2017明治安田生命J1リーグ 第23節

2017.8.19 (土) 18:33

ヤマハスタジアム

入場者数:14,881人

ジュビロ磐田
  • 川又 堅碁 (86')
セレッソ大阪
  • 杉本 健勇 (37')
1-1
0-1 1-0

ジュビロ磐田

GK 21 カミンスキー
DF 3 大井 健太郎
DF 5 櫻内 渚 75
DF 35 森下 俊
DF 41 高橋 祥平
MF 8 ムサエフ
MF 10 中村 俊輔
MF 13 宮崎 智彦 46*
MF 15 アダイウトン 64
MF 40 川辺 駿
FW 20 川又 堅碁 86'

サブ

GK 36 三浦 龍輝
DF 24 小川 大貴 46*
DF 33 藤田 義明
MF 9 太田 吉彰
MF 11 松浦 拓弥 64
MF 27 荒木 大吾 75
MF 30 上原 力也
監督 名波 浩

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ 35'
MF 10 山口 蛍
MF 16 水沼 宏太 88
FW 8 柿谷 曜一朗 81
FW 9 杉本 健勇 37'
FW 11 リカルド サントス 59

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介
MF 7 関口 訓充 81
MF 15 木本 恭生 61' 59
MF 17 福満 隆貴
MF 26 秋山 大地
FW 19 澤上 竜二 88
監督 尹 晶煥

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■後半も落ち着いていこう
    ■球際をしっかりと行くこと
    ■サイドを起点に攻撃しよう
  • 【試合後】
    前節もそうですし、今節も残念なところが多い試合になりました。先制点を決めて、いい流れを持つことはできましたけど、最後、もう少し余裕を持った試合の運び方ができれば、いい結果を持って帰ることができたと思います。もう1点、追加点を決めることができれば、もっといい試合になったとも思います。それでも、前節よりいろんなことが修正されて、前節よりはいい試合をしたと思います。最後に集中力を欠いたことは残念に思いますが、選手たちは最後の最後まで走り切ってくれました。これから、もっと修正することができれば、今日も大勢の方々がスタジアムに足を運んでくれましたけど、その方たちにいい結果を伝えることができるんじゃないかなと思います。我々は昨季までJ1でやっていたチームではないので、今はよく戦っていると思いますし、選手たちは成長と発展をしていると思います。これからもっと、成長と発展をすることを楽しみにしています。僕らの選手たちは、これからもよく頑張ってくれると思います。目の前のことばかり追っていくだけではなく、もう少し先のことも視野に入れながら、選手全員で一緒にやっていきたいと思います

選手コメント

  • ■杉本健勇選手
    「(試合の結果は)悔しいですし、見ている人や応援してくれている人たちは、『俺が2点目のヘディングを決めていれば勝てた』と思ったかも知れないですが、スーパーマンではないし、全部決められるだけではないので。毎試合、ゴールは狙っていますし、取りたい気持ちももちろんあります。(先制後の戦い方で)細かいことを言えば(問題は)ありますが、ラスト5分までは守れていたし、一つ、集中力が切れてしまって、もったいないですね」
    Q:後半、後ろに重心を下げるのが早すぎた?
    「きつい部分もありましたけど、これも結果やと思います。勝てていれば別に何も問題はないと思うし、『きつかったな』というくらいで。それで今まで守れていたし、それで今まで勝ってきたので。それ(5バックで守ること)が全部悪いとは思わないですし、戦い方は監督が決めることなので、僕らはピッチで表現するだけです。ただ、ちょっとの隙でやられたのはもったいないので、今後、どう戦っていくかはまた考えていかないといけないと思います。相手にボールを持たれる時間が長かったので、何とか自分のところでキープして、とは思っていました。後ろもかなり頑張ってくれていたので、僕がキープしても前に出て行くスプリントの部分でちょっと遅れてしまうのは仕方がない。僕がもっと時間を作ることなど、レベルアップしないといけないと、今日の試合で感じました」
    Q:先制点は難易度が高いボレーシュートだったのでは?
    「今日はクロスに入るところや動き直しを自分の個人としてのテーマに置いていました。(水沼)宏太くんとも、あのコースを狙うことは話していたし、絶妙なタイミングで素晴らしいボールが来たので、ミートすることだけを考えて、決めることができて良かったです」
    Q:ポストに当たったヘディングも、点を取るポイントに入る動きは良かったのでは?
    「そうですね。サイドからのクロスは、今年、チャンスが多いですし、3本に1本は決めないといけない。あのヘディングも、『入った』と思いましたし、惜しかったですね。さっきも言ったように、全部が全部、決めることができればそれはスーパーですけど…。でも、申し訳ない気持ちはあります。後ろもしっかり耐えてくれていましたし、何とか守り切りたかったんですけど。もう1点、必要だなとも思いましたし、悔しいですね」
    Q:前節の清水戦の内容を挽回して、試合開始からかなり気持ちが入って体を張ったプレーも多かったと思いますが?
    「そうですね。みんな気持ちは入っていたし、球際のところでもガツガツ行けていました。
    でも、振り返っても結果は変わらないので、しっかり次の鹿島戦に向けて、どう勝つか、というところに切り替えたいと思います」
    Q:日本代表という部分もクローズアップされているが?
    「今日は(次の日本代表の)発表前、最後の試合でしたけど、あのヘディングが(選出に)左右されるかどうか(笑)でも、俺自身は出し切りましたし、やることはやったので、それで選ばれようが、選ばれまいが、という気持ちです。もちろん、選ばれたいですし、国を背負って戦いたいですけど、最後は(ヴァイッド ハリルホジッチ)監督が決めることなので、しっかり待ちたいと思います」

