2016明治安田生命J2リーグ 第39節

フクダ電子アリーナ
入場者数:10,948人
ジェフユナイテッド千葉
  • 井出 遥也 (43'), オナイウ 阿道 (75'), 井出 遥也 (90')
セレッソ大阪
1-0 2-0

ジェフユナイテッド千葉

GK 1 岡本 昌弘
DF 33 丹羽 竜平
DF 26 岡野 洵
DF 3 近藤 直也
DF 28 乾 貴哉
MF 7 佐藤 勇人 69
MF 10 長澤 和輝
MF 22 アランダ
FW 11 船山 貴之 90+2
FW 19 オナイウ 阿道 75' 88
FW 8 井出 遥也 43' 90'

サブ

GK 23 佐藤 優也
DF 20 若狭 大志
DF 5 多々良 敦斗
MF 15 富澤 清太郎 69
MF 14 町田 也真人
MF 16 小池 純輝 90+2
FW 18 吉田 眞紀人 88
監督 長谷部 茂利

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 3 茂庭 照幸 46*
DF 4 藤本 康太
DF 5 田中 裕介
DF 15 松田 陸
MF 6 ソウザ
MF 14 丸橋 祐介
MF 17 酒本 憲幸 74
MF 41 山口 蛍
FW 9 杉本 健勇
FW 29 澤上 竜二 64

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 39 庄司 朋乃也
MF 7 関口 訓充
MF 18 清原 翔平
MF 24 山村 和也 46*
FW 11 リカルド サントス 64
FW 20 玉田 圭司 74
監督 大熊 清

シュート数

10 14
    井出 遥也 (43'), オナイウ 阿道 (75'), 井出 遥也 (90')

ゴールキック

9 6

コーナーキック

1 4

直接フリーキック

7 14

間接フリーキック

2 2

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・後半立ち上がり集中すること
    ・ねらい通りの攻撃ができているので、続けていこう
  • 【試合後】
    「自分たちのリズムが長いなかで、流れが相手に行ったときに、体を預けるところやマークのところがもう少しシビアにできないと、ああいう失点になる。前半35分くらいまではいいリズムでやれていたが、一瞬のスペースを使われた。もう少し厳しく行くというところが1失点目も2失点目も必要だったのかなと感じた。3失点目に関しては、今の状況では我々はリスクを負っても前に出なくてはならず、そこでのカウンター。1・2失点目の、スペースを使われたときにもう少し付いて行くことやカバー、そういうところをもう少ししっかりやっていくことが重要かなと思う。それはメンバー構成やシステムを含めて、これからいろいろな意味で考えながらやっていかなくてはいけない。この試合では山下(達也)のケガもあったが、メンバー構成も含めてしっかり考えなくてはいけない。
    アウェイにたくさんのサポーターが来てくださったのに、勝利をたぐり寄せられなくて非常に残念だが、残りの試合をしっかりとやっていきたい」

    Q:前後半ともボールの取られ方が悪くてカウンターが多かったという印象だが、得点まで至らなかった要因と、後半のシステム変更のねらいとは?
    「今の勝点・順位だと、これからいろいろなことを確立していかないといけない部分がある。(柿谷)曜一朗や主力のケガがあったりしてシステム変更をしてきたが、これから残りの試合とそのあとも含めて、勝っていく、勝利をたぐり寄せるためにチャレンジしていかなくてはいけない。またケガがなかった時に本来やっていた4バックをやっていくとしたら、どれくらいできて、どれくらい勝利をたぐり寄せられる確率があるのか、ベースができているのかはしっかり見なくてはいけない。その上で、今日も勝ちに行った。
    これから山下が戻って来られるのかも含めてになるが、バイタルエリアでのストッパーの厳しさや、スペースを空けてしまうところで、流れがよい時にスポッとやられてしまう。今後のメンバーや役割について、残りの試合とそのあとをどうやってしっかりやっていくかということを考えなくてはいけないと思う」

