2017明治安田生命J1リーグ 第5節

2017.4.1 (土) 15:03

キンチョウスタジアム

入場者数:14,455人

セレッソ大阪
  • 木本 恭生 (59'), 柿谷 曜一朗 (75')
横浜F・マリノス
2-0
0-0 2-0

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 木本 恭生 59'
DF 22 マテイ ヨニッチ
MF 6 ソウザ 90+2'
MF 7 関口 訓充 70
MF 10 山口 蛍
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗 75' 86
FW 9 杉本 健勇 90+3

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸
DF 4 藤本 康太
DF 5 田中 裕介
MF 13 丸岡 満 70
MF 18 清原 翔平 90+3' 86
FW 11 リカルド サントス 90+3
監督 尹 晶煥

横浜F・マリノス

GK 21 飯倉 大樹
DF 27 松原 健
DF 22 中澤 佑二
DF 34 ミロシュ デゲネク
DF 13 金井 貢史 66
MF 8 中町 公祐 10
MF 14 天野 純
MF 20 マルティノス 54
MF 25 前田 直輝
MF 10 齋藤 学
FW 16 伊藤 翔

サブ

GK 31 杉本 大地
DF 4 栗原 勇蔵
MF 18 遠藤 渓太
MF 6 扇原 貴宏
MF 5 喜田 拓也 73' 10
MF 33 ダビド バブンスキー 54
FW 7 ウーゴ ヴィエイラ 82' 66
監督 エリク モンバエルツ

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■守備のとき、ゴール前でもっと冷静になろう。
    ■攻撃はあと一歩のところまできている。集中しよう。
    ■足を動かして、お互いコーチングしていくこと。
  • 【試合後】
    「中断期間、大勢の方々が待ってくださっていたと思います。今日の試合で勝利を飾ることができ、皆さんの応援に恩返しができたんじゃないかなと思います。
    守備の面では、相手の両サイドハーフの選手を抑えようとするのが、まず1つ(狙いとして)ありました。それは前半から後半が終わるまで、すごくできていたと思います。そうしながらも、我々の特長やいいところを見せようとしました。前半は得点までつながらなかったですが、多くのチャンスを作ることができました。後半はゴールもあり、それは流れのなかからではなくセットプレーからのゴールでしたが、今日の試合の運び方、狙いやスコアなど、すべてが我々が狙ってきたとおりにできたと思います。それはすごくうれしいし、よかったことだと思います。
    今、(ロッカールームで)いい雰囲気をずっと持ち続けていこうという話もしましたが、今日勝利することで、もっといい形で持っていくことができます。4月、5月とすごく試合が多いですが、このいい雰囲気をずっと保ち続けることができればいいなと思います」

    Q:センターバックは(負傷離脱中の)山下達也選手に代わり木本恭生選手、茂庭照幸選手を考えているという話があったが、今日の試合で最終的に木本選手の起用を決断した理由を教えてください。
    「ヤス(木本)は練習ですごくコンディションがよく、いい流れを持っていたので起用することになりました。今日の試合では、それに応えてくれたと思います」

選手コメント

  • ■キム ジンヒョン選手
    「みんな守備の意識が強く、このように失点ゼロで抑えられることも多くなると思います。それでもチャンスを与えてしまうことが当然出てくると思うので、そういうときに自分の仕事をしっかりできるような試合のやり方をしたいなと思います。

    Q:無失点で勝利したこの試合について
    「今日の試合に関しては、齋藤学選手やマルティノス選手など1対1が強いとか、しっかり相手の特長をわかっていたなかで、それをやらせないということやスピードを出させないということはミーティングで事前に話をしていました。そこをやらせなかったことが、相手にチャンスをあまり与えなかった要因だったと思います。
    後半、ちょっと(相手への)プレッシャーが緩くなったところもありましたが、最後のところでは1対1で負けていなかった。そういうところが、今日の失点ゼロや勝ちにつながったと思います。

    Q:負傷から復帰後、先週はJ3リーグにオーバーエイジ枠で出場。今日の試合も90分戦って、コンディションが上がってきているのでは?
    「先週は3の試合に出ましたが、決して自分の調子を戻すためにやっていたわけではなく、しっかり自分らしいプレーをしたかったし、しっかり戦いに行っていました。そのあと、コンディションも落ち着いてきて、もうちょっと(いいコンディションが)ほしいなと思うこともありますが、今回は失点ゼロで抑えて、勝つことができてよかったと思います。ただ、(コンディションは)もっと上げなければいけないと思います」

