2019JリーグYBCルヴァンカップ/Cグループ
第4節第1日

2019.4.24

セレッソ大阪

田中 亜土夢 (22')

1

HOME

FULL TIME

0

1-0

0-0

ヴィッセル神戸

ヤンマースタジアム長居

9,422

監督コメント

■ロティーナ監督
「前半はとてもいいプレーができたと思います。前からのプレスを掛けることができて、ボールを持ってチャンスも作れて、素晴らしいゴールも生まれました。後半は、逆に神戸が支配して、我々は自陣でコンパクトな陣形を保って守る時間が長くなりました。チャンスも作られたのですが、ディフェンス陣が素晴らしい集中力を保ってくれました。素早く回復して、次のリーグ戦に向けて準備することが重要だと思っています」

Q:リーグ戦ではボールを大事にする場面が多いですが、今日の前半は速い攻撃が多かった。狙い通りでしたか?

「そうですね。相手は前からプレスに来て、その裏にスペースがあったので、そのスペースを活用したいという思いがありました。もう一つは、瀬古歩夢が最終ラインに入っていることで、相手の最終ラインを壊すパスが入りました。いくつかミスもあったのですが、それによって、攻撃のスピードが上がりました。相手陣地に、素早く入っていくことができました」

選手コメント

■田中亜土夢
Q:素晴らしい軌道を描いたシュートでしたが、ゴールシーンを振り返ると?

「トラップした後、一瞬、ボールが浮いて、相手が来たので、切り返そうかなと思ったのですが、考える前に打っていました(笑)その前に何回かシュートを打つチャンスがあって、ゴールの意識は強かったので、考えるより先に体が動いていました」

Q:コースは狙っていましたか?

「そうですね。イメージというか、『あそこかな?』という感じで、上から落とす感じで打ちました」

Q:これまでの自身のゴールの中でもベストゴールに近いですか?

「あんな形は今までないですね(笑)左足のゴールは、意外とスーパーなゴールもあるのですが、その中でも一番かな、という感じです」

Q:前半は、チームとしても速攻がかなりハマっていたが?

「そうですね。前節の名古屋戦でいい形で勝てて、そのイメージが残っていた中で、メンバーも同じだったので、やりたいことは共有できました。ただ、後半、ウェリントンが入って、そこにボールが集まって、押し込まれました。もう少し前半と同じような攻撃ができていれば追加点も生まれたかなと思います。前半も、もっとチャンスはあったので、そこで決め切れたら、もっと楽な試合にできたのかなと思います」

Q:リーグ戦では出番が少ない中、ルヴァンカップに懸ける想いは強かったですか?

「そうですね。ここに出ている選手はリーグ戦での出番が少ないですが、『ここで勝利すればチャンスが広がる』ということを試合前に伝えたかったので、試合前の円陣と、ハーフタイムでの円陣でも全員で確認して、みんなに伝えました。そういった想いはピッチで示せたのではないかなと思います」

■圍謙太朗
Q:完封勝利という結果を振り返ると?

「やっぱり無失点は気持ちいいですし、グループで首位に立ったので、このままいきたいですね。何より、今はリーグ戦であまり勝てておらず、チームとしてよくない状況だと思っていて、僕らにも危機感がありました。僕のセレッソでの1年目もそうですけど、そういうときは、控えの選手がどういう行動を取るか、どういう結果を残すか、どういう姿勢で取り組むかが大事だと思っていたので、この試合はいろんな意味で大事だなと思って試合に臨みました。『ここで結果を残せばチャンスだ』ということは、前半も後半も、試合前のピッチ内の円陣で確認して試合に入ったので、団結して戦えたと思います」

Q:守勢に回る展開となった後半も、まさにそういう団結力が見られました。

「そうですね。僕ら選手もそうですけど、ベンチともかみ合いました。相手はウェリントンが入ってきて、初瀬選手がアクシデントで(西)大伍さんが出てきて。その二人だけでも点が取れる形になって、それを見てすぐに(CBを)3枚に代えて、ボランチも投入して、固く行ったことで、勝負にこだわっているなと僕らにも伝わってきましたし、中でも話していました。そういう意思統一をして試合を終わらせることができたことは収穫だと思います」

Q:最悪、追加点を取れなくても守り切るという意思統一ができていたのですね。

「そうですね。前半から、こっちの決定機を2、3回、外した中で、僕の中では、後半は絶対に押し込まれる展開になると思って。僕が思うということは、もっと経験のある山下くんとかはもっと思っていたと思うので、何も言わずとも意思疎通できていたのかなと思います」

Q:やはり、現状に対する危機感はチームとしても強いですか?

「リーグ戦に出ている選手は、僕が思っているより、かなり強いプレッシャーや責任を持って戦っていると思います。そういう選手たちが沈んでいる時は、客観的に見ることができる僕らが盛り上げていかないといけないと思っていました。プロになって6年目ですけど、若いときから、そういう先輩を見てきました。(水沼)宏太くんとかはFC東京時代から知っていますけど、そういう尊敬できる先輩の真似から入ってもいいから、チームのために戦うことが、僕にできることだと思っていました。そして、それはみんな思っていることだと思います。ここでリーグ戦も勝って連勝すれば、いい方向に進むと思います」

Q:個人的にも、昨日が誕生日で、いい1年の始まりになりましたね。

「そうですね(笑)昨季も、初めてアビスパ福岡で試合に出たときは誕生日付近だったので、このあたりできっかけが来るかなと自分でも感じつつやっていたので、今日が大事だなと思っていました」

Q:これでルヴァンカップでは3試合連続完封です。リーグ戦につながる可能性も出てきましたね。

「そこは監督次第ですけど、僕ができることは、試合に出たときに結果を出すことだけです。失点ゼロで、チーム状態をよくしていくだけです。選手を決めるのは監督ですし、そこには全く不満はありません。やれることをしっかりやっていけば、いつかリーグ戦でもチャンスは来るかなと思うので、これからもやれることをやっていきたいです」