2017明治安田生命J1リーグ 第25節

2017.9.9 (土) 19:03

味の素スタジアム

入場者数:36,635人

FC東京
  • ピーター ウタカ (71')
セレッソ大阪
  • 松田 陸 (11'), 柿谷 曜一朗 (44'), 杉本 健勇 (79'), 杉本 健勇 (85')
1-4
0-2 1-2

FC東京

GK 33 林 彰洋
DF 22 徳永 悠平
DF 4 吉本 一謙 61'
DF 5 丸山 祐市
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 26 柳 貴博
MF 37 橋本 拳人
MF 38 東 慶悟 56
MF 25 小川 諒也 50' 56
FW 13 大久保 嘉人
FW 15 永井 謙佑 82

サブ

GK 1 大久保 択生
DF 6 太田 宏介 56
MF 7 米本 拓司
MF 10 梶山 陽平
MF 21 ユ インス
FW 9 ピーター ウタカ 71' 56
FW 20 前田 遼一 82
監督 篠田 善之

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸 11'
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 木本 恭生
DF 22 マテイ ヨニッチ
MF 6 ソウザ 89' 89
MF 10 山口 蛍
MF 16 水沼 宏太 90
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗 44' 90+3
FW 9 杉本 健勇 79' 85'

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介
DF 23 山下 達也
MF 7 関口 訓充 90
MF 17 福満 隆貴
MF 26 秋山 大地 89
FW 19 澤上 竜二 90+3
監督 尹 晶煥

シュート数

7 17
    東 慶悟(1), 小川 諒也(1), 大久保 嘉人(1), 永井 謙佑(2), 太田 宏介(1), ピーター ウタカ(1)
    松田 陸 (1), 丸橋 祐介 (2), ソウザ (2), 水沼 宏太 (3), 山村 和也 (1), 柿谷 曜一朗 (3), 杉本 健勇 (5)

ゴールキック

8 11

コーナーキック

4 3

直接フリーキック

12 8

間接フリーキック

1 1

オフサイド

1 1

ペナルティキック

0 1

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■お互いのカバーの意識をしっかりと
    ■パスを出したら、もう一歩動き直すこと
    ■パスミスを無くしていくこと
  • 【試合後】
    「最近、試合が多かったのですが、勝利を掴むことができず、すごく残念に思っていました。今日、選手たちに強調して言ったのは、『今日はこれまでやってきたように、必ず献身・自己犠牲することをピッチでしっかり表現しよう』ということ。それに関しては、ピッチで出し切ってくれたと思います。なので、この結果につながったと思います。
     そして、いつも大勢の方々が熱い応援と声援をくださってくれているのですが、勝つことができずに残念に思っていましたが、今日、勝つことができてうれしく思います。全選手が『今日はなんとしても勝とう』という気持ちを、ピッチでうまく表現できたと思います。そして、守備から攻撃、全ての面でうまくいったと思います。この雰囲気を持ち続けていくことが大事なことですが、僕らのチームの全選手はやろうとする意欲を持っています。これをシーズンが終わるまで持っていけるように、最善を尽くして頑張りたいと思います」

    Q:2点目を決めた柿谷曜一朗選手について。ゴールを含めてすばらしい内容でした。ここ数試合、途中交代も多く不完全燃焼の試合もあったのかなと思いますが、今日を含めて最近の彼のプレーについて、監督はどう見ていますか?
    「個別にいろいろな話もしていますが、昔の自分の姿を捨てていこうということも話していますし、どのポジションであっても、チームのために、献身的に、犠牲心を持ってやっていく努力をしていると思います。そこをすごく高く評価をしたいと思いますし、その結果が今日の得点にもつながったと思います。全選手にすごくいい影響を与えていると思います。これからも、もっといい姿を見せてくれると信じています」

    Q:日本代表の遠征でサウジアラビアの高温多湿の厳しい環境から戻ってきて、いいプレーを見せた杉本健勇選手と山口蛍選手について
    「疲労度がどれくらいなのかわからなくて、少し心配だったのですが、本人たちの意欲的なところが出たと思います。今日の試合、本人たちは疲労があるにもかかわらず、自分が先頭に立って戦おうとする姿勢を見せてくれました。それはすばらしい姿です。チームにいい影響を及ぼしていたと思います。それがこの結果にもつながったと思います」

