FUJI XEROX SUPER CUP 2018

2018.2.10 (土) 13:35

埼玉スタジアム2002

入場者数:41,803人

川崎フロンターレ
  • 小林 悠 (51'), 大久保 嘉人 (90+2')
セレッソ大阪
  • 山口 蛍 (26'), 清武 弘嗣 (48'), 高木 俊幸 (78')
2-3
0-1 2-2

川崎フロンターレ

GK 1 チョン ソンリョン
DF 6 田坂 祐介 52
DF 3 奈良 竜樹
DF 5 谷口 彰悟
DF 7 車屋 紳太郎
MF 21 エドゥアルド ネット
MF 19 森谷 賢太郎 46*
MF 14 中村 憲剛 46*
MF 41 家長 昭博 79
MF 8 阿部 浩之 59' 71
FW 11 小林 悠 51'

サブ

GK 30 新井 章太
DF 2 登里 享平
MF 25 守田 英正 52
MF 10 大島 僚太 46*
MF 16 長谷川 竜也 71
FW 20 知念 慶 79
FW 4 大久保 嘉人 90+2' 46*
監督 鬼木 達

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介 81
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 山口 蛍 26'
MF 7 水沼 宏太 64
MF 10 清武 弘嗣 48' 42' 64
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗 46*
FW 9 杉本 健勇 81

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介 81
MF 17 福満 隆貴 90+6' 64
MF 26 秋山 大地 81
FW 13 高木 俊幸 78' 64
FW 18 ヤン ドンヒョン 46*
監督 尹 晶煥

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■前半の流れは悪くない。続けていこう。
    ■声を出して最後まで集中しよう!
    ■勝たなければ意味がない。絶対に勝利しよう!
  • 【試合後】
    「まず、チームとして今季初の公式戦を勝利で締めることができて本当に嬉しく思います。休みも多くなく、練習期間も長くはなかったのですが、すべての選手たちが集中力を保ってやってくれました。今年1年を通してやっていかないといけない部分を示してくれました。今年1年、どういう風になっていくのか分かりませんが、出発点としては悪くなかったと思います。たくさんのお客さんがいらっしゃってくれて、たくさんの応援をいただきながら、今日、試合をすることができました。これからもいい姿を見せることができるように努力していきたいと思います。今日先発した11人だけではなく、すべての選手を起用しつつ、勝利につなげていく、そういう試合を続けていきたいと思います。この後すぐにACLを控えているので、早く回復して、しっかりと準備していきたいと思います」

    Q:ACLでの戦いに向けて、今日、得た収穫と課題について

    「去年やって来た部分があり、その自信を持ちながら試合ができたこと。そういう継続を、勝利という結果で示すことができたことが大きなことだったと思います。交代で入った選手もチームに馴染んで入ってくれたと思います。全ての選手、誰が抜け、誰が入ってもしっかりとした試合ができるという自信が付いたと思います。ACLは韓国や中国のチームとするゲームなので、各国でスタイルも変わってきます。しっかりと合わせていく必要があると考えています」

    Q:今季の上積みの部分として、「ボールを握って相手陣地でプレーする時間を増やす」というテーマがあると思いますが、この試合ではどうご覧になりましたか?

    「どうでしょうか。フロンターレさんも、今日はコンディションが万全ではなかったと思います。逆に我々は去年と違う姿を見せてくれたので、相手としては、我々とやるのはやりにくかったんじゃないのかなと考えられます。去年の土台は継続していきながら、今年は質を高めていこうというということは選手たちにも話しています。今日の試合だけで言うのであれば、本当によくできたと思います。もちろん、これを90分間継続できればいいですが、まだまだその段階まではいっていないです。改善していかないといけない部分や成長していかないといけない部分もあります」

    Q:新しく加わった選手の中で、特にヤン ドンヒョン選手はセレッソにいないタイプで、いい補強だったと思うが、監督はどうご覧になっていますか?

    「もちろん、いい選手だと思います。早くチームに馴染むことが必要だと思うし、そうしていければ、自分の長所をさらに生かすことができると考えています。そうすれば、チームとしてのオプションも増えます。もちろん、ドンヒョン選手だけではなく、他の選手もいます。いずれにしても、早い段階でチームに馴染むことができていると感じています」

    Q:ACLの初戦について。アウェイで済州ユナイテッド戦ですが、言える範囲で、どういう戦いになると予想されていますか?

