ジュビロ磐田
GK | 21 | カミンスキー | |
DF | 3 | 大井 健太郎 | |
DF | 4 | 新里 亮 | |
DF | 5 | 櫻内 渚 | 70 |
DF | 6 | ギレルメ 37' | 80 |
DF | 41 | 高橋 祥平 | |
MF | 7 | 田口 泰士 90+4' | |
MF | 11 | 松浦 拓弥 | 87 |
MF | 19 | 山田 大記 | |
MF | 23 | 山本 康裕 | |
FW | 20 | 川又 堅碁 25' |
サブ
GK | 36 | 三浦 龍輝 | |
DF | 24 | 小川 大貴 | 70 |
DF | 35 | 森下 俊 | |
MF | 14 | 松本 昌也 | 80 |
MF | 30 | 上原 力也 | |
FW | 16 | 中野 誠也 | 87 |
FW | 18 | 小川 航基 |
監督 | 名波 浩 |
監督コメント
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【ハーフタイム】
■ひとつひとつのプレーが遅い
■プレーの判断をしっかりとしよう
■セカンドボールをしっかりと拾っていこう -
【試合後】
「厳しい日程の中でのアウェイ戦でしたので、厳しい試合になるとは思っていました。特に前半に関しては、自分たちが予想していたよりも、自分たちの思うようにいかない展開になりました。失点もしました。後半は選手たちもしっかりと修正しました。意欲的に攻撃に出て行くことによって、チャンスも掴むことができました。前半からこの内容を見せてくれたらもっとチャンスは多く作れたと思いますが、選手たちは最後まで頑張ってくれました。アウェイでの勝点1を貴重に考えないといけないと思います。これから連戦ですね、2試合が残っているのですが、たくさんの方が来ていただいて、力を注いでくれているので、我々も力を出さないといけないと思っています。すぐに試合があるので、しっかりと休んで次の試合に向けて準備をしたいと思います」
Q:内容が良くなかった前半はどこに原因があったと分析されますか。後半の終盤をしっかりと耐えた守備陣についての評価は?
「前半は選手たちが中央をあまりにも固執し過ぎました。相手に誘われて、相手の前でプレーすることになり、かなり厳しい展開になりました。相手の裏のスペースもしっかり狙わないといけないのですが、その連係プレーがうまくいかなかったことが、前半の内容につながったと思います。ミスもたくさんありました。失点場面を見ても、我々の失敗から失点につながりました。後半は相手の裏のスペースも狙うことによって、相手もどんどん下がっていく姿も見られました。攻撃は我々が望んでいる展開になったと思います。そうしながらも、リスク管理は徹底しようという話はしていました。ヨニッチ選手、藤本康太選手がしっかり後ろで防いでくれたと思います。これからどのような状況になるか分かりませんが、この勝点1を前向きに考えて進んで行くことが望ましいのではないかと思います」
選手コメント
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■杉本健勇
Q:前半は厳しい試合展開になったが?
「そうですね。なかなかシュートまで持っていくチャンスもなかったですし、難しい試合になりました。1失点で耐えることができてよかったな、くらいの感じでした。後半は前線の流動性も増えてきましたが、シュートまで行く形には至らなかったので、もう少し大胆にプレーしてもよかったのかなと思います」
Q:PK獲得の場面は丸橋祐介選手からのパスでした。
「マルくんからの縦パスはお互いに意識しているし、狙っているところなので、そこでいいパスが入れば、攻撃がスムーズに行くことが多い。もっともっとコンビネーションを高めていきたいと思います」
Q:ボールを受けて、ターンして前を向いた形は狙い通りでしたか?
「ターンというか、相手が来ているのは分かって、止まるのも分かって。(柿谷)曜一朗くんが動き出したので、出そうと思ったのですが、相手にも読まれて、自分のボールの置き所も悪くなったので、自分で行くしかないなと。思い切り行きました」
Q:PKは「自分で取ったからには自分で蹴る」と?
「そうですね。基本的にキッカーは決まっているわけではないので。落ち着いて蹴ることができました」
Q:リーグ戦では6試合ぶりの得点になったが?
「遠ざかっていたので、何とか取りたいとは思っていました。2点目も取りにいきたかったですけど、守備に追われる時間も多くて、なかなか前に行けなかったですね」
Q:中2日の連戦で、全体的な動きに重さも見受けられましたか?
「それはね、ありますけど、そういった中で何ができるかが自分は大事だと思っていて、一人ひとりプロなので。相手も条件は同じですし、そこは言い訳せずにやろうと思っていました。ただ、そうは言っても、重かった部分はあったかなと思います」
■丸橋祐介
「前半は相手の勢いもあってなかなかつなげなかったですが、後半は相手も多少、落ちた部分もあったので。キヨくん(清武弘嗣)が、中だけではなく、僕にボールが入った時にサイドに抜けてくれたりしたので、そこから縦パスも入るようになりました。それが良かったかなと思います」
Q:PK獲得の場面も丸橋選手から杉本選手へのパスでした。
「健勇くんがいい動き出しをしてくれました。後半になってスペースが空いてきたので、うまく出すことができました」
Q:試合終盤は相手の猛攻を耐える時間も続いた中、勝点1を獲得しましたが?
「そうですね。ただ、こっちもカウンターから仕留めるチャンスはあったので、悔しい試合になったかなと思います」
■藤本康太
Q:守備陣としては最低限の1失点で留めて、勝点1を獲得した試合になったのかな、とも思いますが?