    Q:後半の途中から、山村和也選手を最終ラインに下げたが、その狙いについて
    「相手が攻撃の選手を交代で入れてきたので、僕らはまず守備を安定させて、そこからのカウンターを狙いました。そこでチャンスを作れると信じていました。なので、(山村を)早く守備に降ろしました。守備に降ろしたからと言って、僕らが攻撃していなかったわけではありません。僕らは攻撃にも移って、いい形で得点もできたと思います」

    Q:相変わらずセットプレーからの得点が多いが、ソウザ選手のキックの精度が高いということか?
    「今日、試合の序盤はキックの調子がそこまで良くなかったのですが、最後、筋力の調子が戻ってきて、得点につなげることができました。やはり、キッカーが、決めやすいところに蹴ることで、得点も生まれると思います。僕らはいろいろな得点パターンを狙っていますが、セットプレーもその1つだと思います」

選手コメント

  • ■杉本健勇選手
    Q:自身のPKによるゴールは、いい時間帯での追加点でしたね
    「サウジ(アラビア)で見ていた時に、ルヴァンカップ(準々決勝第2戦)も、2点差から早い時間帯に1点を返されて、そこからバタついて追いつかれたところもあったので、今日は後半もしっかり入ろうと話していた。1本危ない場面があった以外は悪くなかったけど、先に相手に1点を決められたので、ここで気を引き締めないとやられると思っていました。次の1点がすごく大事になると思っていたので、いい時間帯に取れたと思います」
    Q:PKを獲得した場面では、パスではなく突破を選択しました
    「パスの選択肢はなかったですね。前半、切れ込んだ時にパスを選択して、『自分で行かないとアカンな』と思っていたので、あの場面は相手をかわすことしか考えていなかったです」
    Q:PKによるゴールは今季初めてですが?
    「初めてですね。緊張はなかったけど、最後までどっちに蹴るか迷っていました(笑)。誰が蹴るかとなって、(柿谷)曜一朗くんが譲ってくれました。自分で(PKを)取ったこともあったので、自分で蹴りました」
    Q:CKからの自身の2点目のヘディングは狙い通りですか?
    「あれは完璧でしたね。僕が完璧というか、ソウザのキックがすごく良かった。ニアが空いていたので、蹴る前にソウザに『ニアに蹴ってくれ』と合図して、ソウザもわかってくれていた。いいコミュニケーションが取れました」
    Q:得点ランク1位タイになったが?
    「なかなか単独になられへん(笑)。まだ試合も残っているし、チームが勝つことが一番ですし、あと9試合、出し切って、チームの結果も個人の結果も出していけるようにしたいと思います。最後に(3点目の)チャンスもあったので、そういうところを決めることも大事です」

    ■ソウザ選手
    「今日は、すごくいい試合ができました。最高ですね。サポーターに対して、結果を出さないといけないという借りがあったのですが、今日はそれができました。今までも、もちろん全力を尽くしてプレーしていたんですけど、結果がついてこないところもあったので。今日は幸せな気持ちです。自分たちのリズムで試合ができました。
    Q:連動した守備もできたように思うが?
    「そうですね。今週もいい練習ができましたし、監督の指示もありました。グラウンドでも話し合いながら、コミュニケーションを取りながらできました。これから、もっとよくしていけるようにしたいです」
    Q:4点目のアシストについて。CKを蹴る際に、杉本選手から合図があったようだが?
    「(杉本)健勇と合図を出し合って、ニアが空いていたので、健勇が先に触ってくれました。僕は日本語もペラペラなので、彼が何を言いたいのかはわかりましたよ(笑)。彼は最近、絶好調なので。最高ですね」

    ■柿谷曜一朗選手
    「勝てて良かったです。1点差になった後、もう1回、突き放せたのが大きかったと思います。(自身の得点は)たまたま、飛び込んだら入ったので良かったです。
    Q:水沼宏太選手からのすばらしいクロスでしたね
    「俺を狙ったわけじゃないと思うけど、あれだけニアに鋭いボールが入ってくれば、ファーは空いてくると思ったので、飛び込んで決めることができて良かったです」

