2017明治安田生命J1リーグ 第24節

ヤンマースタジアム長居
入場者数:35,516人
セレッソ大阪
鹿島アントラーズ
  • レアンドロ (88')
0-1
0-0 0-1

鹿島アントラーズ

GK 21 曽ヶ端 準
DF 22 西 大伍
DF 5 植田 直通
DF 3 昌子 源
DF 16 山本 脩斗
MF 20 三竿 健斗 12'
MF 40 小笠原 満男
MF 13 中村 充孝 81
MF 11 レアンドロ 88' 90+2'
FW 8 土居 聖真 63
FW 33 金崎 夢生 90+3

サブ

GK 1 クォン スンテ
DF 17 ブエノ
DF 24 伊東 幸敏 81
MF 4 レオ シルバ
MF 25 遠藤 康
FW 9 鈴木 優磨 63
FW 14 金森 健志 90+3
監督 大岩 剛
試合経過
90+3' 金森 健志 (in) 金崎 夢生 (out)
90+2' レアンドロ
88' レアンドロ
関口 訓充 (in) 柿谷 曜一朗 (out) 85'
81' 伊東 幸敏 (in) 中村 充孝 (out)
リカルド サントス (in) 澤上 竜二 (out) 78'
63' 鈴木 優磨 (in) 土居 聖真 (out)
澤上 竜二 50'
丸橋 祐介 26'
12' 三竿 健斗

シュート数

13 6
    レアンドロ (88')

ゴールキック

9 13

コーナーキック

9 1

直接フリーキック

10 9

間接フリーキック

3 0

オフサイド

3 0

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■ミスを減らして落ち着いて行こう。
    ■もう一歩相手より先に動くこと。
    ■最後まで集中して戦うこと。
  • 【試合後】
    「大勢の方々がスタジアムに足を運んでくださり、大きな力になりましたし、対等な試合はできたと思いますが、結果は負けてしまいました。本当に申し訳なく思います。
    僕らの選手たちは本当に頑張っていましたが、一瞬、集中力が乱れてしまって、失点してしまいました。その部分が一番残念に思います。とはいえ、僕らは全然チャンスを作られていないわけではない。決めきるところで決めきれなくて、それで相手に決定機を与えてしまい失点したと思います。本当に大事な時期にその山場を乗り越えられない、そういうことを考えると、まだ僕らは力不足だなと思います。そういう部分に関して、乗り越えられる、そういう力を伸ばしていかなければいけない。これから試合をやっていかなければいけないので、今日の試合について、これから考えたくはないのですがもう1回見て、我々が修正しなければいけない部分と、僕らは後半最後あたりで(最近)失点が多いのですが集中力が乱れていると思います。反省すべきところはたくさんあると思います。これから、あまり試合は残っていませんが、最後まで高い集中力を持って戦っていけるように、最善を尽くして頑張ります」

選手コメント

  • ■杉本健勇選手
    Q:足りなかったところは?
    「決定力です。(持ち味を出せたところは)1本、相手をかわしたところ。あと5cm、10cmというところだったと思いますが、そこのシュートの精度を上げないといけない。少しリーグ戦の日程は空きますが、セレッソはルヴァンカップ、僕は代表に行きます。次の試合で借りを返したいと思いますが、次の試合は(自身にとっては)代表の試合。この悔しい気持ちを、舞台は違いますがぶつけたいと思います。」
    Q:鹿島との差は?
    「こっちのほうがかなりチャンス、決定機も作っていて、そこでガンガン攻めることはできていますが、(鹿島に)1本強力なカウンターがあるというのは、試合中も(チームで)話していましたし、ケアはしていた。それでもやられてしまう時はやられてしまう。それがサッカーだというのもあります。難しいですが…。決められなかったからといえば、それで終わってしまうことなので。でも、それだけじゃないし、細かいところを言えばまだまだありますけど、悔しいです」

    ■山口蛍選手
    Q:相手のレアンドロのところを、山口選手も警戒して何度も潰していたが?
    「そこだけではないですが、今日はセンターバックも結構前に押し上げてくれていたので、カウンターを食らったりしても自分たちがプレスバックする時間だったりがあった。後ろが安定していてよかったので、自分たちは(相手攻撃陣に対して)サンドするだけでしたし、そこはよかったと思います。最後の最後、一瞬の隙でやられてしまって、あの瞬間の少し前くらいから、少しバラバラになって1人で行ってしまったりとかもあったので、そこをチームでうまく流れを切るとかができればよかったのかなと思います」
    Q:最後の時間帯の失点について、監督も気にしていたが?
    「集中力というのもあるだろうし、試合の進め方だったり、今日は結構決定機があったので、それを決めきれなくて、みんな前がかりになってバランスを崩して…となった瞬間に、やられてしまっている。そこのところを全員が自分で考えてコントロールしなくてはいけないと思うし、自分1人で取りに行って前に出て行ったりしてもダメだと思うので、そういう時間こそチームで守ることを考えないといけないと思います」

