2017明治安田生命J1リーグ 第27節

キンチョウスタジアム
入場者数:15,262人
セレッソ大阪
  • 水沼 宏太 (74')
ベガルタ仙台
  • 石原 直樹 (42'), 野津田 岳人 (70'), 椎橋 慧也 (77'), 野沢 拓也 (90')
1-4
0-1 1-3

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介 75'
DF 22 マテイ ヨニッチ 74
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ 62' 86
MF 10 山口 蛍
MF 16 水沼 宏太 74'
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇 89'

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介 86
MF 7 関口 訓充
MF 15 木本 恭生 74
MF 17 福満 隆貴
MF 26 秋山 大地
FW 11 リカルド サントス
監督 尹 晶煥

ベガルタ仙台

GK 21 関 憲太郎 80'
DF 29 古林 将太 73
DF 13 平岡 康裕
DF 27 大岩 一貴
DF 34 椎橋 慧也 77'
MF 16 野津田 岳人 70'
MF 18 三田 啓貴
MF 10 梁 勇基 81
MF 23 中野 嘉大
FW 7 奥埜 博亮
FW 11 石原 直樹 42' 69

サブ

GK 35 イ ユノ
DF 4 蜂須賀 孝治 73
DF 50 増嶋 竜也
MF 26 藤村 慶太
FW 8 野沢 拓也 90' 69
FW 20 クリスラン
FW 30 西村 拓真 81
監督 渡邉 晋
試合経過
90' 野沢 拓也
杉本 健勇 89'
田中 裕介 (in) ソウザ (out) 86'
81' 西村 拓真 (in) 梁 勇基 (out)
80' 関 憲太郎
77' 椎橋 慧也
丸橋 祐介 75'
木本 恭生 (in) マテイ ヨニッチ (out) 74'
水沼 宏太 74'
73' 蜂須賀 孝治 (in) 古林 将太 (out)
70' 野津田 岳人
69' 野沢 拓也 (in) 石原 直樹 (out)
ソウザ 62'
42' 石原 直樹

シュート数

20 9
    水沼 宏太 (74')
    石原 直樹 (42'), 野津田 岳人 (70'), 椎橋 慧也 (77'), 野沢 拓也 (90')

ゴールキック

8 8

コーナーキック

4 1

直接フリーキック

8 10

間接フリーキック

1 2

オフサイド

1 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■内容は悪くない。落ち着いて行こう。
    ■ゴール前は、みんな冷静になろう。
    ■お互いを信じて戦おう。
  • 【試合後】
    「すごく大勢の方々がスタジアムまで足を運んでくださったにもかかわらず、こういう結果になってしまい、本当に申し訳なく思います。僕らの選手たちは本当にいい雰囲気をつなげていこうとすごく頑張りましたが、こういう残念な結果になってしまいました。選手たちが一番ショックを受けたのではないかと思います。サッカーというものは、こういうふうになることも、十分あり得ることだと思います。だからこそ、もっと集中しなければいけないですし、それが90分通してずっと続いていかないといけない。どんな状況であっても冷静にプレーしなければいけないと思いますが、それができなかった部分があり、今の結果になったと思います。今日がいい勉強になったと思いますので、痛かった分、もっと成熟、成長できると思います。そこから最善を尽くして頑張っていきたい。ずっと連戦で、選手たちにすごく疲労があると思いますが、なるべく早く回復できる方法を探していきたい。次節、フロンターレとの試合(9/30@等々力)がありますが、今までよりもっといい結果を持ってこられるように、最善を尽くして準備をしていきます」

    Q:先手を取られて追いかける展開のなかで、攻撃的な選手を交代して入れなかった意図と、2選手の交代の意図について。
    「前線にいる選手の動きは悪くはなかったです。でも、後ろでのリスク管理がしっかりできず、それが失点につながってしまいました。それもあって、後ろの選手を交代することになりました」

    Q:尹監督が就任後、守備に重点を置いた中でこの4失点と、最近の失点の多さについて
    「守備のところをすごく強調するほうですが、ここ最近の失点が多いところに関しては、僕らの雰囲気をしっかり作れなかったことが一番大きい。特にチャンスがきた時にしっかり決めきることで、僕らの流れに持ってくることがスムーズにできると思いますが、相手の一撃にやられてしまうことがすごく多いです。それで気が急いてしまい、追加失点にもつながってしまっていると思います。先ほども言ったように、もう少し冷静にやる必要があります。決定機がきた時、しっかり決める姿を見せないといけないと思います」

