2017明治安田生命J1リーグ
第28節第1日

2017.9.30

川崎フロンターレ

谷口 彰悟 (19')

小林 悠 (45')

エウシーニョ (52')

森谷 賢太郎 (58')

エウシーニョ (89')

5

AWAY

FULL TIME

1

2-0

3-1

セレッソ大阪

柿谷 曜一朗 (68')

等々力陸上競技場

24,225

監督コメント

「今日も多くの方々にグラウンドまで足を運んで頂いたにも関わらず3連敗してしまって申し訳なく思います。ここ最近、低迷していると思いますが、サッカーをやっていれば、リーグ中にはこういうことも起こり得ると思いますが、もう一回、メンタルの面を引き締めていく必要があると思います。今節に向けて、いい準備をしてきたつもりですが、グラウンドの中で起きたことを見れば、いい準備ができていなかったように思えて、申し訳なく思います。この雰囲気を早く切り替えていくことが一番、大事なポイントだと思いますが、すぐ公式戦が待っているので、またこういう試合をしないように、最善を尽くして準備したいと思います」

Q:秋山大地選手を先発で起用した意図と狙いについて
「1週間、練習していて、大地のコンディションが悪くなく、ソウザも悪いわけではなかったのですが、何かどこかで集中できていない様子も見られたので、今日は後半から投入した方がいいと思いました。周りとのバランスも考えました。大地が出たからこういう負け方になったとは思いません。(チーム全体の)コンディション、メンタル面が弱くなっている部分がグラウンドで出ていると思います」

Q:守備が淡白に見えたが、集中力やメンタル面の問題だった?
「十分、その可能性はあると思います。今の位置からもっと上を目指していくためにはハードワークが必要になりますが、その部分がうまくできていないと思います。そのせいで、守備が淡白になってしまい、今の結果にもつながってしまったと思います」

Q:ここ3試合で10失点というのは、シーズン前半のセレッソを見ていると考えられないが、どう立て直していく?
「先ほども言いましたけど、集中しにくい時期になっていると思います。僕らが思ったよりいい位置に上がってきていて、選手たちがほんの少し、他の気持ちを持ってしまっているのではないかなと思います。それが一番心配になる部分であって、それをどういう風に変えるのが正解なのか、それが一番の課題だと思います。練習、そして、お互いのコミュニケーションが必要だと思います。選手たちが納得できる説明がいるのではないかと思います」

選手コメント

■杉本健勇
Q:一つではないと思うが、これだけ大差が付いた原因をどう考える?
「厳しい試合になりました。勝ちたかったですけど、全てにおいて、相手より劣っていたと思います。負けを認めて、しっかりと次に向けてやっていきたいです」

Q:最近は守備が崩れてしまっているが?
「守備陣だけのせいではないし、俺らのボールの奪われ方とかも悪い。点を決めるチャンスもあったので、後ろのせいだけではない。前と後ろで連動してやらないといけないし、みんなで変えていくしかない。勝てていない状況をどう乗り越えるか。一つ勝てば変わると思う。僕はルヴァンカップ(準決勝)には出られないけど、決勝に行くことができれば、またリーグ戦でも勝って行けると思う。僕は違う舞台になりますけど、頑張ります」

■水沼宏太
「今日は負けるべくして負けたかなという感じです。何て言うか、勝ってやろうという気持ちをどれだけピッチ上で表現できたのか。90分の中で、15分を頑張ったとしても、残りの時間はあるし。いいところが今日は少なかったですね」

Q:自分たちの良さを出し切れない試合や時間帯が増えてきた?
「そうですね。ボールを持ちながらでも、フロンターレの方が動いていたと思う。どれだけ、オフ(・ザ・ボール)の動きができるかが大事だと思うし、セレッソはフロンターレに比べて、オフの動きをサボっていたと思う。もう一回、立ち返るところに立ち返って、まず何をしないといけないのかを明確にしないと、このまま勝てずにシーズンが終わってもおかしくないくらいやられている。応援しに来てくれているサポーターにも申し訳ない。『俺は関係ないや』とか、『俺はやっているし』とかではないし。チームとしてやっていることだから。チームというものを一人ひとりが考えないといけない。自分がプレーをやめることでピッチに及ぼす影響力を考えないといけないし、一人ひとりが責任と自覚を持ってやらないといけない。そういうところに尽きる。みんな技術は持っているし、いい時を見れば、あれだけのクオリティーを出せるので。何も得ていない自分たちが慢心してサッカーをやればこうなってしまう。みんな勝ちたくてやっているし、少しずつ、詰めるところ詰めながらやっていきたい。ルヴァンカップも残っているし、もう一回、何が足りないのかを考えて、人じゃなく、自分に矢印を向けてやっていかないといけないと思います。こういう時はネガティブなことしか出ないけど、ポジティブにやることも大事なことだし、いいところがないわけではないから、そういうところをちょっと増やすだけでも変わってくる。すぐに試合が来るから、ピッチで頑張れるように、しっかりコンディションを整えてやっていきたいです」

