2018明治安田生命J1リーグ 第9節

2018.4.21 (土) 19:03

パナソニック スタジアム 吹田

入場者数:35,242人

ガンバ大阪
  • ファン ウィジョ (41')
セレッソ大阪
1-0
1-0 0-0

ガンバ大阪

GK 1 東口 順昭 16
DF 22 オ ジェソク
DF 5 三浦 弦太
DF 3 ファビオ 90+2'
DF 4 藤春 廣輝
MF 29 髙江 麗央
MF 8 マテウス 45+5'
MF 7 遠藤 保仁 81
FW 25 藤本 淳吾 63
FW 11 ファン ウィジョ 41' 45+4'
FW 10 倉田 秋

サブ

GK 23 林 瑞輝 67' 16
DF 6 初瀬 亮
DF 13 菅沼 駿哉
DF 14 米倉 恒貴 63
MF 21 矢島 慎也
MF 40 食野 亮太郎
FW 38 中村 敬斗 81
監督 レヴィー クルピ

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■自分達のボールの奪われ方が悪い
    ■球際で負けないように
    ■最後まで集中して戦おう!
  • 【試合後】
    「たくさんの方がいい雰囲気を作って下さったのですが、残念な結果になってしまいました。お互いにとってしんどい試合になると思っていましたが、我々の選手たちも意欲的に戦いました。一つのミスによってこのような結果になったことは残念に思います。ダービーでのアウェイという壁を乗り越えられなかったと思っています。今日の試合に向けてたくさんの準備をしたのですが、そういった部分も出せませんでした。ガンバ大阪さんは成績が出ていませんでしたが、今日の試合を見ていると、特に精神的な面で我々を上回っていたと思います。ただ、次の試合がすぐに来るので、しっかり準備しないといけないと思っています。今日は我々の良くない部分が出た試合になりましたが、早く修正することができれば、またいい姿をお見せできるのではないかと思います」

    Q:PKに至ったパスミスも含め、普段の試合に比べてつなぎでミスも目立ったが、大阪ダービー特有の雰囲気や相手の気迫の含め、後手に回ってしまった?

    「PKの判定に関しては、審判が正確な判断をしたのだと思います。PKを与える前ですね、我々のミスから始まってしまった。常に選手には話しているのですが、今日は特に出てしまったと思います。ただ、十分、修正できる部分だと思いますし、選手との会話が必要になります。相手の強固なマークによって我々が攻撃をできなかった場面もありました」

    Q:ACLで主力選手を休ませて臨んだ大阪ダービーで結果が出なかったことはどうお考えでしょうか?
    「ACL、大阪ダービーという試合があった中で、大阪ダービーに関しては我々の選手も深く考えているので、しっかりと準備をしてきたのですが、グラウンドには我々だけがいるわけではないので。ガンバの選手たちもしっかりと準備をしてきたと思います。アウェイという難しさもありました。それを乗り越えることによって、上位に行けるのですが、我々にはまだ不足しています。もっといいチーム、名門と呼ばれるチームになるためには、こういった難しい局面を乗り越える力を身に付ける必要があると思います」

選手コメント

  • ■柿谷曜一朗
    「結果に対して文句を言うつもりもないですし、素直に受け止めないといけない。ダービーでPKだけで決まってしまうのは、もったいなかったな、というのはあるけど、守備陣は頑張ってくれていたので、俺ら前の選手が点を取れなかったことが全てかなと思います。失点してからは、チームとしてバランスを崩すのか、そのまま行くのか、というところの意思統一ができていなかったかなと。ダービーなので、単純に悔しいですけど、もう少しできたのではないかなと思います」

    Q:不完全燃焼の試合になってしまった感じですか?

    「そうですね。まぁでも、たくさんのサポーターが来てくれて。もっと楽しい試合ができればよかったですけど、ダービーに関しては、今までの歴史もそうですけど、どうしても勝負弱いところがあって。結果が出ていないから勝負弱いって言われるところを、僕らが直せればと思っているのですが。プラスに考えるなら、今までのダービーとは違って。僕の中のイメージでは、今までは自分たちが我慢する時間が多い試合が多かったかなと思う中で、今日は前半のサッカーが後半もできれば、チームとしては良かったのかなと。全員がボールを触って、受けて、フィニッシュのところは僕と健勇が直さないといけないですけど、それまでの作りは悪くなかったと思います。ただ、今日の負けは個人的には引きずるし、すぐに切り替えられるかは分かりませんが、すぐに試合は来るので。今日は悔しいですけど、次の試合に向けてしっかり準備できればと思います」

