2018明治安田生命J1リーグ
第26節第1日

2018.9.14

セレッソ大阪

オスマル (78')

1

HOME

FULL TIME

1

0-0

1-1

ジュビロ磐田

櫻内 渚 (55')

キンチョウスタジアム

13,112

監督コメント

「今後2年間、使えなくなるキンチョウスタジアムで最後の試合であり、カップ戦で敗退し、リーグ戦に集中する段階での最初の試合にもなりましたが、選手たちは高い集中力を持って、試合に取り組んで入ったと思います。前後半を通して攻守において積極的な姿勢を見せてくれました。その中で、ゴール前までは行くことができましたけど、ゴールにはつながりませんでした。ただし、先制点を取られても諦めずに追いついていく姿勢を選手たちは見せてくれましたし、逆転までできる状況を作りました。全選手、守備の意識も良かったと思いますし、攻撃でもいいところをたくさん見せました。改善しないといけない部分としては、決定力だと思います。毎試合、大勢の方々に足を運んでいただき、改めてもう一回、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。にもかかわらず、勝利を挙げることができなかったことを申し訳なく思います。これからリーグ戦は8試合残っていますが、止まることなく、前を向いて、最善を尽くして戦っていきたいと思います」

Q:杉本選手と清武選手を欠いた中、柿谷選手を1トップに置いて山村選手と高木選手を2列目に置いた狙いと、実際、ピッチで見せた攻撃の評価はいかがですか?
「今日、出た3人はいい姿を見せてくれたと思います。曜一朗選手が1トップに入ってボールを収めてくれて起点になってくれましたし、すぐ下に和也とトシが入って、相手の深いところまで進入して、飛び出して、いい攻撃を見せてくれたと思います。そして、先ほども話したように、全員が積極的に攻撃に参加したので、様々ないい部分が出てきたと思います。ただし、常に、質的な部分は向上させないといけないと思っています」

選手コメント

■オスマル選手
Q:同点ゴールを振り返ってください。
「ゴールを決めた瞬間は本当にうれしかったです。というのも、今季はこれまで攻撃面であまり貢献できなかったこともあって、ずっとこういう瞬間を待っていました。また、今日はいまのキンチョウスタジアムでの最後の試合ということで、チームにとっても重要なゴールだったので、ああいう形で決めることができてうれしかったですし、何よりもホッとしました」

Q:先制されながらも同点に追いついて、2点目も取れそうでしたし、最後まで攻め続ける姿勢は示すことができたゲームになりましたね。
「そうですね。失点してからも、全員の態度がすごくポジティブでした。前節の浦和戦も同様で、先制されても逆転できました。今日は逆転まではできなかったですが、一人ひとりの態度がとても積極的でした。これからさらにビッグクラブに成長していくためには、このような態度は非常に大事なことだと思います」

■柿谷曜一朗選手
Q:かなり気持ちの入った試合だったのでは?
「勝ちたかったのは当然ですけど、その中でも、僕と和也とトシで、もう少しいい形を作れたら良かったと思うし、個人的にも、蛍から3度、4度、これ以上ないパスが来ました。あそこで少し…。準備はしていたつもりなんですけど、最初のタッチが大きくなったり、あとちょっとのところで。僕のミスがゴールにつながらなかった原因だと思うので、反省しないといけないと思います。ただ、ああいうパスが出てくるタイミングに合わせて反応する部分はゲームを続けて戻していくしかないと思うし、一瞬、一瞬のところは、自分では感覚は戻ってきたつもりなので、あとは続けていくだけかなと思います」

Q:あの形は柿谷選手の得意な形で、今日、ゴールまでいけなかったのは、久々に1トップをやったことも影響していますか?
「まぁまぁ、正直、チャンスはたくさんあったと思うから。1点でも多く決めないといけなかったですけど、こういう試合はサッカーをやっていれば続いていくと思う。何より、最後のところ、最後のところに行くまでをもう少し詰めていければ、もっといい攻撃ができると思うし、もっともっと可能性は広がると思います」

Q:最後まで攻め続ける姿勢は貫けたのかな、と思います。
「グラウンドの中でも僕は声をかけていましたし、後ろの選手に『前に出てこい』と。そういう気持ちを示せたシーンとして、僕の中で今日一番よかったと思うのは、最後に、誰もいないところで蛍だけ戻って防いだシーンがあったのですが、あれこそ僕はセレッソかなと思います。蛍がいれば何とかなる、と全員が信頼して攻めれば、自ずとチャンスは増える。そこで決め切れれば、もっと楽しい展開になったと思います。後ろの選手は頑張ってくれたので、(勝てなかったのは)前の僕の責任かなと思います」

Q:あらためて素晴らしい雰囲気のスタジアムであり、しばらくこのスタジアムで試合ができないのは寂しいのでは?
「そうですね。今日は磐田のサポーターもたくさん来てくれて、台風のこともあって旗を掲げてくれて、勇気付けられました。キンチョウスタジアムでの最後の試合で、ああいう、いいサポーターと試合ができたことを誇りに思います。何より、こういう試合で、大久保嘉人はひと悶着を起こすなと(笑)ひと悶着、ふた悶着起こすなと。何でもいいから目立ちたいんでしょうね(笑)」

Q:ただ、試合後はユニフォームを交換していましたね。
「まぁ、それはいつも通りですね」

Q:最後はイケイケでした。キンチョウスタジアムらしい雰囲気になっていましたね?
「それはサポーターが作ってくれたものだし、決め切るところで決め切れれば、もっといい夜になったと思います。最後に、もったいないなーと思うけど、最後のところで、もう一つ勝ち切れるスタジアムになっていくことを祈ります」

