2017明治安田生命J1リーグ 第15節

ヤンマースタジアム長居
入場者数:22,737人
セレッソ大阪
  • 清武 弘嗣 (90+4')
清水エスパルス
  • 鄭 大世 (3')
1-1
0-1 1-0

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸 82
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 10 山口 蛍
MF 15 木本 恭生 45+3' 46*
MF 16 水沼 宏太
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗 89
FW 9 杉本 健勇

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸
DF 4 藤本 康太 82
DF 5 田中 裕介
MF 7 関口 訓充
MF 46 清武 弘嗣 90+4' 46*
FW 19 澤上 竜二 89
監督 尹 晶煥

清水エスパルス

GK 13 六反 勇治
DF 5 鎌田 翔雅
DF 4 カヌ
DF 26 二見 宏志
DF 25 松原 后
MF 7 六平 光成
MF 20 竹内 涼
MF 22 枝村 匠馬 68
MF 19 ミッチェル デューク 90+2
MF 8 チアゴ アウベス 72
FW 9 鄭 大世 3'

サブ

GK 21 高木和 徹
DF 45 角田 誠 90+2
DF 16 村松 大輔
MF 11 村田 和哉
MF 30 金子 翔太 68
FW 23 北川 航也 88' 72
FW 18 長谷川 悠
監督 小林 伸二
試合経過
清武 弘嗣 90+4'
90+2' 角田 誠 (in) ミッチェル デューク (out)
澤上 竜二 (in) 柿谷 曜一朗 (out) 89'
88' 北川 航也
藤本 康太 (in) 松田 陸 (out) 82'
72' 北川 航也 (in) チアゴ アウベス (out)
68' 金子 翔太 (in) 枝村 匠馬 (out)
清武 弘嗣 (in) 木本 恭生 (out) 46*'
木本 恭生 45+3'
3' 鄭 大世

シュート数

16 6
    清武 弘嗣 (90+4')
    鄭 大世 (3')

ゴールキック

8 10

コーナーキック

12 1

直接フリーキック

12 10

間接フリーキック

1 3

オフサイド

1 2

ペナルティキック

1 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■相手チームのFWの対応をはっきりとしよう。
    ■我慢強く集中していこう。
    ■スペースを有効に使おう。
  • 【試合後】
    「代表の試合があり、中断期間があったあとの試合になりましたが、立ち上がりでよくないところを見せてしまったこと、本当に大勢の方々に力を与えていただきましたが、いい結果を出せなかったことを、本当に申し訳なく思います。ただし、ビハインドからでも、選手たちは最後の最後まで戦って、引き分けまで持っていくことができました。これは選手たち全員が最後の最後まであきらめず走ってくれたからであり、今のチームの力だと思っています。失点はありましたが、多くのチャンスがありました。そこでしっかり決めることはできませんでしたが、やっぱりサッカーはこういうものだと思います。チャンスが来たときにしっかり決めること。もちろん、それは簡単なことではないと思いますが、しっかり決めることが大事になると思います。今日の勝点1に関しては本当に大事にする必要があると思います。本当にこれから大変なスケジュールになっていきますが、選手たち全員で、チームがひとつになって、このハードなスケジュールを乗り越えて、勝ち続けていけるように頑張ります。

    Q:後半の清武弘嗣選手の投入から、小刻みに陣形を変えたりしていたように思いますが、その狙いは?また、清武選手について、状態が万全でなかったと思うが、後半から試合に出したということは、展開をみて、ここで勝負をかけなければいけない、やむを得ないところもあったのか
    「木本(恭生)の足もとがあまりよくなかったというのもありましたが、今日はどうしても勝負をつけたかった。清武も、身体の状態がすごく悪いというわけではなかったので、後半立ち上がりから入れようか、途中から入れようか、すごく悩みましたが、後半勝負をかけるためには、早く入れたほうがいいと思いました。なので、(山村)和也をボランチに落として、清武をトップ下に入れましたが、相手の固いところを破っていくのに、ちょっと無理がありました。いろいろ考えながらやりましたが、清武が入ったことで、流れはすごく変わってきたと思います。でも、得点に至るまでは、たやすいものではなかった。(清武は)試合をこなしながらコンディションを上げていくことで、もっといいコンディションになれると思います。次からは、先発から試合に出られる、そういうコンディションを作っていくことが大事になると思います」

選手コメント

  • ■清武弘嗣選手
    「勝ちたかった。前半からチャンスがあったがなかなか点が入らず、後半に(自身が試合に)入りましたが…、勝ちたかったですね、正直。今日はトップ下で、このポジションは自分が一番したいポジションですし、流れを簡単に変えることのできるポジションでもあります。楽しかったといえば楽しかったですが、その分、結果が欲しかった。チームが今いいなかで、この試合では勝点3を取りたかったです」

