2018明治安田生命J3リーグ
第4節第1日

2018.3.25

セレッソ大阪U-23

西本 雅崇 (88')

山田 寛人 (90'+1)

2

HOME

FULL TIME

1

0-0

2-1

SC相模原

北井 佑季 (80')

キンチョウスタジアム

1,009

監督コメント

「開幕戦はホームで残念ながら負けてしまったのですが、今日はこうして、選手の頑張りとサポーターの声援で勝てました。嬉しく思います。本来の動きのキレを出せなかったところはあるんですけど、その中でも粘り強く、ある程度、我々が意図していたものは出せたのかなと。流れの中で、ある程度、自分たちの時間帯の中で不用意な形でPKを取られたのですが、あそこは永石がファインセーブでよく止めてくれたと思います。しかしながら、そこからすぐに失点してしまったことは若さが出てしまって、大きな反省になりました。その後、最後まで諦めずに逆転できたことが本当に大きな成果だなと思っています。我慢強く、チームのために一生懸命走って、最後まで戦って結果も出せたことは、若い選手たちにとって大きなゲームになったと思っています。こういうゲームを続けながら、選手一人ひとりをより鍛えて、トップチームに近づけるように頑張っていきたいと思います」

Q:80分という時間帯に先制されながら、逆転まで持って行くタフなメンタルを発揮した試合になりました。選手たちの成長を感じられるのでは?
「そうですね。開幕戦の反省として、『サッカーは悪くない。でも、それだけではダメだ』と。『結局、勝たないといけないし、勝つために最大限の努力をしないといけない』といったところで、サッカーの良し悪しだけではなくて、ゲームで発揮するメンタリティーも大事になってくると。そういったところは、選手たちと共有しながら、この2試合を取り組んできました。今日も最後までブレずに戦うことができたなと思います」

Q:開幕3試合を終えて2勝1敗です。秋田、富山、相模原という力のある相手に結果を残したことで、U-23のチームとして3年目の成長を感じられますか?
「そこが一番、大きく感じているところです。3年目をやらせていただいている環境の中で、19歳の選手が3年目です。それは、選手にとって、クラブにとって、非常に大きなことだと思っています。チームの戦術とか、そういったもので大きなものはないのですが、個人に特化しながら、それぞれのポジションの中で最大限に力を発揮できるようにというところで言うと、若い選手が3年目を迎えて非常にタフになっていますし、それぞれのポジションでやるべきことが少しずつやれているなと。そのことが、この3試合で結果を残せている一番の要因だと思います」

選手コメント

●山田寛人選手
Q:逆転ゴールを振り返ると?
「最初は(米澤)令衣くんにパスすることも考えたのですが、相手DFも令衣くんに付いていたので、自分で行こうと。この試合はシュートも打っていなかったので、思い切って打った結果が入りました。そんなにいいシュートではなかったですが、それも自分らしかったかなと(笑)『止められたかな?』というシュートでしたが、入って良かったです(苦笑)」

Q:この試合を迎えるにあたって、何よりゴールという結果を欲していただけに、ホッとした気持ちもあるのでは?
「そうですね。ここまで、試合に使ってもらって、チャンスもありましたし、決め切れなかった部分を引きずって、『いつ入るのかな?』という気持ちだったので、こういう逆転という形のゴールを決めることができて良かったです」

Q:ACLでのブリーラム戦で外したシュートも含めて、ようやく吹っ切れたところもありますか?
「本当ですよ(苦笑)ようやく入ったな、という感じです」

Q:試合全体を振り返ると?
「前半はチームとしてもあまり良くなくて、後半も先に失点してしまったんですけど、そこからマー坊くん(西本雅崇)が決めてくれて、最後まで諦めずに戦った結果がああいう勝利につながったと思います」

Q:連勝ですね。
「今日も『絶対、勝つ』と思って試合に臨みましたし、雰囲気も良かったので、このまま勝ち続けていきたいです」

Q:トップチームはまだリーグ戦での勝利がない中で、J1のリーグ戦再開に向けても、いい弾みになったのでは?
「そうですね。トップチームがまだリーグでは勝てていない中で、自分たちが結果を残すことによって、少しでも何かを与えることができればと思います」

●西本雅崇選手
「前半はロングボールを相手に使われて、ボールが行き来することが多い試合展開になったんですけど、後半はスペースもできて、自分たちでボールを動かす時間もできました。その中で失点してしまったのですが、焦ることなく自分たちの時間を増やしてセットプレーで同点に追いつけたことによって、勢いをもう一回作ることができて、逆転まで行けた試合展開になりました。良かったです」

Q:セットプレーは前半から多かったが、自身の得点場面は、それを最後に生かせた?
「そうですね。僕はFWの大きい選手にマークに付かれていたのですが、その選手が交代して、マークも変わって、チャンスだと思いました。1本目は反応されたのですが、2本目はうまく外してフリーになれました。相手はマンツーマンだったので、1枚はがせばフリーになれる、ということは試合前からみんなで話していました」

Q:試合の流れを考えると、あの同点ゴールが大きかったですね?
「勢いを付けることができましたし、こうやってホームで勝つことで、また次もサポーターの方が来てくれると思います。去年はなかなかホームで勝てなかったので、この連勝を大事にして、次もホームで勝ちたいと思います」

Q:J3に参入して3年目で、こうやって勝利が先行するのは初めてだと思います。いいスタートを切れたのでは?
「この2年間やってきたことを自分がピッチで伝えて、今年は上に行けるようにしたいと思います」

●永石拓海選手
「(逆転勝利は)みんなが諦めずに最後まで走った結果だと思います。でも、流れの中で1失点しています。前節に続いて失点しているのは課題です」

Q:失点の前のPKストップは完璧でしたが?
「運が良かった、ということだと思いますけど、自分としても乗れていたので、そこは自信を持って、自分を信じて飛びました」

Q:今節は、試合前に「小さい頃の憧れでもあった」と話していた川口能活選手との対戦でもありましたが?
「自分の中で尊敬していた方ですし、そういう方と試合ができて、自分たちが勝つことができたことは自信にもなります。これから先、自分がサッカーをやっていく中で、すごくいい経験になったと思います」