    Q:チーム全体での守備のよさについて
    「みんなで、1つひとつのプレーに対して、守備の意識が強い。攻撃したあとのポジション、切り替えの速さを考えてやっていけば、今日のような試合は増えると思います」

    Q:後ろから見た木本恭生選手の活躍について
    「毎試合、ゴールやアシストなど結果を出しているので、センターバックちゃうんとちゃうかなと思いますが(笑)。今のチームの全得点の半分くらいは、今日のセンターバック2人が取っていますし。(木本選手は)自分の足りないところもわかっているなかでも、しっかり持ち味を出しているし、自信を持って勇気を持ってやっている。それがプレーにうまく出ていると思います。ただ、ヤス(木本恭生選手)も多分ここで満足とは思っていないし、もしかしたら山下(達也)が戻ってきたらベンチに戻るかもしれないですが、チャンスが来たときに自分の結果をしっかり出しているのはいいこと。これからも楽しみです」

    ■木本恭生選手
    Q:今日もセットプレーからゴールを決めることができました。すばらしいところにポジションをとっていましたが?
    「これは、たまたまというしかないです(苦笑)。ただ、いつも言っていますが、周りの選手が高いこともあって、自分へのマークが自然と小さい選手になっていますし、今日もチャンスはあるだろうなと思いながら、前半からセットプレーでの攻撃に臨んでいました」

    Q:すばらしいボレーシュートでした
    「比較的ボレーは得意なほうなので。あの場面では(ボールの)滞空時間が長くて、考える時間がちょっとあったので、まずはミートすること、枠に入れることを考えていました。うまくゴールに入ってくれたと思います」

    Q:先発は、途中出場よりも緊張するかもと事前に話していました。今日の試合を迎えるにあたっての思いは?
    「クラブハウスでのミーティングのときに、先発することを言われました。一瞬ですが、心拍数が上がって緊張しましたが、そのあとはみんなにいじられながら(笑)、時間があったので、逆にいろいろ相手選手のことを考えたりできたので、それはよかったと思います」

    Q:監督からも信頼しているという話があったが?
    「信頼されているかはわからないですが、いつもどおりやろうと思っていました。でも、本当に(マテイ)ヨニッチ選手が前の試合でも声をかけてくれましたし、今日も何回も助けられました。本当にありがたかったです。(緊張は)アップのときには全然なくて、いつもどおりにやれたので、よかったです」

    Q:今の状況は、想像していた?
    「想像はしていなかったです。試合に出たいとは思っていましたが、先発で出してもらったりリーグ戦に絡めるとは(当初は)思っていなかったので。でも、これに満足することなくやっていかないと、レベルの高い選手はたくさんいますので。まずは普段の練習からアピールしていきたいです」

    Q:前半、守備でも危ない場面での1対1で相手を止めるなど、いいプレーが目立っていました。
    「前半は結構落ち着いてやれたのですが、後半に試合が動いてから、ちょっと自分のやってはいけないミスだったり、伊藤(翔)選手に1対1で何回かやられたりしていて、ヨニッチ選手にカバーしてもらっていたこともあり、そういうところはしっかり修正しないといけない。DFというのは、ああいうので信頼を失ってしまうので。もう1回集中してやらないといけないです」

    ■丸橋祐介選手
    Q:木本選手が得点を決めるなど、チーム全体の力も上がっているのでは?
    「そうですね。代わって入ってくる選手が躍動してくれたり、木本選手も試合に出て点を取ってくれて、非常に心強いなと思います」

    Q:今日は守備面で特にすごく頑張りが目立ち、相手の嫌がるディフェンスを試合を通じてできていたように思われます
    「みんなハードワークできていたし、1対1の部分でもほとんど負けていなかったと思います。自分自身も、やっていて強く行けたかなと思います」

    Q:当たり負けしないところ、球際での強さを出すところなど、始動時からやってきていることを全体的にできているという感覚は?
    「徐々にですが、全体でしっかりと守備で行けているので、これをもっと続けていきたい。そして、これをうまく攻撃につなげていけるようにやっていきたいです」

