2016明治安田生命J2リーグ
第40節第1日

2016.11.6

セレッソ大阪

杉本 健勇 (58')

1

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FULL TIME

0

0-0

1-0

愛媛FC

キンチョウスタジアム

8,714

監督コメント

■監督会見①
https://youtu.be/GgHBdyS03wk

■監督会見②
https://youtu.be/fEbJKSSYOys


「まずは、ホームでここのところ引き分けだったり、なかなか結果が出ていなかったので、今回サポーターとともに勝つことができたというのは、ありがたいことだったと思います。
ただ、今日も前半の自分たちのいい時間帯に、決定力だったり詰めのところをしっかりやれなかった。それでも、今日はあとから入った(柿谷)曜一朗を含めて、攻守に安定感を(求めてやっていた)というところで、失点ゼロに抑えたということが非常に大きいと思います。これから残りのリーグ戦や、その後(J1昇格プレーオフ)を含めて、マイボールのところでの守備の安定と、いいタイミングでの相手ボールホルダーへのアプローチというところが重要になる。
 曜一朗は、攻撃だけでなく、守備のところも利いているかなと感じていました。曜一朗だけでなく、シャケ(酒本憲幸)も攻守に非常に目一杯、連戦のなかでも出してくれました。ああいうことが、失点ゼロで抑えるという、最低限ですがなおかつ非常に大きなことだったと見ていました。できれば、何本もチャンスがあるなかで追加点を取りきるということが、残り試合とその後も必要になってくるので、そういうところを詰めていかなければいけない。
 守備のところも、もう少し1対1でのアプローチの距離とかを頑張って縮めるとか、そういったレベルを上げることも含めて、いいところを積み上げて、かつ詰めていくことが、大切な試合を勝ちきるためには非常に重要になると思いました。残り試合、次の試合を、しっかりと(いい形を)積み重ねて、サポーターの方々とともに、しっかりと戦っていきたいと思います」

Q:試合開始前に、J1自動昇格の可能性がなくなったことについて。また、失点が続いていたなか、今節で完封勝利できたことについて。
「自動昇格の可能性がなくなったことについては、非常に残念でならない。ただ、我々に下を向いている時間はない。今日の試合に集中することが大切だし、選手間でもそういう声をかけていた選手もいた。そこを、しっかりやっていくことが必要だと思います。我々自身が、それを乗り越えるというところ。結束してやってくれたことが、失点ゼロにつながったのかなと思います。
田中(裕介)がゴール前で身体に当て守った部分があったが、あそこの最後のところというのが今までやられていたところ。我々がシュートやチャンスの数で負けていたことはそんなにはないが、あそこの最後の何センチかというところで身体を張れるかどうかというところが非常に大きいのかなと見ていました。相手クロスに対しても、人をきちっと見ることとか、最後のこぼれ球の『匂い』をかいできっちりプレスバックすることとか。そういったことを、90分もしくはアディショナルタイムまで続けるということが、失点ゼロに収めることの最低限かつ最大に必要なこと。それは、残りの試合もきちっとやらなくてはいけない。そこを忘れず、残りの試合、J1昇格プレーオフを含めて、やりきることが非常に重要になると思います。それを忘れず、積み重ねたい」

選手コメント

■柿谷曜一朗選手
「(Q:久々にサポーターの前でピッチに立って感じたことは?)
申し訳ないなと…。自分がいない間にJ1自動昇格(2位以内)ができなくなってしまった。選手は一生懸命やりましたが。ただ、J1に昇格するところだけは可能性が消えていないので。もう1回気を引き締めて、残り2試合、J1昇格プレーオフにつなげるために自分のコンディション(の向上)とともに、いいサッカーができるようにやっていきたい」

