2018明治安田生命J1リーグ 第2節

2018.3.2 (金) 19:03

キンチョウスタジアム

入場者数:10,415人

セレッソ大阪
  • 杉本 健勇 (27'), 高木 俊幸 (43'), 柿谷 曜一朗 (72')
北海道コンサドーレ札幌
  • チャナティップ (62'), 深井 一希 (69'), 進藤 亮佑 (79')
3-3
2-0 1-3

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸 67'
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 木本 恭生 86
DF 22 マテイ ヨニッチ
MF 6 山口 蛍
MF 7 水沼 宏太
MF 11 ソウザ
FW 8 柿谷 曜一朗 72' 84
FW 9 杉本 健勇 27'
FW 13 高木 俊幸 43' 68

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介
DF 16 片山 瑛一 86
MF 24 山村 和也 68
MF 26 秋山 大地
MF 32 田中 亜土夢
FW 18 ヤン ドンヒョン 84
監督 尹 晶煥

北海道コンサドーレ札幌

GK 25 ク ソンユン
DF 35 進藤 亮佑 79'
DF 20 キム ミンテ
DF 5 福森 晃斗
MF 14 駒井 善成 84
MF 10 宮澤 裕樹 46*
MF 8 深井 一希 69' 82
MF 38 菅 大輝 90+4'
MF 41 三好 康児 90+4'
MF 18 チャナティップ 62'
FW 48 ジェイ

サブ

GK 1 菅野 孝憲
DF 32 石川 直樹 82
MF 6 兵藤 慎剛 46*
MF 26 早坂 良太 84
MF 44 小野 伸二
FW 9 都倉 賢
FW 11 ヘイス
監督 ペトロヴィッチ

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■今はテンポ良くやっている。サイドを使い分けて行こう。
    ■後半の入り方が非常に大事。
    ■チャンスがあれば、しっかりとものにしよう。
  • 【試合後】
    大勢の方々に足を運んでいただきましたけど、いい結果で終わることができなくて、申し訳なく思います、前半はいい試合を見せることができたと思いますが、後半は違うチームになってしまう姿が見られました。後半に入る前に、「2-0は危ないスコアだ」という話をしましたけど、それが現実になったと思います。後半に入ってから相手が強く出て来るのは予想しましたけども、前線でのキープがうまくいかなくて、試合運びもうまくいきませんでした。もちろん、意欲を持ってやろうとする姿は見せたのですが、相手に試合の流れを奪われたことは僕らが反省しないといけないところです。こんなに大量失点してしまったのは久しぶりですが、失点した部分を見直して、修正しないといけません。90分間、サッカーをやらないといけないのですが、良くて派手なプレーは45分しかなかったと思います。それを90分間できる力を付けることが大事だと思います。引き分けたから満足できるような試合ではなかったと思いますし、勝つ努力をしないといけません。精神的にも体的にもきつくなってくると思いますが、僕らは勝ち抜いていかないといけません。これを乗り越えることで、いいチームに変貌することができるのではないかと思います。

選手コメント

  • ■杉本健勇
    Q:得点場面を振り返ると?
    「ピッチもスリッピーだったので、クロスが流れて来た時の準備はできていました。シュートもいいところに行きましたし、落ち着いて打てたと思います。ただ、そこからの、自分自身、点を取るところであったり、守備であったり、課題は残りました」

    Q:リーグ戦2試合目で今季初得点を取れたことについては?
    「早く取りたかったし、もちろん、毎試合取ることを目指している中で、2試合に1点は取りたいと思っています。ただ、それが勝利につながらないと(意味がない)。今日も、2点を取らないとアカンかったなと思います」

    ■高木俊幸
    Q:打ち合いになった試合を振り返ると?
    「前半、いい形で2点を取れて、ちょっと油断したというか。監督もハーフタイムに『2-0は一番、怖いスコア』と言っていたんですけど、その通りの展開になってしまったので、ほぼ負けに等しい引き分けかなと思います」

    Q:前半は理想的な流れでしたか?
    「そうですね。前半はボールも持てたと思うし、いい形でゴールも取れたので、理想の展開だったんですけど、後半はちょっとオープンな展開になって、そこから相手もセットプレーがかなり武器になってきた。自分たちのファウルも増えて、相手の思うような展開に持ち込まれたのかなと思います。セットプレーは、最終的には人と人なので、やられてはいけないですけど、その前に、セットプレーに持っていかれるような展開にしたことが悪かったのかなと思います」

    Q:自身の得点場面を振り返ると?
    「曜一朗くんなら出してくれるかなというシーンだったので、自分はもう、信じて走るだけだったかなと思います」

    Q:ここからチームとして大事にしていきたいところは?
    「こういう試合を勝ちに持って行くことが必要になってきます。得点は取れていると思うので、そこからどう試合を運ぶかというところ。今日、出た課題はそういうところなので、次は勝ち切れるようにしたいと思います」

