2019明治安田生命J1リーグ
第12節第2日

2019.5.18

ガンバ大阪

倉田 秋 (55')

1

AWAY

FULL TIME

0

0-0

1-0

セレッソ大阪

パナソニック スタジアム 吹田

35,861

監督コメント

■ロティーナ監督
「この試合の総括は明確で、ガンバが1点を取って、我々が取れなかった。彼らよりチャンスは作ったと思いますが、点を取ることができなかった。前半は、お互い、決定的なチャンスからスタートしました。両方ともGKが解決したシーンでした。ハーフタイムまでは、彼らが支配する時間帯もあり、我々が支配する時間帯もありました。後半は、より我々が支配して、思っているプレーができました。ただ、その中で、ディフェンスのずれが起こって、相手の素晴らしいゴールが生まれました。そこから、ボールを握ってチャンスを作り、1点を取るにふさわしい攻撃をしたのですが、1点を取ることができませんでした。我々がいい流れで成長してきて、この試合に対して、選手たち、観客の皆さんが希望を持って臨んだのですが、その中で勝利を得られなかったことは残念です」

Q:1人目の選手交代。高木俊幸選手からソウザ選手の交代の狙いについて

「あのときは、2トップではなく、1トップ2シャドーでプレーしていたのですが、ソウザを入れて、キヨ(清武弘嗣)と、より近いところでプレーさせることが狙いでした。トシ(高木)が1枚、警告をもらっていたこともありました」

選手コメント

■清武弘嗣
「ガンバが強かったなと思います。球際も凄かったですし、チームとして一人ひとりがしっかりと役目を果たすというか、僕たちはそれに飲まれてしまったと思います」

Q:後半は、1人目の選手交代を機に前線の形も変えましたか?

「いや、後半は開始から5バックで入りました。そこで失点してしまったのは痛かったですし、そこからまたフォーメーションも変わりました」

Q:後半から変えた狙いについては?

「サイドで自由にやらせていたので、相手のウィングバックを掴むために5バックにしたと思います」

Q:大阪ダービーでの敗戦は、やはり率直に悔しいですか?

「もちろん、悔しいですね。悔しいですけど、僕たちはそこまで戦ったのか?と。まず、自分自身に腹立たしいですし、これで自分自身いいのか?ということがまずあります。このチームを今日は引っ張れなかったことは、自分自身、情けないと思います」

Q:次節はホームに戻り、首位を走るFC東京戦です。

「その前にルヴァンカップもありますし、すぐ試合があるのがありがたいなと思います。もう一度、戦える集団になりたいと思います」

■藤田直之
Q:自身、初めての大阪ダービーになりましたが、率直に試合の感想について

「試合前からセレッソサポーターにはいい雰囲気を作ってもらったので、申し訳ない、というのが率直な感想ですね」

Q:前半は、相手にボールを持たれながらも互角に近い展開だったと思いますが、実際にプレーしながら、どう感じていましたか?

「少し後ろでボールは持たれていましたが、持たせていたという感覚で、しっかりブロックは敷けていたと思います。最近の試合では、そこから僕たち発信でボールを取りにいけていたところが、今日は自分たち発信でボールを取りにいけなかった。ただ、そこまで悪い印象はなかったです。後半は、フォーメーションを変えたりメンバーを替えたり、流れを引き寄せようとしたのですが、なかなか僕たちの流れにはならなかったですね」

Q:前半、そこまで悪くはない中で、後半からシステムを変えた狙いについては?

「相手の左ウィングバックの選手が、(水沼)宏太と(松田)陸の間でフリーで受けるシーンがあって。菅沼選手が持ち運んで、倉田選手が中途半端な位置を取っていた。結果、宏太が中を締めることで、外に出されたのですが、そこで陸がフタをできていた。サイドを使われて、陸が引き出されるシーンもありましたけど、そこまで怖いシーンは特になかったのかなと思うのですが、監督の意図としては、サイドで彼(福田湧矢)をフリーにしたくない、ということで5枚にしたと思います。もちろん、監督の意図は伝わっていましたし、その中で、もっとボールにアタックしないとダメでした。もっと声を出してやれたら良かったのですが、今日はスタジアムの雰囲気もあり、声も届かないこともあり、なかなか連動した守備ができませんでした。最近は連動した守備ができていたのですが、今日に関しては、守備がうまくハマらなかった印象です」

Q:大阪ダービーという独特の雰囲気の中、相手のテンションもかなり高かったと思います。

「立ち上がり、ウチのディフェンスラインで引っかけてしまうシーンもあり、少し後手を踏み、相手を勢い付いてしまったかなと。相手の圧がかかり、自分たちのポゼッションも難しかったです。シンプルに裏に蹴る意図もありましたが、跳ね返されてカウンターを受けるシーンもありました。そういう中でも自信を持ってやることも必要ですし、劣勢になった中でも跳ね返す力がないと、こういう試合は勝てない。入りで相手を勢い付けてしまった反省と、それを覆せなかった反省の二つがあると思います」

■木本恭生
「リーグ戦の連勝で迎えた試合でメンバーが替わり、自分も入って、少しプレッシャーもあったのですが、その中で勝ち切れず、責任を感じます」

Q:前半は相手にボールを持たれる時間もあったとは言え、互角の展開のようにも見えましたが?

「(ガンバ大阪の2トップに)キープはされていましたけど、決定的な仕事はさせていなかったので、そのまま後半も抑えることができたら良かったのですが、後半、5バックになって下がり過ぎてしまい、相手に自由に回されてしまいました。『前から強いプレッシャーをかけていく』という指示だったのですが、それができなかった。後ろの選手がもっと声をかけていかないといけなかったと思います」

Q:システム変更について

「後半の始めから形を変えて、『前から行く』という指示だったのですが、前から行けずに、重心が少し後ろに下がってしまいました。あそこで耐えることができれば、また自分たちの時間も作れたと思います。踏ん張り切れなかったのは自分たちの責任です」

Q:ホーム連戦になる次週に向けて

「ルヴァンカップもありますし、リーグ戦も、このままズルズルいってはいけない。個人的にも、もう一回、切り替えて、いいパフォーマンスを出したいと思います」

■丸橋祐介
「悔しいですね。相手にチャンスを決められたかな、と思います」

Q:どちらに転んでもおかしくない展開が続いたように思うが?

「悪くはなかったですが、決定機と言えるシーンもそこまで作れなかった。その中で、最初の少ないチャンスをガンバにモノにされてしまいました」

Q:失点後は、多少バランスを崩しながらも、同点を目指して攻めた印象です。

「アウェイで先制されたので、多少はリスクを負っても攻めないといけない状況だったので、バランスが崩れたのは仕方ないですけど、最後もチャンスはあったので、引き分けには持っていけたと思うので、悔しいですね。切り替えて、また全員で戦っていきたいと思います」