■山口蛍選手
「失点しているときはいつも、寄せきれずに打たれている場面が多かったのですが、今日は最後まで身体を張って(守備できた)ということもあり、それが失点ゼロにつながったと思います。(J1昇格プレーオフに向けて)勝利がいちばん乗っていけるというのは間違いないし、残り2試合しっかり勝っていきたい。
(Q:柿谷選手について)
チームの中心的な存在であり、なくてはならない存在なので、ベンチに入るだけでもチームの雰囲気もスタジアムの雰囲気も変わる。ああやって途中で出てきただけでも、スタジアムの雰囲気を変えてしまうくらいの選手なので。チームにとってはすごく助かるし、今日は10分弱でしたが、残りの2試合でどんどんコンディションを上げていって、J1昇格プレーオフで最初から出られれば、それがチームにいちばん勢いを与えてくれると思います」

■キム ジンヒョン選手
「J1昇格プレーオフに向けて、しっかり雰囲気を変えないといけなかったし、しっかり守りきって勝ちにいかなければ雰囲気はなかなか変わらないと思っていた。みんな、そこを意識していたし、(柿谷)曜一朗が入ってきて、雰囲気も変えてくれた。試合にはちょっとしか出ていなかったが、曜一朗がキャプテンとしてできることを試合前からしっかりやってくれていました。
(Q:全体での守備が無失点につながったのでは?)
シュートを打たれるとき、最後に身体を投げ出したりして守ったり、それだけでなく全員が守備意識を持って、ハードワークして、簡単に相手にやらせないような守備のやり方を今日はやっていたと思う。守備に関しては、今日はよかったと思います。ただ、今日で終わったわけではないので、これからもっと集中して、もっと出し切らないと。J1昇格プレーオフではもっと厳しい試合になるので。もっとみんなが守備の意識をしっかり持ってやれば、今日のような試合がいっぱいできると思います」

■酒本憲幸選手
「失点ゼロというのがチームとしての安定感をもたらすと思うし、みんなで守った結果。得点は今日はラッキーだったところもありますが、勝つというのはチームをまた一丸にするものがあると思います。結果だけを見れば、よかったと思います。
(Q:柿谷選手の復帰について)
そこが一番大きかったと思う。チームの雰囲気はもちろん、会場も、今年のセレッソの点を取ってから引いてしまうという課題の部分でも、あいつが入ったことで『カウンターも狙うよ』というサッカーができたので。それがこれから、いいふうに結果がつながっていけばと思います。
(Q:ホームでの勝利は、J1昇格プレーオフへ弾みをつけるための大事だったのでは?)
絶対に弾みにしないといけないと思うし、1試合1試合、J1昇格プレーオフまで時間は少ないが、今日よりももっといい試合を続けていかないといけないと思います」

■藤本康太選手
「(Q:果敢なディフェンスが失点ゼロにつながったのでは?)
本当にそうだと思います。最近失点が続いていたので、1人ひとりが意識して、得点したあとも引きすぎないようにしようということも、みんな声が出ていたし、みんなの意思統一の成果かなと思います。
(Q:前節の敗戦から準備期間の短いなかでの試合だったが?)
前節は言い訳しようのないくらいの完敗だった。はっきりと切り替えて、忘れるという言い方は適切ではないと思いますが、1回忘れて、みんなでやってきた。しっかり守備を堅く意識できたのは、今日の大きな成果だったと思います。
(Q:ホームで勝つことが、チームを勢いづかせるのでは?)
得点こそ1点しか入らなかったが、もっとチャンスはあったし、僕的にはすごくいい勝ち方だったと思うので、この勝利を機に勢いに乗っていきたい」

■杉本健勇選手
「長い間ホームで勝てていなくて、自分たちももどかしい気持ちがあったし、サポーターの皆さんにもすごく申し訳ない気持ちがあった。今日勝ててすごくよかったし、皆さんの笑顔が見られて、すごくうれしく思っている。チームとして、全体的に前から行けていたことがゴールにつながったと思うので、僕のゴールというより、みんなで取ったゴールだと思う。どんどん、ああいう形でも点を取っていけるようにしたい。
(Q:サポーターに向けて)
今日もたくさんの応援ありがとうございました。セレッソは絶対にJ1に上がらなくてはいけないし、絶対に自分たちが上げるという強い気持ちを持ってプレーします。サポーターの皆さんも今日のような熱い声援を僕たちに送っていただければ、それが自分たちの背中を押してくれます。1つになって、残りの試合を戦いましょう。よろしくおねがいします」