    ■山口蛍
    「自分たちがチャンスになりそうなシーンも多く作っていたと思うけど、最後の最後、相手も体を投げ出してきて、チャンスになり切らなかったシーンもあったので、崩すところの精度が足りなかったと思います」

    Q:試合前に話していた、「ダービーに今の順位は関係ない」という部分が出た試合になりましたか?
    「そうですね。ダービーの勝負に関しては、こういう試合になると思いましたし、自分たちもリーグ戦4連勝で来ましたけど、まだまだ、ということも感じました」

    Q:大阪ダービーのリーグ戦でのアウェイはなかなか勝てないのは悔しいのでは?
    「03年以来アウェイで勝っていない、ということは今回の試合まで知らなかったので。その中で、覆したいという思いで挑みましたけど、なかなかうまくいかなかった。また次、ホームで試合がすぐにあるので、この負けを引きずらないように、連敗しないようにやっていいたいと思います」

    ■マテイ ヨニッチ
    Q:PKの場面は納得がいかないですか?
    「PKのところは、リプレイを見てみないと分かりませんが、それ以外のところで、両チームに対しての判断やジャッジがあまり良くなかったと思います。もう一度、試合を見てみないと分かないですが」

    Q:敗戦という結果はやはり悔しいですね。
    「そうですね。最終的には、結果をレフェリーのせいにはできません。我々もチャンスを作れたので、そこを決め切れなかったことも敗因でした。人数をかけて攻めた分、裏のスペースを空けてしまい、カウンターでやられて0-2になってもおかしくない試合でした。数多くのサポーターがここに駆け付けてくれて、一生懸命、応援して下さったので『負けてしまってごめんなさい』ということは伝えたいと思います」

    Q:ダービー特有の難しさは感じましたか?
    「どうでしょうか。ダービーに関係なく、相手が与えられたチャンスを決めて、我々がチャンスを決め切れなかったのが敗因だと思います。また次、すぐにリーグ戦が来ますので、しっかりとリカバリーして試合に臨みたいと思います」

    ■山下達也
    「前半に関しては、PKの場面と、相手のクロスに合わせられた場面くらいで、そんなに相手としての怖さはなかったので、勝ちたい試合ではありました。相手は(ファン)ウィジョしか動き出していないので、出し手とのタイミングをうまく見ながら体をぶつけたり、相手のコースに入ったり、そういう駆け引きはありました。相性的にはいい感じでした。相手のカウンターは何本かありましたけど、ゲームは支配していたと思うし、ポジティブに考えて、しっかりリカバリーして、次の試合に向けて準備したいと思います。ダービーは、試合までの流れとかチームの調子も関係ない、特別な試合なので、切り替えて、引きずらずに、またガンバとはホームでできるので、そこでしっかり勝ちたいと思います」

    ■キム ジンヒョン
    「試合に向けていい準備はしましたけど、結果を出せなかったことが残念です」

    Q:PKになる前の場面も含め、全体的に普段よりつなぎのミスが目立っていたように思うが?

    「(山口)蛍が『ごめん』って言ってきましたけど、僕はそういうことは気にしていないので。取られることもあるし、ミスすることもある。後ろでしっかり準備をしないといけない。結果、PKでやられて負けたんですけど、他の場面に関しては、(ファン)ウィジョを抑えることができたことは良かったと思います。今日は点が取れるチャンスもあまりなかったし、うまくいっても、シュートで終われなかったことも、今日の結果になったのかなと思います」

    Q:失点後は少し落ち着きをなくしたような感じになりましたが、ジンヒョン選手は雰囲気に飲まれず、セーブーもフィードも落ち着いていたように見えました。

    「僕らは1点差で負けていて、後半は、『リスタートも早くやっていかないといけない』という話はしましたし、僕にも『早くして欲しい』という話がありました。早くした中で、落ち着くところは落ち着かないと、流れを掴めないと思っていました。全体として見ればそこまで悪くなかった試合でしたが、結果が一番なので。サポーターの皆さんには申し訳ないと思います」

    ■高木俊幸
    「PKで流れを変えられてしまった。気持ちを持って行かれて、自分たちが慌てる要因になってしまった。試合展開的には最後の方、間延びしていて、自分たちもイケイケになって、そのカウンターが成功しきれば良かったですけど、しきれないでセカンドボールが相手の方に行ったり、なかなかパッとしない展開が続いてしまった。
    その中で自分が決めきれるチャンスもあったと思うし、チャンスには絡んで行っていたので、最後の精度が低かったので、ゼロ点という結果に繋がってしまった。そこに関しては悔しいですし、自分個人としてはかなり責任を感じています」

    Q:初めての大阪ダービーは?