    ■松田陸選手
    Q:味の素スタジアムでの古巣・FC東京とのプレーを振り返って
    「最初は緊張しましたけど、やっていて普段と変わらず、普通にできました。初めてアウェイとして戦って、あらためて、いい雰囲気の中で試合をやっていたんだなと思いました」
    Q:先制点は気持ちの表れかなと思いましたが?
    「ごっつぁんですね(笑)。あそこは狙えって、(水沼)宏太くんに言われていたので。最初はちょっと止まったんですけど、最後まで走り切って良かったなと思います」
    Q:ホームでのFC東京戦 も、水沼選手からのパスを松田選手が決めました
    「気持ちが強い2人で点が取れたので、良かったと思います。
    Q:途中交代で太田宏介選手が入ってきました。仲が良いと聞いていますが、不思議な感じもありましたか?
    「そうですね(笑)。仲良かったので、っていうか今も仲が良いので、やっていて違和感はありましたけど、宏介さんの特長も知っているので、やりやすかったかなと思います」
    Q:試合後は水沼選手とFC東京のサポーターへ挨拶に行っていましたが?
    「宏太くんと、『どうする?』みたいに話して、『2人で行きましょう』って」
    Q:歓声も浴びていましたね
    「違うチームに行っても応援してくれていることは、ありがたいですね」

    ■水沼宏太選手
    「僕らは勝てていなかった状況で、今日勝つことができて良かったですし、アウェイで勝つことは僕らにとって大事なことなので、そういう意味では大きな1勝だったと思います。これからも1試合1試合勝っていくことが大事ですし、今日は大量点も取れたので、課題を克服しながら、やり続けるところはやり続けていきたいと思います。
    Q:ホームでのFC東京戦に続き、今節も2点に絡む活躍でした
    「2点目のクロスは思い通りのボールを上げることができました。誰が触っても入るようなクロスを上げることができて良かったと思いますし、ああいう得点の匂いを漂わせるボールを蹴ることができれば、もっとチャンスも増えると思います。もっともっと、僕の特長をピッチで表現できればいいと思います」
    Q:1点目は、松田選手が『水沼選手から止まるなと言ってもらったおかげ』と話していましたが?
    「俺はずっと『止まるな』って話していたのに、あいつはあの時だけ止まったので(笑)。走っていたら来るからって。自分は出せる自信はあったので、とにかく止まらず行けと言っていました。サイドバックがああやって走ってくれれば、サイドバックの選手にも合わせる自信があるので、点につながって良かったと思います。今日も、俺と陸で得点につなげることができたので、良かったと思います」
    Q:2点目のクロスについては?
    「GKとDFの間に速いボールを送れば、どのチームも嫌だと思うので、蹴った瞬間に『絶対、入った』と思って(笑)誰が合わせるにしても入ったと思った。曜一朗が決めたことはチームにとっても良かったと思う。ああいう得点の匂いを漂わせるキックは続けていきたいです」

試合後記

  • 松田!柿谷!杉本!怒とうのゴールラッシュでFC東京を一蹴したセレッソが、リーグ戦4試合ぶりの勝点3を獲得

    再開されたJ1リーグ戦。FC東京の敵地に乗り込んだセレッソ大阪は、前半に幸先良く2点を先取すると、後半、1点を返されるも、その後、再び2点を追加して1-4で快勝。上位に食らいつくためにどうしても欲しかった勝点3を手にした。

    先発は、前節の鹿島アントラーズ戦から2人を変更。YBCルヴァンカップ準々決勝の第2戦に続き、山村和也がリーグ戦でも復帰し、前線の一角に入ると、CBは山下達也ではなく木本恭生がマテイ ヨニッチとコンビを組んだ。FIFAワールドカップロシア大会の最終予選を戦ってセレッソに帰還した山口蛍と杉本健勇、キム ジンヒョンも揃って先発に名を連ねた。

