2018明治安田生命J1リーグ 第1節

2018.2.25 (日) 16:03

ヤンマースタジアム長居

入場者数:23,049人

セレッソ大阪
  • 柿谷 曜一朗 (86')
横浜F・マリノス
  • 山中 亮輔 (17')
1-1
0-1 1-0

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介 68'
DF 15 木本 恭生 76
DF 22 マテイ ヨニッチ
MF 6 山口 蛍 88'
MF 7 水沼 宏太 76
MF 17 福満 隆貴 89
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗 86'
FW 9 杉本 健勇

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介
DF 23 山下 達也
MF 11 ソウザ 76
MF 32 田中 亜土夢
FW 13 高木 俊幸 76
FW 18 ヤン ドンヒョン 89
監督 尹 晶煥

横浜F・マリノス

GK 21 飯倉 大樹
DF 27 松原 健
DF 22 中澤 佑二
DF 2 ミロシュ デゲネク
DF 24 山中 亮輔 17'
MF 5 喜田 拓也
MF 8 中町 公祐 90
MF 14 天野 純
FW 11 遠藤 渓太 78
FW 7 ウーゴ ヴィエイラ 80
FW 25 ユン イルロク

サブ

GK 31 杉本 大地
DF 4 栗原 勇蔵
DF 13 金井 貢史
MF 6 扇原 貴宏
MF 33 ダビド バブンスキー 90
FW 26 イッペイ シノヅカ 78
FW 16 伊藤 翔 80
監督 アンジェ ポステコグルー

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■自分達のミスからリズムを崩している。もっと落ち着いていこう。
    ■お互いの距離感を大事にしよう。
    ■ここから集中して闘おう。
  • 【試合後】
    「3日前に試合をして、今日もたくさんのお客さんに来ていただいて、たくさんの力をいただいたと思っています。相手が前からプレスをかけてきて、(最終)ラインも高かったので、前半は苦しんだのですが、我々のミスも多く、早い時間帯に失点してしまいました。後半、『攻撃的に十分できるぞ』という話をしましたし、ミスが減ってからは我々の雰囲気に持って行くことができました。今日の試合、多くのチャンスを作ることができたのですが、決めることができなかった。それが引き分けた理由になると思います。こういった試合を簡単にするためには、やはり来た決定機をモノにしないといけないと再確認しました。もちろん、選手も分かっていると思います。先制ゴールの重要さを改めて認識させられた試合になったと思います。今年は『質を向上させよう』という話をしているのですが、まだまだ努力していく必要があると思います。ただ、今日の試合も負けなかったので、雰囲気を変えることはできると思います」

    Q:相手の戦術が去年とは全く違い、サイドバックも中に絞ってきました。前半、戸惑いはありましたか?また、攻略するために、後半、どういった指示を送りましたか?

    「相手は全体的に独特なフォーメーションで出てきました。我々の選手たちが戸惑う部分は確かにありました。負けている状況だったので、ある程度、リスクを負っても攻撃に出ようという話もしました。それが相手のミスを誘う結果になったと思います。自分たちがボールをキープする時間が増えた後に、いい攻撃の形を作ることができたと思います」

    Q:今日、先発した福満隆貴選手について。J1のリーグ戦では初先発でしたが、起用の意図とプレーの評価について

    「隆貴は、2列目から深く入っていく、そういったことを得意とするプレーヤーです。多くの運動量も持っています。相手が前から出てくるのは予想していたのですが、(福満に)パスを出す選手の視野が合わなかったのかなと思います。(福満は)コンディションも良かったですし、2列目からの動きを要求しました。J1リーグ戦で初先発でしたが、緊張せず、しっかり入ってくれたと思います」

選手コメント

  • ■柿谷曜一朗
    「相手は変則的なボール回しの仕方だったので、多少、戸惑いましたけど、そこまで決定的なチャンスは作らせなかったと思うし、それだけ後ろは集中して守っていました。前の選手は何度かチャンスがあったので、それを決め切れなかったことが、この結果につながったと思います。僕も(杉本)健勇もチャンスはあったので、1点は非常に申し訳ないと思います。ただ、今日、(J1リーグ戦で)初めて(先発で)出た(福満)隆貴があれだけ精力的に走って、チャンスも作ってくれたことは助かりましたし、途中から出てきたソウザがトシ(高木俊幸)と一緒に流れを変えてくれたので、チーム一丸で勝点1を取りに行けたんじゃないかなと思います」

    Q:相手のやり方については?
    「分かっていましたし、映像も何度も見ましたけど、どこまでのものか、ということはやってみないと分からない上で、多少は手こずりましたけど、押せ押せになってからは相手のフォーメーションは気にせずできたかなと思います」