    ■丸岡 満選手
    Q:PKになったプレーは?
    「蛍君(山口)からパスが来て、相手ディフェンダーがピッチがスリッピーだったのでスリップして、裏に抜けて相手ディフェンダーと入れ替わって、ゴールに向かって行こうとしたら後から引っ張られたので倒れました。1点取った状態で入ったのですが、監督から追加点が要るからドンドン前に行け、相手はスリーバックでサイドが空くから、そこを上手く使えと言われた。PKをもらって、自分は蹴らずに曜一朗さんが蹴ってしっかり決めてくれて、2-0になったことで1つの仕事は出来たので、次はしっかり自分の力でゴールを奪えれば良いかなと思います」

    Q:ファウルを貰わなかったらゴールできたと思いますか?
    「うーん。正直、相手選手も戻ってきていたので、ちょっと引っ張られてなかったら微妙なところでした。でも、ああいったゴールに向かって行く姿勢や裏に抜けるタイミングは自分の持ち味なので、そういう持ち味を出して引っ張られてPKになったというのは、自分としては欲しかった結果が残せて良かったと思う。今年は守備も堅いですし、みんなが、曜一朗さんもサイドに入ってしっかり守備もしていますし、クニさん(関口)もドリブルで何度も仕掛けてしっかりやっています。本当にみんながまずは献身的に守備をしてボールを奪って、早い攻撃をみんなが意識してやっているのが、ここ何試合か勝利に繋がっている要因だと思う。後は出ていない選手も出てきた時に自分も含めてしっかり結果や自分の役割を果たせているのが勝利の要因かなと思います」

    ■山村 和也選手
    「ちょっとずつ決定機にシュートまで行けるようになってきたのですけど、最後のところで決めきれなかったという個人の反省と、チームは今は勝てているので、個人じゃなくてみんなで協力し合うというところを継続していければ良いかなと思います」

    Q:良いポストプレーですね?
    「下に曜一朗(柿谷)や蛍(山口)、ソウザ、クニさん(関口)というサポートが多いので、結構前向きで早くサポートしてくれるので助かっています」

    Q:最後は5バックに入り、攻守に渡って活躍ですね?
    「最近はこういう形が多いので、後に入った時はしっかりとしたリスクマネジメントができるように心がけてはいるのですけど、今日はゼロで抑えられて良かったです」

    ■マテイ ヨニッチ選手
    Q:木本選手とは試合前に話をした?
    「試合前からそんなに話はしなかったです。彼は私がディフェンスパートナーとして求めているものを理解していますし、試合中もよく話しながらコーチングができたので完璧でした」

    Q:セットプレーが強みですね!
    「私たちのチームに身長の高い選手が何人かいて、そういうのはセットプレーでいかせると思います。後はキッカーがセットプレーに自信が溢れているので、そういうのも生かしながら常に狙っています。セットプレーからの得点もそうですが、セットプレーの守備も今はとても集中しています。今日はセットプレーでしか相手にチャンスを与えなかったので、本当に集中力を高めてやることがとても大事だと思います」

    ■山口 蛍選手
    Q:中断期間に何か変わった?
    「良い雰囲気でやっていたし、中断前の良い流れを持ってきたのじゃないかなと思います。
    最後の20分は5バックにして堅めに行ったから、相手がボールを持つ時間がちょっと増えたけど、それまでは自分たちがボールを支配していたし、相手はマナブ(齋藤選手)に一発蹴るくらいしかなかったので、そこはスカウティングであったし、上手く抑えられたのじゃないかなと思います。これから鹿島とガンバという強豪が続くので、ダービー前にはチームとしても良い雰囲気で迎えたいし、そこまで良い形で行けたらいいかなと思います」

    ■ソウザ選手
    「試合がなかった期間に良い準備ができ、戦術の部分をすごく練習できました。試合毎に良くなっていけば良いと思っています。
    難しい相手だったと思いますが、すごく良い試合ができたと思います。
    特に相手の10番や逆サイドの選手は早くて良い選手だったと思いますが、良い部分が出ないようにできたし、ディフェンスも強くいく事が出来た。ウチの前線の選手も、曜一朗(柿谷)もそうですが、すごく良かった。カウンターも良かったので、後もすごく助かったと思います」

    Q:去年とは違いますね!
    「大会自体のレベルも上がっていますし、入ってきた選手のスタイルも違いますが、それが噛み合ってきていると思います。監督の哲学も違いますが、今は監督の求めているスタイルに合わせているところで、正しい道に進んでいると思います」

    ■柿谷 曜一朗選手
    「相手もですが、自分たちにもチャンスがありましたし、内容がどうであれホームでしっかり勝つことが大事だと監督が言ってましたし、勝てて良かったと思います」

