AFCチャンピオンズリーグ2018 グループステージ MD1

済州ワールドカップスタジアム
入場者数:3,993人
済州ユナイテッド(韓国)
セレッソ大阪
  • 水沼(90+3')
0-1
0-0 0-1

*キックオフは現地時間です。

済州ユナイテッド(韓国)

DF 2 JUNG DA HWON
DF 6 PARK JIN PO 40'
MF 7 KWON SOONHYUNG
FW 10 MAGNO DA CRUZ 83
MF 14 LEE CHANGMIN 89
DF 20 CHO YONGHYUNG
GK 21 LEE CHANG GEUN
DF 22 KIM SOOBEOM
DF 37 KIM WONIL
MF 40 LEE CHANDONG
FW 99 TIAGO MARQUES REZENDA 52

サブ

GK 1 KIM KYEONGMIN
FW 9 JIN SEONGUK 52
MF 16 LEE DONGSU
FW 18 BAE JAEWOO
FW 27 RYU SEUNGWOO 89
DF 45 JEONG TAEWOOK
FW 47 LEE EUNBUM 83
監督 GHO SUNG HWAN

セレッソ大阪

DF 2 松田 陸
MF 6 山口 蛍
MF 7 水沼 宏太 93'
FW 8 柿谷 曜一朗 76
FW 9 杉本 健勇
MF 10 清武 弘嗣 39' 91
MF 11 ソウザ
DF 14 丸橋 祐介
MF 15 木本 恭生 88
GK 21 キム ジンヒョン
DF 22 マテイ ヨニッチ

サブ

DF 5 田中 裕介
FW 13 高木 俊幸 91
MF 17 福満 隆貴
FW 18 ヤン ドンヒョン 76
DF 23 山下 達也
MF 24 山村 和也 88
GK 27 丹野 研太
監督 尹 晶煥

監督コメント

  • 【試合後】
    「アウェイで厳しい戦いになることは予想されていたのですが、本当に厳しい戦いになりました。最後まで耐えて、最後にゴール入れることができました。この勝利はとても大きいですし、最後まで耐えてくれた選手に本当に感謝したいと思います」

    Q:試合終盤の内容を見れば、勝点1でも悪くない結果だと思いましたが、あくまで勝ちに行ったというか、あの時間帯に高木俊幸選手を投入した意図は?

    「勝点1でも、ということに関しては、そう見えたかも知れないですが、最後のチャンス、望みを懸けて、交代枠を使用しました。結果的に、その采配が的中した形になりましたが、高木選手だけではなく、すべての選手がしっかりと耐えてやってくれた結果だと考えています」

    Q:前半は少し小競り合いも起きましたが、ハーフタイムにはどんな指示を送りましたか?

    「『十分、落ち着いてやれば勝てる』と。前半は小競り合いも起きて選手たちも興奮していたので、『しっかりと落ち着いてプレーするように』と伝えました」

選手コメント

  • ■水沼宏太
    「厳しい試合でしたし、球際だったり、サッカー以外の部分でもいろんな戦いがあった試合でしたけど、耐えて、恐れることなく立ち向かった僕たちの姿を見せることができたので、こうやって勝利を掴むことができたと思います」

    Q:最後の時間帯にあそこまで走り込んでいたのは、どういう思いからでしたか?

    「途中からヤン(ドンヒョン)選手が出てきて、健勇と2人、競り合いに強い選手が前にいたので、後ろに走れば何か起こるなと思っていました。それに、トシ(高木俊幸)はシュートを打ちに行ける選手なので、打って、どこかにこぼれるかなと思って走っていたのが、うまく自分のところにこぼれてきました。僕だけではなくて、(C大阪は)みんなが最後まで諦めない気持ちを持って戦うことができるチームなので、それが今日の勝利につながったのかなと思います」

    ■高木俊幸
    Q:決勝点につながった場面について

    「あの場面はシュートするイメージだけを考えて、トラップして振り抜いたんですけど、結果、ゴールにつながって良かったです」

    Q:短い時間の中でも何かを残そうという思いでしたか?

    「絶対、何か起きる時間帯だと思ったし、あの時間帯では自分が一番、フレッシュな選手だったので、何か爪痕を残して終わりたいなと思っていました」

    Q:昨季も対戦した済州は、やはり激しいチームでしたね。

    「そうですね。やっぱり、戦う気持ちが強いチームです。でも、その相手に対してチーム全員が怯まずに立ち向かって。ベンチに自分はいましたけど、ベンチのメンバーも声を出して、相手にプレッシャーを与えたり、レフェリーに声を掛けたりしていたので。セレッソはベンチの雰囲気がいいなと思って。ベンチも含めてしっかり戦えているなと思います」

    Q:アウェイでの勝点3という結果については?

    「アウェイでいい結果を残せたので、それを次につなげないといけないし、しっかり切り替えて、ホームで次の相手を倒したい。ACLは、最初の1、2試合で勝つことができれば、上に行ける可能性も高くなる。次もしっかりホームで勝ちたいと思います

    ■清武弘嗣
    「最後にモグラがいたな、という感じですね(笑)正直、試合をやっている中で、この試合を引き分けたらすごくもったいないと思っていました。僕にもチャンスはあったし、試合展開も良かったし、流れも良かったので。もったいないなと思っていたんですけど、最後、みんなで耐えて、最後の最後に(水沼)宏太がああやって決めてくれたのは、チーム全員で勝ち取った勝点3だと思います」

    Q:サイドでバチバチやり合っていましたが?