    Q:今日の結果で2位以内は厳しくなったと思う。どのように切り替えて、立て直していくつもりか?
    「今日も確かに3-0で取られ方も非常に悪いというところはあるが、それはしっかりと心に置いて、また新たに勝ちに行くというところに焦点を置いて1試合1試合やることが重要かと思う、メンタルはなかなか切り替えることは簡単ではないと思うが、点差以上にやりたいとこはできている。守れない、点が取れないというところは、もう少しシンプルにするところで取られてカウンターされたり、逆にもう少し繋いでいくべきところでゴール前での迫力、たとえば(杉本)健勇が中に入っていけなかったとか…そういうところを詰めながら、残りの試合とそのあとを見据えてしっかりとやっていく」

選手コメント

  • ■山口蛍選手
    「最近はいつも言っているけど、内容は悪くないし、今日の前半もボールを保持していたのは自分たちで手応えもあった。後半になって特にそうですけど、簡単なミスからカウンターを受けてしまった。もっとシンプルにやればいいところで、1人ひとりが持つ時間が長くて、取られてカウンター、という悪循環にずっと陥っていました。前半、いい流れだった時に0-0で終わることができれば良かったし、前半は攻撃の形も悪くなかったから、1試合を通して継続的にやらないといけない部分もあります。1失点目にしても崩されたわけではなく、人数は揃っていたから、コミュニケーションの問題だと思います。もったいない失点だったかなと思います。
    (Q:後半からシステムも変わりましたが?)
    早い時間帯から(4バックを)やることは久々だった。もともとは(DFを)4枚でやっていたから問題はなかったけど、今日は技術的なミスが多かったかなと思います。1点取られてから、『やらなくちゃいけない』という気持ちで、逆に持つ時間が長くなってしまった。負けている時でも、選手個々のクオリティーは高いと思うから、いい意味で余裕を持ってやればいいと思う。いつもできているようなプレーでのミスが多かったと思います。
    (Q:今節の結果、J1昇格プレーオフへ回ることも現実的になってきたが?)
    リーグ戦の残り3試合でこういう状況になってしまっているけど、J1昇格プレーオフに行くにしても、いかにいい流れで行くかということも大事。やっているサッカーを変える必要はないと思うし、最後で戦うとか足を出すかとか、そういうことをいかにチームとして出していくかということが大事だと思います。今の感じで勝てないまま行くのではなく、1試合でも勝って、流れを変えて臨むことも必要だと思います」

    ■ソウザ選手
    「前半は良かったですし、チャンスも作れました。ただ、結果としては悪かったですね。今の状況は良くないですが、勇気を持って戦わないといけない時期に来ていると思います。頭を下げるとか、怖がったプレーは良くない。今の状況を味方のせいにすることや、味方を信じないといったことはないです。残り3試合ですけど、自分たちしか今の状況は変えられない。まだシーズンは終わっていないですし、昇格するためにはプレーオフもあるわけですから。プレーオフで2試合勝つ力は自分たちにはあると思いますし、それを証明しないといけないと思います。
    (Q:もう1度、攻守にまとまって戦うことが必要ですね)
    自分たちはもっと頑張らないといけないですし、もっとアラートな戦いをしないといけないといけない。選手同士で互いに要求し合う必要はあると思いますけど、自分たちのことを信頼して、残りの試合を戦わないといけないと思います」

    ■松田陸選手
    「(Q:ボールは回っていたなかで、少し攻めあぐねてカウンターを受けた感もありますが?)
    全員がいい動き出しはしていたと思います。そこへパスが出る時と出ない時はありましたけど、1人ひとりが一番いい選択肢を取っていたとは思うので、仕方がないかなとも思います。ただ、もっとシンプルにはたけばいいところで、こねて、カウンターを受けてしまったことはあったかなと思います。もう1度まとまって、勝つためにやっていきたいです」

    ■玉田圭司選手
    「(Q:後半、途中出場した直後に2点差が付く厳しい状況になりましが、前半から少し攻め切れなかった部分もありますか?)
    前半からボールは持てていたと思うけど、あまり決定的なチャンスはなかった気はします。相手の状況は良くないということはわかっていたけど、今日は千葉に気持ちいいようにやられたかなと思います。
    (Q:今節の結果、J1昇格プレーオフへ回ることも濃厚になりましたが?)
    どっちにしても、自分たちを信じてやるしかないと思います。自分たちが置かれている状況も把握しないといけないけど、下を向かずにまとまってやることが大事だと思います。自分たちはやるだけですね」