    試合開始からFC東京を圧倒したセレッソは、1分、相手のスローインに山口が猛然と襲い掛かると、山村がボールをカット。杉本へスルーパスを送ると、杉本が抜け出して中でパス。水沼宏太がシュートを放ち、最初のチャンスを迎えた。6分にも山村が高い位置でカットすると、山口、ソウザと渡り、ソウザのパスを杉本がスルー。左サイドから中へ入って来た柿谷曜一朗が決定機を迎えた。すると、勢いそのままにセレッソが先制点を奪った。11分、水沼がFC東京の左サイドの裏へパスを出すと、一旦はそのパスに立ち止まった松田陸だが、それでも諦めずにボールに詰めると、対応したFC東京のGK林彰洋と小川諒也がお見合い。ボールをかっさらった松田が無人のゴールに蹴り込んだ。試合後、「ごっつぁん(笑)」と振り返った松田だが、ホームでのFC東京戦と同様、古巣相手に強い気持ちで挑んだ2人から得点が生まれたことは偶然ではないだろう。

    その後の前半の時間帯で輝いたのは、柿谷曜一朗。3バックにワンボランチという布陣のFC東京の守備の穴を突き、再三、サイドを突破。18分、21分、31分と柿谷を起点にセレッソが立て続けにチャンスを作ると、前半終了間際の44分、待望の追加点が生まれた。この試合、鋭い出足で何度もボールを奪っていた山口のカットが起点となり、柿谷、杉本とボールがつながり、杉本が右サイドへ展開。松田の落としを水沼がダイレクトで高速クロスを入れると、「蹴った瞬間に『絶対、入った』と思った」と本人も振り返った鋭い弾道の先にいたのは柿谷。ニアで杉本が競って流れたファーサイドで、見事にダイレクトボレーで合わせてネットを揺らした。

    何度かピンチもありながらも、FC東京の攻撃を単発に抑え、内容的にはセレッソが圧倒して終えた前半だったが、第19節のガンバ大阪戦以降、アウェイでの試合は先制するも、後半に失点して逆転負け、あるいは引き分けが続いているセレッソとしては、後半の戦い方こそ、真価が問われることになった。すると、後半開始早々、相手DFのフィードから永井謙佑に決定機まで持ち込まれると、55分にも再び永井に抜け出され、ループシュートを許す。56分、FC東京が2枚同時交代で前線に人数を増やすと、尹晶煥監督はすぐさま山村を最終ラインに落として、FC東京の3トップに対して3バックで対応。マンマークに近い形でFC東京の攻撃を抑えにかかる。前がかるFC東京に対して、セレッソの攻撃はカウンターが中心になる中、67分に決定機。松田のクロスのこぼれを拾った柿谷が水沼に丁寧に落とすも、水沼のシュートはポストを叩いた。この4分後、全体が下がったセレッソは、ゴール前に人はいるものの、相手を捕まえることができず、高萩洋次郎のパスからピーター ウタカに決められ、1点差に迫られた。

    決定機を逸して相手に得点を許す嫌な流れを断ち切ったのは、先日のサウジアラビア戦で日本代表デビューを果たしたばかりの杉本だった。79分、柿谷の絶妙なパスを受けてスペースへ抜け出した背番号9は、並走した水沼へのパスを選択せず、ドリブルでゴールを目指す。対応に来たDFをかわしかけた瞬間、倒されてPKを獲得すると、これを自ら蹴り込み、ピンク色に染まったアウェイゴール裏へ駆け寄った。「1点差になった後、もう1回、突き放せたのが大きかった」と柿谷も話す貴重な3点目がセレッソに生まれると、85分にはダメ押しの4点目。CKを蹴るソウザとのアイコンタクトでニアへ入った杉本へ、ソウザが狙い通りのボールを届けると、杉本がヘディングでゴール。この得点で勝負は決まった。

    試合後のミックスゾーンで、すれ違った大久保嘉人に「来たな、得点王」とエールを送られた杉本は、「(リーグ戦)あと9試合、出し切って、チームの結果も個人の結果も出していけるようにしたい」と引き締まった表情でスタジアムを後にした。順位を1つ上げて4位としたセレッソは、次節、再びアウェイでのサンフレッチェ広島戦に、一戦必勝の姿勢で臨む。

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