    「自分も韓国人ですが、韓国のクラブはスピードやフィジカルに優れているチームが多いです。そういった相手に我々のいいところを90分間、出すことができれば、相手もイライラしてきます。そういった試合ができるのではないかと思います。相手が嫌がるところを突いていくサッカーをしていかないといけません。相手が強く来る前にシンプルなサッカーをすることができれば、相手にとって嫌なサッカーができると思います」

選手コメント

  • ■山口蛍
    「チームとして非常にいい結果だったと思います。試合開始から自分たちがやるべきことはできていたと思うし、途中から押し込まれる時間も増えてはきたけど、その中でも、ルヴァンカップ決勝のように一方的になることはなかったので、良かったと思います。今年、加わった選手も非常にいいプレーをしてくれて、やり易かったですし、とてもいいオプションになっていると思います」

    Q:先制点の場面については?
    「いい流れで自分のところまで来たので、非常にいい崩しだったと思います」

    Q;ピッチで示した内容には手応えもあった?
    「そうですね。自分たちが取り組んでいこうとしている、ポゼッションをもう少し高める部分も見られたので。それを、今日だけじゃなくて、リーグ戦やACLでも継続していきたいですね」

    Q:特別な年をゴールでスタートできたことについては?
    「まぁゴールはおまけみたいなものなので。でも、個人としてもチームとしても、非常にいいスタートを切れたので、このまま波に乗っていきたいです」

    Q:キャプテンとして、チームを広く見る立場になったが、気持ちの変化は?
    「特にないですね。もちろん、ピッチの中では自分が一番やらないといけないと思っていますけど、それ以外ではいろんな選手が助けてくれるので、そこまで気負うことはないです。ただ、4年前(にキャプテンをやった時)より自覚は増しているのかなと思います」

    Q:すぐにACLがやって来るが?
    「そうですね。コンディションが一番、大事だと思うので、コンディション調整に努めながら、しっかり試合に臨めればいいなと思います」

    ■清武弘嗣
    「チームとしていい守備ができていたので、いいカウンターもハマっていました。(柿谷)曜一朗と(杉本)健勇があれだけ守備をしてくれて相手のボランチを見てくれたので、僕たちもすごくやり易くて、これがベースになればいいなと思います。あの二人には、すごく感謝しています」

    Q:今季は、チームとして「ボールを握って相手陣地でプレーする時間を増やす」というテーマもあるが、手応えもあったのでは?

    「そうですね。変にボールを失うこともなく、相手陣地でボールを握っている時間が多かったので、そこは良かったなと思います。それができたのも、コンパクトな守備ができたから。あまり去年とベースは変わっていないですけど、今日は前の二人がいつもより守備をしてくれたので。後半に入っても、(ヤン)ドンヒョンだったり、(福満)隆貴だったり、トシ(高木俊幸)といった選手が前に入って、得点も決めているので、今年も全員でやっていけるんじゃないかなと思います」

    Q:自身の得点については?
    「あそこにボールが来たので頭で行ったら勝ちかなと思って、あとは冷静に決めるだけでした」

    Q;今の自身のコンディションについては?
    「今日は全然、疲れなかったですね。チームとしてコンパクトにやれていたので、自分自身もいつも通りやれました。1点目の流れも、左から右に展開して、最後は蛍が決めるという、理想的なゴールでした。ああいうシーンが今年は増えればいいなと思います。曜一朗と健勇の二人だけで崩すシーンもあって、後半もドンヒョンが入ってバリエーションが増えたし、トシも決めて。いいチームになってきていると思うけど、まだまだ始まったばかりなので。1年間は長いので、これに満足せず、しっかりやっていきたいと思います」

    Q:交代前に杉本選手とぶつかった場面については?
    「健勇がすごい勢いで回ってきて、簡単に使ったらゴールまで行けるなと思ったのでシンプルに出しましたけど、なぜかぶつかってしまい(苦笑)でも、大丈夫です」