    Q:負けなかったことは次につながる?
    「たとえ負けていたとしても、何もマイナスに考える必要はないと思います。全てがうまくいくわけではないので。今日、引き分けに追い付けた一番の要因としては、(J1リーグ戦で)初めて先発したタカキがあれだけ存在感を出してくれて、途中から出た選手たちも、とくにソウザがボールを運んでくれたから、ああいう結果になったと思うし、流れを変えてくれて感謝しています」

    Q:自身の同点ゴールについては?
    「90分通して試合に出る中で、僕自身もどうなったかあまり覚えていないですけど、ああいう相手のミスというか、チャンスは来ると思うし、それを早い段階で決めるのか、最後になってしまうのかで試合の展開は変わってしまう。同点に追いつけたことはプラスかも知れないけど、勝たないといけない試合だったかなと思います」

    ■福満隆貴
    Q:J1リーグ戦での初先発でしたが、精力的に走って、チャンスにも絡んでいたと思います。プレーを振り返ると?

    「前の選手はみんなうまいので、自分は自分のプレーを出せればいいかなと思って試合に臨みました。ただ、後半、ゴールを決められるチャンスはあったので、そこはもう少しレベルを上げないといけないと思います。何かが起こると思って信じて走っていたんですけど、(シュートの瞬間は)少し焦った部分もあったと思います」

    Q:どのタイミングで先発を言い渡されましたか?

    「今日の試合前のミーティングの時ですね。『やってやるぞ!』という気持ちもありましたし、結果で恩返ししたかった部分もありましたけど、なかなか得点やアシストができなかったのは悔しい気持ちでいっぱいです。まぁでも、負けなかったことをポジティブに捉えるしかないので。連戦が続くので、チーム一丸となってやれればいいかなと思います」

    Q:リーグ戦の先発は、カップ戦ともまた雰囲気も違いましたか?
    「そうですね。お客さんの数もそうですけど、開幕戦というのはサポーターの皆さんも含め、みんなが待ちに待った瞬間だと思うので、その瞬間に立てたことはいいことだと思いますけど、それに満足せず、今季はずっとリーグ戦に出られるようにやっていきたいと思います」

    ■杉本健勇
    「1本、自分にも決定的なシュートがあったので、決めたかったですね。切り替えるしかないです」

    Q:シュートは狙い過ぎた?

    「ニアに打とうか迷って…。まぁでも、シンプルに俺のミス。決めないとアカンかった」

    Q:試合全体を振り返ると勝点1を取ったのか、勝点2を失ったのか、どう考えますか?

    「どうなんやろ?考え方やけど、試合を見てもらっても分かるように、マリノスさんは特殊なサッカーをやってきた。ビデオは見ていましたけど、やってみるとやっぱり違うので。ボールを取りに行ってもかわされるシーンもたくさんあって、俺らのサッカーはできなかったですね。その中でもチャンスは作っていたので、勝てた試合だとは思いますけど、全体的な流れを見ると、微妙なところですね」

    Q:相手のサイドバックが中に絞ってきましたが、FWとしては、どう攻めようと思っていましたか?
    「奪った後にサイドは空いているんですけど、俺らも守備をしないといけないですし。相手も、失った時の切り替えも早かったし、距離感も良かったので、なかなか前にいいボールが渡らなかったという部分もあります。それが相手の狙いでもあったと思うし、そこはもっとできたかなとも思います」

    ■キム・ジンヒョン
    Q:相手は高い最終ラインを取っていたが?
    「プレッシャーも速かったけど、裏にはスペースも結構あったので、バックパスにしても、もう少し優しいパスが自分に来れば、生かせたんじゃないかなとも思います。常に裏は狙っていたけど、もう少しうまく使うことができればよかったです」

    Q:失点場面は、相手のシュートコースが良かった?
    「コースも良かったし、相手はミドルシュートがうまい選手が揃っている、という情報もあった中で、寄せ切れなかった。でも、最終的には、止めることができなかった自分の責任です」

    Q:その後は相手にもチャンスはありましたが、2失点目は防ぎました。
    「ウチにもチャンスがあって決め切れない中で、相手に2点目を奪われると試合は厳しくなると思ったので、2点目は与えないように、という気持ちでした。攻撃陣が1点を取ってくれると信じて、我慢していました」

