2016明治安田生命J2リーグ 第22節

キンチョウスタジアム
入場者数:13,443人
セレッソ大阪
北海道コンサドーレ札幌
0-0
0-0 0-0

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 5 田中 裕介 19'
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 松田 陸
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ 68
MF 18 清原 翔平 86
MF 24 山村 和也
MF 41 山口 蛍
FW 9 杉本 健勇
FW 11 リカルド サントス 82

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 4 藤本 康太
MF 7 関口 訓充 86
MF 13 丸岡 満
FW 19 田代 有三 82
FW 20 玉田 圭司 68
FW 29 澤上 竜二
監督 大熊 清

北海道コンサドーレ札幌

GK 25 ク ソンユン 39
DF 15 菊地 直哉
DF 18 増川 隆洋
DF 24 福森 晃斗
MF 19 石井 謙伍 5' 61
MF 8 深井 一希 77
MF 20 上里 一将 30'
MF 31 堀米 悠斗
MF 27 荒野 拓馬
FW 9 都倉 賢
FW 11 ヘイス

サブ

GK 1 金山 隼樹 39
DF 5 櫛引 一紀
DF 6 前 貴之
DF 14 上原 慎也 77
MF 4 河合 竜二
MF 7 ジュリーニョ
FW 13 内村 圭宏 61
監督 四方田 修平
試合経過
関口 訓充 (in) 清原 翔平 (out) 86'
田代 有三 (in) リカルド サントス (out) 82'
77' 上原 慎也 (in) 深井 一希 (out)
玉田 圭司 (in) ソウザ (out) 68'
61' 内村 圭宏 (in) 石井 謙伍 (out)
39' 金山 隼樹 (in) ク ソンユン (out)
30' 上里 一将
田中 裕介 19'
5' 石井 謙伍

シュート数

11 5

ゴールキック

5 9

コーナーキック

6 6

直接フリーキック

12 15

間接フリーキック

2 2

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・攻撃の際は前線に厚みを作って攻めきろう。
    ・サイドを起点に攻撃しよう。
    ・相手チームのカウンターに気をつけよう。
  • 【試合後】
    【監督会見①】
    https://youtu.be/KA69eA-5uMQ


    【監督会見②】
    https://youtu.be/RES0lwiqnHA


    【監督会見③】
    https://youtu.be/OxCMeCAuzBw

    「ブルーノ(メネゲウ)の移籍という、ある意味、想定外のことが起こったのですが、サッカー界ではそういうことも想定内(あり得ること)でもあり…というなかで迎えた試合。(メンバーなどの)選択肢はいくつかあったのですが、ソウザは本来ブラジルでトップ下の経験があるというところで(ブルーノ メネゲウがいたポジションに起用した)。前半はボールも握れたし、あとは決められればなというところだったなと思います。ただ、ちょっと運動量が落ちて、(北海道コンサドーレ札幌の)ディフェンスの固いかつ枚数も多くて、後半も相手が疲れたところを突くということがなかなかできなかった。そこで、間(スペース)を突くことのできる玉田(圭司)を入れて、相手が疲れたところで、彼の間で受けるところや、前に出られるところを生かそうという狙いでした。そこはある程度やれたのですが、得点までには至らなかったことが非常に残念です。
     けれども、今日は多くのサポーターの方々が、首位決戦ということで来てくださったなかで、選手は出し切ってくれたと思います。のちほどビデオを見るが、後から出た選手のクオリティーだったり、決めきる(べき)ところだったり、(相手の守備の枚数が)5枚だろうが6枚だろうが、もう少し丁寧にディフェンスラインの裏に出るというところで、決定的な場面がもう少し作れるのではないかなと見ていました。
     今日も無失点だったのですが、今後も1試合1試合積み重ねる部分と、少し状況が変わったなかでしっかりとした守備から得点を取っていくというところを、しっかり考えながら、土台をしっかりして、1試合1試合やっていきたいと思います。
     今日もたくさんのサポーターに来ていただきましたが、ホームはもちろん、アウェイも含めて1試合1試合出し切りながら戦っていきたいと思います」

選手コメント

  • ●杉本健勇選手
    「全体的には自分たちが支配していましたし、ボールを持ったなかで、後半の終盤も相手が引いて守ってきた。自分のなかでは点を取りに行く気持ちはもちろんありましたが、相手のカウンターが鋭いものを持っているので、前でボールを失ったあとの切り替えの速さは意識してやっていました。今日は間違いなく勝ちたかった試合。相手はほとんどロングボールかセットプレーでしかチャンスはなかった。その分、僕たちはつないでサイドから攻める形は出せていたのですが、最後のところで決めきれなかったというのは、反省するところです。悔しいですが、相手の(ク)ソンユンもよかったですし、途中から出てきたGK(金山隼樹)もよかったので…」

    ●山下達也選手
    「最後、危ないシーンがあって、(キム)ジンヒョンに救われた部分もあったので、その辺は自分自身も反省する点。でも、チャンスはあったし、僕たちが相手を押し込める時間も結構長かった。これを続けていけば、順位もいいほうに変わってくると思います。
     今日もみんな、サイドは特によく走っていたと思うし、(山口)蛍も前で走り回って、ディフェンスを助けてくれたので、そのように1人ひとりが誰かのためにというか、無理してやってくれるというのは、これからの戦いにも利いてくるところ。それができれば、絶対に夏は乗り切れると思います」