    「気持ちのぶつかり合いですし、そういうところで負けたら良くないと思うので。試合前は、冷静にやろうと思っていたんですけど、気付いたら僕が一番にやっていたという(苦笑)もう少し冷静にやらないといけないと思いますけど、ああいうのも大事だと思いますし、負けない気持ちはみんなが強かったと思います。日本勢で僕たちだけ勝ったので、勝てて良かったと思います」

    Q:ACL独特のアウェイの感じもありましたか?
    「僕は、ACLは久々だったんですけど、あまりアウェイは感じなかったですね。多くのセレッソサポーターも来てくれましたし、こっちがホームのような感じでやれたので、そういうサポーターの力もあって、今日は勝利できたと思います。この勝利に満足せず、次の広州恒大戦に切り替えていきたいと思います。今年、最初のホームですし、勝ちたいと思います」

    ■マテイ ヨニッチ
    「本当にタフな試合でした。相手もフィジカルが強かったです。試合前から予想していたことだったんですけど、本当に、90分ずっと頑張って戦っていました(苦笑)。最後に少しラッキーなゴールも決まって勝つことができたんですけど、90分、全員が最後まで戦ったからこそ、ああいうゴールも生まれたと思います」

試合後記

  • 最後まで諦めない姿勢をまたも発揮した水沼が決勝点。チーム一丸で劇的勝利を掴み、アジアでの戦いを好発進!

    時計の針は90分を過ぎていた。キム ジンヒョンのゴールキックを途中出場のヤン ドンヒョンが競ると、後ろにこぼれたボールに反応した杉本健勇が前方へ高く蹴り上げる。これを途中出場の高木俊幸がDFに囲まれながらもトラップしてシュート。ジャストミートはせずとも、このシュートに対応したGKが処理し損ね、DFとお見合いするような形でボールが裏へこぼれる。そこへ走り込んだのは水沼宏太。左足で無人のゴールへ蹴り込み、セレッソ大阪が土壇場で先制に成功。昨季の天皇杯準決勝、決勝で見せた土壇場での底力をまたしても発揮し、済州ユナイテッドに勝利したセレッソが敵地で貴重な勝点3を獲得した。

    「本当にタフな試合でした。相手もフィジカルが強かった。本当に90分ずっと頑張って戦っていました」と、この試合でも鉄壁の守備で勝利に貢献したマテイ ヨニッチも試合後は疲労困憊の様子で苦笑したように、敵地でのAFCチャンピオンズリーグMD1は戦前の予想通り、タフで厳しい試合となった。

    開始早々、右SBの松田陸へ、済州の選手の足裏を見せた激しいタックルが襲い掛かる。早くもこの戦いがACLであることを意識させられると、その後も球際で激しく競り合う場面が続出。それでも、立ち上がりはセレッソが冷静にパスをつなぎ、ボールを握って攻め込む。守備時は5バックで自陣を固める相手に対し、21分、水沼のクロスに清武弘嗣が頭で合わせると、直後にはハーフウェーライン付近から清武が前線へ絶妙なロングパス。DFがクリアできずにいたボールを拾った水沼がGKの頭上を越すループシュートを放ったが、わずかに枠を逸れた。

    守備では、チアゴ マルケスと元セレッソのマグノ クルスの2トップにシンプルに当てて攻めてくる済州に対し、落ち着いて対応していたが、30分過ぎから試合が次第に荒れ始めると、セレッソにファウルが増え、前半の終盤は済州に立て続けにFKやCKを与えた。それでも、マテイ ヨニッチを中心とした守備は崩れることなく、前半を0-0で折り返した。

    後半もセレッソが済州ゴールへ迫る。53分、左サイドから右サイドへ流れるような展開から、最後は清武がゴール前へクロス。ニアで合わせた柿谷曜一朗がバックヘッドで反らすも、うまくフィットせず、クロスバーを越えた。66分には、この試合、最大の決定機が訪れる。左サイドの敵陣深く、ボールを奪ったセレッソは、杉本が柿谷へパスを送り、柿谷が絶妙なコントロールでワンタッチで後ろへ落とすと、清武が右足を振り抜く。しかし、GKの好守に阻まれ、得点ならず。

    チャンスの数では上回りながらも1点が遠いセレッソは、試合終盤は済州の猛攻を受ける。“せめて敵地で勝点1でも持って帰りたい”という展開になるが、「引き分けでいいと思っている選手はいなかった」(清武)と、ピッチ上の選手たちは誰一人、勝利を諦めておらず、「最後のチャンス、望みを懸けて、交代枠を使った」と尹晶煥監督も3枚目の交代カードとして攻撃的な高木を投入した。結果的に、この采配がズバリ的中。冒頭に記した歓喜の瞬間を迎えることとなった。

    セレッソにとって3度目となるアジアでの戦いを好発進させ、「この勝利はとても大きいです。最後まで耐えてくれた選手に本当に感謝したいと思います」と、試合中は大きな声でゲキを飛ばし続けた尹晶煥監督も、試合後はホッと一息、柔らかな笑みを浮かべた。

    「アウェイで勝ち切ることができた。セレッソの強さを示せた。足は大丈夫です!」と気丈に話した松田。「戦う気持ちが強い相手に対して、チーム全員が怯まずに立ち向かった。自分はベンチにいましたけど、ベンチのメンバーも声を出して、相手にプレッシャーを与えたり、レフェリーに声を掛けたりしていた。セレッソはベンチも含めてしっかり戦えている」とは高木。まさにチーム全員、済州まで駆け付けた多くのサポーターも含めてセレッソ全体で掴んだ勝点3となった。

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