2017明治安田生命J1リーグ 第3節

札幌ドーム
入場者数:21,760人
北海道コンサドーレ札幌
  • 都倉 賢 (73')
セレッソ大阪
  • マテイ ヨニッチ (13')
1-1
0-1 1-0

北海道コンサドーレ札幌

GK 25 ク ソンユン
DF 2 横山 知伸
DF 24 福森 晃斗
MF 20 キム ミンテ
MF 19 石井 謙伍 63
MF 10 宮澤 裕樹
MF 8 深井 一希 63
MF 6 兵藤 慎剛
MF 3 田中 雄大
FW 9 都倉 賢 73'
FW 7 ジュリーニョ 67

サブ

GK 1 金山 隼樹
DF 29 永坂 勇人
MF 4 河合 竜二
MF 23 マセード 63
MF 27 荒野 拓馬
FW 13 内村 圭宏 67
FW 22 金園 英学 63
監督 四方田 修平
試合経過
89' リカルド サントス (in) 柿谷 曜一朗 (out)
79' 清原 翔平 (in) 山村 和也 (out)
都倉 賢 73'
内村 圭宏 (in) ジュリーニョ (out) 67'
マセード (in) 深井 一希 (out) 63'
金園 英学 (in) 石井 謙伍 (out) 63'
13' マテイ ヨニッチ

シュート数

13 8
    都倉 賢 (73')
    マテイ ヨニッチ (13')

ゴールキック

7 10

コーナーキック

3 5

直接フリーキック

11 12

間接フリーキック

4 1

オフサイド

4 1

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■集中してボールを拾えている。後半も続けること
    ■相手のクロスに注意していこう
    ■攻撃はシュートで終わろう
  • 【試合後】
    「大勢の方々にスタジアムに足を運んでいただきましたが、勝てなくて残念です。でも、お互いにいい試合をしたと思います。我々は追加点を狙うために、後半もっと攻撃的に行きましたが、追加点が取れず失点したことは残念です。勝点3ではなく、勝点6の意味がある試合で、しっかり3を取れず残念に思います。今日、3月11日は忘れてはいけない日ですが、選手たちもそういう気持ちをしっかりと持って頑張ったと思います。次の試合も、いい試合をできるように頑張ります」

    Q:今節は攻撃陣の選手を入れ替えて試合に臨みましたが、手応えと内容についての監督の見方は?
    「狙い通りに試合を運べたと思います。狙い通り、両サイドを起点にできましたし、FWのハードワークもあり、そして深いところまで動きを入れて、深いところで起点を作るところまで行ったので良かったと思います。攻撃陣のそういう動きでいいチャンスも作れたと思います。サイドバックが活発に攻撃参加できたので、それも良かったと思います」

    Q:清武選手を右サイドで先発させ、途中から真ん中に移しましたが、起用する位置に迷いもありますか?
    「迷いはありません。どこでプレーするにしても、流動的な、モビリティーを出して、もっと積極的に動ければと思っています」

    Q:今日の清武選手のプレーはいかがでしたか?
    「いい選手だと思いました。いいチャンスも来ましたが、それをうまく決めることができずに残念なところはありました。でも、もっといいところを見せられると思います。この選手が入ってくることで、チームにいい影響を及ぼすのだと感じました。これから試合を重ねていきますが、もっと自信を持って選手たちはやっていけると思います。清武選手1人の選手への影響は大きいと思います」

選手コメント

  • ■マテイ ヨニッチ選手
    「結果にはがっかりしています。ただ、アウェイで勝点1を取れたので、次の試合に向けて自信につなげることができればと思います」
    Q:2試合連続となった得点については?
    「なによりソウザ選手からのクロスがバッチリで、すごくいいボールでした。いつも質が高いので、私は合わせただけでした」
    Q:守備としても、相手のクロスをかなり跳ね返して耐えていましたが?
    「札幌のような攻撃スタイルは、私の特長も生かせます。自分で言うのも…ですが、中に入ってくるクロスを頭や体のどこかでクリアすることは自分でも得意なので、そういう攻撃のスタイルに対して怖がることはなかったです」

