2018明治安田生命J1リーグ 第10節

2018.4.25 (水) 19:03

キンチョウスタジアム

入場者数:8165人

セレッソ大阪
  • 清武 弘嗣 (51'), 清武 弘嗣 (60')
ベガルタ仙台
  • 蜂須賀 孝治 (10')
2-1
0-1 2-0

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 山口 蛍
MF 10 清武 弘嗣 51' 60' 74
MF 17 福満 隆貴 45+1' 90+2
MF 24 山村 和也 22' 79
FW 9 杉本 健勇
FW 18 ヤン ドンヒョン

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 4 藤本 康太 79
DF 16 片山 瑛一
MF 7 水沼 宏太
MF 38 西本 雅崇 90+2
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 13 高木 俊幸 74
監督 尹 晶煥

ベガルタ仙台

GK 1 シュミット ダニエル
DF 34 椎橋 慧也
DF 27 大岩 一貴
DF 39 金 正也
MF 6 板倉 滉 76' 83
MF 17 富田 晋伍 67
MF 4 蜂須賀 孝治 10'
MF 2 永戸 勝也
FW 16 野津田 岳人
FW 30 西村 拓真 56
FW 11 石原 直樹

サブ

GK 22 川浪 吾郎
DF 33 常田 克人
MF 10 梁 勇基 67
MF 23 中野 嘉大 56
MF 25 菅井 直樹
MF 40 関口 訓充
FW 19 ジャーメイン 良 83
監督 渡邉 晋

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・不用意なミスを減らしていこう
    ・時間は十分にある。落ち着いていこう
    ・攻守にセカンドボールを拾う意識をしよう
  • 【試合後】
    「今日の試合ですが、前節のダービーでの衝撃を引きずっている展開も序盤は見られました。すぐに失点してしまったのですが、すぐに試合に入る姿も見ることができました。後半に逆転まで可能だったということは、選手たちの勝ちたいという意欲が全面に出た結果だと思います。諦めない姿が逆転につながったと思います。全ての選手たちが連敗しないためにやってくれました。そのおかげだと思います。連敗しないことで、上位圏を狙うことができるのですが、ハードなスケジュールをしっかりと耐え、しっかりとやってくれたと思います。たくさんのサポーターの方がこの前の試合では失望されたかも知れませんが、また我々が立ち直れるように応援していただきたいと思います。これからずっと試合は続くのですが、もう一度、上に上がる土台を作れたと思います」

    Q:清武弘嗣選手の先発起用を決めた理由と、今日の2ゴールについては?

    「(先発起用については)たくさん悩みました。最初から入れるべきなのか、後半の途中から入れるべきなのか。すごく悩んだのですが、後半から入れることによって、雰囲気がガラっと変わる感じでもなかったので。逆に、最初から起用することで、できるところまで出させてみようと思いました。前半の序盤は体が重い姿も見られたのですが、時間が経てば経つにつれて、清武選手の長所がより見られましたし、得点に対する欲、ゴールに入る意欲が、すべてあのゴールにつながったと思います。いい選択をしたと思います」

選手コメント

  • ■福満 隆貴選手
    「公式戦、ACLも含めて連敗していたので、なんとしてもこの悪い流れを打ち切りたかったですし、また今日勝つことで勢いに乗ることが出来るので、そういう面で今日は何がなんでも勝ちたかった試合だった。
    失点してしまいましたけど、みんな焦らず、攻めた結果で逆転出来たので、そこは勢いに乗る材料の1つなのかなと思います。
    個人的には得点出来るチャンスはありましたし、その中で決めないといけないというのは解っていますけど、自分が出来る精一杯のアグレッシブさだったりを前面に出していかないといけないと思っていたので、そういう面で最後まで走り切れて良かったと思います」
    Q:清武選手が入って2列目から話をされたりとかがありましたね
    「練習からやっていますし、別に違和感なく入れたので、やっていて楽しかったです。競争も更に激しくなると思うし、それはチームにとって良いことになる。みんなで切磋琢磨しながら、誰がでてもいいサッカーがするのがセレッソの良さだと思うので、残りの連戦も連勝して乗り越えられるように頑張りたいと思います」
    Q:松田選手としゃべることが多かったですね
    「リク(松田)と組むということが余りなかったので、同い年だしプライベートでも仲が良いので、いつも通りやろうという感じで、コミュニケーションを取ることによって良い連係も出来ると思うのでお互い良かったかなと思います」
    Q:この勝ちは大きいですね!
    「連敗を止めたのは大きいですし、また更に勢いに乗れると思うので、また連勝出来るように頑張ります」

