2017明治安田生命J1リーグ 第8節

2017.4.22 (土) 14:03

山梨中銀スタジアム

入場者数:11,038人

ヴァンフォーレ甲府
  • 畑尾 大翔 (62')
セレッソ大阪
  • 杉本 健勇 (48')
1-1
0-0 1-1

ヴァンフォーレ甲府

GK 23 岡 大生
DF 5 新里 亮 82'
DF 8 新井 涼平 15
DF 6 エデル リマ
MF 16 松橋 優
MF 40 小椋 祥平
MF 15 兵働 昭弘
MF 11 堀米 勇輝
MF 14 田中 佑昌
MF 27 阿部 翔平 78
FW 10 ドゥドゥ 25' 72

サブ

GK 31 岡西 宏祐
DF 3 畑尾 大翔 62' 15
MF 2 島川 俊郎
MF 21 オリヴァー ボザニッチ 72
MF 24 曽根田 穣
MF 28 橋爪 勇樹 78
FW 18 道渕 諒平
監督 吉田 達磨

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 7 関口 訓充 59
MF 10 山口 蛍
MF 24 山村 和也 80
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇 48'

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 5 田中 裕介
MF 15 木本 恭生 80
MF 16 水沼 宏太
MF 26 秋山 大地
MF 46 清武 弘嗣 59
FW 11 リカルド サントス
監督 尹 晶煥

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■足が止まっている、ボールを出したら動くこと。
    ■もっと落ちついてプレーしよう。
    ■最終ラインは集中力を切らさないように。
  • 【試合後】
    「遠いところまで足を運んでいただいたサポーターの皆さんのために、今日は絶対、勝点3を取って恩返しをしたかったのですが、それができずに残念です。すごく多くのチャンスを作りましたが、それをしっかり決めることができず、それが引き分けた1つの要因になりました。
    先制点を決めた後、簡単に失点してしまい、試合運びが難しくなりました。負けていないことに満足するしかない結果となりました。もちろん、満足はできませんが、アウェイで取った勝点1を大事にして、最後まで諦めずに頑張って走ってくれた選手たちには感謝しています。これからルヴァンカップを含めた連戦になります。ケガ人を出すことなく、全員でいい準備をして乗り切れるように頑張ります」

    Q:後半の途中に右サイドに清武弘嗣選手を投入しました。関口訓充選手と特長が違う中、どういう良さに期待して起用したのか?
    「皆さんもご覧になった通り、ゲームやリズムを作ることに関しては清武選手のほうが上だと思います。ただ、それは関口選手が下手だということではありません。2人の選手の特長が違う、ということです。関口選手は守備でもすごく頑張ってくれているし、攻撃でもいいシーンを作り出せます。誰がピッチに立っても、チームにとってプラスになっています」

    Q:後半の途中に木本恭生選手をボランチに入れて、ソウザ選手を前に上げた意図は?
    「ソウザ選手は、前半、少し体が重たそうな感じがしました。ですが、後半に山村和也選手の足がつってしまいました。攻撃で変化を付けられる選手が(ベンチに)何人かいたのでいろいろ考えましたが、ヤス(木本)には守備面でのコントロールも期待しながら、ソウザ選手は前でシュートの能力もあるので、そこに期待して変化を付けました」

    Q:前節に続き、チャンスの数では上回った中で引き分けになりました。改善するところがあれば、どういった点か?
    「僕らのチームだけの問題ではありません。他のチームでも決定力は課題になっていると思います。選手たちも、決めたくなくて決めていないわけではありません。もちろん、もっと練習しないとダメですし、シュート感覚を磨く練習をすることで、もっとうまくなっていくと思います」

選手コメント

  • ■杉本健勇選手
    「悔しいですね。相手には何もさせなかったと思うので。その中で、失点したセットプレーに関しては自分のポジショニングも悪かったので反省しないといけないけど、一番は俺がチャンスを決めていれば勝てた試合でした。3点は取れました。チャンスの数は増えているし、ボールもゴール前に入って来ているので、そこでどれだけ自分が集中して決めるかというところ。そのレベルを上げないといけません。自分が決めていれば勝てたというのは前節と同じですし、2試合続けてすごく悔しいので、次はチームを勝たせるプレーをしたいと思います。

    Q:得点場面を振り返ると?
    「いいところ(柿谷曜一朗選手のところ)にこぼれて、ワンタッチで出してくれると思ったので信じて走ったら、いいパスが来ました。GKと1対1だったので、冷静に決めることができました。でも、試合には勝てていないので。追いつかれてからもチャンスはありましたし、そこで点を取って勝っていればと。悔しいですけど、ネガティブには考えず、次はルヴァンカップもありますし、その次はリーグ戦で(前所属の)川崎フロンターレとの試合もあるので、勝ちたいです」