    「両サポーター共に雰囲気作りとしては良いものを作ってくれて、選手としてはかなりやり甲斐のある試合だったと思う。もっと好ゲームを見せないと行けないと思ったので、こんな1本のPKで決まってしまうような試合で終わってしまってはいけないと試合をトータル的に見て思いました。
    終わった後のセレッソサポーターのブーイングもしっかり真摯に受け止められるし、今日の試合はアウェイですけど絶対に勝ちが必要だったと思う。ゼロ点で終わって良いような試合じゃなかったと思うので、サポーターには申し訳ないという気持ちです。
    大事なのは、また次の試合だと思う。ダービーで1つ負けるというのは、なかなか引き摺るものがあると思いますが、引き摺ってはいけないと思うし、次の試合でまた勝って、しっかり勝ちを続けていけるキッカケになるような試合になるような試合にしないといけないと思います」

    ■水沼宏太
    「チャンスもあったので、それを決めきっていたら、タラレバですけど勝てたと思う。前半のチャンスをチームとしてものにできていたら、また違った展開になったと思うので、来たチャンスは絶対に逃さないという所はチームとしてやって行くことが大事だと思います」

    Q:内容的には良かったですよね

    「崩せたシーンも何個かあったし、気持ちもみんな入っていたし、球際の所でガチャガチャ行けていたと言う所はありますけど、セカンドボールが運悪く…というか、相手にこぼれちゃったりとかする場面もあったので、そういう所は課題かなと思います。
    セカンドボールを拾って二次攻撃、三次攻撃という厚みのある攻撃が出来なかったのが課題であると思うので、そこは修正点かなと思います。
    連戦なんで引き摺らないように頑張りたいと思います」

    ■マテイヨニッチ
    「失点してから同点に追いつくチャンスも結構あったので、それを決めきれなかったのが足りなかった部分ですね。
    結構人数を掛けて攻めたのですが、その分裏のスペースを空けてしまって、カウンターでやられるシーンもあったので、逆に2-0で負けてもおかしくなかったと思います。最終的には我々が与えられたチャンスを決められなかったのが敗因だと思います。
    多くのサポーターのみなさんが駆けつけてくれていたのに負けてしまって申し訳ないです」

    Q:ダービーの難しさは?
    「ダービーに関わらず、我々は4連勝して調子が良かったので、本当に相手が与えられたチャンスをしっかり決めて、我々が決定機に決められなかったのが敗因だった。でもすぐ次の水曜日に試合があるので、気持ちを切り替えて良いリカバリーをして、備えたいと思います」

    ■松田陸
    Q:試合内容は有利に立っていましたが…

    「そうですね。立ち上がりセカンドボール、背後を狙うことが出来たのは良かった。ただ負けは負けなので悔しいです」

    Q:良いリズムの中で相手選手が負傷して、試合が中断したのは響きました?

    「多少リズムが崩れたのはありました」

    Q:右サイドから質の高いクロスでチャンスを演出していましたね

    「コウタ君(水沼)と上手く崩して室の高いクロスでもっとチャンスを演出しなければいけないと思います」

    ■片山瑛一
    「外から見ていて立ち上がりから自分たちのサッカーが出来ていたと思いましたけど、失点してからチャンスもあった中でなかなか決められなかったところと、途中で入って流れを変えたかったですし、しっかりとゼロで抑えながらも攻撃でアクセントを付けたかったのですけど、出来なかったので、課題の残る試合でした。
    こういう試合を勝ちに結びつけられるようにやって行きたいですし、特別な試合だったので残念だったと思います」

    Q:大阪ダービーの雰囲気は?
    「試合前からボルテージがすごく高いスタジアムでしたし、スタジアムに入る前からサポーターの熱気というのは伝わって来ました。そう言った中で勝てなかったのはすごく申し訳ないですし、こういう良い雰囲気を作って貰ったので、次は結果で応えられるようにやって行きたいと思います」

試合後記

  • シュート18本も最後まで1点が遠く、必勝を期した大阪ダービーを勝利で飾れず

    公式戦における今季初の大阪ダービーは、前売りでチケットは完売。試合前から両チームのサポーターが作り出す熱気でスタジアムのボルテージは最高潮に高まり、舞台は出来上がっていた。