    Q:今季初ゴールは?
    「今までの試合でも取れるチャンスはあったので、遅かったですけど、また一個一個積み重ねていけるように、PKだけじゃなくて、色んな場面でもゴールできるように行けたら良いかなと思います。
    まだ5つ終わっただけなので、半分終わるまで、全チームとやるまではしっかりと気を引き締めてやらなアカンと自分自身思っている。僕らはJ2から上がってきた身なので、相手をリスペクトしながらやらないといけないと思いますけど、自分たちの力を信じてやるべきとも思う。ピッチの中でどれだけ自分たちを表現できるか。今日は1人1人の気持ちが伝わったと思うし、特にリク(松田)とかね。マナブ(齋藤選手)に絶対にやらせたくないという気持ちがピッチの中にいる僕たちにも伝わって来ました。そういう試合を続けていければ簡単に負けることはないと思う。ただ、サッカーはミスや色んなアクシデントがあるから、そういう時に今日みたいなセットプレーだったり、個人のところでしっかり決めきるというのが大事なのかなと思います」

    Q:PKのキッカーは?
    「基本的には健勇(杉本)が蹴るけど、満(丸岡)が取ったから満が蹴ると言ったら蹴らしてやったけど、終わってから「僕は蹴る勇気なかったです」と言ってたから、それやったら、あそこでもし…ということがあったらというのを僕はあんまり考えずに蹴られるタイプなので」

    Q:蹴るまでに時間が空きましたが
    「ボーッとしてました(笑)」

    ■松田 陸選手
    「(齋藤選手に)1本行かれましたけど…。ドリブルはホンマに上手かったので、中に行かせんようにはやっていました。抑えられたので良かったです。スピードに乗らせたら本当に怖い選手でした。なのでスピードに乗らせる前に潰そうと考えていました」

    ■関口 訓充選手
    「実は今日、本当はメンバー外だったのですが、そのなかで、キヨ(清武弘嗣)が外れて、スタメン入りのチャンスを得ることができ、是が非でもこのチャンスをいかして、決定機、得点の機会をうかがっていました。(個人としての)結果を出せなくて、そこは非常に残念ですが、チームが勝てたのでよかったかなと思います。(相手のサイドをケアしながらも、ドリブルなどで決定機を演出したり、持ち味を発揮できていたシーンもよく見られたが)得点にはつながらなかったので、何も残ってはいないですが、それでも、今シーズンここまで、自分のプレーというのがあまりできていなかったなか、少し自分の(特長を出すという)プレーのきっかけになるような、いい試合にもなったのかなと思います。

    Q:チーム全体としても、前半から球際を激しく、しっかり守備もでき、攻守にわたってやろうとしていることを出せていたのでは?
    「そうですね。出足を早く、マリノスよりも先手、先手でポジションをとったり、相手のパスに反応して動くことができていました。そういう面は非常にチームとしていい戦いができていたのかなと思います」

    Q:関口選手、木本選手、丸岡選手など、試合に飢えていた選手たちが、ピッチで活躍していることも、チームのよさでは?
    「そうですね。ヤスにしても、ああいうチャンスをしっかりモノにしていますし、それがいい競争を生むと思います。自分としても、ああいう(木本の)結果を出すところを見て、いい刺激になりますし、『また自分も頑張ろう!』という気持ちにもさせてもらっています。ヤスがああやって頑張ってくれていることなど、チームのレベルアップにつながると思います」

試合後記

  • 攻守に狙い通りの戦いを実践した『ユン・セレッソ』。木本、柿谷のゴールで勝利!

    中断期間を経て、2週間ぶりに開催されたJ1リーグ戦。公式戦2連勝と勢いの出てきたセレッソ大阪は、4月1日の第5節で横浜F・マリノスとのホームゲームに臨んだ。3月15日にJリーグYBCルヴァンカップで対戦したばかりの相手との再戦となったが、当時とは互いにメンバーも大きく変更。そのなかで、セレッソの先発には、日本代表戦で2試合にフル出場してチームに戻ってきた山口蛍らが入り、さらに、開幕戦となった第1節のジュビロ磐田戦以来、GKキム ジンヒョンが約1カ月ぶりに名を連ねた。ただし、一方で日本代表MF清武弘嗣はケガのために出場を回避。前節のサガン鳥栖戦で負傷したDF山下達也も欠場となり、中盤の一角には関口訓充が、そして、センターバックには、この試合がJ1初先発となる木本恭生が入った。