    ■松田陸選手
    Q:チームとしても、個人としても、気持ちの入った守備は随所に見せていたが?
    「そうですね。前半から守備はしっかりできていたし、みんな体も張れていた。良かったですけど、最後、ちょっとの部分でやられたのは悔しいですね」
    Q:自身としてもリーグ戦、3試合ぶりの先発になりました。強い思いもあったのでは?
    「ずっと試合に出る準備はしていました。ここ2試合、先発を外れて悔しかったですし、自分自身、気合いは入っていました。だからこそ、何としても勝ちたかったです。アウェイは難しい試合になるとは思っていましたけど、全員が、一人ひとりが中心になってやる気持ちでやれば勝てると思っていました。勝点1を取れたことをポジティブに考えて、次、(首位の)鹿島アントラーズなので、負けないように、ホームなので絶対に勝ちたいと思います」

    ■山口蛍選手
    Q:前節から修正された部分も多かったのでは?
    「そうですね。ある程度、修正はできていたと思うけど、最後、しっかり耐えることができなかったので、またしっかり、次に向けてやっていかないといけません」
    Q:勝ち切れなかった要因についてはどう感じますか?
    「守って、せっかく奪っても、前に蹴るしかなかったので、相手に押し込まれる時間が長くなったかなと思います。そこでもう少しうまくキープして、自分たちで時間を作りながらやっていければ良かったですけど、今日はそれができずに、相手に押し込まれたまま耐える展開になってしまいました」
    Q:「蹴るしかなかった」という部分では、少し全体が下がり過ぎた部分も?
    「失点したくない、ということで後ろを5枚にして、後ろに人数をかけていたから、多少下がり過ぎていたことはあるかも知れませんが、(戦い方は)監督の判断ですし、失点(シーン)は簡単に蹴らせてしまったところなので。ショートコーナーでしたけど、フリーの状態で上げられたので、あれだけフリーで上げさせたらいいボールは入ってくると思います。そこは全員がもっと集中しないといけなかったです。自分たちが2点目を取るチャンスもありましたし、そこで決めたらもっと楽な展開になったのかなとも思います」
    Q:早い時間帯の5バックについては、監督の執念の現れという見方もありますし、0-1で勝っていれば狙い通りだったとも思います。前節から半歩前進した部分もあるのでは?
    「そうですね。(前節の)清水戦に比べれば、最後で体を張ったり、今日はそういうことができていたところも多かったし、そこは進歩したところだと思います。引いた中でどう守って、どう攻撃につなげていくか、というところはもっと追求していかないといけないと思います」

    ■マテイ ヨニッチ選手
    Q:集中して守れていた時間帯も多かった試合だと思いますが、試合を振り返ると?
    「本当にタフな試合になりました。先制してからずっと守っていたんですけど、守り切ることができませんでした。最後の失点はちょっとした集中力の問題だったと思いますし、ヘディングした選手もフリーだったので、それはチームとして反省しないといけません」
    Q:勝点1を取った、というところに関しては?
    「勝点1を取ったことは事実ですが、満足はできません。あと少しのところで勝てた試合なので、本当に悔しい結果です。キックオフから本当に全員が頑張ったのですが、最後の最後でこういう形で追いつかれて、本当に悔しいです」