    ■山村 和也選手
    「ホームでしっかり勝つことが出来て良かったと思います」
    Q:連戦疲れは?
    「連戦での体の回復も、この試合のペースに慣れてきたので、意外と良い感じにコンディションは調整出来ているかなと思います」
    Q:どうやって回復させてる?
    「やっぱり寝ることと食事が一番ですね」
    Q:先週は嫌な週になりましたが、断ち切れましたね
    「しっかり勝てて、ホームで良い流れに持って行く事が出来たのはすごく良かったと思いますし、先制されてしまったのですけど、チームとしてもボールを保持しながらしっかり攻撃の形も幾つか出来たと思うので、そこはすごく良かったかなと思います」
    Q:後半に攻撃のスイッチが入った感じがしましたが
    「前半は先制されてしまって相手のペースだったのはあったと思いますが、後半はヒロシ(清武)が決める所でしっかり決めてくれて、しっかり流れを持って行くことが出来たと思います」
    Q:ハーフタイムで何かスイッチが入るような何かがあった?
    「特には無かったです。失点はしないようにしようとは言ってましたが」

    ■西本 雅崇選手
    「(出場は)最後の締めの所だったので、失点しないように、みんなより多く動けるので、そこでカバーしてやろうと思って入りました。
    連敗だけはしてはいけないというので、最初から気持ちの入った入りをしたのですが、あのような形で失点してしまった。でもキヨさん(清武)が上手く2点取って、チームとしても良い流れに持って行けると思うので、もう1回連勝を目指してやって行きたいと思います」

    ■山下 達也選手
    「失点しても前半から良い流れを作れている場面はあったので、ロッカールームでも絶対に逆転しようとか出来るという声があった。
    みんながそれを信じて全員で戦えたのがデカかったと思います」
    Q:最後の最後まで集中が切れなかったですね
    「みんなで声は掛け合っていましたし、何より攻撃の選手達が体を張って最後まで戻ってきてくれたのは、点を取るより1点分の活躍をしてくれたような走りでした」
    Q:清武選手のゴールもチームが乗れた一因だった?
    「キヨも悔しい部分もいっぱいあるだろうし、ワールドカップもあるし、そういうところでチームがしっかり勝たないとあいつ自身の可能性も出てこないと思うので、そこをしっかり勝利で飾れたというのはチームにとってもアイツにとってもデカいと思います。
    しっかり良い準備して(次の試合も)出ることがあれば、また体を張って頑張っていければと思います」

    ■山口 蛍選手
    Q:清武選手が戻ってきて攻撃が変わってきた?
    「ゲームを見るだけで説明する必要はないと思いますけど。帰ってきた効果が現れているのは一目瞭然だと思います」
    Q:山口選手のシュートのはね返りを詰めるのも流石でしたね
    「キヨ君一人しか反応していなかったので、上手く狙ってくれていたなと思いました。キヨ君自身も試合に出たい気持ちも人一倍強かったと思うし、ゴールを取ってチームに貢献したいという思いも強かったと思うので、それを今日は全部出してくれたから、本当にチームにとって良かったなと思います」
    Q:ダービーでの悪い流れを変えられる選手ということで心強い?
    「どの試合の負けよりダービーでの負けは僕たちにはこたえる部分が大きいので、それを今日は引き摺らずに上手く切り替えて出来たのは自分たちチームとして成長しているなと思う。
    もちろんダービーで勝てなかったことは本当に悔しいですけど、それを引き摺らずにホームでしっかり結果を残すことが本当に大事だと思います。
    ここからの連戦で勝ちを積み重ねて行ければ良いなと思います」
    Q:清武選手との信頼感がある?
    「信頼感というより、お互い感じ合っているものがあるので、そこは自然と何も言わずにここにいてくれるだろいうというのがあるし、キヨ君がいるだけで俺のリズムも作りやすいし、キヨ君もたくさんボールを触れると思う。
    俺もまず一番にキヨ君を見ているから、それはお互いにとって良い相乗効果になっていると思う。
    チームには色んな攻撃のバリエーションを与えてくれると思うので、そう言った意味では待ち望んでいた選手が帰ってきてくれたと思います」
    Q:清武選手が先発するのと途中出場で違う?
    「違いますね。ここ3試合くらいの途中出場は残り10分位で、ガンバ戦以外は勝っている状況だったので、ほとんど守備に回る時間が多かったので、キヨ君自身もボールに触れる回数も少なかったと思う。
    頭から出るとたくさんボールに触ってリズムを作ってくれるので、スタートから出てくれるのはチームにとっては1つ安心できる場所があるという感じです」
    Q:惜しいシュートがありましたね
    「入ったら良かったですけど」