選手コメント

  • ■柿谷曜一朗選手
    「逆の時もあれば、こういう試合になる時もあるし、決める所を決めていてもどうなったか分からないですけど、同じミスは繰り返さないようにしていかなあかんし、出来ていたところは続けてやるようにして、修正するところはまた1週間で修正して、また次に良い相手と戦えるので、この負けを引き摺っていても仕方ない。クラブとして、また僕もこの先の目標をしっかり持ってやるべきやと思う。もちろん優勝が厳しくなってきても優勝を目指すのか、しっかり一試合一試合勝つのか、ACLを狙うのか、色んな目標がある中でまず勝たないと何も達成しない。もちろんルヴァンも天皇杯もあるけど、僕らは今までそれに出ていないし、そういう中でどこにモチベーションを持っていくのか、チームとして決めて行かないといけないし、それを先頭に立って僕が引っ張って行かないといけないです。前期は結果が付いてきて、今になって結果が付いてこない中で、(去年)プレーオフから勝ち上がってきた身なので、もっと謙虚に戦わないとアカンなと思います」
    Q:リーグとルヴァンでメンバーを入れ替えて戦っていて、リーグで結果が出ないのはもどかしい?
    「そうですね。ルヴァンあってのリーグじゃないし、僕らがしっかり戦わないと良い刺激を与えられない。だからといってチームがバラバラになるわけではないですが、そういう可能性がないこともないから、そこはしっかりまとめていかないといけないなと思います。これだけ個性と自信とプライドを持っている選手がたくさんおるから、一気にまとめるのは難しいけど、ちょっとずつみんなを信頼しあいながらできるチームに出来れば良いかなと思います」
    Q:今シーズン前半は全てが上手くいっていて、今は耐え時?
    「良い時もあればアカン時もあると思うし…。相手の方が今日は決定的なところをしっかり決めきった力は上だったのかなと思うけど、決して僕らも負けてないと思うし、そこはポジティブに捉えないといけないところだと思うけど、結果として勝ちが全てなので、ホームで結果が出せなかったことは大いに反省しないといけないかなと思います」

    マテイ ヨニッチ選手
    「セレッソも多くのチャンスを作れたのですが、決めきれず、一方仙台さんは幾つかのチャンスを作って決めきったという内容でした。失点してからセレッソは全て前掛かりにして同点ゴールを狙っていったのですが、その後また2〜3点決められて本当に残念な結果でした」
    Q:途中交代は珍しいですが…
    「本当に残念です。ディフェンスとして交代させられるのは余りないことなので。監督が守備のところを変えたいというアイディアを持っていたので、それは尊敬しています。最近失点が多いので、無失点勝利を目指して、選手全員が意識して頑張っています。簡単にその理由が見つけられたら、すぐ直せるものですが、様々なパターンで失点しているので、今後一生懸命直すしかないです」

    ■山下達也選手
    Q:今季最多失点の原因は?
    「取りに行った中でのカウンターとセットプレーだったので、あまり下を向く必要はないと思います。今日に限っては『決めてくれ!』という感じです…正直(笑)
    前半、僕らも失点してしまったけど、このスタジアムとは相性が良いので絶対に返すことが出来るとハーフタイムに言っていたし、そういう声も出ていたので、そういう中でチャンスは多くあったので、そんなに下を向く必要はないと思います。切り替えてやるしかないです」
    Q:最近失点が増えてきていますが…
    「防げる失点というか、横パス1つだったり、シンプルに、見えているところに(パスを)付ければ良いところをちょっとドリブルで仕掛けちゃったりすることで一気に相手を遅らせたりする間もなくカウンターを決められたりする場面もあるので、そういうところでの失い方とか、後の準備というところも含めて、絶対に気を付けないといけないし、これから相手もどんどんそこを研究して狙ってくると思うので、早急に解決しないといけないところかなと思います」
    Q:シンプルなプレーができるところは心がけて欲しいということ?
    「それでかわせたらチャンスにもなりますし、そこは結果論なので何とも言えないですけど、負けているからといって変に自分たちのスタイルを崩してやる必要はないと思うので、落ち着きながら、先制された時でもやれたら今日みたいにチャンスは作れると思います」
    Q:リーグは踏ん張りどころ?
    「残り少ないので、残りを楽しむ気持ちで、みんな落ち込まずにやっていければセレッソらしく行けるのではないかと思います」

    ■キム ジンヒョン選手
    「残念な結果です。みんな見ての通り内容は悪くなかったと思いますけど、点が入って欲しいところで決めきれなかったことと、相手が一発で決めるという試合になってしまったので反省したいと思います。気持ちを切り替えるしかないと思います。まず、なるべく3位以内に入れるように頑張って行きたいと思います」