    ■山下達也選手
    Q:相手はクロスを多用してきた中で、何度も跳ね返し、集中した守備はできていたと思いますが?
    「マル(丸橋祐介)もいい形で守っていた部分もいっぱいあったし、失点も防げていたけど、失点シーンだけで言うと、その前に流れが少し悪かったり、セカンドボールが取れない場面がありました。そういうところでの運動量と、最後まで切らさない集中力が、これから先、勝点3を取るには必要だと思う。簡単に勝点3を取れるチームはJ1にはいないと思うし、このままだと残留争いするチームになってしまうので、1人ひとりが意識を変えてやっていくしかないと思います」
    Q:清武選手が加わった攻撃について、後ろからどう見ていましたか?
    「チャンスは多くあったし、いい攻撃はできていたと思います」

    ■清武弘嗣選手
    「勝つために試合に臨みましたが、引き分けという結果になって残念ですし、(自分に)責任があるとも思います。結果的に3回チャンスがあって、すべて外して、すごく申し訳ない気持ちです。守備陣は耐えてくれる時間も多かったので、攻撃陣がしっかり点を決めないといけない試合でした。
    Q:サポーターからの声援は?
    「すごくうれしかったけど、しっかり結果を出したかった。選手はみんなポジティブにやれていたと思うけど、その中で勝ちが欲しい試合でした。プレーしていて、楽しかったと言えば楽しかったけど、最終的に勝てずに、楽しくない試合になりました。次は絶対に勝ちたいと思います」
    Q:右サイドでの先発になりましたが?
    「ポジションにこだわりはないです。結果を残せるようにやっていきたいです」
    Q:足の状態については?
    「まったく問題ないです」

    ■柿谷曜一朗選手
    「終わってみて、出た結果と自分たちが欲しかった結果は違うけど、キヨ(清武弘嗣)が入って活性化された部分と、もっと合わせていかないといけない部分がハッキリ見えました。選手のポジションだったりは、練習を含めて見つめ直していくところもあると思うけど、根本的に1点が入ってから明らかに中盤でボールを拾う回数が少なくなった。『2点目、3点目を取りに行く』と口では言っても、態度で示さないといけない。それは選手だけではなく、そういう雰囲気を作っていかないといけない。そういう課題は去年もあって、どうしても追加点を奪いに行くということが難しくて…。まぁでも、課題は早めに出たほうがいいと思うので。ポジティブに捉えることができるところも、決め切るなどの課題もあった。いろいろ反省するところも多いけど、次の試合はすぐに来るので、いい準備ができればいいと思います」
    Q:清武選手と公式戦でプレーして、いかがでしたか?もう少し近くでプレーしたほうが、いいところも見せられる?
    「今日はサイド同士だったので、あまり近くに行き過ぎると、サイドバックに負担がかかってしまう。お互い意識してやっていければいいけど、攻撃の時の決まり、守備の時の決まりはチームとしてあるので。それを上回ってでも、何か飛び越していかないと、いい攻撃にはつながらないとも思います。もっといい攻撃、いい守備、いいサッカーはできると思うし、早い段階で合わせていければいいかなと思います」
    Q:丸橋選手との左サイドの連係でいい攻撃はあったと思いますが?
    「俺らのところから失点したので…。俺らのところでもっと得点を匂わすプレーができれば良かったけど、久しぶりにあいつとやって、精度も含めて、回数をこなせば良くなると思う。誰がどこでやっても、同じようにいいプレーが出るようにしないといけない。3試合が終わって勝点2しか取れていないので、いろいろ言われるとは思いますけど、選手は前を向いてやるしかない。全員が仲間を信じてやっているし、目標を高く持ってやれればいいと思います」

    ■山口蛍選手
    「キヨくん(清武弘嗣)が入ったことで、攻撃の組み立てもできて、攻撃のバリエーションやパターンは格段に増えたけど、相手のパワープレーに流れを持っていかれたところもあったので、そこだけだったと思います。早い時間に先制した後、チャンスもあった中で、みんなで『2点目を取りに行こう』という話はしていたけど、決めないと、ああいうことにもなるし、さらに相手に2点目を取られてもおかしくない展開にもなりました。2点目を取ることも大事だったし、相手がロングボール1本を都倉選手に合わせてくるということはわかっていたので、そこの対応はもっとチームとして徹底しないといけなかった。キッカーに対してもっとプレスをかけるのか、都倉選手に対してセカンドボールを含めて抑えるのか、そこの対応に今日は課題が残りました」