    ■キム ジンヒョン選手
    「(ガンバ戦の)悔しい負けから、また先制されて、嫌な感じはありましたけど、しっかりみんなが切り替えて、やることを徹底してやれていたので、失点してから上手くボールが回るようになったと思う。
    慌ててやるより、しっかりやることをやれたと思います」
    Q:クロスも入ってきていたが
    「あんまり僕のところまで来なくて、前の4バックがしっかり対応していましたし、最後まで体を投げ出して、自分の体に当てる気持ちでやっていたので、すごく対応は良かったと思います。ガンバ戦もメチャクチャやられたワケじゃないし、センターバック2人がすごく上手く良いポジションから良い対応が出来ていたので、今日も変わらず上手く対応してくれて楽になった部分もあると思います」
    Q:福満、清武の両サイドが入ったのはまた違った?
    「すごく自分の持ち味を出す力がありますし、二人とも技術がしっかりしているし、今日の試合だけじゃなくいつもの練習から上手い選手なので、やっていて全然違和感も無いですし、後から見ていても任せて良い安心感はあります」
    Q:セットプレーの守備は上手く行ってる?
    「上手く対応していると思います。そこまでセットプレーでやられているワケじゃないですが、ゾーンで守っているので、ボールに対してもっと集中して、ボールが外に出るとか相手のコートに行くまで集中してやらないといけないなと思います」

    ■清武弘嗣選手
    「今日はメンバーが変わった中で、今まで出ていた選手の分まで、僕もタカ(福満隆貴)もドンちゃん(ヤン ドンヒョン)も走らないといけなかったですし、ユンさんがターンオーバーとして使った中で、出た選手が結果を残すことは大事なことだったので、今日はチーム全員でハードワークした結果が、いい結果に結びついたと思います」

    Q:監督も先発起用についてはかなり悩んだということですが、いつ先発を聞いたのですか?
    「試合前のミーティングの時ですね」

    Q:ご自身の中では準備もしていましたか?
    「正直、いつでも行ける準備はしていましたけど、(水沼)宏太もトシ(高木俊幸)もいいパフォーマンスを続けている中で、層も厚くなって、誰が出てもいいサッカーができていたので。だから、誰が出てもいいなと思っていましたけど、今日はその中で僕とタカがチョイスされて、みんなよく走って勝てたと思います」

    Q:自身の1点目を振り返ると?
    「1点目は崩しが良かったです。DFもめちゃ食いついていましたし、確実にかわして、あとはGKを見て、打ちました。いい流れで崩せたと思います」

    Q:2点目は、山口蛍選手のシュートのこぼれ球でしたか?
    「あの一瞬だけ、(柿谷)曜一朗がいつも狙っている姿がパッと思い浮かんで。シュートを打った後に、確実に曜一朗はあそこにいるので。一瞬だけパッと思って行ったら、マジでこぼれてきたので、いつもベンチで試合を見ている中で、観察していてよかったです(笑)蛍のシュートも前半から当たっていたので、こぼれてくるかな、という思いもありました」

    Q:苦しんできた分、今日の結果は格別な思いもあるのでは?
    「またこうやってピッチに先発で戻ってこられたことは幸せなことですし、もうケガしたくないですね」

    Q:大阪ダービーでの敗戦を払拭するためにも、今日はどうしても勝利が必要だったと思います。
    「今日の試合を迎える中で、僕たち以上にサポーターが、切り替えているサポーターもいれば、切り替えることができていないサポーターもいる中で、自分たちがこれから上に行くためには今日は絶対に勝たないといけない試合でした。その中で、サポーターがたくさんスタジアムに来て応援してくれたのはありがたかったです。大阪ダービーで負けて切り替えるのは簡単ではないし、難しいですけど、今日はサポーターの力が一番、大きかったのかなと思います」