試合後記

  • シーズン終盤に痛恨の3試合連続引き分けと足踏み状態が続いたセレッソ大阪。J1自動昇格へ向けて残り4試合は勝点1たりとも落とせない状況で迎えた今節は、前節でJ1昇格プレーオフ進出の可能性が絶たれたジェフユナイテッド千葉のホームに乗り込んでの一戦となった。
     スタメンは、前節の水戸ホーリーホック戦から2人交代。コンディションが万全ではない山下達也に代わって茂庭照幸が3バックの一角に、2シャドーの右に清原翔平に代わって酒本憲幸が入った。

     前半からボールを握ったのはセレッソ。丁寧に動かしてサイドへ展開するも、クロスは相手DFに跳ね返される。23分には杉本健勇がドリブルで相手ペナルティーエリア内へ進入。DF3人を引きつけて中央へパスを送ったが、酒本のシュートはGKの正面を突いた。前節に続いて1トップで先発した澤上竜二も序盤から裏に抜ける動きを繰り返すなど奮闘したが、相手のマークも厳しく、前節のように躍動する場面はわずか。ボールは握った前半だが、「自分たちからあまりバランスを崩すシチュエーションがなかった」と試合後に千葉のGK岡本昌弘が話すなど、セレッソの決定機と呼べる場面は前述の酒本のシュートのみ。相手の守備を慌てさせる攻撃ができなかった。
     逆に、攻める途中でボールを失い、カウンターを受ける場面も何度か迎えると、43分だった。DFラインとボランチの間を千葉にうまく使われ、流れるようなコンビネーションから中央を破られて失点。最後は井出遥也のシュートを1度はGKキム ジンヒョンが手に当てたが、無常にもボールはゴールに吸い込まれた。

     後半開始から大熊清監督は茂庭に代えて山村和也を投入。システムを4-2-3-1に変更するも、前半と同様、千葉のコンパクトな守備を破ることができない。それでも、55分にはソウザが、60分には杉本がペナルティーエリアの外から強烈なシュートを放つも、惜しくも決まらず。67分には、山口蛍が山村とのワンツーからゴール前に進入してシュートを放つが、GKに止められた。
     74分、3枚目の交代カードとして切り札の玉田圭司を投入した大熊監督だが、この交代直後、千葉に追加点を与えてしまう。サイドからのクロスを中央で受けたオナイウ阿道に鮮やかな胸トラップから豪快なシュートを叩きこまれた。さらに、90分にも試合を決める3失点目も千葉に許して万事休す。
    「シンプルにやればいいところで1人ひとりが持つ時間が長くて、取られてカウンター、という悪循環にずっと陥っていた」と試合後に山口も話したように、ビハインドを負った後半は、攻撃がチグハグなセレッソに対して千葉がいい守備から効果的なカウンターにつなげる流れを、1度も変えることができなかった。

    J1自動昇格へ向けて足踏みが続いた10月を経て、「勝ち切れない今の雰囲気を破って、勝てる雰囲気を作りたい」(山口)と今節に臨んだセレッソだったが、守備ではバイタルエリアを空けてしまう課題を持ち越して、3試合連続で複数失点。攻撃でも10試合ぶりに無得点に終わるなど完敗だった。

     今節の結果、リーグ戦の残り3試合で2位・松本山雅FCとの勝点差は9に広がり、得失点差を考えても自動昇格の可能性は限りなく遠のいた。それでも、「自分たちしか今の状況は変えられない。まだシーズンは終わっていない。昇格するためにはプレーオフもある。プレーオフで2試合勝つ力は自分たちにあると思う。それを証明しないといけない」とソウザも話すなど、今季の戦いは終わっていない。攻守に課題が山積した今節だが、もう1度、謙虚に自分たちを見つめ、昨季との違いを残りの試合で証明しなければならない。