    ■清原翔平選手
    Q:地元、北海道でプレーできたことについては?
    「J1で札幌ドームでプレーできたことはうれしいことですし、親や親戚も来てくれていたので、プレーする姿を見せることができて良かったです。ただ、チームとして勝ちが欲しかった展開だったので、勝つために投入されているので、得点に絡む形で結果を出したかったなというのが個人的な反省です」
    Q:出身高校である帯広北高校サッカー部のOBの方々からの横断幕も掲げられていましたが?
    「今年の正月に、作ってくれているという話を聞いていたので、それはとてもうれしかったです(笑)」
    Q:勝ち切るまであと少しでしたが?
    「先制して、途中までは良かったと思うけど、ちょっとずつ相手の時間も長くなった中で決められた。しっかり守り切らないといけないし、2点目も取らないと、ああいう展開になってしまうと感じます」

試合後記

  • 今季初勝利を懸けて北海道コンサドーレ札幌のホーム、札幌ドームに乗り込んだセレッソ大阪。先発は、前節の浦和レッズ戦から2人を変更。丸岡満と関口訓充に代わり、山村和也と、この試合がセレッソ復帰戦となった清武弘嗣が2列目に入った。

     試合は、ファーストシュートこそ開始2分、都倉賢のヘディングだったが、以降はセレッソがボールを握ると、13分、杉本健勇が獲得したFKをソウザが蹴り、マテイ ヨニッチがヘディングで合わせてセレッソが先制した。ソウザからマテイ ヨニッチのホットラインは、前節に続き2試合連続。「ソウザ選手からのクロスがバッチリで、すごくいいボールでした。質が高いので、私は合わせただけでした」と謙虚に語ったマテイ ヨニッチは、守備でも大きく貢献。クロス中心の札幌の攻撃を山下達也とともに真ん中で跳ね返し続けた。得点後は札幌の攻撃を受ける場面も目立ったセレッソだが、前半で唯一、札幌に与えた23分の決定的なシュートも山口蛍が無人のゴールをカバー。事なきを得た。44分には丸橋祐介が果敢な突破からクロスを上げ、清武がファーサイドからヘディングで合わせて2点目のチャンスを迎えるも、ここは札幌GKク ソンユンに止められた。

     後半、最初の決定機は札幌に訪れる。58分、福森晃斗の直接FKがセレッソゴールを襲うも、前節に続いてキム ジンヒョンに代わってゴールマウスを守る丹野研太がビッグセーブでゴールを割らせない。その後、札幌の四方田修平監督は63分に2枚同時替えを敢行すると、67分には早くも3枚目の交代枠を使い切り、システムもより攻撃的に変えた。すると、73分だった。内村圭宏のクロスを都倉にヘディングで決められ、同点に追いつかれた。直後、ホームの大声援に後押しされた札幌の攻撃を立て続けに受けるも、セレッソの選手たちはゴール前で懸命に体を張って、しのいだ。

     79分、尹晶煥監督は山村に代えて、北海道出身の清原翔平を投入。清武を中央に移すと、直後の80分、清武にビッグチャンスが訪れた。松田陸のマイナスのパスを山口がダイレクトでDFの裏へ送ると、絶妙なタイミングで飛び出した清武がボレーシュート。流れの中から迎えたこの試合、最大の決定機だったが、枠を捉えることができず、バーの上へ。山口と清武の阿吽の呼吸で作り出した素晴らしいプレーだったが、惜しくもゴールとはならなかった。1-1で迎えた試合終盤は互いに勝点3を目指して最後まで攻め合う白熱した攻防が展開されたが、決勝点は生まれず、双方に勝点1が加わる結果となった。

     試合後、チーム最多の3本のシュートを放って攻撃を引っ張った清武は、「引き分けという結果になって残念ですし、(自分に)責任があるとも思います。結果的に3回チャンスがあって、すべて外して、すごく申し訳ない気持ちです。守備陣は耐えてくれる時間も多かったので、攻撃陣がしっかり点を決めないといけない試合でした」と悔しげにセレッソでの復帰初戦を振り返った。勝利を逃した責任を背負った形となったが、過去2試合に比べると、清武が先発した今節は、「攻撃の組み立てもできて、攻撃のバリエーションやパターンは増えた」(山口)ことは間違いない。勝点3を狙った試合で勝点1に終わったことで、試合後の監督、選手に笑顔はなかったが、守備陣は試合終盤まで札幌の猛攻をしのぎ、山村と清武を組み込んだ新たな攻撃陣にも今後の期待を抱かせた。一歩一歩、前進を続け、ホームで迎える次節のサガン鳥栖戦で、今季初勝利を目指す。