2018明治安田生命J1リーグ
第32節第2日

2018.11.10

セレッソ大阪

杉本 健勇 (55')

山村 和也 (90'+4)

2

HOME

FULL TIME

1

0-0

2-1

川崎フロンターレ

家長 昭博 (90')

ヤンマースタジアム長居

26,600

監督コメント

まず、川崎さんに「リーグ連覇おめでとうございます」という言葉を伝えたいと思います。今日の試合で自分たちはどういった姿を見せるのか。試合前、そういう話を選手たちに伝えましたが、以前の、良かった姿を見せることができたと思います。ミスは多かったのですが、最後まで耐えて、来たチャンスを決め切ることで、この結果を得ることができました。今日、良かったと思うことは、良かった時期の姿を少しでも戻すことができたと感じることができたことです。この勝利を次につなげていくことが大事だと思います。今日の勝利で、大勢のファン、サポーターの皆さんにも、喜んでもらえたと思います。毎試合、大勢のファン、サポーターの皆さんがスタジアムに足を運んで下さっていますが、いつも今日のような勝利で応えないといけないのに、それが多くできずに申し訳なく思います。ただ、これからもっと良くなると信じながら、いつもやっています。川崎さんの優勝セレモニーが行われていますが、いつかはセレッソにもこういう日が来るのではないかと思います。

選手コメント

■山村和也選手
Q:今季初ゴールが劇的な決勝点になりました。ゴールの瞬間を振り返ると?
「相手に当たったんですけど(苦笑)決めることができて良かったです。今までも決定機がある中で決め切れなかった試合もありますし、今節は川崎フロンターレの優勝が懸かった試合で、ホームの僕たちが負けるわけにはいかなかったので、勝てて良かったです」

Q:チームとしても、前半から規律正しく戦い、試合終了まで、最後まで諦めない姿勢も示せたのでは?
「そうですね。前半からチームとしてしっかりと徹底して戦えていたところで、後半に得点のチャンスも来たと思います。こういう姿勢は今後も継続していかないといけないと思いますし、勝つためには絶対に必要なことだと思います」

■杉本健勇選手
Q:杉本選手自身、久々の得点になりましたが、先制点を振り返ると?
「(田中)亜土夢君が素晴らしいボールをくれたので、ボールが来る瞬間には、シュートのイメージはできていました。久しぶりのゴールにはなりましたが、自分が一番、点を取りたかったし、自分が一番、この試合に懸ける想いは強かったと思います。負けたくなかった。試合には勝ちましたが、川崎フロンターレの優勝も決まったので、僕にとっては以前、所属していたクラブですし、すごく成長させてもらったクラブなので、『優勝おめでとうございます』と伝えたいです」

Q:得点の瞬間は気持ち良かったですか?
「気持ち良かったですけど、『この後、まだまだ攻撃を受けるんやろな』とも思ったので、ちょっとしんどかったです(苦笑)でも、勝てて良かったです」

Q:直近のリーグ戦2試合は厳しい戦いが続きましたが、今日は集中した戦いができていたように思います。
「そうですね。川崎が相手になれば、こういうサッカーになりますけど、昨季のルヴァンカップ決勝や今年のゼロックス・スーパーカップも、今日のような戦い方で勝てました。こういう戦う気持ちというか、みんなで守って、みんなで攻める、という戦い方を、もう一回、思い出せたのではないかと思います。残り2試合ですが、全部、勝ちたいと思います」

■田中亜土夢選手
Q:急遽、試合前に高木選手と交代になったのですね?
「そうですね。アップしていて急に呼ばれたので。気持ちを切り替えて入りました」

Q:急遽の出番でしたが、スムーズに、チームの中でやるべきプレーはできていた印象です。
「そうですね。ここ最近、自分の中でもどういったプレーをしようかというのも、しっかり確立してきたし、練習や紅白戦でも自分の持ち味を出せていたので、それをいつも通り出そうかなと思いながら入りました」

Q:アシストする形になった先制点の場面を振り返ると?
「サイドに出て、健勇がちょっと遅れていたと思うので、少し時間を作りながら。ディフェンスラインが下がっていたので、マイナスがスッポリ空いていたのも見えていました。上手い形で健勇もワンタッチでかわしてくれて、流れは良かったと思います」

Q:チームとして意地を見せた試合だと思いますが、田中亜土夢選手自身、久々に掴んだ出場機会で結果が出たことは良かったのでは?
「目の前で優勝は決まりましたけど、負けて優勝を見るよりは、勝って見た方が良かったと思いますし、『ホームで負けたくない』ということはみんな思っていたことなので、みんなの気持ちが出た試合だと思います。自分自身、ずっと(練習を)続けてきて良かったと思いますし、変わらず、最後までしっかりやりたいと思います。あとは、オフに水墨画の個展が開かれるので、そちらもよろしくお願いします!(笑)」