    ■藤本康太選手
    「(自身の競り合いでPKを得たシーンについて)少なからずチームに貢献できたのは、よかったなと思います。内容も、防戦一方ではなく、攻めて攻めて点が取れなかったというところがあったので。(課題は)最後のところだけだと思います。天皇杯を挟んで、またリーグ戦をしっかりやっていきたい。この拾った勝点1を大事にできればなと思います。
    Q:後半にポジション変更が続いたなかでも、チームは違和感なく、変に崩れることもなく戦えていたと思うが?
    「そうですね。いつもどおりの感じで攻めていたし、逆に清水のほうがハーフウェイラインからこっちには攻めてこられない感じで引いちゃっていた。多分、そういう状況もうちとしてはあまり経験がないので、ちょっと難しい部分はあったと思いますが、それでも勝てるチャンスもあったと思います。最後の最後に追いつけて勝点1を拾ったとポジティブに捉えて、次に臨めればと思います」
    Q:昨季より成長の跡は見せられたのでは?
    「そうですね。内容的にはずっとこっちが押し込んだというのもあるので。とはいっても、サッカーに判定はない。それで0-1で負けていたら、負けは負けでしたし。今日は引き分けでしたが、次はいい準備をして勝てるようにしたいです」

    ■杉本健勇選手
    「試合前から、たとえ失点したとしても、落ち着いて試合を進めようという話はしていました。早めに失点してしまいましたが、それよりも今日は完全に俺の決定力不足だと思いますし、外しすぎて、申し訳ないと思っています。でも、もう切り替えるしかないので。悔しいですが、次はしっかり(得点を)決めて、チームを勝たせられるように、いい準備をしていきたい」

    ■柿谷曜一朗選手
    「0-0の状態でチャンスを多く作れば、決めるチャンスは多いと思うし、失点したのは完全に集中していなかったと思う。もう2度とこういうことがないように、それだけだと思います。
    Q:今日、負けなかったことについては?
    「いや、勝たなければいけなかったと思います。もちろん、どの結果にも満足せずにやりたいです。でも、結果が出ないときもあるので、しっかり1試合1試合戦って、最終的にチームとしての目標にたどりつければいいかなと思います」
    Q:収穫について
    「どう考えても勝つべきだったと思いますが、ただ、それでも勝てないというのは、いろんな問題があるから。それは修正していきたい。自信を持ちすぎず、いろんなところを見直して、ルヴァンカップもそうだし、天皇杯も挟みながら、試合はあるから、1つずつ確認しながらやっていきたい」
    Q:清武選手が入ってバリエーションも増えたのでは?
    「キヨ(清武)のところにもう少し合わせられればいいかなと思う。本人もケガが多くて悩んでいると思うけれど、必死でやってくれているから、極力早くみんながキヨのプレーを理解して、前から後ろまで共通の意識でやれればと思います」

    ■丸橋祐介選手
    「立ち上がりに失点してしまって、すべてゲームプランが崩れてしまったというか…。そこから結構チャンスもあったのですが決めきれず、ずるずるといってしまったところがダメだったと思います。失点してから、自分たちも焦ってしまっていたところもあったと思うので、そこは反省しないといけない。
    Q:後半、選手やポジション、布陣などが変わっても、チームとして違和感なくプレーできていたのでは?
    「清水の選手も前に出てこなかったので、比較的ボールが持てました。中は人数が多かったですが、(ゴール前にボールを)入れるしかなかったので。その結果、PKももらえたので、なんとか勝点1はとれたかなと思います」
    Q:練習でもあまりやっていない形だったと思いますが?)
    キヨくん(清武)が後半からトップ下に入って流動的に動いてくれたので、違和感なくできていたと思うし、(柿谷)曜一朗くんも後半もっと前にパワーを使えたかなと思います」
    Q:この勝点1について
    「負けるよりかは、(勝ち点)1を取れたということもあるので、これをプラスに考えて、次の試合から気を引き締めてやっていきたい」

    ■山下達也選手
    Q:中断明け初戦について
    「気をつけないといけない試合だと思うし、入り方を間違わないように、集中して入れればと思います。清水については、クロスは結構脅威的やし、あとはカウンターの鋭さと、チアゴ(アウベス)の左足(も警戒ポイント)。シュート意識が高い選手が多いので、寄せるところと、サイドからのクロスは、しっかりとカバーしながらやらないといけないと思います。昨年、長居でやられているので、今年は長居でしっかり勝てるようにできればと思います」

    ■山村和也選手
    「(中断期間に)しっかり休んで、また(リーグ戦が)始まりますが、しっかりいい準備ができていると思います。(累積警告で出場停止の)ソウザに代わって、また違う選手が入ることになるが、しっかりと、そこは能力のある選手が入ってくれると思うし、本当に、助け合いながら、チームに貢献できるようにしていきたい。清水について、昨年に関していえば、(J2第34節で)清水に負けて、清水も少しあれからJ1昇格に向けていい流れを作ったと思いますが、今回またしっかりと試合に勝って、逆に今度は流れを僕たちが作れるように、そういう形にしていきたい。一人ひとりがしっかり集中していることが一番大事だと思いますし、少しでも気が緩むと失点はするもの。事故以外のところでの気の緩みだったり、失点がないように、全体が集中して清水戦から入っていきたい」