    ■水沼宏太
    「(後半は)点を取りに行って、間のスペースが空いて、行ったり来たりの攻防になったんですけど、ああいう形になったとしても、点の入れられ方が(良くない)。ゴール前で一歩寄せ切れなかったりとか、結局、紙一重で結果につながってくる。そこで、しっかり体を張れている時は、去年も勝点をモノにできていた。そういったところは物足りない。みんな一人一人分かっていると思いますけど、もったいない。責任を持ってゴール前で体を張るとか、ボールのところに一歩寄せるとか。この前の試合もそうですけど、セカンドボールもそうだし、全体的に、予測や反応が足りないかなと思います」

    Q:試合後の監督は厳しい言葉もありましたか?
    「いや、ハーフタイムに『2-0は危ないよ』とは言われていたんですけど、ふわっと入ると、こういうことにもなりますし。チームとしてやることなので、どこかこう、気を抜いているとは言いませんけど、穴を相手は狙ってくるので、そういうところは自分たちにまだまだ足りないところ。一つ崩れたら3失点してしまうのはよくない。ただ、負けなかったので。今年はまだ負けていないので、そこは救いかなと思います。去年も出だしは良くなかったので。次、ACLがありますけど、こういう過密日程の中で、全員で、どの大会でも勝点3を取っていくということは、チームとして成長できるところ。今年の最後に、『こういう(厳しい)こともあったけど、耐えることができて良かったね』と言えるシーズンにするために、やっていければいいかなと思います」

    ■山口蛍
    Q:後半どの辺りが変わった?
    「別に変えたつもりはないですけど、相手のストロングな部分を出させてしまったのかなと。それに尽きると思います」

    Q:ストロングな部分はクロス?
    「ファウルもセットプレーも、結局全部クロスからやられているので、サイドでなるべくクロスを上げさせないように、もうチョット寄せろとは言ってはいたけど、簡単に上げさせ過ぎていたと思う。中のマークももうチョットちゃんと付かないと行けなかったと思う。その前にも取られ方も悪いというのもあるし、色んな所が重なっているから、今は何とも言えないですけど」

    Q:原因で見えているものはありますか?
    「単純に失点する前はミスも取られ方も良くないし、上手くチームとしてボールが繋がっていないというのがあるから、そこは無くしていきたいと思う。
    まだ2節なので、去年もスタートは良くなかったし、負けなかったことを考えればプラスに取れると思うので、コレばっかりは切り替えてやるしかない」

    Q:札幌はクロスの精度が高いのと中に強い選手がいるというのは警戒していた?
    「ジェイが一番前にいるので、それは警戒していたし、ストロングな部分はそこだったので、そこがもっと上手く対応できれば良かったのかなと思う。前半はそれが出来ていたので、後半は単にミスもあったし、ちょっと集中力を欠いていた部分もあったと思う」

    Q:疲れじゃなくて集中の問題?
    「疲れとかじゃないと思うし、それは言い訳でしかないので、ただ『コレくらいで大丈夫か』という気持ちもあるし、『上げさせても大丈夫か』というのもあると思う。そうじゃなくて、チョットの所を1個1個詰めて行かないと勝てないと思うので、そういうところをしっかり次からやっていければ良いと思います」

    ■木本恭生
    「前半はDFラインも高くして、裏のボールにも対応できたのですが、後半は前からのプレスもかからなくなって、少しラインも下がってしまった。相手に自由を与えてしまいました。後半は立ち上がりも危ないシーンがあって、そこで修正できればまた違ったのですが、引きずってしまったので、悪い展開になってしまいました。後半は自分たちから崩れてしまって、課題が多い試合になりました」

    Q:後半、崩れたのは連戦による疲れもある?
    「疲れではないと思います。サッカーの中で危険だと言われる2点差を付けて、そこで油断というか、自分もそうですけど、気持ちに隙があったのかなと思います。もっと気持ちを引き締めれば、去年のような戦い方も出来ると思います。自分たちが一番分かっているので、次のACLやリーグ戦で挽回していきたいと思います」

    ■マテイ ヨニッチ
    「前半はすごく良かったのですけど、後半になると油断したのか、よく理由は解らないですけどやられてしまいました」

    Q:前半は鉄壁に見えましたが、後半は気持ちの面が大きいですか?
    「前半あんなに良かったのに、後半になるとまるで別のチームが出ているような感じでした。本当に原因は解りませんが、最後はやられなくて本当に良かったです。負けるところでした」

    Q:ずっと試合に出続けていますが体力的には大丈夫?
    「フィジカル的には全然問題なく、少し余裕がある位です。自分は全試合出たいと思っているので、むしろ全然大丈夫です」

    ■キム ジンヒョン
    「残念な結果です。3失点ともヘディングでやられているので、すごく対応は難しかったです。その前の守備のところをしっかりやらせはしましたが、運がなかったことにしたいと思います」

    Q:後半は受けてしまった感じでしたが、疲れが出た?
    「2-0になって、みんながどう思ったか知らないですが、まず前半は最後まで走りきったけど、後半守り切っていこうというところで必死さを見せられなかったことで悪い展開になってしまったと思います。まずこんな試合を繰り返さないようにしっかりやっていきたいと思います」