    ■キム ジンヒョン選手
    「鹿島のチャンスは少ない中でやられてしまったので、悔しいです。
    Q:鹿島のカウンターの鋭さについて
    「小笠原さんを中心に、やられても崩れないというのが鹿島の強さだと思っています。こちらが攻めていても、相手にチャンスが1、2回くらいは絶対にあると思うし、試合に入る前から1点勝負ということもわかっていましたし、それもあって悔しいです」
    Q:最近の試合のなかでは、攻守の切り替えもしっかりできていてよさもあったと思うが?
    「磐田戦から切り替えのところはよくなっていたし、みんな走りきって、球際のところもそうですし、必死さを見せることはできていて、それはすごくよかったと思いますが、やっぱり、テンポをもうちょっと考えながらやれればよかったのかなと思います」
    Q:ルヴァンカップ、代表戦もあり、リーグ戦の試合間隔は空きますが、ここで落ち込まないことが大事になるか?
    「代表戦で自分は抜けるが、ルヴァンカップがありますのでしっかり勝ってくれると思っています。ルヴァンカップに出ているメンバーも、すごくアグレッシブなプレーを見せているので。自分もしっかり勝てるように向こうで応援していますし、みんなも流れを変えたいと思っていると思うので、しっかり勝って流れが変わるようにできればなと思います」

    ■水沼宏太選手
    「内容より結果が一番大事なので、内容の話をしてもしょうがないかもしれないですが、今日に関しては後ろと前をコンパクトにして、みんなで意識を統一してできたなというのはすごい感じています。本当にいいゲームができた中で、鹿島というチームはああいうところを狙っていて、どれだけ内容が悪くても最後のところで決めきるというのが鹿島のやり方でもある。本当に見習うべきところがたくさんあったし、僕らもできた部分はあったので、そこはポジティブにとらえてやっていくことが一番かなと思います。これで落ちていてもしょうがないので。本当に今日はやりたいことというか、やろうとしていたことはできたと思いますし、あとは決定力かなと思います。
    (Q:鹿島との差は?)
    自分たちの嫌なところに人数をかけてきたりだとか、嫌なところにボールを送ってきたりだとか、みんなでそれを統一してやってきているなというのはすごく感じました。そういうところは見習うべきところであり、そういうところもしっかり自分たちができるようにやっていくことが、僕らがもう1つ上のレベルに行くための近道なのかなと思います。でも、継続するべきところは継続して、今日の内容というのはここ最近にしては一番よかったと思いますし、あとは得点を取っていくということ。前半から取れるチャンスをものにしていれば圧倒できた試合だったと思いますし、1点、2点入っていれば息の根を止めることもできていたのかなと思います。ルヴァンカップがこの後あるので、誰が試合に出るかはわかりませんが、自分たちチーム全員でやるべきことをやって、もう1回そこで頑張りたいと思います」

    ■澤上竜二選手
    「(個人として)結構ボールを失うことも多かった。そういう部分と点が取れなかったこと、そこが課題かなと思います。
    チームとしては結構チャンスがあって、先に決めていればどうなっていたかわからない試合だったと思うので、先に決められなかったことがこういう結果になったと思います。鹿島は粘りながらも常にゴールは狙ってきていたので、そういう部分で試合運びの巧さがすごくあったと思う。最近ラストに失点することが多いので、そういう部分(鹿島の戦い方)については見習わなければいけないと思います。
    (Q:杉本選手との2トップで意識してやっていたことは?)
    健勇くんのところでボールが収まるので、自分が裏に抜けて健勇くんのスペースを空けたり、そういう動きは意識してやっていました。動き出しの部分でもうちょっとボールを引き出せたらなという思いがあります。
    (Q:前半のフリーキックからヘディングで狙っていたところについて)
    あれは決めることができたかなと思います…。
    (Q:J1初先発で、鹿島相手にできたこと、できなかったことについて)
    ポストプレーの部分だったり身体を張るという部分では少しはできた部分はあると思いますが、その部分でも結構ボールを失うことが多かったりした。まだまだできない部分は多いですし、もっとやらないといけないなと思います」

    ■関口訓充選手
    「ここ2試合、自分が出てから失点しているので、責任も感じています。
    最後のシーンのところは、ちょっとバランスを欠いたところで、鹿島が得意とする角を取ってからの攻撃というのを上手く使われてしまった。ビデオで見直さないと分かりませんが…悔しいかなと思います」
    Q:一瞬の隙を突かれることが最近多いですが…
    「そうですね。自分たちも点を取りに行っていたので、どっちに転ぶか分からないところで鹿島に転んで、それが数的不利な状況を作られたというところもあったので、すごく勿体ないところではありますが、本当に悔しいですね」
    Q:どうやって切り替えますか?
    「次はルヴァンがあるので、また別の大会ですし、ここで気持ちを切り替えて、しっかり戦いたいなと思います」

    ■ソウザ選手
    「ホームで、鹿島との差を縮める良い時期だったので、本当に悔しいですね。
    ただ、自分たちは全力を尽くしたというのはみんな思っていると思う。相手より内容は良かったと思います。でも、サッカーには結果が付いてこないこともありますし、この先も強い気持ちで行くしかないと思うので、ポジティブに考えて行くしかないと思います」
    Q:後半に足を痛めたのは大丈夫?
    「その一瞬は痛かっただけで、その後は痛みが過ぎていった感じだったので大丈夫です。自分でも何が起きたかよく分かりません」
    Q:その後もすごく体を張ってプレーしていましたね!
    「自分たちのために、仲間のために、勝利にこだわって戦ったのですけど、負けて非常に悲しいですけど、自分たちは全力を尽くして頑張りましたので、次に切り換えていくだけですね」

