2017明治安田生命J1リーグ 第13節

2017.5.28 (日) 17:03

ノエビアスタジアム

入場者数:20,391人

ヴィッセル神戸
  • 渡邉 千真 (39')
セレッソ大阪
  • 山村 和也 (29'), 水沼 宏太 (64')
1-2
1-1 0-1

ヴィッセル神戸

GK 18 キム スンギュ
DF 39 伊野波 雅彦
DF 5 岩波 拓也
DF 3 渡部 博文
DF 23 松下 佳貴 77'
MF 7 ニウトン
MF 16 高橋 秀人
MF 31 中坂 勇哉 68
MF 29 大森 晃太郎 36
FW 13 小川 慶治朗 68
FW 19 渡邉 千真 39'

サブ

GK 1 前川 黛也
DF 4 北本 久仁衛
DF 26 山口 真司
MF 8 ウエスクレイ 36
MF 15 小林 成豪 68
MF 24 三原 雅俊
FW 21 田中 順也 68
監督 ネルシーニョ

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 10 山口 蛍
MF 24 山村 和也 29'
MF 46 清武 弘嗣 86
FW 8 柿谷 曜一朗 59
FW 9 杉本 健勇 66

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 4 藤本 康太
DF 5 田中 裕介
MF 7 関口 訓充 86
MF 15 木本 恭生
MF 16 水沼 宏太 64' 59
FW 19 澤上 竜二 66
監督 尹 晶煥

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・奪ったボールを簡単に失わないように。
    ・もう少し集中していこう。
    ・コンパクトに守備をすること。
  • 【試合後】
    ■試合後監督コメント
    「何日か前にカップ戦が終わった後、すぐのゲームで少し負担もあるゲームでしたが、最後の最後まで走ってくれた選手に感謝の気持ちを送りたいと思います。大勢の方々にスタジアムまで足を運んでいただいて、その熱い声援に恩返しすることができて良かったと思います。試合の話をしますと、今日は集中力で勝負が左右したと思います。僕らが失点した場面では、僕らの集中力が切れているところもありました。もちろん、神戸さんも集中することができずに2失点してこういう結果になったと思います。集中力のところで勝負が決まったと思います。中断期間まであと1試合残っていますが、最後の最後までいい準備をして、いい試合ができるように頑張っていきます」

    Q:決勝点が途中出場の水沼宏太選手で、同じく途中出場の澤上竜二選手もいいプレーをしていたと思いますが、チームの底上げという点で、監督の評価と手応えは?

    「この前の試合で(澤上)竜二も(水沼)宏太もいいパフォーマンスを見せました。そして、練習の中でもいい姿を見せていました。もちろん、他にもいい選手はいましたけど、今日は宏太と竜二が先に入ることになりました。今のチームは全選手がやろうとする意欲に溢れているので、誰が入っても十分やってくれると思っています」

    Q:柿谷曜一朗選手を59分に代えた意図は?
    「まず、雰囲気を変えるためでした。その時は(ピッチが)淀んでいるような様子が見えたので、そういう状態のまま試合を続けていると、また失点する可能性が出てくると思ったので、もっと活発に動ける選手が欲しかったです。その理由で、交代させました」

    Q:今日も1得点1アシストと活躍した山村和也選手については?
    「今日、僕から見て、すごく頑張っていて、よくやってくれました。もっとゴールとアシストができる選手だと思っておりますし、今日はそういうシーンを作れたと思います。なので、そういうところをもう少し向上させることができれば、もっといい選手になると思います。そして、山村選手は今、チームのために献身的に犠牲して頑張っているので、それを見ると感心しております」

選手コメント

  • ■水沼宏太
    「今まで悔しい思いしかしていなかったので、そういう意味では、ゴールという一番分かりやすい形で結果を残すことができたので、良かったと思います」

    Q:クロスを受けるまでの時間については?
    「正直、シュートしか考えていなかったです。ファーに打つか、ニアに打つか、あの時間に考えていて、ファーだと素直過ぎるかなと思ってニアに変えたんですけど、それが入って良かったですし、とにかく、今日はうれしいです」

    Q:早めの交代だったと思いますが、監督との意思疎通が合ったというか、いいタイミングで使ってもらえたという感じでしょうか?