    Q:点を取るためのポイントには入っていけていると思いますが?
    「そうですね。個人としてのシュートチャンスも多かったので、そこにいることはいいかもしれないですが、最後に決めるところの技術や集中力について、自分の情けなさも感じます。前節も今節も自分がもっと決めていれば勝てていた。そういう悔しさのほうが強いです」


    ■関口訓充選手
    「勝ちたかったですね。いい形で押し込んで点も取れましたし、危なかったシーンは失点の場面だけだったかなとも思いますし。ただ、相手はそれをしたたかに狙っていたと思うし、いかにファウルをせずに守備をするかということも大事だと思います。あの1本で試合の結果は大きく左右されるので、今後、上位を目指して行くのであれば、なくしていかないといけないです。

    Q:前節に続いて、相手の倍以上のシュートを打ちながら勝ち切れない。修正点は?
    「最後のところですね。本当に、最後のところでいかに落ち着いて仕事ができるか。相手を押し込んで、いい形での攻撃と守備ができているので、これを継続してやることで、チームとしてもっともっとやることが浸透していくのかなと思います」

    Q:シーズン序盤にあった課題とは、いい意味で違ったレベルでの課題が生まれていると思いますが?
    「そうですね。1つひとつレベルは上がっていると思いますし、ここをまたチームとして乗り越えていけば、また1つ上のチームになれると思う。それを繰り返すことで、優勝争いというところも見えてくると思います。なので、こういう試合を無駄にせず、次につなげないといけないと思います」


    ■山口蛍選手

    Q:試合としては支配していただけに、悔しい引き分けなってしまったのでは?
    「まぁでも、相手もセットプレーは狙っていたと思うし、そこで点を取ってきたので。ただ、自分たちにチャンスは多かったので、それさえ決めていれば勝てた試合だったと思います。後半、キヨくん(清武弘嗣)が入って攻撃にアクセントも付いて、流れも生まれました。キヨくんが入る前に、前半からもう少し自分たちでアクセントを付けた攻撃ができれば良かったとは思います」

    Q:シーズン序盤に比べると、だいぶ攻撃は活性化されてきましたが?
    「そこはプラスに考えることもできるけど、前節のガンバ大阪戦も含め、セットプレーでやられている。簡単にやられ過ぎているかなとも思う。相手も研究してきていると思うので、そこはもっと次節以降に向けてもしっかりやっていかないといけません」
    Q:カウンターのリスク管理はチームとしてできていたか?)
    「そうですね。最後に少し危ない場面もあったけど、自分たちも点を取りに行った状況だったので仕方がない。それ以外は、比較的カウンターでやられるシーンはなかったと思います。あとは、失点シーンのように、サイドでFKを与えてしまう回数を減らすこと。与えてしまうことが悪いわけではないけど、それが失点につながると、次はそこで(プレスに)行かずにクロスを上げられて失点してしまうかもしれない。切るところは切るでもOKだし、セットプレーもしっかり跳ね返すこと。今日はそこだけだったかなと思います。ただ、負けていないことも大切にしながら、チームとして攻撃も守備もいい部分は増えていますし、継続してやっていくことが大事になると思います」


    ■清武弘嗣選手
    Q:ポジションも変えながら、全体的に動きながら、攻撃も活性化されたと思いますが?
    「相手が引いていたのでボールに触わる回数は多く、リズムも作れてチャンスはありましたけど、結果を見れば引き分けなので、残念かなと思います」

    Q:このチームの中で、自身の生かし方も次第にわかってきた感じはありますか?
    「サイドなので、サイドで起点を作って、うまく中に入りながら、ということを意識してプレーしています。今日は流動的に動けていたとは思いますけど、もう少しサイドで起点を作れれば良かったかなとも思います」
    Q:もう少しサイドで張ることも必要?
    「張ってはいましたけど、張るとなかなかボールも回ってこないので。自ずとボールサイドに寄っていく感じになりました。また試合を重ねながらやっていければいいかなと思います」

    Q:ボールを持って中で動けることは関口訓充選手とはまた違う個性でもありますし、2人の良さをそれぞれ生かすことができれば攻撃のバリエーションも広がるのでは?
    「クニくん(関口訓充選手)にはクニくんのプレーがあるし、僕には僕のプレーがある。その中で僕は自分の特長を出せるプレーをすればいいし、クニくんはクニくんの特長を出せるプレーをすればいいと思います」

    Q:コンディション的には、次節あたりから90分フル出場も行ける状態ですか?
    「行こうと思えば行きたいですけど、そこは僕の判断ではなく監督の判断なので。今はチームの状態もいいですし。今日の引き分けはもったいないし、2
    試合連続の引き分けは残念ですけど、次に向けていい準備をしたいと思います」