    ■杉本健勇選手
    Q:序盤は仙台ペースかなという中で、前半の終盤から、こちらもスイッチが入った?
    「そうですね。すぐに先制点を決められてしまって。前半の最後の方というか、途中からチャンスは作れていたので。あと少しの精度でした。ハーフタイムにも、『悪くない。続けていこう』という話はしていました。ただ、出足は相手が早かったので、そこは意識しようと。後半は良かったと思います」

    Q:1点目については、左サイドでうまく崩せた?
    「相手がもう少し食いついてくるかなと思って、股をドリブルで狙いました。あまりうまくいかなかったんですけど、いいところにこぼれて。キヨくんもいいところにポジションを取っていたと思います。キヨくんが入って、ボールも持てますし、ドリブルもできますし、なんせ頭がいいので。動きの部分で、相手の中途半端なポジションを突くのがうまい。今日は助かった部分もありました。助かったというか、2点を取ってくれたので。苦しい思いもしてきたと思うので、キヨくんが点を取って勝てたことは、チームにとってもいいことだし、自分もうれしいです」

    Q:自分自身にも、そろそろゴールが欲しいのでは?
    「そうですね。欲しいですけど、昨季、自分が取れていた理由を振り返って考えると、やっぱり、チームのために走ったり、チームが勝てばと思って一生懸命やっていたので。その結果が自分のゴールにつながった形がたくさんありました。今季は、自分が点を取らないと、というふうに思い過ぎていた部分もあります。でも、やっぱり違うなと。今日は取れなかったですけど、しっかりそうやってプレーしていけば、次は取れるんじゃないですか(笑)」

    ■キム ジンヒョン
    「先に失点して、嫌な感じもありましたけど、みんなが切り替えて、やることを徹底していました。慌ててやらずに、しっかりとやるべきプレーをやったと思います」

    Q:相手のクロスに対しても、しっかりと体を張れていましたか?
    「そうですね。今日はあまり僕までボールが来ることなく、前の4バックがしっかり対応していました。最後まで体を投げ出して、自分の体に当てる気持ちでやっていたので、対応していたと思います」

    ■藤本康太選手
    Q:今季初のJ1リーグ戦での出場でしたが?
    「あの時間帯に入ったので、やることはハッキリしていました。ボールを受けて、というよりも、しっかりと守備で貢献しようと思って入りました。試合感覚も良かったと思います」

    Q:入ってすぐ、ヘディングでのチャンスもありましたが?
    「ポカンと空いていたので。でも、遠かったです。俺のヘディングの威力ではダメでした(笑)」

    Q:終盤の時間帯については?そこまでやられる雰囲気もなかったですか?
    「危ない、とまではいかないけど、ゴール前でファウルしたり、クロスも受けたり。でも、あそこで今日は球際で体を張って、シュートブロックもできました。そういうところをもっともっと普通にやれたら、また強い時の自分たちに戻れると思うし、毎試合、ああいうプレーはしないといけません」

    Q:中2日での連戦なだけに、次節は先発の可能性もあるのでは?
    「準備しておきます。それしか言えません(笑)頑張ります!」

試合後記

  • 先発復帰を果たした清武弘嗣が2得点!逆転で仙台を破り、再び前を向く勝利を収める

    J1第10節・ベガルタ仙台戦。ついに、この男が先発に名を連ねた。今季から背番号10を身にまとう清武弘嗣だ。セレッソ大阪へ復帰して2年目の今季は、開幕前のキャンプからフルメニューをこなすと、シーズンの開幕を告げるFUJI XEROX SUPER CUPでは得点も奪い、チームを勝利に導き、最高のスタートを切った。ところが、AFCチャンピオンズリーグMD2、広州恒大戦を3日後に控えた2月18日の練習中に右腓腹筋を損傷。しばしの戦線離脱を余儀なくされた。

    負傷から約1ヶ月半。J1第7節・川崎フロンターレ戦で途中出場による復帰を果たすと、そこから、リーグ戦では川崎F戦を含めて3試合連続での途中出場を経て、今節、ついに先発復帰を果たした。試合前日の囲み取材では、「まだ先発は難しいのでないか」と尹晶煥監督は清武について話していただけに、先発はサプライズでもあった。