試合後記

  • リーグ戦連勝は4で止まるも、最後まで執念を見せ、ホーム無敗を継続

    代表戦が行われたこともあり、2週間ぶりの開催となった、J1リーグ戦。その第15節で、セレッソ大阪は、清水エスパルスとのホームゲームに臨んだ。この一戦では、主軸のひとり、ソウザが累積警告により出場停止。そのため、ボランチの一角には、JリーグYBCルヴァンカップでもコンスタントに出場を続けて活躍してきた木本恭生が、J1では第6節鹿島アントラーズ戦以来となる先発を果たした。また、日本代表戦が行われたイランから14日に戻ってきたばかりの山口蛍も、同じく韓国代表戦が行われたカタールから戻ってきたキム ジンヒョンとともに、元気にスターティングメンバー入りした。

    この試合まで、リーグ戦4連勝、カップ戦を含めると公式戦6連勝中だったセレッソ。ただし、「気をつけないといけない試合だと思うし、入り方を間違わないように、集中して入れればと思う」と山下達也も戦前に述べていたように、中断明け初戦の試合の入り方は、重要なポイントだった。ところが、前半早々の3分、清水に一瞬の隙を突かれてしまう。セレッソ自陣右サイドでの清水スローインから簡単につながれて、チアゴ アウベスの左クロスを、最後は鄭大世にヘッドで押し込まれた。「失点したのは完全に集中していなかったと思う」と、チームを代表して猛省していたのは、主将の柿谷曜一朗。最も警戒していたはずの清水の2トップに、簡単に崩されてしまった。

    それでも、セレッソはすぐに反撃開始。9分には絶妙のタイミングで右サイドを飛び出した水沼宏太が、右クロスでチャンスを演出。これをゴール前で杉本健勇があわせるも、シュートは清水GK六反勇治に阻まれ、こぼれ球を果敢に競りに行った山村和也のヘディングシュートも、惜しくも枠の上を越えてしまう。その後、一時は清水のハイプレスに苦しむところもあったとはいえ、徐々に相手陣にて押し込むと、丸橋祐介、松田陸の両サイドバックの攻撃参加、今季得意とするセットプレーなどで、攻勢を強める。しかし、ゴールを決めきれず、前半は0-1で折り返す。

    後半に入ると、尹晶煥監督が動く。「今日はどうしても勝負をつけたかった」という意図もあり、負傷明けの清武弘嗣をピッチに送り込む。その清武が「このポジションは自分が一番したいポジションですし、流れを簡単に変えることのできるポジション」というトップ下に入り、スルーパスや動き出しを起点に、桜の反撃を加速させると、セレッソはボディブローのように手数をかけて相手に圧力を加えていく。ただ、61分には杉本、77分には柿谷のシュートで相手ゴールを脅かすが、決定打にはつながらない。

    そこで尹監督は82分、松田に代えて、藤本康太をセンターバックの一角に投入。後ろを3バックにしつつ、攻撃に枚数を増やしていく。終盤の89分には最後の一手として澤上竜二を前線に入れ、ゴール前にパワーをかけていった。すると、アディショナルタイム、ようやく試合を振り出しにもどす。相手の最後の選手交代が行われた直後の右サイドでのフリーキックで、一度はゴール前でクリアされるも、こぼれ球を再び中に入れると、藤本が相手と競り合った際に、相手DFがハンドの反則。これでPKを得る。このPKを、清武が気合いを込めてゴールに叩き込み、同点に。セレッソの執念がまさに実った。そこからも勝ち越しを狙って攻めたが、結局1-1でタイムアップ。ホーム無敗はキープしたものの、2005年以来となる5連勝達成はならなかった。

    「立ち上がりに失点してしまって、すべてゲームプランが崩れてしまったというか…。そこから結構チャンスもあったのですが決めきれず、ずるずるといってしまったところがダメだった」と丸橋も言うように、清水の狙いにはまる形になったのは、セレッソの反省点。それでも、「ビハインドからでも選手たちは最後の最後まで戦って、引き分けまで持っていくことができました。これは選手たち全員が最後の最後まであきらめず走ってくれたからであり、今のチームの力だと思う」と尹監督もいうように、攻め抜く姿勢、攻守にハードワークを怠らなかったことが、勝点1を呼び込んだ。「この拾った勝点1を大事にできれば」と藤本も言うように、この試合の奮闘の価値を高めるためにも、次戦以降もセレッソにとって大事な戦いは続いていく。

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