2019Jリーグプレシーズンマッチin山口

2019.2.17

レノファ山口FC

吉濱 遼平 (58')

1

AWAY

FULL TIME

0

0-0

1-0

セレッソ大阪

維新みらいふスタジアム

レポート

監督コメント

■ロティーナ監督
「拮抗した試合だったと思います。うまくできたところもあったのですが、成長していなかないといけないところも確認できました。開幕戦に向けて、大きな収穫のあった試合になりました。選手の特長も、より深く知ることができました。もちろん、試合に負けたので満足はできませんが、我々にとって、とてもいい試合になりました」

Q:前半は特にそうでしたが、ボールをつなぐ狙いは見られましたが、なかなかシュートまで形を作れませんでした。開幕戦に向けて、どう修正していきたいですか?

「より奥を見てプレーする、より速くプレーするところは速くプレーすることが必要だと思います。その部分を強く要求していきたいと思います。ゾーン3まで入っていくのに時間がかかっていたのは事実だと思います。もっとゾーン3に入っていく必要あがるし、よりペナルティーエリアに人数が入っていく必要があると思っています」

Q:清武弘嗣選手が今季初めて実戦でプレーしましたが、開幕戦に向けて目途が立った状態でしょうか?

「明日の朝の状態を見てみたいと思います。今日、初めてプレーして、次の日、つまり、明日また確認したいと思います。我々にとってキヨが戻ってきたことはいいニュースですが、次の試合に出るかどうかは、また見ていく必要があります」

Q:柿谷曜一朗選手が帯同しませんでしたが、コンディションでしょうか?

「少し違和感があったので、大事を取って、連れてきませんでした。曜一朗は、プレシーズンで2試合、90分プレーしていますし、フィジカル的には問題ありません。違和感の問題がクリアできれば、開幕戦はプレーできると思っています」

選手コメント

■清武弘嗣
Q:悔しい結果になりましたが、試合を振り返ると?

「点が入らなかったのは残念ですが、全体的に、いいところと課題の両方が出たかなと思います」

Q:個人としては、今日、復帰したのは想定内ですか?

「想定内ですね。(開幕へ向けて)ここからどうなるか分かりませんが、今日、ゲームができたことは良かったと思います」

Q:今日の試合を踏まえて、開幕戦に向けて突き詰めていきたいところは?

「ここで詳しくは話せませんが、課題は出たと思うし、今季、目指していくサッカーの中で、できたところ、できなかったところが見えたと思います。相手ありきなので、全部を当てはめることはできないですし、その中で、ピッチの中で選手が臨機応変に対応していければいいと思います。まだ、今は戦術を段階的に落とし込んでいる最中なので、その中で、やりたいことはできたと思っています」

Q:「相手ありき」ということは、始動直後も話されていました。そのあたりは、試合をやれば練習とも違う課題は出てきますね。

「そうですね。相手のことも含めてミーティングはしっかりやっています。どういう風にやっていくのかは確認していますし、今日、いいところが出たところもありました。うまくハマらなかったところもあったので、そこはまたみんなで共有しながら金曜日の試合に向けてやっていきたいと思います」

■都倉賢
「勝てなかったことは悔しいですが、ケガなく終われたことはチームとしても収穫だと思いますし、監督が代わって、うまくいっている部分と、まだまだこれから改善しないといけない部分はあります。求められている部分が高いからこそ、そこにトライしながら、実戦でどういう現象が起こるかも把握しながら、前に進んでいかないといけません。負けたことは残念ですが、今日出た課題や収穫を次の開幕戦へつなげて、さらにはシーズンを通してチームとして成長していければいいのかなと思います」

Q:後半、都倉選手の動き出しに合わせてボールが入る場面もありましたが、そのあたりは収穫ですか?

「やはり、ポゼッションする相手には、基本、相手も前からハメてくると思うので、そうすると裏が空くことは多いですし、そういった中で、どこが相手のウィークかということは、常にポゼッションしながらも同じ絵を描いていかないといけない。ただ闇雲にボールを回すのではなく、最終的にポゼッションは突破するためのポゼッションなので、そのあたりをみんなで描くことが大事です。(水沼)宏太とかとは常にそういう話はしていたので、オートマチックにできた場面もありました。僕が決め切れていれば問題なかったチャンスもあったし、時間が経てば、そういった場面も増えていくのかなと思います」

Q:前半はなかなかボールが前に行かず、後半、都倉選手が入ってターゲットができて、チームにも都倉選手にもチャンスが生まれました。前半はどう見ていましたか?

「チームとして『ポゼッションしよう』となると、どうしてもゴールに背を向けた状態で、いい距離感を取ろうとしてしまう。それ自体は間違いではないのですが、20本でも30本でもつなげば1点であれば、その体の向きでいいと思いますが、相手が一番やられたくないことは背後への動きやゴールに直結するパスや動き。そこを突いていくことは、このサッカーでのFWの役割の一つだと思っています。後ろでボールを回していく中で、相手が前からハメてくれば、相手の最終ラインはハーフェーラインより前のときもありました。それくらいハメてきているということは、どこが空いているのかを把握した中で、ビルドアップから突破していく必要があると思います。そういった引き出しは、意識してプレーしています」

Q:ビルドアップする部分と、シンプルにゴールを目指す部分を判断よくやっていくことがシーズン序盤は課題になっていきそうですか?

「そうですね。目的はゴールを取ることで、そのためのビルドアップなので。(ビルドアップは)手段であって、目的ではない。そこは今日やってみて、肌感覚で分かる部分もあります。実戦を積むことでしか分からない部分もあるし、昨年の北海道コンサドーレ札幌もまさにそうでした。もちろん、格下の相手に負けることは歯がゆいですし、これほど悔しいことはないのですが、前向きに捉えて。できていることはたくさんあるので、そこは引き続き伸ばしつつ、起きた現象や課題に取り組めば、また今日より次は良くなる。その連続だと思います」

■舩木翔
Q:試合を振り返ると?後半、いくつかチャンスも作りましたが?

「自分が出たらマルくん(丸橋祐介)とは違うプレーを見せないといけないと思って試合に入りました。ただ、相手のプレスのかけ方も自分のところに結構、来ていて、あまり前を向いてプレーできなかったので、そこは自分の課題です。前を向いてプレーしないと自分の持ち味は生きないと思うので、もう少し体の向きを先に作ったり、そういったことができればいいと思います」

Q:競争はシーズンを通して続いていくと思いますが、最後まで開幕スタメンへ向けてアピールは続けていく?

「そうですね。まだ1週間あるし、シーズンは1年間を通してあるので焦ってはいないですが、(東京)五輪へ向けて、という気持ちも出てきていますし、周りの同期も(J1で)試合に出ています。昨日の富士ゼロックスにしても、橋岡選手(浦和レッズ)がスタメンで出ている。自分もそういうところに入っていかないといけない。どのポジションでも、短い時間でも、アピールするプレーができればいいと思います」