    そんな背番号10に注目が集まる中、始まった試合は、両サイドを広く使ってクロスから活路を見出す仙台に先制される厳しい入りとなった。10分、CKのこぼれ球を拾われ、野津田岳人の浮き球のパスに抜け出した蜂須賀孝治にダイレクトでシュートを決められた。セレッソとしてはオフサイドを取りに行った場面だったが、松田陸が残っていたことで、オフサイドは適用されず。あっさりと失点を許す立ち上がりとなった。

    それでも、セレッソに慌てる様子は見られず、清武を中心にボールを保持して仙台の守備を破りにかかると、30分過ぎからは相手を押し込み始める。40分、山村和也のパスに抜け出した福満隆貴が見事なトラップから前を向いてシュートを放てば、44分には、清武のCKのこぼれ球を山口蛍がシュート。芯を捉えた素晴らしいシュートだったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

    後半、セレッソの勢いは加速する。その中心にいたのは、やはり清武だ。51分、丸橋祐介のフィードを収めて杉本健勇へパス。杉本が粘ってキープし、前方にいた清武へパスを送ると、受けた清武が冷静に相手DFをかわしてGKも届かないコースへシュート。見事な崩しと鮮やかな個人技が合わさり、セレッソが同点に追いついた。

    その後も、55分に決定機。清武の意表を突いたグラウンダーでのCKから山口がシュートを放つ。GKに防がれた跳ね返りを山村が詰めるも、ここはゴールライン上でDFにクリアされた。一度、火が点いた攻撃は止まらない。「意識もプレーも受けに回り過ぎた」と、この時間帯について渡邉晋監督が試合後に悔やんだ仙台を尻目に、セレッソが逆転に成功。60分、DFラインの丸橋から丁寧にパスをつないで前線までボールを運ぶと、最後は杉本の落としを受けた山口の地を這うミドルシュートをGKが弾いたところを清武が詰め、ゴールネットを揺らした。「あの一瞬だけ、(柿谷)曜一朗がいつも狙っている姿がパッと思い浮かんだ」とは清武。まさに、歴戦のストライカーのような抜け目ない嗅覚を発揮し、隙を逃さず仕留めてみせた。

    逆転後は、中盤に藤本康太を投入して守備を固めるとともに、後半アディショナルタイムには西本雅崇を投入して5バックにして逃げ切りに成功した尹晶煥監督。試合前日、「大阪ダービーに敗れた雰囲気を払拭するには、次の試合で勝つことだ」と話していたが、まさに自身の采配がズバリ的中し、チームを再び前向きにさせる勝利をもたらした。

    そして、殊勲の2得点を決めた清武。「今日はメンバーが替わった中で、今まで出ていた選手の分まで、僕もタカ(福満)もドンちゃん(ヤン ドンヒョン)も走らないといけなかった」とこの試合に懸けていた意気込みを話すと、大阪ダービーについても言及。「正直、僕ら以上にサポーターにとっても切り替えることは難しかったと思うけど、今日、スタジアムに来て応援してくれたのはありがたかった」。チームの背中を押してくれた、12番目の選手たちに感謝の言葉を述べた。

    大阪ダービーでの悔し過ぎる敗戦を払拭し、今後の連戦へ向けて弾みを付けるためにも、どうしても勝利が欲しかった一戦でセレッソが見事な底力を発揮し、逆転勝利を収めた。

テキスト速報

試合経過
西本 雅崇 (in) 福満 隆貴 (out) 90+2'
83' ジャーメイン 良 (in) 板倉 滉 (out)
藤本 康太 (in) 山村 和也 (out) 79'
76' 板倉 滉
高木 俊幸 (in) 清武 弘嗣 (out) 74'
67' 梁 勇基 (in) 富田 晋伍 (out)
清武 弘嗣 60'
56' 中野 嘉大 (in) 西村 拓真 (out)
清武 弘嗣 51'
福満 隆貴 45+1'
山村 和也 22'
10' 蜂須賀 孝治

シュート数

19 6
    マテイ ヨニッチ(2), 山口 蛍(4), 清武 弘嗣(3), 福満 隆貴(1), 山村 和也(3), 杉本 健勇(3), ヤン ドンヒョン(2), 藤本 康太(1)
    金 正也 (1), 蜂須賀 孝治 (1), 永戸 勝也 (1), 野津田 岳人 (2), 梁 勇基 (1)

ゴールキック

9 6

コーナーキック

9 5

直接フリーキック

18 15

間接フリーキック

1 2

オフサイド

1 2

ペナルティキック

0 0