2017JリーグYBCルヴァンカップ/Bグループ
第4節第1日

2017.5.3

サンフレッチェ広島

0

AWAY

FULL TIME

1

0-0

0-1

セレッソ大阪

秋山 大地 (56')

エディオンスタジアム広島

13,991

監督コメント

「ルヴァンカップの決勝トーナメントに1歩近付ける結果を出せたと思います。すごく暑い中、難しい展開が続きましたが、その中でも、得点して、最後まで守り切ることができて、いい結果を得られたと思います。厳しくて難しい時間帯をうまく耐えてくれました。これからもハードなスケジュールが続きますが、選手たちは耐えてくれると信じています。もっとこれからの試合に向けての準備をする必要があると思います」

Q:後半の早い時間帯に攻撃の選手を2人交代させた意図と、ルヴァンカップの前節・鳥栖戦 で4失点してから修正した今日の守備については?
「(交代については)得点した後、体力的な部分もありましたし、攻撃の流れが良くなかったということもありまして、早い時間帯でしたが、早く守備に力を入れた方がいいと思い、交代させました。
 広島というチームはポゼッションがうまいチームで、前半は苦しんだ部分もありました。なので、僕が計画していた通りにうまくできなかった部分もありました。それでも、セットプレーから得点できたので、守備に力を入れるほうに変えました。選手たちは、5バックにシステムを変えた時の理解度は上がってきていると思います。そして、『今日の試合を絶対に勝たないといけない』という意思があったので、最後の最後まで集中力を発揮できたと思います」

Q:今日の結果で公式戦の負けなしが1試合伸びて、11試合となりました。この結果については?
「負けてはいない状況ですが、それが今、自慢になることだとは思いません。今シーズンが終わった後、結果を見て僕らが笑えるように、今日も含めて1試合1試合、頑張っています」

Q:決勝点を決めた秋山大地選手について。抑えのきいたすばらしいシュートだったと思いますが、彼の評価を
「ルヴァンカップのチームではキャプテンをやっていますが、すごく責任感のある選手です。でも、今日のようなシュートは、もう2度と出てこないと思いますね(笑)。この後、大地に直接、お聞きになると思いますが、(プロになって公式戦でのゴールが)初めてだと思います。本当に、キレイに打てたと思います。でもやっぱり、この後、もう1回見ることはないのではないかと思います(笑)。シュート練習をずっとやっているので、こういう場面で、スムーズに打てたのではないでしょうか」

選手コメント

■秋山大地選手
Q:ゴールを振り返って
「決まった時は記憶にないというか、『あ、入った』って感じで(笑)。終わってから振り返ると、いいところに当たって、いいところに行ったなと。プロに入って公式戦で点を取ったのは初めてなので、良かったです」

Q:チームとしても、その1点を最後まで守りました
「後ろのディフェンス陣が頑張ってくれたので。あとは気持ちで戦いました。モニさん(茂庭照幸)や(藤本)康太くんが声を出して、僕たちを動かしてくれたので、それが結果につながったと思います」

Q:14:00キックオフでしたが、やはり暑さはありましたか?
「そうですね。急に気温が上がったので、かなり体力的にはきつかったですけど、みんなで声をかけ合えたので、守り切れました」

Q:試合前は、『このアウェイで勝って、残りのホーム2試合につなげたい』という言葉もありました)
「そうですね。残りはホームで2試合できるので、『今日はアウェイでも絶対に勝とう』とみんなで話し合って試合に臨みました。結果につながって良かったです」

Q:今後の意気込みを
「またすぐにリーグ戦もあるので、そこでまた勝って上位に食らい付いて、上を目指していきたいです」

Q:公式戦での負けなしが続いていることについては?)
「全員でハードワークして、全員で戦っていることが負けていないことにつながっていると思います。リーグ戦に出ているメンバーも、カップ戦に出ているメンバーも、そこはみんな一緒で。戦っているから、こうやって負けていない状況が続いていると思います。それを継続して、もっといいチームになっていけるように、全員で底上げして頑張っていきたいと思います」


■福満隆貴選手
「自分が出て負けなかったのが良かったと思います。全員で最後まで体を張って守って、1点を守り切れたのは自信にもつながります。もっともっとやらないといけない部分はありますけど、ひとまず、ホッとしています。

Q:前半から我慢する時間は長かったですが、集中力は途切れなかったですね?
「そうですね。メリハリというか、我慢する時間は長かったですけど、ピッチの中で意思統一はできていました。最後まで我慢し切れたのは全員の力だと思います」

Q:得点も大きかったですね?
「いい時間帯に取れました。立て続けのコーナーキックからしっかりモノにできたのは、チームとして大きかったですね」

Q:セレッソ加入後、初先発となりました。欲を言えば、もう少し攻撃にも関わりたかったですか?
「そうですね。もっともっと攻撃でチャンスを作らないといけないとは思いますが、サッカーはチームプレーなので。自分1人でという感じではないので、今日勝てたことは本当に良かったと思います」


■茂庭照幸選手
「(広島は)うまかったですけど、(ルヴァンカップの)前節の引き分けを無駄にしないためにも、僕らは今日、勝たないといけなかった。広島は守りが堅いので、先制点を与えると(良くない)という部分で、少し重心が後ろに下がり過ぎたとは思いますが、いいんじゃないですか。勝ったので(笑)。ただ、今日は勝っただけかな、という気はしますが。もう少し、うまく攻撃にもつなげることができたら良かったですけどね。リーグ戦の前節は、先制して、5バックにして、カウンターの形やチームの形も見えてきていたので、今回もそれを意識しようとピッチで話していたんですけど、みんな体力的にもしんどそうで。取った後もパス1本や2本ですぐ相手ボールになって、ということもあった。今日はちょっと天候に合わせたというか、そういう展開になってしまったかなと思います。でも、前節4失点した次の試合で完封勝ちできたので、良かったです」


■舩木翔選手
Q:U-20日本代表に選ばれた翌日で、注目度も上がった中での試合になりましたが?
「自分の出来は良くなかったと思います。チームは勝ちましたけど、個人としての出来は、全然やれなかったな、という印象が強いです」

Q:どのあたりが、やれなかったと思いますか?
「相手が5-4-1のような感じで守備をしてくる中で、(ルヴァンカップ第2節)甲府戦 のように自分のところで時間ができたんですけど、中を固めてくる相手に対して、自分がサイドで起点になって、サイドからのコンビネーションや縦パスというシーンがなかった。自分としては、まだまだだなと思いました。もう少し自分がボールを受けて、渡して、もらって、ということを繰り返していければ良かったと思います」

Q:その一方で、無失点で終えたことについては?
「点を取った後、5バック気味にして、相手がクロスを上げてくる中で、ヤスくん(木本恭生)、モニさん(茂庭照幸)、(藤本)康太さんがしっかり弾いてくれて。我慢の時間が続きましたけど、アウェイで勝つことができたことは良かったと思います」

Q:改めて、次の試合に向けた意気込みは?
「3戦アウェイが続いて。次からはホームになります。次の試合が終わった後にU-20ワールドカップに行くので、個人としても、チームとしても、いい結果を残して行きたいと思います」