2019JリーグYBCルヴァンカップ/Cグループ
第5節第1日

2019.5.8

名古屋グランパス

前田 直輝 (69')

ジョー (79')

2

AWAY

FULL TIME

2

0-2

2-0

セレッソ大阪

片山 瑛一 (15')

舩木 翔 (40')

パロマ瑞穂スタジアム

9,852

監督コメント

■ロティーナ監督
「全体的にはチームのプレーに満足しています。前半は守備も攻撃も、ボールを持ったときも、いいプレーができたと思います。セットプレーから2点を取ることができましたし、相手にチャンスも作らせませんでした。後半もより多くのチャンスを作ることができました。ゴールを決めることはできなかったですが、たくさんのチャンスを作れたことは満足しています。その中で、相手が2ゴールを決めた。後半はオープンな展開になって、よりゴール前の攻防が増えました。見ているお客さんにとっては面白い試合になったと思います」

Q:後半、よりオープンな展開になった理由について

「まず、2点をリードされている相手がリスクを冒してきました。我々は、それによって空いたスペースを使ってチャンスを作ることができました。2-0というスコアで迎えた後半としては、よく起こり得る状況だったと思います」

Q:ジョー選手が出てきてから、より脅威は増えましたか?

「よりクオリティーが高い選手が入ってくると、我々にとって、より大きな問題は起こりますが、それは普通のことです。我々は相手チームの全員をリスペクトしていますが、リーグの中でも違いを作れる選手の一人であることは確かです。彼が入ってきたことによって、彼が見せたプレーだけではなく、味方が勇気付けられた側面もあったと思います」

選手コメント

■ソウザ
Q:前半はソウザ選手のセットプレーから2点が生まれたが?

「1点目は自分のゴラッソだったね(笑)」

Q:途中で、公式記録は片山瑛一選手のゴールになりましたが?

「ナンデヤねん!(笑)でも、あれは瑛ちゃんに当たっていたね。アシストが付いて良かったよ(笑)」

Q:2点を先取した分、勝って、グループステージ突破を決めたかった思いもあるのでは?

「今日は勝ちに来たし、チャンスもいっぱい作りました。監督も、勝利を求めて自分たちを配置したと思うので、チャンスはいっぱい作れました。引き分けは悪くない結果ですが、勝てた試合だったとも思います。でも、仲間もいいプレーができたので、それに関してはうれしいですね」

Q:1試合を通して、チャンスの数は多かったですね。

「後半は、よりオープンな展開になって、互いにチャンスは多かった。両チームとも“サッカー”をやろうとしていて、見ている人は面白い試合だったと思います。自分もそういう攻めるプレースタイルなので、やっていても楽しかったです」

■舩木翔
Q:J1のカテゴリーでは初ゴールとなりました。振り返ると?

「セットプレーは、山下くんと、ヤスくん(木本恭生)か僕が入るという監督からの指示で、あの場面は、最初はヤスくんが入ったんですけど、相手の選手がヤスくんにマークが付いているということで、ヤスくんが『翔が入ってみよう』という感じでした。練習でもやっていたんですけど、ソウザがいいボールをくれて、決めることができて良かったです

Q:J1カテゴリーでの初得点がヘディングでの得点は意外でした。

「まぁ、そうですね(笑)自分自身、こぼれ球のシュートとかで決めるかな?とも思っていました。ヘディングは、高3のときに何点か決めたんですけど、ヘディングで決めるイメージはあまりないなかで、決めることができて良かったです」

Q:後半も絶妙なクロスでゴールに迫る場面もありました。

「自分の特長はそういうところにあるので、ああいうシーンをもっと作らないといけません。ああいうシーンをもっと作ることで、点が入る確率や、チームが勝つ確率も高くなります。今日はチームとしても2点を取って、自分も1点を決めることができたことは良かったですが、チームとして勝ちにつなげることができなかったのは、自分がクロスを上げる回数やシュートの回数が少ないこともあります。1本、ああいうシーンを出せたことは良かったですけど、その回数をもっと増やす努力をしていきたいと思います」

Q:チームとしては、この勝点1を最終節につなげていきたいですね。

「前半で2点を取ったので、今日で突破を決めたかったですし、勝ち切れなかったのは課題ですが、アウェイで勝点1を取れたことをプラスに捉えて、次のホームの試合を迎えたいと思います。ここまで、ルヴァンカップではホームで連勝中なので、最後は引き分け以上で突破できますが、しっかりと勝って、突破したいと思います」

Q:このスタジアムでは、今季のJ1第2節では悔しい思いをして、今日はゴールと、いろいろありますね。

「そうですね。リーグ戦では、ここで吉田豊選手に圧倒されて、悔しかった気持ちがある中で今日の試合に臨んだし、結果を残す強い目標が今日はありました。前節、歩夢がJ1リーグに出た中で、自分も戻っていかないといけないし、今日がそのスタートだという気持ちで戦いました。今日からまた変わっていけると思うし、今は自分にとってもチャンスなので、どんどん自分から発信していきたいと思います」

■片山瑛一
Q:得点場面を振り返ると?

「ラッキーだったと言えばラッキーでした。ソウザの速いキックが来たので、何とか当たって、ゴールに入って良かったです(笑)」

Q:チャンスの数や展開を考えると、勝ち切りたかったですか?

「そうですね。2-0から追いつかれる試合になったんですけど、どんなに苦しい状況になっても、後ろは踏ん張らないといけなかったです。ただ、ポジティブに考えると、チャンスも作れていたので、その部分は継続しながら、勝ちを掴みにいかないといけないですね。後半は、相手が得意とする土俵に乗っての試合になりましたけど、そこでしっかり勝ち切れれば良かったです」

Q:ジョー選手が入ってきたあたりから、相手の迫力も変わりましたか?

「流れが相手に傾いている時間帯だということは感じながらやっていましたけど、その中で、もう一度、ピッチの中で声を掛け合いながら、苦しい時間帯を乗り越えて一つになるという、もう一段階レベルアップしていければ、こういう展開になっても勝点3を取れると思うので、次への反省として生かしていきたいと思います」

Q:アウェイで得た勝点1を最終節につなげていきたいですね。

「そうですね。今日に関しては、反省するところも多々ありますが、良くなっている点も出てきているので、次の試合に向けて、次は自分たちが勝てばグループステージ突破を決めることができるので、自分たちで勝ち取りたいと思います」

■木本恭生
Q:試合を振り返ると?

「前半、セットプレーから2点を取れて、後半も優位に進めたかったんですけど、後半、相手の選手交代もあり、自分たちが下がり過ぎたというか、受け身になってしまった。あれだけ引いてしまうと、相手のクオリティーを考えると、やられてしまう。終わってからはいろいろ考えることはあるのですが、それを試合中に立て直すことが大事で、自分がもっと後ろからリーダーシップを取ってできないことは自分の弱さだと思うので、そこは改善していかないといけません」

Q:3点目を取られず、引き分けで終えたことは、次につなげていきたいですね。

「そうですね。逆転されたらグループステージの展開も変わってしまうので、最低限、勝点1を取れたことをつなげていきたいです。試合後も、みんなポジティブな声が出ていたので、切り替えて、最後の試合に臨みたいと思います」