2017明治安田生命J1リーグ
第23節第1日

2017.8.19

ジュビロ磐田

川又 堅碁 (86')

1

AWAY

FULL TIME

1

0-1

1-0

セレッソ大阪

杉本 健勇 (37')

ヤマハスタジアム(磐田)

14,881

監督コメント

前節もそうですし、今節も残念なところが多い試合になりました。先制点を決めて、いい流れを持つことはできましたけど、最後、もう少し余裕を持った試合の運び方ができれば、いい結果を持って帰ることができたと思います。もう1点、追加点を決めることができれば、もっといい試合になったとも思います。それでも、前節よりいろんなことが修正されて、前節よりはいい試合をしたと思います。最後に集中力を欠いたことは残念に思いますが、選手たちは最後の最後まで走り切ってくれました。これから、もっと修正することができれば、今日も大勢の方々がスタジアムに足を運んでくれましたけど、その方たちにいい結果を伝えることができるんじゃないかなと思います。我々は昨季までJ1でやっていたチームではないので、今はよく戦っていると思いますし、選手たちは成長と発展をしていると思います。これからもっと、成長と発展をすることを楽しみにしています。僕らの選手たちは、これからもよく頑張ってくれると思います。目の前のことばかり追っていくだけではなく、もう少し先のことも視野に入れながら、選手全員で一緒にやっていきたいと思います

選手コメント

■杉本健勇選手
「(試合の結果は)悔しいですし、見ている人や応援してくれている人たちは、『俺が2点目のヘディングを決めていれば勝てた』と思ったかも知れないですが、スーパーマンではないし、全部決められるだけではないので。毎試合、ゴールは狙っていますし、取りたい気持ちももちろんあります。(先制後の戦い方で)細かいことを言えば(問題は)ありますが、ラスト5分までは守れていたし、一つ、集中力が切れてしまって、もったいないですね」
Q:後半、後ろに重心を下げるのが早すぎた?
「きつい部分もありましたけど、これも結果やと思います。勝てていれば別に何も問題はないと思うし、『きつかったな』というくらいで。それで今まで守れていたし、それで今まで勝ってきたので。それ(5バックで守ること)が全部悪いとは思わないですし、戦い方は監督が決めることなので、僕らはピッチで表現するだけです。ただ、ちょっとの隙でやられたのはもったいないので、今後、どう戦っていくかはまた考えていかないといけないと思います。相手にボールを持たれる時間が長かったので、何とか自分のところでキープして、とは思っていました。後ろもかなり頑張ってくれていたので、僕がキープしても前に出て行くスプリントの部分でちょっと遅れてしまうのは仕方がない。僕がもっと時間を作ることなど、レベルアップしないといけないと、今日の試合で感じました」
Q:先制点は難易度が高いボレーシュートだったのでは?
「今日はクロスに入るところや動き直しを自分の個人としてのテーマに置いていました。(水沼)宏太くんとも、あのコースを狙うことは話していたし、絶妙なタイミングで素晴らしいボールが来たので、ミートすることだけを考えて、決めることができて良かったです」
Q:ポストに当たったヘディングも、点を取るポイントに入る動きは良かったのでは?
「そうですね。サイドからのクロスは、今年、チャンスが多いですし、3本に1本は決めないといけない。あのヘディングも、『入った』と思いましたし、惜しかったですね。さっきも言ったように、全部が全部、決めることができればそれはスーパーですけど…。でも、申し訳ない気持ちはあります。後ろもしっかり耐えてくれていましたし、何とか守り切りたかったんですけど。もう1点、必要だなとも思いましたし、悔しいですね」
Q:前節の清水戦の内容を挽回して、試合開始からかなり気持ちが入って体を張ったプレーも多かったと思いますが?
「そうですね。みんな気持ちは入っていたし、球際のところでもガツガツ行けていました。
でも、振り返っても結果は変わらないので、しっかり次の鹿島戦に向けて、どう勝つか、というところに切り替えたいと思います」
Q:日本代表という部分もクローズアップされているが?
「今日は(次の日本代表の)発表前、最後の試合でしたけど、あのヘディングが(選出に)左右されるかどうか(笑)でも、俺自身は出し切りましたし、やることはやったので、それで選ばれようが、選ばれまいが、という気持ちです。もちろん、選ばれたいですし、国を背負って戦いたいですけど、最後は(ヴァイッド ハリルホジッチ)監督が決めることなので、しっかり待ちたいと思います」

■松田陸選手
Q:チームとしても、個人としても、気持ちの入った守備は随所に見せていたが?
「そうですね。前半から守備はしっかりできていたし、みんな体も張れていた。良かったですけど、最後、ちょっとの部分でやられたのは悔しいですね」
Q:自身としてもリーグ戦、3試合ぶりの先発になりました。強い思いもあったのでは?
「ずっと試合に出る準備はしていました。ここ2試合、先発を外れて悔しかったですし、自分自身、気合いは入っていました。だからこそ、何としても勝ちたかったです。アウェイは難しい試合になるとは思っていましたけど、全員が、一人ひとりが中心になってやる気持ちでやれば勝てると思っていました。勝点1を取れたことをポジティブに考えて、次、(首位の)鹿島アントラーズなので、負けないように、ホームなので絶対に勝ちたいと思います」

■山口蛍選手
Q:前節から修正された部分も多かったのでは?
「そうですね。ある程度、修正はできていたと思うけど、最後、しっかり耐えることができなかったので、またしっかり、次に向けてやっていかないといけません」
Q:勝ち切れなかった要因についてはどう感じますか?
「守って、せっかく奪っても、前に蹴るしかなかったので、相手に押し込まれる時間が長くなったかなと思います。そこでもう少しうまくキープして、自分たちで時間を作りながらやっていければ良かったですけど、今日はそれができずに、相手に押し込まれたまま耐える展開になってしまいました」
Q:「蹴るしかなかった」という部分では、少し全体が下がり過ぎた部分も?
「失点したくない、ということで後ろを5枚にして、後ろに人数をかけていたから、多少下がり過ぎていたことはあるかも知れませんが、(戦い方は)監督の判断ですし、失点(シーン)は簡単に蹴らせてしまったところなので。ショートコーナーでしたけど、フリーの状態で上げられたので、あれだけフリーで上げさせたらいいボールは入ってくると思います。そこは全員がもっと集中しないといけなかったです。自分たちが2点目を取るチャンスもありましたし、そこで決めたらもっと楽な展開になったのかなとも思います」
Q:早い時間帯の5バックについては、監督の執念の現れという見方もありますし、0-1で勝っていれば狙い通りだったとも思います。前節から半歩前進した部分もあるのでは?
「そうですね。(前節の)清水戦に比べれば、最後で体を張ったり、今日はそういうことができていたところも多かったし、そこは進歩したところだと思います。引いた中でどう守って、どう攻撃につなげていくか、というところはもっと追求していかないといけないと思います」

■マテイ ヨニッチ選手
Q:集中して守れていた時間帯も多かった試合だと思いますが、試合を振り返ると?
「本当にタフな試合になりました。先制してからずっと守っていたんですけど、守り切ることができませんでした。最後の失点はちょっとした集中力の問題だったと思いますし、ヘディングした選手もフリーだったので、それはチームとして反省しないといけません」
Q:勝点1を取った、というところに関しては?
「勝点1を取ったことは事実ですが、満足はできません。あと少しのところで勝てた試合なので、本当に悔しい結果です。キックオフから本当に全員が頑張ったのですが、最後の最後でこういう形で追いつかれて、本当に悔しいです」