    「チームとしてあまり良くなかった時間帯だったので、『交代が来るかな?』という気配はありました。出たら、点というよりも、チームを前向きに、いい方向に持って行こうと思ってピッチに入りました。そういう意味では、流れを変えることもできたし、点を取ることもできたので、良かったです」

    Q:チームが勝っていく中で、自分が絡んでいけないもどかしい気持ちもあったかと思いますが、どういう気持でリハビリに取り組んでいましたか?

    「正直、勝つたびに悔しさがどんどん出てきて。チームが勝つことはもちろんうれしいですけど、自分が何もやっていないという悔しさと、『自分は何やっているんだろう』という悲しさと、いろいろありましたけど、チームが調子良くて、勝って上にいてくれたことで、自分が入って活躍した時にもっともっとチームを上に連れて行けるのは、これ以上うれしいことはないので、本当にうれしかったです。このまま連勝して、勝ちを積み重ねていけるように、自分もやるべきことをやりたいですし、ケガをしない体作りも含めて、コンディション作りをしっかりやっていきたいと思います」

    ■山村和也
    Q:得点場面を振り返ると?
    「裏にうまくボールを落としてくれたので、それを決めることができて良かったです。試合の中で、最後のパスや、ボールをキープするところで前半はミスも多かったので、そこのところで周りがサポートしてくれたおかげで、試合がうまく進んでいったのかなと思います」

    Q:裏に抜けて決めた形については?
    「裏は、(杉本)健勇との関係で狙ってはいたんですけど、(マテイ)ヨニッチからいいボールが来たので、うまく裏に抜けることが出来て良かったです。(ゴールまで)少し距離が遠かったので、GKもあまり動いていなかったので、トラップしようと思って。少し僕がイメージしたより長くなってしまったんですけど、それがうまい具合に決まったのかなと思います」

    Q:2点目のアシストについては?
    「(水沼)宏太が走り込むのが見えたので、うまくボールを合わせられたので良かったと思います」

    Q:交代選手が試合を決定付ける形になりましたが、チームとしても良かった?
    「そうですね。ルヴァンカップとリーグ戦、メンバーが変わっても、しっかりとした結果をチームとして出していることはいいことだと思いますし、今のチームの雰囲気の良さが結果につながっているので、それを継続して、誰が出場しても勝てるように、練習からいい準備をしていきたいと思います」

    Q:清武弘嗣選手に出したスルーパスについては?
    「ボールに神戸の選手が食いついてくることは分かっていたので、そこでキープできたので、(清武)弘嗣の動き出しに合わせることができました」

    ■柿谷曜一朗
    Q:かなり神戸もガツガツ来ていましたが?
    「そうですね。相手もホームやったんで、サポーターの声援もすごかったと思いますけど、ウチも大阪からたくさん来てくれていましたし、結果として勝てて良かったと思います。戦い方がハッキリしている中で、攻める時と、守る時と、バランスよくできていたと思います」

    Q:自身は早めの交代になりましたが、どう受け止めていますか?
    「交代する理由は監督が決めることなので、監督に聞いてもらえればと思います」

    Q:代わって入った選手が試合を決めたことは、チームとしても大きいですか?
    「そうですね。しっかり準備してくれていたからだと思いますし、僕らでできなかったことをしっかりカバーしてくれたので、感謝していますし、また1試合1試合大事に戦っていければいいと思います」

    Q:暫定3位という結果については?
    「もう少し先の試合が終わってから、順位は気にすればいいのかなと思います」

    Q:チーム全体で戦っている印象も伝わってきますが?
    「そうですね。1戦1戦、大事に戦っていますし、誰が出ても同じような結果を出せるのが俺らの強みでもあります。いいサッカーかどうかは別にしても、誰が出ても勝てるサッカーができる準備はできています。今はそれが結果につながっているので、いいと思います」

    ■杉本健勇
    Q:接触プレーでうずくまる場面もありましたが、大丈夫ですか?
    「分からないです。今から検査に行きます。腹の下あたりですね。何もなければいいですけどね」