試合後記

  • 対等以上の戦いを繰り広げるも、終盤の鹿島のカウンターにやられ、悔しい今季ホーム初黒星

    8月最後のJ1リーグ戦となった第24節でやってきた、セレッソ大阪にとっての大一番。勝点4差の首位、王者・鹿島アントラーズとの頂上決戦に、ホーム、ヤンマースタジアム長居で挑んだ。この大事な試合のスターティングメンバーは、前節から1人変更。リカルド サントスが控えに回り、澤上竜二がJ1初先発。日本代表に選出された杉本健勇とともに、前線に入ることになった。

    最近のアウェイ2連戦では1敗1分けと勝ちきれなかった、セレッソ。その悔しさを晴らし、ホームで3試合ぶりの勝利をつかむべく、この日の桜色の戦士たちはピッチで闘志あふれるプレーを見せる。大岩剛監督就任後、ここまで9勝1分け1敗と抜群の結果を残している鹿島に、序盤は主導権を握られる形もあったが、山下達也、マテイ ヨニッチの両センターバックが相手攻撃陣にハードプレスを仕掛けてボールを奪いとるなど、球際の激しい、『ユン・セレッソ』らしい守備を展開していく。

    守備でリズムを徐々に整えていくと、15分過ぎから次第にセレッソにもチャンスが生まれ、水沼宏太、杉本、澤上、山口蛍、そして、柿谷曜一朗が、鹿島ゴールを攻め立てる。しかし、曽ヶ端や、日本代表DF昌子源と植田直通を軸とする鹿島守備陣を崩しきれず。ただ、守備では鹿島のストロングポイントである強力なカウンターにも的確に対処するなど、隙を見せず、前半はスコアレスで折り返す。

    後半になると、「粘りながらも常にゴールは狙ってきていた」と澤上も感じるような鹿島の圧力が強くなり、両者の攻防が白熱を増す。途中、鹿島FW金崎夢生にゴールを脅かされるシーンもあったが、キム ジンヒョンの好セーブでしのぐなど、流れを簡単に相手にわたさない。その踏ん張りが、後半途中、75分あたりからの猛攻につながっていく。丸橋祐介やソウザの強烈なミドルシュート、さらに、コーナーキックからの杉本のヘディングシュートが、鹿島ゴールの枠を的確にとらえていく。しかし、ここでも、鹿島のベテラン守護神、曽ヶ端立ちはだかる。セレッソも78分にリカルド サントスを投入し、その強靱な長身ブラジル人FWの飛び出しから、さらに好機も生まれたが、最後の決め手に欠いてしまう。

    すると、終了間際の88分、鹿島に一瞬の隙を突かれて、均衡を破られた。相手の狙いとするカウンターを受けると、金崎の右クロスをフリーで受けたレアンドロに、ペナルティーエリア内でシュートを放たれる。松田陸、キム ジンヒョンが身を挺して防ぎにいったが、ボールは無情にもゴールに吸い込まれてしまった。「どれだけ内容が悪くても、最後のところで決めきるというのが、鹿島のやり方」(水沼)、「(鹿島に)1本(強力な)カウンターがあるというのは、試合中も(チームで)話していましたし、ケアはしていたのですが、それでもやられてしまうときはやられてしまう」(杉本)と、イレブンも鹿島のスタイルを認識して最後まで戦っていたのだが、「一瞬、集中力が乱れてしまって、失点してしまった」(尹晶煥監督)。

    なんとか同点、逆転へとつなげたかったセレッソだが、鹿島のしたたかな戦いの前に、いなされてしまう。それでも前に向かっていき、最後の最後にコーナーキックを獲得。GKキム ジンヒョンも鹿島ゴール前に上がるなど、スクランブル態勢で1点を取りにいったが、ゴールを奪いきれず、そのままタイムアップ。0-1と敗れたセレッソは、ホーム今季初黒星。そして、首位、鹿島との勝点差は7に広がり、この試合日の時点で暫定4位に順位を下げた。

    「悔しい……」、どのイレブンから出てくるコメントは、この一言に尽きるものだった。相手の2倍以上となる13本のシュートを放ち、3万5千人以上の大観衆の前で、桜色のサポーターの大きな後押しも力に、鹿島を攻め立てていただけに、「本当に大事な時期に、その山場を乗り越えられない、そういうのを考えると、まだ僕らは力不足」と尹監督も悔しさをにじませた。それでも、「みんな走りきって、球際のところもそうですし、必死さを見せることはできていて、それはすごくよかった」とキム ジンヒョンも述べるような、『ユン・セレッソ』らしさも示せたのも事実。この経験を糧にし、鹿島戦で見せたよさを継続して、今後の試合から再び高みへ挑戦していきたいものだ。

LATEST