2018明治安田生命J3リーグ
第33節第3日

2018.11.25

セレッソ大阪U-23

0

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FULL TIME

1

0-0

0-1

カターレ富山

脇本 晃成 (74')

ヤンマースタジアム長居

989

監督コメント

「ホーム最終戦を勝てなく残念に思います。前半は相手にプレッシャーを掛けながら、相手の意図を消しながら、奪ったところは良かったのですが、ボックスのところでのクオリティーが出なかったことに尽きるかなと思います。(失点につながった)リスタートは警戒していたところですが、ああいう形で点を取られてしまい、残念でした。その前のボールの取られ方が悪くて、もう少しスペースをうまく使いながら、ボールを動かさないといけなかったと思っています。終始、ボールを握るというところではバタついたゲームでした。そういうところからいくと、人が替わった時にクオリティーが落ちるということは、まだまだ個人の技量が足らないと強く感じています。そういったところをトレーニングに反映しながら、もう少しボールを持つところを促していかないといけないと強く感じたゲームでした。最後、大阪ダービーがありますので、我々が1年間やってきたことをしっかりとサポーターの皆さんにお見せしたいなと思っています」

Q:第30節の秋田戦、第31節の琉球戦と大量得点で勝利した後、前節、今節と得点が取れない状況です。おっしゃるように、選手が入れ替わったところも要因はあると思いますが、ここ2試合の攻撃をどう見ていますか?
「もう少しシンプルに人を使って、相手をはがすとか、そういうところがタイミングよくできていたところで、今はタイミングが悪かったり、球離れが悪かったり、判断が少し遅れているなと。相手も警戒していますので、我々のスピードを殺そうとしてきます。判断する時間を奪われた時にクオリティーが下がると思っています。スペースがある時に(ボールを)取れた時はいい攻撃ができるのですが、消された時でも、もう少しクオリティーを出さないといけないと強く思っています。あとは、スピードがある選手はいるのですが、もう少し前で時間を作れる選手がいると(いい)。そこがうまく出てこないのかなと思っています」

Q:過去の2シーズンに比べると、今季は積み重ねてきたことが結果にも現れたシーズンだと思います。チームの成長で実感されているところは?
「今季でJ3に参入させてもらって3年目になるんですけど、J3で初めてゲームに出た選手は17歳の選手が多かった。そういった選手たちが20歳になる年です。17歳だった選手が3年間、Jリーグを経験して、その積み上げと成長は計り知れないモノがあると思っています。個人的に言えば、後ろの(石尾)崚雅は、今年初めてJ3に出ましたけど、金沢に行けるくらい成長しています。1年間、ケガで休んでいた(瀬古)歩夢も、また再び(世代別)代表に呼ばれるくらい成長しています。そういった面では、環境が我々を変えてもらっていると思っています。当然、トレーニングの質も大事ですが、トレーニングしながらも、こういった環境を与えてもらっていることが、選手の成長につながっていると思います」

選手コメント

■斧澤隼輝選手
Q:個人としてはキレも感じられたが?
「でも、自分としては、前を向けるところでバックパスしたり、もうちょっと動きながらプレーできたらいいと思います。チームとしては、前線に厚みが足りない。縦パスも結構ミスが多いので、そこからまたカウンターを受けて下がって、ということを繰り返して、守備に追われる時間が多い。もっとサイドで起点を作って、前に上がれたらいいと思います」

Q:攻撃の厚みということでは、ここ数試合は出せている試合もあったと思うが、今日は出せていなかった?
「そうですね。孤立したり、最初のパスでミスも多かった。個人的にも、そういうところで簡単なミスもあったので、そこはもう少し味方と合わせながらやっていかないといけないと思います」

■中島元彦選手
「今日の試合はちょっと落ち着かない時間帯が多かった。そういう意味では、チャウワット選手が今まで時間を作ってくれたことが大きかったのかなと思いました。今日はちょっとバタバタする時間が多かったと思います」

Q:そういったところが得点にも直結してきますか?
「そうですね。自分たちの時間帯を作っている中で、チャンスは増えるので。今日に関しては、ごちゃごちゃした中でのチャンスしかなかった。自分自身、FKの流れから、GKに止められたシュートもありましたけど、そこは『決めていれば』という感じです」

■西本雅崇選手
「前半のチャンスで決めていれば、こっちの流れにもなったと思うし、セットプレー1本でやられてしまったのは、もったいない。立ち上がりはちょっとリズムに乗り切れていない部分もありましたけど、チームとしても『前から奪いに行く』というところで、徐々に自分たちのペースで前から連動して奪えて、自分たちのカウンターも出せていたと思うので、そこで仕留め切れなかったことが最後の結果につながったと思います」

Q:今季がJ3での3年目です。チームとして全体的なレベルや質は高まっている印象だが?
「やっていても、あまり負けていないと思います。それは1年間を通して成長したところなのかなと思いました。けど、試合には負けているわけで、まだまだ足りない部分は多い。しっかり見直して、次節の大阪ダービーに向けてやっていきたいと思います」

■瀬古歩夢選手
Q:守備ではコントロールできた一方で、攻撃でバタついた印象だが?
「そうですね。前半からボールが落ち着かなくて、自分たちのミスで失って、カウンターを受けることが多かった。それが1試合を通して残ったのは課題だと思います。残り1試合ですけど、今後の練習で、失わないようなボールの動かし方や、ポジショニング、ボールを受ける位置など、全員で確認してやっていけたらいいと思います」

Q:守備ではピンチらしいピンチもなく、90分、ある程度、オーガナイズできたのでは?
「相手は1トップ2シャドーだったので、『1トップにはやらせない』ということは(石尾)崚雅と話していました。何本か、1トップを間に置いたところでCBが付き切れなくて、ということはあったけど、それ以外はなかったので。一回、崚雅が僕に当ててピンチになる場面はあったのですが(苦笑)それ以外、この試合は1試合を通して相手のチャンスはほとんど作らせなかったのは良かったと思います」

Q:後ろから、狙いを持った縦パスを何本も通していたが?
「前半は狙い過ぎてしまったところもあったので、一回ボランチに当ててクッションを置いたら、相手もボランチに食いついてきた。そのあたりは探り探りやりながら。前半も、相手の背後も何回も取れましたし、それで相手のディフェンスラインも下がって、足元も空いてきたので、そういったところはこの試合では意識してプレーしていました」