    Q:肘が入った?
    「肘ですね。まぁ仕方ないですけどね、俺のジャンプ力が高すぎました(笑)」

    Q:試合を振り返ると?相手もかなり気持ちが入っていましたが、それでも勝てたことは自信にしていいのでは?
    「先制点が取れたのは良かったですけど、その後、相手の8番が入ってからはリズムを作られて、バタバタして失点したことは反省です。ただ、後半、しっかり立て直せて、自分たちのプレーもできました。自分自身は痛みもあって、あまり(長く)プレーすることはできなかったんですけど、チームとして一つになっているなと思いますし、今の強さは本物だと思います。しっかりこれを続けていけるようにしたいですね」

    ■松田陸
    Q:今日の試合は、球際でも負けていないと思いましたが?
    「まぁでも、1点を取ってから緩くなったことは正直あったし、そこで余裕を持ち過ぎたことはありました。相手がガンガン前から来たところもあったので、そこをうまくはがせたら良かったですけど、ちょっと雰囲気に飲まれたところもありました。でも、後半、しっかり立て直せたので良かったと思います」

    Q:前半の残り15分は相手の勢いに押されてしまった?
    「そうですね。選手が代わってから相手はガンガン来ていたし、(代わって入った)8番の選手を真ん中で自由にさせ過ぎたかなと思います」

    ■澤上竜二
    Q:今日の自身のプレーを振り返ると?
    「自分が入る直前で点が入ったので、前で守備をしっかりすることと、攻撃のところでキープして、組み立てに関わること。それはしっかりできたかなと思います」

    Q:監督からは、「ルヴァンカップでも仕事をしてくれたから、この試合でも起用した」という話もありましたが?
    「キープはしっかりできたんですけど、1本、前でスペースが空いた場面もあったので、あそこでシュートまで行ければもっと良かったと思います」

    Q:クロスも入ってきましたし、周りにも良さを分かってもらえ始めているのでは?
    「そうですね。自分の特長はそういう(クロスに飛び込む)ところだと思うので、そういう部分を周りの選手に分かってもらえて、そこを狙ってもらえたので、自分の良さも少し出せました。そういうところは良かったです」

    ■関口訓充
    Q:水沼宏太選手が決勝点で、澤上竜二選手と関口訓充選手といった交代出場の選手も勝利に貢献しました。ルヴァンカップの風がリーグ戦にも吹いたような試合になりましたね?

    「そうですね。向こうはルヴァンカップも戦ったメンバーが今日も出ていたので、疲労感もあったと思います。自分たちはリーグとルヴァンでメンバーが、全部代わって。でも、その中でも、向こうはボールを握って押し込んでくる時間もありましたし、非常に力のあるチームだと思いました。そういうチームにしっかり勝てたことは、チームとして良かったと思います。もっともっと貪欲に、上位目指して、優勝争いにも関わっていきたいですね」

    Q:途中出場した選手が試合を決めたことで、またチームも盛り上がるのでは?
    「そうですね。これまで途中から出た選手が活躍した試合はあまりなかったと思いますし、(途中出場の水沼)宏太のゴールがチームの勝利に導いて、良かったと思います」

試合後記

  • 水沼宏太のボレーシュートが決勝点。ルヴァンカップに続く神戸戦の勝利でリーグ戦3連勝を達成し、暫定3位に浮上!

    YBCルヴァンカップ グループステージ第6節から中3日でのヴィッセル神戸との再戦。舞台をリーグ戦、そして神戸のホーム、ノエビアスタジアムに移して行われた関西ダービー第2ラウンドは、セレッソが2-1で勝利。“対神戸”2連勝を果たすとともに、リーグ戦での順位も暫定3位に浮上した。