「そうですね。まぁでも、立ち上がりの試合の入り方は課題かなと思います。中2日での連戦ということもあり、少しフワッと入った部分もありました。頭では分かっていたと思うんですけど、体が反応しなかった部分もあったと思います。チーム全体の問題だと思うので、そこは改善して、次節に臨みたいと思います。連戦で仕方ない部分もあったとは思うので、もう少し喋って全体を動かしてあげればよかったのですが、それができなかったので、少し課題が残りました。自分たちらしくない試合をしてしまいましたが、中3日で修正するところは修正して、次は勝点3を取れるようにやっていきたいと思います」
■ヤン ドンヒョン
Q:互いにチャンスを迎える展開の中、試合終盤に出番が訪れましたが、どのような思いでピッチに入りましたか?
「いつもそうですが、ゴールを狙い、チームの勝利の助けになろうと思って試合に入りました。いい状況も生まれましたが、最後の部分で決め切れなかったことは残念に思います。後半はお互いに体力も落ちていったので、チャンスが生まれましたが、決め切ることができなくて残念です」
試合後記
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劣勢の前半を跳ね返した後半。杉本健勇の6試合ぶりのゴールで勝点1を獲得
逆転勝利を収めたベガルタ仙台戦から中2日。ジュビロ磐田のホームに乗り込んで迎えたJ1第11節は、セレッソ大阪にとって厳しい試合となった。
ゴールデンウィーク3連戦の初戦。前売りでチケットが完売した今節は、晴天にも恵まれ、スタジアムは試合前から熱気に包まれていた。立ち上がりこそ、セレッソは立て続けにCKを3本獲得するなど押し込むと、その後も五分の戦いを見せるが、次第に磐田の激しいプレスの前に、ボールを前に運べない状態に陥る。
特に、磐田の左サイド、セレッソの右サイドで劣勢を強いられると、25分、自陣でのパス交換を磐田の松浦拓弥にカットされると、そのまま縦に運ばれ、クロスを上げられる。すると、このクロスに勢いよく飛び込んできた川又堅碁に強烈なヘディングを決められ、先制を許した。試合前、「大事なことは、失点しないこと。ハードなスケジュールの中で先制点を取られると、厳しい試合運びを迫られる」と話していたのは尹晶煥監督だが、その後もセレッソは自分たちのミスから相手に追加点を与えかけるなど、不安定な戦いぶりが続く。
攻めても、磐田のバイタルエリアまでボールを運べず、前半のシュートは0本。頼みの清武弘嗣も低い位置に押し込められ、ゴール前で決定的な仕事をする場面を作れなかった。
セレッソにとっては、「1失点で耐えることができてよかったな、くらいの感じ」(杉本健勇)の前半だったが、後半に入ると、流れは変わる。前半とは打って変わり、高い位置までボールを運べるようになると、磐田のボランチの脇で起点を作ってチャンスを作る。51分、丸橋祐介が起点となり、杉本、清武、柿谷曜一朗とスムーズにパスがつながり、最後は杉本のクロスに逆サイドから水沼宏太が飛び込み、ゴールに迫る。すると、流れが来たこの時間帯にセレッソが同点に追いついた。54分、丸橋の左アウトでの縦パスを杉本がペナルティーエリア内で収め、そのまま自らドリブルで持ち込むと、磐田DFがたまらずファウル。セレッソにPKが与えられる。
この試合、セレッソにとってファーストシュートとなったこのPKを杉本自身が落ち着いて決め、56分、試合を振り出しに戻した。このまま一気に逆転まで持って行きたいセレッソだったが、ホームで連敗は避けたい磐田の攻勢の前に、耐える展開が続く。この時間帯に踏ん張ったのが、今季のJ1リーグ戦初先発となった藤本康太とマテイ ヨニッチのCBコンビ。相手のクロスを何度も跳ね返すと、88分には、サイドを崩され与えた磐田の決定的なシュートもマテイ ヨニッチが身を挺してブロック。磐田に2点目は許さなかった。
86分には、セレッソにもビッグチャンス。途中出場の福満隆貴がゴール中央で清武とのワンツーからディフェンスラインの裏に抜け出すも、清武のリターンパスが一歩届かず、互いに悔しさを露わにした。89分にも、カウンターから、こちらも途中出場のヤン ドンヒョンがシュートまで持って行くも、枠を捉えることはできなかった。
試合はこのまま1-1で終了。連勝を目論んだ一戦でのドローについて、「カウンターから仕留めるチャンスはあったので、悔しい」と丸橋が振り返ったように、セレッソとしては追いついた後に勝ち越せるチャンスもあったことは確か。ただし、劣勢の前半、押し込まれた終盤の試合内容を踏まえると、「アウェイでの勝点1を貴重に考えないといけない」(尹晶煥監督)ことも事実だろう。中2日のアウェイであり、試合前から気温も上昇するタフな環境の中、今後につながる貴重な勝点1を大阪に持ち帰ることに成功した。次節も再びアウェイだが、今節で課題として残った試合の入りを改善させ、今度こそ勝点3を掴みたい。
シュート数
10
2
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大井 健太郎(1), 新里 亮(1), 櫻内 渚(1), 松浦 拓弥(2), 山田 大記(3), 山本 康裕(1), 川又 堅碁(1)
-
杉本 健勇 (1), ヤン ドンヒョン (1)
ゴールキック
11
10
コーナーキック
4
4
直接フリーキック
15
10
間接フリーキック
3
0
オフサイド
3
0
ペナルティキック
0
1