    ■水沼宏太
    「セカンドボールを拾う早さだったりとか、予測や次の準備の早さが今日は僕らになくて、なかなか自分たちのボールにすることが出来なかったので、そこは相手よりも一歩早く予測と判断をしていかないといけなかったのかなと思います。
    11対11なので、そこはみんなが試合中に対応できればもっと良かったと思います。僕はそこよりも、出足だったり、今までやってきた良い時のひたむきさだったりとかが足りなかったと思います。一人一人のスペースが凄く広くて、コンパクトにできている時間がすごく少なかったので、そこはチームで考え直さないといけない所だと思います。
    (後半は)向こうもあのようにパスを回して動き回っているので、疲れてくるだろうなというのは予測できていたし、そこで自分たちが前半より出足が良くなった分、相手のミスを誘うこともできたので、チャンスが多くなりましたけど、勿体ないというのもありますし、逆に追いつけて良かったなというのもあります。
    せっかく良い形でここまで来ているので、ひたむきさと謙虚にピッチでしっかり走って闘うというのを一人一人がもうチョットやんなきゃいけないと思います。
    それが出来て勝てていたので、そこは忘れちゃ行けないものだと思います」

    ■山口蛍
    「(相手の)点を決めたのはサイドバックの選手だし、その選手が中まで入ってきて、自分としては絞ってきている選手がいるのにチームとしては前から行かなかったので、修正するしかないです。
    もちろん勝点3でスタートできるのが一番良かったですけど、負けないということも大事だと思います。しっかり追いつくことが出来たということは評価出来ると思います。
    ACLを含めてまだホームで勝っていないので、しっかりホームで勝たないといけないと思います。長いリーグ戦の中でホームでしっかり勝ちを積み重ねていかないと厳しくなるので、ホームではしっかり勝っていきたいと思います」

    Q:後半に修正できたものは?
    「単純にミスが少なくなったし、前半は距離感も悪くて、そこは修正というか意識した部分です。まだまだ足りないところだと思うので、次に向けて修正していきたいです」

    Q:相手の戦い方は把握していた?
    「もちろんビデオを見ていましたけど、実際にやるのとは全然違うし、それに対してハメに行き方とかはゲームをやりながらしか出来なかったので、仕方ないかなと思います」

    ■木本恭生
    「(前からプレスを掛けられるのは)始めから解っていたので、前から来るのを解っていたので裏を狙っていこうという話だったのですけど、もう少し自分たちから良いボールを配給できれば、もっとチャンスが作れたと思います」

    Q:前半ミスが多かったですね
    「中盤に付けた(=出した)ボールを失ってしまって、前半は自分たちのミスから悪い流れになってしまったので、そこはしっかり試合中に修正していかないといけないなと思います」

    Q:後半は修正できた?
    「セカンドボールを拾えるようになって、ボランチが前向きにボールを運べるようになったから、そういう場面が多くなったと思うので、それを前半からやっていかないといけないなと思います。
    前半苦しくても0-0で折り返せれば良かったのですけど、1失点してしまったので、そこは守備としては責任を感じています。
    去年より余裕を持ってやれているのはあるのですが、それが逆に悪い方向に進んでしまう時もあるので、もうちょっとがむしゃらにやるところと、去年出来なかった余裕を持ってプレーするところをしっかりやっていければ、もっと良くなっていけると思うので、そこをしっかり考えてやりたいと思います」

    ■ソウザ
    Q:入ってからいつもよりかなり高めのポジションを取っていましたね
    「監督の意向だったので、自分では色々あの辺りでチャレンジしたところもありましたけど、どうにかしてマリノスのディフェンスを崩そうという意識はありました」

    Q:すごく気持ちが入っていましたね
    「そうですね。もうちょっと早く入りたかった気持ちはありました。どんな形にしてもチームの為に貢献しなきゃいけないと思う」

    ■高木俊幸
    「(セレッソは)俺はシンプルだからやりやすいです。別に攻撃の時にこういうポジションを取れとかは余りないので、自分のアイディアとか判断で、結構個が生きるかなと思います。
    (浦和は)結構組織でやっていたから、その中で自分を出し切れなかったかなというのが多少あります。そういう組織的な動きを学べた部分はありましたけど、こういうサッカーの方が自分は好きです。周りも上手いし、楽しいです。
    今日は決めるところで決められていたら、こういう結果じゃないと思う。後々これがずっと決められないままだったらマズいかも知れないけど、その内入ると思うし、入り出せば、もうちょいグッと行くんじゃないですかね」

試合後記

  • 柿谷曜一朗、執念の同点弾。リーグ開幕戦での黒星は免れ、次につながる勝点1を獲得

    セレッソ大阪がホームのヤンマースタジアム長居に横浜F・マリノスを迎え撃った2018シーズンのJ1リーグ開幕戦。今季4試合目となるセレッソは、直近の公式戦、AFCチャンピオンズリーグMD2の広州恒大戦から先発4人を変更。2トップに杉本健勇と柿谷曜一朗が戻り、左サイドMFには福満隆貴が、CBの一角には木本恭生が入った。福満にとっては、これが待望のJ1リーグ初先発となった。