試合後記

  • スルリとこぼれた勝点3。悔やまれるドローも、杉本健勇のゴラッソに体を張った守備は胸を打つ

    今季のヤマハスタジアム史上最多となる14,881人の観衆を集めて行われた今節。前半、セレッソ大阪は、前への推進力とゴールに向かう姿勢が強いジュビロ磐田に対してピンチの連続。それでも、リーグ戦3試合ぶりの先発となった松田陸や、同じくリーグ戦4試合ぶりの先発となった山下達也らが体を張って対応。“最後は割らせない”という気迫のこもった守備を見せた。攻撃では、奪ったボールをなかなか前へ運べず苦しむも、30分過ぎから次第にボールを持てるようになると、迎えた37分。セレッソに歓喜の瞬間が訪れる。ムサエフから中村俊輔へのパスがズレた隙を見逃さず、柿谷曜一朗が中村からボールを奪うと、杉本健勇、リカルド サントス、山口蛍、ソウザとテンポ良くパスをつなぎ、ソウザが右サイドへ展開。フリーで受けた水沼宏太のクロスにニアで合わせたのは杉本。水沼の精度の高いピンポイントクロスに対し、完ぺきな動き出しで大井健太郎のマークを振り切ってダイレクトボレーで決めた、まさに“代表クラス”のゴラッソだった。磐田に押されつつもワンチャンスを生かして先制に成功したセレッソ。もっとも、第19節のガンバ大阪戦、第21節の清水エスパルス戦と、直近のアウェイでは2試合続けて後半に逆転されているセレッソとしては、“試合はここから”と言えた。

    後半も磐田の攻撃を受ける展開が続く。56分には川又堅碁に、57分にはアダイウトンに、ペナルティーエリア内で立て続けにシュートを許したが、ここはいずれも松田がブロック。前半と同様、体を張った守備でしのぐセレッソ。すると、尹晶煥監督の決断は早かった。59分、FWのリカルド サントスに代えて木本恭生を投入。[3-4-2-1]の相手に対してマッチアップが噛み合う[5-4-1]へと布陣を変更し、堅守速攻の姿勢を明確にした。

    以降は磐田にボールを握られる時間帯こそ長かったが、磐田も攻めあぐねるシーンが続き、セレッソとしては狙い通りの展開とも言えた。前に人数が少ない分、攻撃に厚みは出なかったが、それでも63分には決定機。水沼のクロスに再び杉本が合わせるも、ヘディングは惜しくもポストを叩いた。73分にもカウンターから好機到来。柿谷が抜け出して水沼へパス、水沼のクロスに合わせた杉本のヘディングは、今度はGK正面をついた。試合を決める2点目こそ奪えずとも、時間は刻一刻と過ぎていく。磐田は3人目の交代として入った荒木大吾が足を痛めてピッチから去るアクシデントもあり、82分ごろから10人での戦いを強いられた。

    逃げ切りを図りたいセレッソとしては追い風かと思われたが、86分、一瞬の隙から磐田に同点に追いつかれた。自身のミドルシュートから得たCKで、中村はショートコーナーを選択。虚を突かれたセレッソの対応が遅れると、余裕を持って蹴った中村のクロスはピタリと川又の元へ。山下も懸命に競ったが及ばず、川又のヘディングがゴールに吸い込まれた。その後、尹晶煥監督は水沼に代えて澤上竜二を投入。勝ち越しを狙うと、後半アディショナルタイム、その澤上がペナルティーエリア内で相手DFを背負って角度のないところから強烈なシュートを放つも、磐田GKカミンスキーにセーブされ、試合は1-1で終了した。

    勝点3まであと一歩に迫ったセレッソとしては悔やまれる引き分けとなったことは確か。首位・鹿島アントラーズとの勝点差も4に開いた。それでも、前節の清水戦の反省を受け、今節に向けて向上に取り組んだ守備は一定の成果を見せ、5バックで逃げ切ることも試合前のプラン通りだった。完遂できなかったことは痛恨だが、連敗は阻止。上位キラーの磐田を相手に敵地で得た勝点1をプラスに捉え、次節、ホームで鹿島との大一番に挑む。

シュート数

13 8
    ムサエフ(3), 中村 俊輔(2), アダイウトン(2), 川又 堅碁(6)
    松田 陸 (1), 丸橋 祐介 (1), ソウザ (1), 杉本 健勇 (4), 澤上 竜二 (1)

ゴールキック

6 8

コーナーキック

8 4

直接フリーキック

13 4

間接フリーキック

4 1

オフサイド

4 1

ペナルティキック

0 0