2017明治安田生命J3リーグ
第11節第1日

2017.6.3

セレッソ大阪U-23

西本 雅崇 (90')

1

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FULL TIME

2

0-1

1-1

FC琉球

藤澤 典隆 (37')

名倉 巧 (68')

キンチョウスタジアム

762

監督コメント

「見ているお客さんもフラストレーションが溜まるようなゲームになってしまい、反省しています。前半、多少、相手に持たれている時間は長かったんですけど、あそこ(1失点目の場面)でGKに蹴らさずに、ですね。GKから1本のパスでシュートまで持ち込まれてしまったんですけど、ああいう瞬間を作らないところを継続していかないといけない。ああいう隙を作ってしまったことは、まだまだ足りないところだと思います。ゲームの全体としては、2失点目ですね。あそこを取られる前に我々にビッグチャンスもあって、ああいうところでしっかり決めて、自分たちのペースを握れるような展開に持っていかなければ、ゲーム展開としては難しくなる。日頃のトレーニングから改善して、ゴール前でミスを減らさないと、なかなか難しいと思います。多少、暑くなってきたんですけど、もっとピッチの中で、選手たちで声をかけながら集中を切らさずゲームを作っていかなければいけないと思っています。こういうゲームをしないように、しっかりと努力をして、次に向けて準備したいと思います」

(Q:U-20W杯から戻ってすぐ先発でのプレーとなった舩木翔選手について。監督の評価はいかがでしょうか)
「前に付けるボールは何回かいいボールも見せたんですが、コンディション的にはちょっと重たいかなと。もっと相手のボックスの近くでプレーして欲しかったんですけど、その数がちょっと少なかったかなと。もう少しコンディションが上がってくれば、相手の嫌なところでもう少しプレーできる。逆に言えば、そういう風にしなければ彼の良さが出ないので、その回数を増やしながら、クオリティーを上げていければなと思います」

(Q:前半の内容について。相手に攻め込まれる時間が長かったですが、その要因は?)
「(相手の)トップ下の選手が(自分たちの)ボランチの後ろに入って、サイドバックが高い位置を取って。特に(自分たちの)右サイドですね、あそこで守備のところでマークを失って、あそこで入り込まれたという部分ですね。あとは、奪った後ですね。これはもう、毎試合同じなんですけど、ボールを取った後の一本、二本目で失ってしまう場面がまだまだ多いので、そういったところを改善していかなければ、押し込まれる展開になってしまいます」

(Q:3試合連続で先発した茂木秀選手について。2失点はしてしまいましたが、随所に好セーブも見せていました。試合を積み重ねていく上で成長も感じますか?)
「そうですね。今日も非常に決定的なシーンを止めてくれました。高さとスピードもあります。そういったものは、ゲームの中で少しずつ発揮できるようになってきたと思います。まだまだ足りないところもありますけど、あのサイズであれだけ動ける選手は日本人でもいないので、我慢強くゲームを重ねながら、トップにつなげていけたらなと思います」

(Q:途中から入った選手たちがゲームの流れを変えたように思いますが、どういった指示を与えましたか?)
「(中島)元彦や(喜田)陽(ひなた)は足元の技術が高いので、慌てずに間で受けて、ボールを大事にすることですね。なかなか前にボールを付けることができていなかったので、前を意識してプレーしなさい、ということでピッチに送りました。2人とも非常にいいプレーを随所に見せてくれました。90分を通して、ということも含め、これからもまた、彼らに時間やチャンスを与えていきたいなと思っています」

選手コメント

■茂木秀選手
「立ち上がりから厳しい時間帯がずっと続いていましたが、前半に失点してしまったことは修正が必要かなと思います。後半も、一回、自分たちのペースになったと思ったところでの失点だったので、チームとしてはダメージが大きかったです」

(Q:1失点目については、取られた形は悔いが残る?)
「そうですね。まず守備の対応が良くなかったのと、自分も、見えなかったということはありますけど、決して難しいシュートではなかったので、自分としても悔いが残ります」

(Q:好セーブも何度もありましたが、自身のパフォーマンスについては?)
「自分としては、何本かいいセーブは出ていましたが、勝ち切れなかった。最低限、引き分けにもできなかった。やっぱり、勝ちが一番のアピールの仕方だと思います。自分自身、自分のプレー、プラス、結果、ということは常に意識しているので、結果が出なかったことは悔しいです」

■西本雅崇選手
(Q:試合終了間際、一矢報いるゴールは決めましたが?)
「ゴールを決めたことは良かったんですけど、勝利につながるゴールではなかったので、満足できないですね」

(Q:前半は少し相手にボールを握られ過ぎたか)
「握られたというか、間を使われ過ぎました。毎回そうなんですけど。でもまぁ、特別崩されたというシーンはあまりなく、失点も、1発で裏を狙われて、ドリブルで、という形だったので、ちょっともったいなかったかなと思います」

(Q:後半は選手交代も含めて、盛り返す時間も作りましたが?)
「前半から取られ方が悪くて、カウンターからやられるシーンが多かった。後半もそういう展開があって、間を使われて、という苦しい展開でした。もう少し、行くところは行く、引いて守るところは守る、という使い分けができれば良かった。今日は前から行こう、という話はしていたんですけど、そこでもう少しハメ込めれば相手も嫌だったと思うんですけど、ちょっとうまくいかなかったというか、相手もうまかったですね。早くホームで勝てるように、そして、連敗しないようにしたいと思います」

■舩木翔選手
(Q:U-20W杯から戻ってきて最初の試合でしたが、自分自身のプレーを振り返ると?)
「そんなに良くなかったです。先週のウルグアイ戦から一週間くらい空いた状態で日本に帰ってきて、2日練習しての試合だったんですけど、ウルグアイ戦の後は、調整やリカバリーのメニューが多かったので、個人として、試合に向けてパフォーマンスを出せる練習があまりできていませんでした。コンディションを上げるために、こっちに帰ってきて、意識して走ったりはしていたんですけど、そこまで上がらなかったです。自分がもっと前に行かないとダメですし、今日は相手のサイドバックの方が上がっていました。サイドの攻防で今日は負けていたので、もっと自分がガンガン行かないといけないと思います」

(Q:改めて、今後に向けて)
「まずは自分の試合でのパフォーマンスを上げることは絶対ですし、J3でもユンさん(尹 晶煥監督)は見てくれていると思うので、J3でどれだけいいパフォーマンスを出せるかが、今後、J1の試合に関わっていけるか、関わっていけないかが決まってきます。1試合1試合、100%自分が持っている力を出して、目に見える結果を残して行きたいと思います」

■喜田陽選手
(Q:負けている状態でピッチに入りましたが、どういうことを意識していましたか?)
「0-2の時に入ったので、流れを変えるために試合に入りました。1点を取ったら流れも変わると思ったので、テンポよくボールを回すことを心がけました」

(Q:J3では、開幕戦以来の出場になりましたが?)
「開幕戦でけがをして、2ヶ月くらいリハビリで悔しい思いをしたので、今日は少しの時間ですが出ることができたので、うれしかったです。U-23でもどんどん絡んでいって、チームに貢献したいと思います」

(Q:ルヴァンカップでは、トップチームでベンチしましたが、刺激になりましたか?)
「そうですね。バスで会場に入る時点で、経験したことのない歓声がありましたし、ウォーミングアップ中の声援もすごかったので、興奮しました。ああいう舞台でプレーできるように、日々頑張っていきたいと思います」