    ルヴァンカップから先発11人を総入れ替えして臨んだ今節。試合前、尹晶煥監督が「相手はルヴァンカップで僕らに負けているから、(カップ戦より)もっと激しく、もっと荒く(タフに)戦ってくる」と話していた通り、球際やセカンドボールへの争いが試合のベースにある中、前半、主導権を握ったのはセレッソだった。3分、杉本健勇のクロスに山村和也が飛び込んで最初のチャンスを迎えると、7分には、山村が収めて、杉本が清武弘嗣とのワンツーで抜け出してGKとの1対1になりかける。22分には、左サイドの高い位置でのスローインの流れから、ソウザがミドルシュート。DFに当たってコースが変わったシュートがゴールへ向かうも、韓国代表GKキム スンギュに防がれた。27分には鮮やかなパスワークから神戸陣内に攻め入れば、28分には、CKから清武、杉本が連続してシュート。すると、歓喜の瞬間は29分に訪れた。マテイ ヨニッチのロングフィードに抜け出した山村が、神戸のCB岩波拓也の裏を取ると、右足アウトサイドで巧みにトラップ。GKが前に出てきたところをスライディングで流し込み、セレッソが待望の先制点を奪った。

    ここからさらに畳み掛けたいセレッソだったが、策士・ネルシーニョ監督の打った手により、前半の終了間際は後手に回る。36分、大森晃太郎に代わってピッチに入ったウエスクレイにボールを受けられ、「真ん中で自由にさせ過ぎた」(松田陸)と、リズムを作られてしまう。39分のニウトンの強烈なシュートこそキム ジンヒョンが好守でしのいだが、直後に神戸に同点ゴールを決められる。ウエスクレイが起点となり、中坂勇哉、高橋秀人とダイレクトでつながれると、最後は神戸のエースストライカー・渡邉千真に豪快な一撃を決められた。

    仕切り直しとなった後半は一進一退の攻防が展開される中、尹晶煥監督の決断も早かった。柿谷曜一朗に代えて水沼宏太をピッチに送ると、水沼を右サイドへ、右にいた清武を左サイドへ移す。すると、5分後、この布陣変更が早速、結果に結びつく。左に移ってボールタッチの回数を増やした清武から裏に出たパスを、山村がスペースに流れながらテクニカルなトラップで引き寄せると、ファーサイドの水沼へ狙いすましたクロス。この瞬間、「シュートを打つことは決めていた」水沼がダイレクトでニアへシュート。GKキム スンギュの手を破り、ゴールネットへ突き刺した。ゴール後、水沼は思いを込めたジャンピングガッツポーズで喜びを表現した。66分には、前半終了間際にニウトンとの接触プレーで下腹部を痛めた杉本に代えて澤上竜二を投入した尹晶煥監督。J1リーグ戦、初出場となった澤上はファーストタッチでしっかり収めてチャンスを作ると、その後も70分には松田のクロスに飛び込むなど、躍動感たっぷり。

    守備では、手を焼いていたウエスクレイに対してソウザが監視を強めることで、神戸の攻撃を抑えると、80分、セレッソに決定機。山村がDF3人を引きつけて清武へスルーパスを送ると、清武がGKと1対1を迎えたが、ここはGKの素早い対応もあり、シュートまで持ち込むことはできなかった。勝負を決める3点目こそ奪えなかったセレッソだが、前半の終盤にバタついた守備を修正した後半は、神戸に決定機を許すことなく試合を進めた。

    インテンシティが高く、両指揮官の采配が試合を動かす見応えたっぷりの試合は、セレッソが2対1で競り勝ち、24日に行われたルヴァンカップに続き、神戸戦2連勝を飾った。試合後は、決勝点を決めた水沼を祝福する指揮官と選手たち。チームの一体感が伝わってくる光景がピッチに広がり、また一つ、チームとしての階段を登った。リーグ戦3連勝、公式戦5連勝で5月の戦いを締め括ったセレッソは、ACLの関係で、今節、試合がなかった浦和レッズを抜いて暫定3位に浮上。6月以降の戦いへの期待感も膨らむ好位置に付けた。

シュート数

14 11
    渡部 博文(1), 松下 佳貴(1), ニウトン(3), 高橋 秀人(3), 大森 晃太郎(1), 小川 慶治朗(1), 渡邉 千真(4)
    丸橋 祐介 (1), ソウザ (2), 山口 蛍 (1), 山村 和也 (3), 清武 弘嗣 (1), 杉本 健勇 (1), 水沼 宏太 (1), 澤上 竜二 (1)

ゴールキック

6 9

コーナーキック

1 5

直接フリーキック

14 13

間接フリーキック

4 1

オフサイド

4 1

ペナルティキック

0 0