■山口蛍選手
Q:キンチョウスタジアム改修前のラストマッチだったので勝ちきりたかった気持ちが強かった?
「チャンスも多く作って、すごく良いゲームだったと思います。
相手も最後の最後に体を張っていたので、お互い良いゲームをしたのじゃないかなと思います」

Q:運がなかったという感じですか?
「運で片付けることはできないですけど、相手が最後に体を投げ出してきたことは褒めるしかないと思う。
キヨ君(清武選手)のアクシデントがあったりした中で、負けずに終えられたことは良かったかなと個人的には思います。
でも、勝ちたかったですし、勝てるゲームでもあったと思う。決定力が問題とずっと言ってきた中で、シュートもたくさん撃ったのに、改善されていないので、もっと突き詰めてやんないといけないと思います」

Q:前を固められた中、ミドルシュートは得点源だった?
「僕とソウザがミドルを撃つことによって相手のブロックを多少なりとも前に出てこさせることができたのかなと思う。
そうなった時の後の崩しとかが、キヨ君がいない中だったので、そこのクオリティがかなり落ちてしまったのかなと思う。
ここ(キンチョウスタジアム)での勝率はすごく良くて、ヤンマースタジアム長居との勝率は全然違うので、そこの不安は少しあります。僕たちがプレーしている中でも、これだけの臨場感や、観客と近いというのが自分たちの力になっているのは間違いないと思うけど、長居でやる時も同じようなパフォーマンスを出さなくちゃいけないと思う。
長居だとトラックがあって遠い分、どんよりした雰囲気になってしまうけど、次から2年間使わなくちゃいけないので、もっとサポーターを含めて臨場感のあるような雰囲気を作り出して貰えれば有り難いなと思う。自分たちもそれに応えられるように結果で示していかないといけないなと思う。
今年も含めてACLを狙っていって、次の2年後に向けて毎年ACLに出るというのを目標にやっていきたいなと思います。
今の時点では浮き沈みも激しいと思うし、苦しいなと思うけど、その目標に向かって全員でトライしていければ良いかなと思います」

■ソウザ選手
「最初から最後までみんな頑張って勝利を目指してやったのですけど、相手が本当に堅く最後までディフェンスをした印象があります。
同点ではありますけど、みんな果敢に挑戦して勝利のために戦ったと思います。
そういう点で考えるとみんな必死で勝利を目指して頑張った部分は嬉しいですが、相手を褒めないといけない部分はやはりディフェンス面だと思います」

Q:何本か強烈なミドルシュートがありましたね
「多分前半は2本ですね。チャレンジはしたのですけど、プレッシャーが来ている中でちゃんとボールの芯に当てることが出来なかった。
後半も撃ったのですけど、相手は頭を必死に出して止められました。向こうは必死にやってどうにかセレッソに勝利を持って行かれないようにやっていたと思います」

Q:攻撃の形は良かったですよね
「向こうがかなり真ん中に固まっていたので、本当に難しかったという印象があります。色んなチャンスがあったと思いますが、こっちも果敢に失敗してもチャレンジしていく姿勢を貫いてやりましたが、相手が最後の最後に体を投げ出してディフェンスをしたところで入らなかったのかなと思います」

Q:失点を取られた後、磐田に流れが傾いたが、追いつく雰囲気はあった?
「サッカーでは試合になると完全に支配するということは出来ないと思います。相手に流れが行くこともありますが、失点してから最後までみんなが必死にやって勝利を目指したと思います。
相手も必死にゴールを固めて、スライディングしたり、体を投げ出したりして、最後の最後でゴールが入らなかったりした部分もあるので、同点には出来ましたが、最後の1点が遠かったです」

Q:キンチョウスタジアム改修前最後にゴラッソで決めたかったのでは?
「狙っていました!チャレンジはしましたけど、残念ながらできませんでした。
でも、みんな戦う姿勢を出せたのは良かったと思います」

Q:次に繋がりますね!
「行きましょう!またチャレンジします」

■丸橋祐介選手
Q:欠場明けの復帰戦でしたが
「若干硬くなるかなと思っていましたがならず、上手く入れたと思います」

Q:攻撃は良かったですね
「そうですね。良い形までは行っていたと思いますが、フィニッシュのところで相手に上手く守られた。
あの辺をしっかり決めていれば勝てた試合だったと思います」

Q:失点シーンは、一瞬の隙を突かれた感じ?
「あれは僕らのミスですね。防げる失点だったと思う。
でも切り替えてやるしかないと思います」

Q:キンチョウスタジアムとはしばらくお別れですが、試合は続きます
「そうですね。残りの試合を頑張って戦っていきたいと思います」

■木本恭生選手
Q:足は大丈夫ですか?
「大丈夫です」

Q:残念な試合でしたね
「内容としては悪くなかったし、勝ちきれる試合だったと思いますけど、相手の「点を取られたくない」という気持ちが出ていて、最後の守備のところがすごかったと思います。
自分たちはもっとやるべき事があると思うので、次の試合に向けてやりたいなと思います」

Q:攻撃の形は良かったですよね
「最後の場面に行くまでは良かったですけど、最後のクオリティだったり崩しの工夫がもうちょい出来てくれば得点も入ると思いますし、流れの中での得点が欲しいです」

Q:失点が悔やまれますね
「自分が(治療で)外れていて一人少ないというのもあったので悔しいですけど、ああいうのも起きてしまうものなので、そのミスをカバー出来るような選手になりたいです。
自分がミスをした時もカバーして貰えるような関係を作っていくのが大事かなと思います」

Q:とにかく次ですね!
「次の湘南はルヴァンで負けているので、あんな悔しい思いは二度としたくないので、次はしっかり勝つように頑張ります」