを止めて、圍選手自身としては、いい入りができたのでは?

「ワンプレー、ワンプレー、と考えてやっているので、入り、とかはないですけど、試合全体で考えると、結果、最初の45分が相手は脅威だった。そう考えると、何本か断ち切れた場面はあったのですが、(前半の)最後に失点したので。あそこも締めていけば、勝ちに持って行けたのではないか、という気持ちがあります。“タラレバ”はないですけど、もっともっとGKのところで結果を持って来ることができるのではないかと思います。それが(GKの)面白さなので、また成長していければと思います。落ち込んでいられないし、ポジティブに捉えて、いい課題が出たと捉えて、練習に落とし込んでいきたいと思います」

Q:FC東京時代、味の素スタジアムでプレーすることは一つの目標だったと思うが、この試合で好パフォーマンスを見せたことで、ここまで積み重ねてきたことが、一つ、形になったのでは?

「やっぱり、いい雰囲気だなと思いました。心残りだったのは、(C大阪に移籍して)1年目はメンバーにも入れず、(FC東京の)ゴール裏に挨拶に行けなかったこと。今日、行ったところで、遅いしと思って(苦笑)でも、今日、FC東京のゴール裏の前でも守って、背中で(伝える)じゃないですけど、『頑張って成長しています』という姿を見せることができたらいいと思ったので、それが伝わればいいなと思います」