    試合は、開始から横浜FMの最終ラインが高い位置をとり、中盤で激しくプレスを掛けるとともに、ビルドアップでは両SBも中に入って攻撃参加。「相手は変則的なボール回しの仕方だったので多少戸惑いました」と柿谷も振り返ったように、前半のセレッソは相手のプレスからミスも多発し、ピンチを招く。事前のスカウティングで横浜FMのやり方はある程度、理解していたが、「(実際に)やってみるとやっぱり違うので。ボールを取りに行ってもかわされるシーンもたくさんあって、俺らのサッカーはできなかった」とは杉本。

    もっとも、最初の決定機はセレッソ。6分、水沼宏太から出たパスを前線で杉本がキープ。福満へ落とすと、福満が水沼にダイレクトではたいて、DFラインの裏へ抜け出す。水沼のリターンパスを受けると、中央の柿谷へラストパス。フリーの柿谷が落ち着いて流し込んでネットを揺らした。いずれもワンタッチでつないで相手の守備を破った鮮やかな形だったが、柿谷がオフサイドの位置にいたとして、得点は認められず。もっとも、福満が裏に抜け出した時点でオフサイドラインはボールの位置。柿谷はオンサイドだっただけに、悔やまれる判定となった。

    すると17分、横浜FMに先制点を許す。左サイドを崩され、中央の高い位置まで侵入してきた左SBの山中亮輔にミドルシュートを決められた。この場面では、セレッソも人数は揃っていただけに、寄せ切れない甘さが出てしまった。21分、セレッソも反撃。山口蛍が杉本に縦パスをつけて前線へ走り込むと、杉本がDFを背負いながらもDFラインの裏へ絶妙なパスを送る。GKとの1対1を迎えた山口だが、シュートはGK飯倉大樹に好守に阻まれた。前半終了間際にもセレッソに決定機。中澤佑二のパスをカットした柿谷がそのまま持ち込み、飯倉をかわしてシュートを放つも、惜しくも枠を外れた。

    後半も一進一退の攻防が続き、両チームに好機が訪れるも、互いにモノにできず、スコアは動かない。76分、この試合はベンチスタートとなったソウザと高木俊幸が交代でピッチに入ると、俄然、セレッソの反撃ムードが高まる。84分には、GKキム ジンヒョンが前線へボールを送り、飛び出した飯倉が処理を誤ると、こぼれ球に反応した福満が無人のゴールへシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えた。それでも、2分後、セレッソに歓喜の瞬間が訪れた。再びキム ジンヒョンのスローから松田陸、ソウザとつなぎ、ソウザが福満とのワンツーでゴール前へ侵入すると、ペナルティーエリア手前で、右足アウトでクロス。このクロスに対応した中澤がクリアし切れず、こぼれたボールを拾った柿谷がシュート。ボールは飯倉に当たりながらもゴールに吸い込まれた。

    勢いそのままに、一気に試合をひっくり返したいセレッソだったが、逆転ゴールは生まれず。それでも、福満の奮闘や、途中出場で気を吐いたソウザの活躍など、「チーム一丸で取りに行けた」(柿谷)勝点1は次につながる。「負けなかったことをポジティブに捉える。連戦が続くので、チーム一丸となってやれればいいかなと思います」(福満)と、中4日で迎える第2節、再びホームで、今度はキンチョウスタジアムで迎えるコンサドーレ札幌との一戦で、必ずや今季のリーグ戦初勝利を掴み取る。

テキスト速報

試合経過
90' ダビド バブンスキー (in) 中町 公祐 (out)
ヤン ドンヒョン (in) 福満 隆貴 (out) 89'
山口 蛍 88'
柿谷 曜一朗 86'
80' 伊藤 翔 (in) ウーゴ ヴィエイラ (out)
78' イッペイ シノヅカ (in) 遠藤 渓太 (out)
高木 俊幸 (in) 水沼 宏太 (out) 76'
ソウザ (in) 木本 恭生 (out) 76'
丸橋 祐介 68'
17' 山中 亮輔

シュート数

11 16
    松田 陸(1), 木本 恭生(1), マテイ ヨニッチ(1), 山口 蛍(2), 水沼 宏太(1), 福満 隆貴(1), 山村 和也(1), 柿谷 曜一朗(2), 杉本 健勇(1)
    ミロシュ デゲネク (1), 山中 亮輔 (2), 中町 公祐 (1), 天野 純 (4), 遠藤 渓太 (3), ウーゴ ヴィエイラ (2), イッペイ シノヅカ (1), 伊藤 翔 (2)

ゴールキック

11 8

コーナーキック

8 4

直接フリーキック

9 12

間接フリーキック

6 7

オフサイド

6 7

ペナルティキック

0 0