    ■杉本健勇
    Q:2018シーズン、最初の公式戦を勝ったのは気持ちいい?
    「いやー、気持ちいいですね!(笑)最後は(山村)和也がちょっと遊んじゃいましたけど、勝てたので良かったです」

    Q:内容面でも、昨季のルヴァンカップ決勝から進歩を示せたのでは?
    「そうですね。前半は守備の部分でも良かったですし、奪ってからのカウンターや自分たちの攻撃も良かった。ゲーム運びは立ち上がりから良かったので、自分自身も含めて、もう少し決めたかったですね」

    Q:自身も久々の公式戦という感じはしなかったが?
    「そうですね。この試合に向けていい準備はしていたし、メンバーを見てもらっても分かるように、去年とあまり変わっていないので。キャンプでも試合をしてきましたしね。ただ、キャンプの練習試合はあまり内容が良くなかったりして、今日のゲームはどうなるかな?と思っていたんですけど、一人ひとり、相手より気持ちが入っていたし、『俺らが絶対に勝つ』という気持ちが勝利につながったと思います」

    Q:練習試合の話もありましたが、この試合では入り方も良くて、スイッチが入った?
    「そうですね、俺はこの日に合わせたというか、出たかったし、勝ちたかった。そのために準備してきましたし、チームとしても、公式戦になればまた違う感じになるなと。まぁでも、自分自身もチャンスはありましたし、あそこは決めないといけないので、反省しないといけないですね」

    Q:2アシストという形ですが?
    「2点目もアシストになるんかな?(苦笑)でも、あれは狙っていた形でした。(ヤン)ドンヒョンが入って、ドンヒョンはヘディングも強いし、競り合いも強いので、(ドンヒョンが)競った後は絶対に狙おうと思った瞬間にあの場面が訪れたので。キヨ君もうまく入れ替わって、冷静に決めてくれたので良かったです。ただ、その後、キヨ君とぶつかってしまったので…。キヨ君、『折れた』とか言ったからマジでびっくりしたけど、何もなかったみたいで良かったです(笑)」

    ■高木俊幸
    Q:セレッソ大阪での公式戦初戦で決勝ゴール。最高のスタートになりましたね?
    「そうですね(笑)本当に、理想の形でスタート出来たと思います」

    Q:背番号を指さしたゴール後のパフォーマンスには、どういう気持ちが込められていましたか?

    「なんとなく、点を取ったら、あのパフォーマンスをやろうと考えていました(笑)」

    Q:理由としては?
    「(サポーターに)覚えてもらう、ということです。もちろん、移籍してきたので、知ってくれてはいたと思いますけど、より印象付けるために、やらせてもらったという感じです」

    Q:セレッソでの最初の試合が、去年までのホームスタジアムでした。少し変な気持ちもあったのでは?
    「そうですね(笑)泊っているホテルからスタジアムまで移動してくる道や、スタジアムの雰囲気だったり、そういったすべてが…。レッズにいた3年間で多くの時間を過ごした場所なので、何か縁があったのかなと思います」

    Q:何を大事にして、セレッソでの初ゲームに挑みましたか?
    「やっぱり、自分の良さを出して、自分を知ってもらうためには結果を出すことが大事でした。早いうちに結果を出して、自分自身を認めてもらうことを心掛けていました」

    Q:得点は、うまく抜け出した形でしたが?
    「そうですね。一瞬のひらめきというか、スペースがあるなと思ったし、そこに走りこんで。パスの強さも最高だったので、思い切って振り抜くだけでした。監督からも『点を取ってこいよ』と言われていたので、少しは期待に応えることができたのかなと思います」

試合後記

  • 山口蛍!清武弘嗣!高木俊幸!圧巻の3ゴールで快勝したセレッソが、幸先良く今季をスタートさせる

    新シーズンの到来を告げる「FUJI XEROX SUPER CUP」。昨季の天皇杯王者として初めてこの大会に挑んだセレッソ大阪が、昨季のJリーグ王者である川崎フロンターレを3対2で下し、2018シーズン最初のタイトルを手にした。