    Q:こういう時に切り替えるためにすることは?
    「特に無いですが、しっかり試合のビデオを見て反省して、また次の試合を上手く出来るように練習からしっかり準備していきたいと思います」

    ■山村和也
    Q:ちょっと受けてしまったような展開でしたが?
    「相手の勢いにしっかり対応できなかったのが反省するところです」

    Q:連戦疲れですか?
    「連戦は連戦ですけど、もう一度一人一人が、特にゴール前の厳しさのところをもっとやんないと、簡単に失点してしまうレベルなので、そこをもう一度見つめ直して頑張りたいなと思います」

試合後記

  • 杉本、柿谷の2トップがそろい踏みも、後半に守備が崩れて3失点。リーグ初勝利はお預けに

    「フライデーナイトJリーグ」と銘打たれたJ1第2節。ピッチ外の様々なイベントも試合の盛り上げに一役買い、平日夜のキックオフにも関わらず、入場者数は1万人を超えた。札幌からも多くのサポーターがゴール裏に駆け付け、熱気に包まれた中で行われたセレッソ大阪と北海道コンサドーレ札幌の一戦は、前後半で激しく点を奪い合う、乱打戦となった。

     決定機を決め切れずに引き分けに終わった横浜F・マリノスと開幕戦を踏まえ、今節を前に尹晶煥監督とセレッソの選手たちが口を揃えて重要性を語っていたのが「先制点」。その待望の得点が決まったのは27分、今季初ゴールが待たれていた杉本健勇の右足から飛び出した。かつてセレッソにも在籍していた札幌GKク ソンユンのキックミスを見逃さず、山口蛍、杉本、高木俊幸と展開すると、最後は高木のクロスを収めた杉本が粘り強くキープして右足を振り抜き、ゴールを決めた。

     その後は三好康児や駒井善成のドリブルに手を焼く場面もあったセレッソだが、そこをしのぐと、43分に追加点。ジェイに入ったボールをマテイ ヨニッチと水沼宏太が挟んで奪い、柿谷曜一朗がドリブルでペナルティーエリア内へ進入。ヒールで落とすと、そこへ走り込んだ高木がダイレクトで決めた。「曜一朗くんなら出してくれるかなというシーンだったので、信じて走った」(高木)という阿吽の呼吸で決まった、見事なゴールだった。

     セレッソにとって素晴らしい内容となった前半を経て、このまま優位に試合を進めるかに思われたが、後半に入ると、一転して札幌の猛攻を受ける。セレッソは、前半は高い位置を保っていたDFラインが下がり、自陣に釘付けとなる。札幌に横幅を広く使われると、サイドで数的優位を作られ、そこからのクロスでピンチを招く。プレスの出足も鈍ると、次第にファウルも増え、相手にセットプレーの機会を与えてしまう。

    62分、三好のクロスからチャナティップにヘディングで決められると、尹晶煥監督が山村和也を入れて守備のテコ入れを図ろうとした直後の69分、FKのこぼれから、駒井のクロスに今度は深井一希にヘディングで決められて同点に追いつかれた。

    それでも、72分、セレッソが見事なカウンターから3点目を奪う。相手選手がピッチに足を滑らせて失ったボールをソウザ、杉本と素早くつなぐと、杉本の折り返しを柿谷がダイレクトで合わせ、セレッソが勝ち越しに成功した。今季のリーグ戦初勝利が近付いたかに思われたが、79分、CKからまたもヘディングで決められ、札幌に再び追いつかれた。

     その後も最後まで得点を目指して攻め合った両チームだが、勝利を決定付ける4点目は生まれず、3-3の引き分けで試合は終了した。「1試合で6ゴールも入ったゲームであれば、いいゲームであったと言っていいと思います。よく、多く得点が入ると、点を取られたほうのチームは『なぜそれだけ失点したのか』と、失点の数を気にすることが日本では多いと思います。でも、得点が多く入ったことは、お互いがよりリスクを負って攻めた証。スリリングな展開だったと思います」と札幌のペトロヴィッチ監督が胸を張ったように、攻撃面においては互いに良さを出し合ったスペクタクルな試合だったことは確かだが、杉本と柿谷の2トップに揃ってゴールが生まれ、2度リードした展開に持ち込んだセレッソとしては、勝利を掴みたかっただけに、悔やまれる勝点1となった。

シュート数

11 12
    木本 恭生(1), 水沼 宏太(2), ソウザ(1), 柿谷 曜一朗(2), 杉本 健勇(3), 高木 俊幸(2)
    進藤 亮佑 (1), キム ミンテ (1), 福森 晃斗 (2), 深井 一希 (1), 菅 大輝 (2), 三好 康児 (1), チャナティップ (2), ジェイ (1), 兵藤 慎剛 (1)

ゴールキック

10 4

コーナーキック

4 8

直接フリーキック

13 19

間接フリーキック

5 1

オフサイド

5 1

ペナルティキック

0 0