    最初にチャンスを掴んだのはセレッソ大阪。開始1分、山村和也の縦パスを杉本健勇が落とし、柿谷曜一朗がペナルティーエリア内に切れ込んでシュートを放つも、バーを越えた。その後もセレッソが小気味よいパスワークで相手陣内へ攻め込む中、11分、ガンバ大阪にアクシデントが発生。キム ジンヒョンのキックに反応した東口 順昭と三浦 弦太が激突。三浦の頭が東口の頬に入り、ボールがこぼれると、拾った杉本が右サイドへ展開。松田陸のクロスにファーサイドで柿谷が頭で合わせたが、立ち上がって戻ってきた東口のセーブに遭い、得点ならず。もっとも、このプレーで東口はプレー続行不可能となり、急遽、この試合がJ1リーグ戦初出場となった林瑞輝がピッチに入った。

    あくまでピッチに戻ろうとした東口の無念の思いを受け、闘志に火が点いたのがガンバ。24分、26分と倉田秋からファン ウィジョへパスが渡ると、2度目のヘディングは決定的な形だったが、ここはキム ジンヒョンが好セーブでゴールを割らせない。30分過ぎから再びリズムを取り返したセレッソは、立て続けに好機を作ったが、決め切ることができずにいると、39分、中盤で山口蛍のパスをカットされ、ガンバに素早く前線へ運ばれると、ファン ウィジョの突破にマテイ ヨニッチが足をかけ、PKを取られてしまう。41分、これをファン ウィジョに決められ、セレッソが1点ビハインドで前半を折り返した。

    後半も最初に相手陣内へ攻め込んだのはセレッソ。49分、細かいパス交換から最後は松田のパスから柿谷がDFラインの裏を取ったが、シュートまでは持ち込めず。51分には、高木俊幸のロングパスが山口へ渡り、山口が速いクロスをゴール前へ上げるとGK林が弾き、ボールがこぼれるも、押し込めなかった。すると、55分にはガンバに決定機を作られる。自陣右サイドを崩され、藤春廣輝のクロスから藤本淳吾に決定的なヘディングを許したが、ここはキム ジンヒョンが何とか手に当て、ポストに当たって跳ね返ってきたボールもしっかりキャッチ。頼れる守護神にスーパープレーが飛び出し、ガンバに追加点は許さない。

    その後もチャンス自体はセレッソの方が多く、85分には杉本、88分には高木と立て続けに好機を迎えるも、シュートが枠に入らない。89分には、山口がボール奪取から自ら持ち込み、鋭いクロスを上げると、柿谷が飛び込むも、惜しくも一歩合わなかった。結局、前半に喫したPKによる失点が最後まで重くのしかかり、セレッソが1-0でガンバに敗れた。

    試合開始から終了までテンションが途切れることなく、球際でバチバチとぶつかり合った激闘。両チームが見せたプレーは、“これぞダービー”と呼べる内容だった。その一方で、セレッソサイドからしてみると、“やはりダービー”との感も残る。というのも、今節までリーグ戦1勝で最下位に喘いでいたガンバだが、この試合で見せた気迫や守備における激しさはそれまでの試合とは全くの別モノだったから。「現在の順位や状況はダービーには関係ない」。試合前、尹晶煥監督やセレッソの選手たちも警戒していたガンバの底力に屈してしまった。リーグ戦4連勝の勢いそのままに、“鬼門撃破”といきたかったセレッソだったが、またしてもガンバのアウェイで苦杯を嘗め、03年7月以来となる、大阪ダービーにおけるリーグ戦でのアウェイ勝利を掴むことはできなかった。

テキスト速報

試合経過
ファビオ 90+2'
82' ヤン ドンヒョン (in) 山村 和也 (out)
中村 敬斗 (in) 遠藤 保仁 (out) 81'
77' 清武 弘嗣 (in) 水沼 宏太 (out)
77' 片山 瑛一 (in) 丸橋 祐介 (out)
林 瑞輝 67'
米倉 恒貴 (in) 藤本 淳吾 (out) 63'
マテウス 45+5'
ファン ウィジョ 45+4'
ファン ウィジョ 41'
林 瑞輝 (in) 東口 順昭 (out) 16'

シュート数

11 18
    マテウス(3), 遠藤 保仁(1), 藤本 淳吾(1), ファン ウィジョ(5), 倉田 秋(1)
    松田 陸 (1), マテイ ヨニッチ (1), 山口 蛍 (1), 水沼 宏太 (2), 山村 和也 (2), 柿谷 曜一朗 (2), 杉本 健勇 (2), 高木 俊幸 (6), ヤン ドンヒョン (1)

ゴールキック

14 6

コーナーキック

2 4

直接フリーキック

12 21

間接フリーキック

2 4

オフサイド

2 4

ペナルティキック

1 0