    試合は立ち上がりからセレッソペースで進んだ。左サイドの清武弘嗣と柿谷曜一朗を中心にチーム全体で小気味よくパスをつなぐと、2分、5分、7分と立て続けにチャンスを作る。19分には、スローインから杉本健勇がヒールで柿谷へ落とし、柿谷がシュートを狙うも惜しくも枠を外れた。守備でも切り替えが早いセレッソは、しっかりと中を閉じ、川崎Fに思うような攻撃を許さない。すると、26分、待望の先制点が生まれる。試合後に清武も「理想的な形だった」と振り返った1点は、左サイドから右サイドへ展開、山村和也と水沼宏太がサイドを崩し、山村の折り返しを杉本が足裏で止めて、ターン。落としたパスを、後ろから走り込んできた山口蛍が狙い済まして決めた。その後は川崎Fにボール保持こそ許したが、山口のプレスバックや中央で跳ね返すマテイ ヨニッチの堅守もあり、相手に決定的なチャンスを許さず前半を終えた。

    後半開始から大久保嘉人と大島僚太を投入してきた川崎Fに対し、セレッソも柿谷に代えて、新戦力のヤン ドンヒョンがピッチに送られた。この交代策が最初に的中したのはセレッソ。48分、キム ジンヒョンのキックをヤン ドンヒョンが競り、その後ろを「狙っていた」という杉本がヘディングで前へ送ると、清武が頭で流してDFを振り切り、GKとの1対1を落ち着いて決めた。

    直後にPKから1点を返されたセレッソだが、試合の主導権は渡さない。68分、松田陸のクロスをヤン ドンヒョンがニアでヘディング。72分にも、ヤン ドンヒョンがペナルティーエリアの外から思い切ったシュート。いずれもわずかに枠を外れたが、ゴールへの貪欲な姿勢が伝わってきた。74分にもセレッソにビッグチャンス。プレスでハメ込み、カウンターを発動させると、途中出場の高木俊幸のクロスに杉本が決定機を迎えたが、シュートはバーを越えた。それでも、78分、PKを与えたヤン ドンヒョンが名誉挽回とばかりに高木に素晴らしいスルーパスを通すと、抜け出した高木が落ち着いてゴールに流し込み、セレッソが再びリードを2点に広げた。

    セレッソへ移籍後、初の公式戦で初ゴールを決めた高木は、得点後、ベンチから飛び出してきた選手たちにもみくちゃにされた後、両手で自身の背中を示してゴール裏のセレッソサポーターへアピール。試合後の取材エリアでは、「サポーターに(自分を)覚えてもらいたくて(笑)」とパフォーマンスに込めた意図を明かし、はにかんだ。

    試合終了間際に大久保に1点を返され、スコアこそ1点差での勝利となったが、内容を振り返れば、セレッソの完勝に終わったこの試合。「選手たちは今年1年を通してやっていかないといけない部分を示してくれた。出発点としては悪くなかったと思います」と尹晶煥監督は試合を総括。“堅守とハードワーク”といった昨季の土台に加え、“攻撃での質の向上”にも取り組む今季。目指すサッカーの一端も披露した。

    先制点を決めただけでなく、ボールを奪い取る守備でも圧巻のパフォーマンスを見せたキャプテンの山口も、「自分たちがやるべきことはできた。チームとしても個人としても非常にいいスタートを切れた」と試合を振り返ったが、息つく間もなく、中3日で次の試合、AFCチャンピオンズリーグMD1、アウェイでの済州ユナイテッド戦がやってくる。「コンディションが一番大事。コンディション調整に努めながら、しっかり試合に臨みたい」(山口)と視線を先に向けた。

シュート数

12 8
    奈良 竜樹(1), エドゥアルド ネット(2), 中村 憲剛(1), 家長 昭博(1), 阿部 浩之(1), 小林 悠(2), 守田 英正(1), 長谷川 竜也(1), 大久保 嘉人(2)
    山口 蛍 (1), 清武 弘嗣 (1), 柿谷 曜一朗 (1), 杉本 健勇 (2), 高木 俊幸 (1), ヤン ドンヒョン (2)

ゴールキック

9 8

コーナーキック

3 3

直接フリーキック

15 13

間接フリーキック

3 4

オフサイド

3 4

ペナルティキック

1 0