試合後記

  • 20本のシュートも実らず。今季ワーストの4失点で痛い連敗

    約1カ月ぶり、そして、この9月唯一のホームゲームとなった、J1第27節。セレッソ大阪は、ここまで今季公式戦全勝中のキンチョウスタジアムにて、ベガルタ仙台を迎え撃った。リーグ戦前節の惜敗から巻き返し、ミッドウィークの天皇杯を勝ちきった流れをいかすべく、臨んだ一戦。先発には第26節サンフレッチェ広島戦と同じ顔ぶれが揃った。

    勝利への意気込みを表すかのように、セレッソは序盤から攻勢を仕掛ける。開始50秒で杉本健勇が相手ゴールを脅かすファーストシュートを放ったのを皮切りに、10分には柿谷曜一朗、24分には果敢な中央への攻撃参加を見せた丸橋祐介と杉本とのコンビプレー、28分にはソウザの強烈ミドルシュートなどで、決定機を作り続けていく。しかし、決め手に欠くなか、仙台の連動した攻撃に、次第にペースを狂わされる。すると、前半終了間際の42分、相手の両サイドを広く使った攻撃で攻め崩され、最後は仙台FW石原直樹にゴールを決められた。先手を取られた直後、山村和也にチャンスがくるも、シュートはゴールポストを叩き得点ならず。前半は1点のビハインドで折り返す。

    「内容は悪くない。落ち着いていこう」、「ゴール前は、みんな冷静になろう」、「お互いを信じて戦おう」というハーフタイムでの尹晶煥監督の檄を受けたなか、後半も早々から、セレッソサポーターの大声援を力に、反撃に攻め出たセレッソ。47分、50分と、立て続けに山村にゴール前で好機が訪れるが、シュートはいずれも、この日、再三の好守を見せた仙台GK関憲太郎に阻まれてしまう。

    攻めてもゴールまで結び付かないもどかしさ。それが、「0-1で負けていて、みんなどうしても点を取りに行かなくちゃならないというところで、少しバランスを崩して攻撃に出ることが多かった。それで取られてカウンターというところも多かった」と山口蛍も振り返るような形になってしまうと、次の1点は、仙台に。相手のショートカウンターに対応しきれず、野津田岳人に決められてしまった。

    それでも、ホームでは絶対に負けるわけにはいかないという強い想いが、逆襲へと結び付く。木本恭生を投入した直後の74分だった。山村からボールを受けた杉本が、反転しながら右足で強烈なシュート。これは仙台GK関に阻まれるも、そのこぼれ球に詰めたのが、水沼宏太。まさに気迫で押し込み、1点を返した。

    さあ、これから逆転へ。そう意気込んだ矢先に、落とし穴が待っていた。わずか3分後、仙台のセットプレーの流れからだった。仙台の司令塔、梁勇基の絶妙ループクロスを、最後はDF椎橋彗也にヘディングシュートで流し込まれてしまい、再び2点差とされると、終了間際には再び相手のショートカウンターから失点。後半だけで13本、全体で20本のシュートで攻め立てながら、仙台に効果的にゴールを奪われたセレッソは、1-4という、今季最多失点で敗北。リーグ戦でも今季初の連敗を喫し、同日勝利した首位・鹿島アントラーズとの差は13に広がってしまった。

    1万5262人の観衆で埋め尽くされたキンチョウスタジアム。「すごく大勢の方々がスタジアムまで足を運んでくださったにもかかわらず、こういう結果になってしまい、本当に申し訳なく思います。僕らの選手たちは本当にいい雰囲気をつなげていこうとすごく頑張りましたが、こういう残念な結果になってしまいました」、尹晶煥監督が冒頭で述べたように、大多数の桜色のサポーターに悔しい結果を見せてしまったことは、セレッソとして痛恨の極みだ。「もう少し冷静にやる必要があります。決定機がきた時、しっかり決める姿を見せないといけない」という指揮官のコメントが、この試合でのチームの課題を凝縮していた。

    「でも、シュートを20本くらい打って、そこまで打っているということは、チャンスを作ることができているということ。そこを前向きに捉えていきたい」と水沼も前を向くように、チームはアグレッシブさを示しているのも事実。そのなかで、「サッカーの原点というか、走ることだったり、球際(の強さ)だったり、1対1で負けないことだったり、そういったことをもう1回練習からみんなで意識してやっていきたい」と木本もいうような、『ユン・セレッソ』らしさの重要性を再認識できたこの試合の教訓を、次こそいかしたいものだ。

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