試合後記

  • 攻守に甲府を圧倒し、杉本健勇が2戦連発も、決定機を決め切れずにセットプレーから失点。悔やまれるドロー

    前節のガンバ大阪戦と同じスタメン、同じベンチメンバーで臨んだ今節のヴァンフォーレ甲府戦。セレッソ大阪は、開始30秒、松田陸がドゥドゥを倒してFKを与えるも、以降は、試合の主導権を掌握。試合前の予想通り、ボールを握るセレッソ、守備を固めてカウンター狙いの甲府、という構図がピッチに描かれた。

    序盤は思うように甲府陣内に攻め込むことができなかったセレッソだが、20分過ぎから次第に甲府ゴールに迫る。チャンスとなったのは、主にクロスから。24分、山口蛍のクロスに杉本健勇がヘディングで合わせると、31分、高い位置でボールを奪った関口訓充がニアへクロス。山村和也が飛び込み、第6節の鹿島アントラーズ戦を彷彿とさせるも、ここは惜しくも合わず。さらに、43分にも決定的なチャンスが訪れる。ソウザのクロスに対してDFの間にうまく入った柿谷曜一朗が合わせるも、シュートはミートしなかった。得点こそ奪えなかったセレッソだが、攻撃から守備への切り替えや相手への寄せも速く、相手ボールになっても素早く回収。甲府にカウンターの機会を与えない。一度だけ、33分にFKからヒヤリとする場面を作られるも、前半は甲府のシュートを2本に抑えた。

    “あとは決めるだけ”。そんな内容の前半を経て、後半開始早々、待望の瞬間が訪れた。48分、甲府のクリアをヨニッチが跳ね返し、山口が頭でつなぐと、ルーズボールに山村が競り勝ち、こぼれたところを柿谷がダイレクトで前線の杉本へ絶妙なスルーパス。背番号8のパスをうまく呼び込んだ杉本がDFの裏を取り、GKと1対1に持ち込むと、冷静に左足で流し込んで逆サイドのゴールネットを揺らした。

    桜が誇る大型ストライカーの2戦連発で流れを掴むと、59分には、前半、ドリブル突破した際に相手のファウルを受けて足首と膝を痛めていた関口に代わり、清武弘嗣がピッチに投入される。ここで一気に追加点を狙いたいセレッソだったが、皮肉にも、ここから流れは甲府へ傾く。守備が整わない時間帯に右サイドを甲府に何度も使われると、ドゥドゥを清武が倒し、甲府にFKを与える。すると、このFKから失点。前節と同様、セットプレーからの失点に対し、試合後、「相手も研究してきている」と山口は改善の必要性を口にした。

    勝点1では終われないセレッソは、ここから清武を起点に猛反撃を開始。69分、清武、柿谷、ソウザとつないで決定機を作ると、83分には、清武から右サイドの松田へ展開し、松田のクロスに杉本がニアへ飛び込むも、惜しくも合わない。ファーサイドではソウザも待っていたが、ここも押し込むことはできなかった。86分には山口の正確なサイドチェンジを受けた丸橋がクロス。ファーサイドの杉本がフリーで受けたが、シュート性の折り返しを柿谷が合わせられず、好機を逸した。さらに、90+1分にも清武のパスを柿谷がダイレクトで落とすと、DFの裏を取った木本恭生がGKと1対1になるも、角度のないところからのシュートはGKに防がれた。90+4分にも、サイドの深い位置からソウザの折り返しを杉本が合わせるも、再びGKに止められた。アディショナルタイムも含めた後半のラスト10分間、セレッソは怒とうの攻撃を仕掛け、決定機も何度も作ったが、最後まで勝ち越しゴールは奪えず、1-1で試合は終了した。

    ポゼッション率、パス数、パス成功率、シュート数。全てのスタッツで甲府を圧倒しながら勝点1に留まったこの試合。リーグ戦の負けなしは6、公式戦の負けなしは8試合に伸びたが、前節、そして今節と、相手より倍以上のシュートを放ちながら勝ち切れない展開に、もどかしさは募る。それでも、現在の失点数はリーグ最少タイであり、開幕当初に比べて明らかに攻撃の質も高まっている。そういった今だからこそ、「1つひとつレベルは上がっている。ここをまたチームとして乗り越えていけば、また1つ上のチームになれる」と関口も話すように、よりシュートの精度を求め、セットプレーの守備など細かい部分も詰めて、チームとしてさらに高いレベルを目指していきたい。

シュート数

5 13
    エデル リマ(1), 兵働 昭弘(1), 堀米 勇輝(1), 田中 佑昌(1), 畑尾 大翔(1)
    ソウザ (3), 山口 蛍 (2), 山村 和也 (1), 柿谷 曜一朗 (2), 杉本 健勇 (4), 木本 恭生 (1)

ゴールキック

11 10

コーナーキック

0 3

直接フリーキック

13 9

間接フリーキック

6 2

オフサイド

6 2

ペナルティキック

0 0