■田中裕介
「今日は相手のやりたいようにやられてしまった。リーグ戦で連敗している中で、どういうふうにやろうというということを、練習ではやってきたけど、どうしても、いざ本番になると、こういうレベルの高い相手にどう対応するか。そういうところが、全然、今日は勝負になっていなかった。もう少しチームとしてぶつかり合えれば良かったけど、ぶつかる前に、という感じでした。セットプレーで2失点したこともあるけど、ゲームの内容的にも、相手の方が上だったことは認めざるを得ないという感じですね」

Q:ここ数試合、リーグ戦で首位争いしていたシーズン前半にできていたことが出せなくなっている?
「11人全員がハードワークしてやっているとは思うんですけど、例えば、攻撃の選手が気を利かせて守備をするとか、守備の選手が攻撃的に出て行くとか、そういうプレーでここまで勝点を拾ってきたけど、そういうところを人任せにしてしまうと、このレベルの相手になると防ぐことができなくなる。今日の川崎は、守備の選手が2点を取ったり、前の選手がハードワークして足をつっていたり。そういうところが、勝負の差に出てしまったと思います」

■秋山大地
Q:先発ということで、個人的にも気持ちが入った試合だったと思うが?
「個人とかはまず別にして、チームがこういう形で崩れていくっていうのは、もう一回みんなで話し合わないといけないと思う。今までできていたことができなくなっているというか、何が悪いというより、気持ちの面の問題だと思う。こういう試合もあると思うし、下を向いていても仕方ないので、みんなで話し合って、またルヴァンカップ準決勝があるので、そこに向けて気を引き締めて頑張りたい。練習からまた一致団結して、結果を出せるようにやっていきたい」

Q:中盤で相手に劣勢になる展開が目立ったが、山口蛍選手との関係をどう意識していた?
「距離感とかは悪くなかったと思うけど、セカンドボールを相手に拾われる時間帯が多かったと感じていて。ポジショニングなど、全体が少しバラバラだったかなと思います。試合の中で声を掛け合っていたけど、なかなか集中できず、相手に拾われることが多かったかなと思います」

Q:リーグ戦での先発ということで、自身のプレーを振り返ると?
「そんなにできなかったというイメージはないけど、もう少し取り切れるイメージはしていたけど、なかなかできなかったので、そこはまだまだだなと思いました」

Q:すぐにやって来るルヴァンカップ準決勝の第1戦に向けて
「また別のメンバーになると思うけど、今までやってきたことを出せば、必ずいい結果が出ると思うし、リーグ戦とカップ戦で別のチームになっているけど、いい流れを持っていけるように、お互いに刺激し合いながら、上を目指していきたいと思います」

■清武弘嗣
「残念な結果に終わりましたけど、すぐにルヴァンカップもあるので、切り替えて、決勝に行けるように頑張りたいと思います」

Q:チームとしても失点が増えているが、今のチームの問題をどう考えるか?
「今日に関しては、僕が入る頃には1-4で、点を取らないといけないというところで、みんな、早く点を取りたくて、前に上がったり、バラバラになってしまった。そこは、90分間を通して、もう一回、自分たちが良かったころを思い出してやって行ければいいなと思います」

Q:結果が出ていた時期は、もう少し連動できていた?
「セレッソが良かった時は、ブロックを作って、取ってカウンターが決まったり、逆にカウンターがハマれば相手がブロックを作ってくれて、僕らがずっとボールを握っている時間も長かったり。この3試合は、なかなかうまく行っていないところもあるので、もう一回、見直して、次のリーグ戦にも備えたいと思います。ここから(山口)蛍と(杉本)健勇は代表に行きますけど、ルヴァンの決勝には行きたいと思うので、準決勝の2試合を頑張りたいと思います」