■福満隆貴選手
「相手は勝ったら優勝ということで、試合前からモチベーションが高いと思っていました。自分たちのホームで優勝される結果になってしまいましたが、(川崎が)勝てば自力で優勝ということで、それは何としても自分たちが勝って阻止しないといけないゲームだったので、勝てて良かったです。ボールは持たれると思っていましたが、全員で体を張って守って勝点3を取ったと思います」

Q:福満選手自身、途中出場でアシストを決めましたね。
「前半からみんなが体を張っていたので、自分も出たからには何か爪痕を残さないといけないと思っていました。自分が投入された時は1−0で勝っていて、同点に追いつかれたので、最後にアシスト出来て良かったと思います。やっぱり、得点だったりアシストだったり、目に見える数字での結果だと思うので、そこをドンドン伸ばしていって、自分から“試合に出さざるを得ない”という状況を作っていかないと、なかなか厳しい世界なので。そういう面では、今日は良かったと思いますけど、まだまだやらないといけないことはたくさんありますし、スタメンで出られるように、残り少ないですけど、やっていきたいと思います」

Q:福満選手以外にも、山村和也選手、田中亜土夢選手が活躍したのは、普段から気持ちを切らさず練習している証拠ですね。
「そうですね。なかなか出場機会が少ない選手、亜土夢君であったり僕であったり、和也君もケガから復帰して、自分たちが何か爪痕を残さないといけないという思いで必死ですし、先発で出ている11人も他の人に負けないように必死でやっていると思うので、そこをもっともっと切磋琢磨してやっていければ、もっともっと良いチームになると思います。なかなか勝てない時期はありましたけど、今日みたいなゲームをやれば、なかなか負けることは少ないと思います。本当に一試合一試合が勝負だと思うので、そこは全員でもう一回、気持ちを入れ直してやらないといけないと感じたゲームでした」

■山口蛍選手
Q:こういった守勢に回る展開も想定しながら、という感じでしたか?
「昨季はこんな感じで結果を残してきたので、昨季の姿という感じだと思います。キツイ中で得た勝利というのは、すごく良いものだと思う。本当に、今日は久しぶりにチーム一丸で戦って勝てた試合だと思います」

Q:立ち上がりこそ攻め込まれましたが、今日は守備がしっかりと整備されていた印象です。
「そうですね。すごくコンパクトに守備が出来たと思いますし、チャレンジ&カバーも含めて、全体が良い距離感で出来たので、やっていても、そこまで崩される感じは受けませんでした」

Q:そういった中、PKで追いつかれてしまいました。辛い流れでしたが、その後の時間帯については?
「自分たちは諦めることはなかったですし、逆に相手は同点に追いついて、更に前掛かりになってきて、逆にカウンターのスペースはあるな、ということを感じていた中で、最後に上手くハマったと思います」

Q:相手が優勝の可能性がある中で試合を迎えて、メンタル面が良い方向に働きましたか?
「相手のことは聞いてみないと分かりませんが、(自分たちが)負けて優勝を決めさせたくないという気持ちは、みんなにあったと思います。ホームで勝ちたい気持ちもありました。残りの試合も含めて、今日しっかり勝って、次の試合につなげていくという想いが強かったので、そういった意味では、結果、優勝は決まりましたが、勝てて良かったと思います」

Q:去年の感じで勝てたことは、今季の残りの試合にもつながりそうですか?
「今日に関しては、川崎相手だからこういう形で勝てたということもあると思うし、目指している形は、自分たちがもっとボールを握りながらやる形だと思う。川崎相手にはそれが難しいということもあったから、こういう戦い方になったということはあります。残りの2試合はどういう戦いをしていくかというのも含めて、少し間が空くので、そこはみんなで準備したいです」

■マテイ ヨニッチ選手
「まず何よりも、川崎さんに『おめでとう』ということを伝えたいです。今年はどのチームよりも強かったです」

Q:ただ、そういった相手に対して、今日のセレッソのディフェンスは良かったですね。
「そうですね。組織的に上手く出来たと思います。ずっと我慢できたので、2ゴールで報われました。ミスから失点したことは今後の課題として持ち帰りたいですが、何よりも2得点して勝てたのが良かったです」

Q:ヨニッチ選手自身、堅い守りが光っていましたが?
「今日の自分のパフォーマンスには非常に満足していますし、チームとしても上手く守れたので、それが何よりです。チャンピオンになった相手に、自信を持ってディフェンスができました」

Q:ここ2試合はチームとして不甲斐ない戦いも続いていましたが、今日は違いましたね。
「今日のゲームは違いましたね。前の試合は内容も良くなかったですが、ミーティングなどで川崎さんのプレースタイルや戦術について研究したので、『相手にボールを支配されても我慢強く守れたらチャンスがある』とみんなで話をして試合に臨みました。上手く相手を研究出来たお陰で、今日は勝てたと思います」