    「サイドをうまく使った攻撃があるチーム」と、戦前に相手を警戒していたのは、尹晶煥監督。「守備の面では、相手の両サイドハーフの選手を抑えようとするのが、まず1つ(狙いとして)あった」なか、「出足を早く、相手よりも先手、先手でポジションを取ったり、相手のパスに反応して動くことができていた」という関口をはじめ、柿谷曜一朗、松田陸、丸橋祐介といったサイドプレーヤーの奮闘などもあって、桜色のチームが主導権を前半から握っていく。特に両サイドバックの松田、丸橋は、齊藤やマルティノスといった突破力のあるキーマンに仕事をさせず。まさに指揮官の期待に応えるパフォーマンスで、守備に安定感をもたらした。

    そのなかで、攻撃の流れもセレッソにやってくる。開始6分で杉本健勇の右クロスに山村和也がヘッドであわせれば、15分には関口、17分にはソウザがミドルシュートでゴールを脅かす。37分には関口の裏への抜け出し、そして、ドリブル突破からチャンス到来。関口の右からの折り返しを杉本がスルーし、山村に決定機が訪れたが、右足であわせたシュートは惜しくも枠外。それでも、前半から『ユン・セレッソ』らしい、ハードワーク、ハードプレスを主体とした、攻守にアグレッシブなサッカーを展開していた。

    後半に入ると、その序盤ではセットプレーから横浜FMにゴールを脅かされることもあったが、キム ジンヒョンの好守もあり、得点を相手に許さない。すると、欲しかった先制点の獲得に成功する。59分、右サイドで得たフリーキックにて、丸橋が左足でクロスボールをゴール前に放り込む。ゴール前での競り合いで相手DFのクリアボールが上にあがったところを見逃さなかったのが、木本だった。「(ボールの)滞空時間が長くて、考える時間がちょっとあったので、まずはミートすること、枠に入れることを考えていた」という桜の15番は、右足でボレーシュート。ボールは桜色のサポーターの目の前、横浜FMゴールに吸い込まれていった。ルヴァンカップの横浜FM戦でも先制点を決めていた木本が、このJ1の大事な試合でも、見事に均衡を破った。

    その直後、相手の反撃にひやりとさせられるシーンもあったが、チーム全体の粘り強いディフェンスで耐えると、セレッソに追加点が生まれる。貴重なゴールのきっかけを作ったのは、70分から途中出場した丸岡満。山口のパスに反応して前線に飛び出した若きハードワーカーがゴールに向かうチャンスで、ペナルティーエリア内にて相手に倒され、PKを獲得。これをエースの柿谷が落ち着いて決めきった。誰もが待望していた桜の8番のゴールでリードを2点に広げることができた。

    なおも、カウンターから松田の好クロスや、丸岡、途中出場の清原翔平のシュートなどで、積極的な姿勢を最後まで崩さなかった、セレッソ。守備でも最後まで集中をとぎらせず、相手のフォーメーションの変化にもしっかり対応し、完封。結局、2-0で横浜FMを下したセレッソは、ホームでの公式戦3連勝を達成。リーグ戦では初の連勝で、順位を暫定8位に上げることができた。

    「今日の試合の運び方、狙いやスコアなど、すべてが、我々が狙ってきたとおりにできた」と振り返った尹監督。「相手を上回る豊富な運動量があったからこそ、いいシーンが多く作れた」と、イレブンの奮闘を讃えた。新たに出番を得た選手たちが活躍するなど総力を高め、かつ、チームが取り組んできた守備でも力強さが増した、セレッソ。4月初陣にて、幸先良く勝利の桜を咲かせることができただけでなく、次節、王者・鹿島アントラーズとのアウェイ戦に向けても弾みをつけることができた。

シュート数

10 7
    木本 恭生(1), ソウザ(1), 関口 訓充(2), 山村 和也(3), 柿谷 曜一朗(1), 丸岡 満(1), 清原 翔平(1)
    ミロシュ デゲネク (1), 天野 純 (2), 前田 直輝 (1), 齋藤 学 (1), 伊藤 翔 (1), ダビド バブンスキー (1)

ゴールキック

10 7

コーナーキック

1 6

直接フリーキック

14 16

間接フリーキック

1 1

オフサイド

1 1

ペナルティキック

1 0