2018明治安田生命J1リーグ
第27節第2日

2018.9.22

湘南ベルマーレ

大野 和成 (87')

1

AWAY

FULL TIME

1

0-0

1-1

セレッソ大阪

ソウザ (90'+4)

Shonan BMW スタジアム平塚

12,173

監督コメント

■尹晶煥監督
「いい雰囲気の中、いい準備をして、この試合に臨むことができました。試合開始早々に(杉本)健勇がけがしてしまい、厳しい状況にはなりましたが、代わりに入ったトシ(高木俊幸)も素晴らしい働きを見せてくれたと思います。いろんな場面で、いいシーンもたくさん作りました。守備も安定したところを見せましたが、失点シーンに関しては、出てはいけない場面が出てしまったと思います。ただし、選手たちが最後の最後まで諦めずに戦って、こういう結果で終わることができました。この勝点1を大きく考える必要があると思いますし、チャンスが来た時にしっかりと決め切れるチームにならないといけません。攻撃の選手だけではなく、守備の選手も含めて、全員がそういう集中力を持たないといけません。遠いところまで応援に駆け付けていただいたサポーターの声援に応えることができず残念に思いますが、これからも1試合1試合、高い集中力を持って、いい準備をして、試合に臨んでいきたいと思います」

Q:現在のシステムになり、ボールを握る時間が増えて、チャンスの数も増えました。ただし、そのチャンスの数に見合うゴール数がありません。もどかしさもあると思いますが、残りのリーグ戦に向けて、どういったところをさらに追求していきたいですか?
「我々は、シュート練習もしっかりやっていますし、いろんなイメージを持ちながら攻撃の練習もやっていますが、こういった(ゴールが入らない)厳しい状況こそ、もっと集中力が必要になると思いますし、さらなる反復練習が必要になります。体が自動的に反応して動くまで、練習を重ねていきたいです。すごく難しいことですが、継続して努力するしかないと思います」

Q:右肩を痛めた杉本健勇選手について。今後、彼がいない状況で、彼の穴をどう埋めていくお考えでしょうか?
「ケガ(脱臼)は2度目だと聞きました。まずは状況を見ながらになると思います。前線の選手たちもいい準備をしていますので、誰を起用するかは、しっかり見極めていきたいと思います」

選手コメント

■ソウザ選手
「自分たちは、チャレンジして、ゴールを目指して、チャンスも作ったのですが、なかなか決めることができませんでした。ただ、それもサッカーなので、あり得る展開です。全力を尽くしてゴール、勝利を目指した中で、相手に先制されたのですが、最後まで諦めずに戦った結果、同点になったと思います。今日、見せたスピリッツはすごく良かったと思います」

Q:最後の同点の場面、状況は理解できていましたか?
「いいえ(笑)突然、ボールが来て、目をぶつってシュートを打ちました」

Q:キム ジンヒョン選手のシュートの跳ね返りを決めました。
「じゃあ、彼のアシストだね(笑)彼のおがけでボールが自分の前に来たので、ありがたいね」

Q:勝点0で終わるのと、1を取るのは全く違うと思います。
「そうだね。相手は、走って、ハードワークして、戦ってくるチームです。そういった相手のホームで何とか勝点1を持ち帰れたことはうれしいです」

Q:開始早々の杉本健勇選手の負傷は、チームとしても大変だったのではないですか?
「やり方を変化しないといけなかったので、対応について、ちょっと戸惑った部分はありました。ただ、ウチのチームには、いい選手がいっぱいいます。(山村)和也は、CBもできるのですが、FWもできます。こういうときにすぐに対応してくれます。トシ(高木俊幸)もすぐに埋めてくれました。選手層に関して言えば、ウチはいい選手が揃っていると思います」

■キム ジンヒョン選手
Q:ソウザ選手の同点弾につながったのは、キム ジンヒョン選手の攻め上がりからのシュートでした。どういった気持ちで上がっていきましたか?
「前節、勝点3を取れなかったのは自分のプレーが原因なので、今日は絶対、勝点3を取りたいと思って試合に臨みました。前半は少し相手にチャンスも作られましたが、後半はそこまで相手に決定機は与えなかった。そういう展開で失点したので、これで負けたら、また悔しい思いしか残らなかったので、引き分けでも狙いにいこうという気持ちで前に上がりました。最後、同点につながって良かったと思います」

■清武弘嗣選手
「決めるところで決めないと、ああいう展開にもなります。僕もチャンスがあって、トシ(高木俊幸)にもチャンスがありました。試合自体は、ほぼほぼ、自分たちのサッカーができていたので、勝たないといけなかったと思いますし、もったいない試合になったと思います」

Q:ルヴァンカップ準々決勝で負けた相手に対し、内容では上回り、清武選手を中心にいい形で崩す場面も多かった。ポジティブな面もあったのでは?
「ポジティブな面は多かったので、次は勝ちたいですし、ACLも狙える順位にもいるので、ここが踏ん張りどころだと思います」

Q:杉本健勇選手がしばらく離脱することになりそうです。
「アイツが一番、悔しい思いをしていると思う。早く戻って来て欲しいですし、アイツがいるのといないのでは、チームは全く違う。アイツが戻ってくるまで、いい順位にいたいと思います」

Q:得点を奪うところ、あと足りないとしたら?
「精度じゃないですか。そこは僕のシュートもそうですし。今日は僕が一番、チャンスが多かったので、決められなかったのは申し訳ないですし、反省しています」

■山口蛍選手
Q:決めるチャンスは多かっただけに、悔しさも残るのでは?
「そうですね。そこをどう改善していくのか、と聞かれれば難しいですが…。今日に関しては、(杉本)健勇がケガをしてしまい、純粋なFWがいなかったこともあります。ただ、いなくてもあれだけ多くのチャンスを作れているので、いる選手がきっちり仕事をしないといけないと思います。後ろの選手はしっかり耐えているから、前の選手も後ろの選手に応えないといけない。逆に、前の選手が点を取って、後ろの選手が耐え切れない試合もありました。今は後ろの選手がしっかり踏ん張っているから、前の選手が応えないといけない番かなと思います」

Q:前節、今節と、山口選手のカバーが光ります。コンディションも良くなってきましたか?
「そうですね。W杯が終わって、気持ちの面も含めて難しい時期もあったけど、ここ何試合か、攻守に納得できるパフォーマンスは出せていると思います。チームに結果が付いてきていないので、もどかしさもありますが、個人的にはいいプレーができていると思います。それをどうチームに還元していくかが大事。もっといいパフォーマンスをしていくことが、チームにとっても大事だと思います」

Q:勝点1取れたことは大きかったのでは?
「内容が良くて、でも、自分たちのミスで失点して。これで負けたら気持ちも落ちてしまうので、それを全員で取り返せたのは大きかったと思います。(失点につながるクリアミスをした)リク(松田陸)も落ち込んでいたけど、これでまた、みんなで一つになって向かっていけると思います。プラスに捉えることができる要素も多い試合でした。キヨくん(清武)が戻ってきて、攻撃のバリエーションも増えました。多少、狙い過ぎてミスをすることもあるけど、そこは後ろの俺たちがカバーすればいいし、あれだけ攻撃で違いを見せてくれるのであれば。今日はキヨくんにもチャンスが多くて、本人も一番、悔やんでいると思うけど、これから7試合、キヨくんがいて、しっかり戦えれば、勝つチャンスは増えていくと思います」

Q:ACL出場権も十分に狙えますね。
「可能性はあるので、諦めずにやることが大事です。名古屋が7連勝したように、自分たちもここから7連勝するチャンスがないこともないので。ルヴァンカップがない分、リーグ戦に集中してやっていきたいです」

■丸橋祐介選手
Q:執念で同点に追いつきました。
「そうですね。いい攻撃はできていたし、チャンスはいっぱいあったので。そこで決め切れない中で自分たちのミスから失点してしまい、難しい試合になりましたけど、最後に追い付けたので、プラスに考えたいと思います」

Q:試合前に話していたように、素早くパスを回して相手を凌駕する展開にも持ち込みましたね。
「そうですね。チームとして、いい形でサイドを崩せたり、中央での崩しも良かったので、あとは最後、決めるところでした。良かったところは次につなげていきたいと思います」