    ●田中裕介選手
    「相手のゴールキックの時間の使い方とかを見ても、あまりリスクをかけずにやっていて、(札幌は)負けることを一番避けたいのかなというのは一番感じたところ。僕らはもちろん勝ちに行きましたが、残り15分を切ったくらいから、どちらがパワーを使うかというような形になり、1点勝負という状況になった。試合のなかでは、セットプレーを含めてお互いチャンスがあって、GKの好守も両チームにあった。今日はこういう形のゲームになるというのはある程度予想があったなか、ディフェンスとしては、今日は失点ゼロで抑えることができたのはよかったなと思いますが、やはりまだまだ僕らは追いかける立場なので…。それでも、ここから後半戦スタートですし、またここから勝点を積み重ねていって、最終的に(首位に)抜け出すことができれば一番いい。(山口)蛍も入ってきたり、ソウザがトップ下をやったり、チーム力というのは、これからどんどん問われていくと思う。いい意味で、いい競争をして、(チームとして)レベルアップしていきたい」

    ●田代有三選手
    「(交代出場で)ちょっと変化をもたらすことができればいいなと思ったのですが、ルーズな展開になってチャンスもなかった。もう少し、足下で受けるときとルーズなボールをもらうときと、メリハリをつけられたらよかったのかなと思います。札幌は守備が固くて、失点しない試合が本当に多いチーム。最後も、無理に攻めないで守る感じも出ていたが、そのなかでももうちょっと落ち着いて攻めることができれば、まだチャンスはできたのかなという思いです。
     結果について、僕らにとっては勝ちのほうがすごくよかった、勝ちたかった試合。相手はアウェイで2位と引き分けだったので、相手の狙い通りの試合になったんじゃないかなと思います。でも、これからの試合で勝点3を取って、少しでも(首位に)離されないよう、付いていかないといけない。そのなかで自分も得点して、コンディションを上げていきたいです」

    ●玉田圭司選手
    「両チームとも『負けたくない』という気持ちがすごく強くて、そのなかで、もうちょっとリスクを冒してやりたかったなという気持ちはあります、僕自身としては。
    (Q:それは試合終盤の、ロングボールが多くなったところを、もう少しつないだり縦パスを入れたりというところになるか?)
    そうですね。やっぱり相手が引いていたにもかかわらずロングボールを入れるとなると、相手の思うツボだと思うし。そこで、どうにかそれをこじ開けるというか、そういうアイデアというのを、僕も含めて、出していきたかったなという思いでいます。
    (Q:試合を通して、チーム全体としての攻めのバリエーションが増えている感覚、手応えもあったのでは?)
    見ていても、相手(GK)のファインセーブもあったし、こっちのファインセーブもあったけど、ある程度、得点の匂いはしていた。そういうものをもっと増やして、得点につながるように、チームとしてやるべきことというのをやっていけば、得点というものは増えるんじゃないかなと思います。
    (Q:この引き分けを悲観せず、次につなげるというところになるか?)
    別に負けたわけではないし、悲観するような内容じゃないと思うので。続けていきたいなと思います」

    ●関口訓充選手
    「ピンチもあり、チャンスもありで、失点してもおかしくなかったシーンや、得点してもおかしくなかったシーンもあったので、0-0が妥当な結果なのかなと思います。首位に詰められなかったのは悔しいですけど、負けなかったことをプラスに考えて次に生かしたいと思います。
    自分もあの状態で何をするかをもう少し明確にプレーしたかったと思います」

    ●ソウザ選手
    「いつもとは違って少し前のポジションでプレーしましたが、どこでやろうと自分の全てを出すだけだと思う。今日はそれをチャレンジした形になりました。いつもは前を向いてプレーしていますが、今日はトップ下ということで、どちらかというと後ろ向きでプレーすることが多かったです。少し慣れれば、もっと良くなってくると思います。難しいながらもチャンスは作れたと思います。後半に関しては、自分たちが落ちる傾向にあるので、その点に関しては修正していかないといけない。交代された点は、監督の考えをリスペクトしないといけないので、そこは何も言えません。替わりに入った選手も自分の全てを出して一生懸命やっていました。良い相手で難しい相手でしたが、勝てたと思うので悔しいです」

    ●松田陸選手
    「前半の立ち上がりから自分たちのペースで試合を運べていたので、ああいう時間帯に点が取れたら流れは変わっていたのかなと思います。
    相手のキーパー(ク ソンユン選手)もすごかったですし、替わって入ったキーパー(金山選手)も良いキーパーだったですが、チャンスは沢山あったので、そこで決める力が僕たちにあれば、今日は勝てたと思います。負けていないので、僕たちは次の試合に向けて準備をするだけです。目の前の試合を1戦1戦、絶対に勝つ気でやらなくてはいけないと思います。次も勝つ気で頑張ります」

    ●清原 翔平選手
    「良い入り方が出来たし、ある程度は自分たちが思った通りに攻めることができたと思います。前半のチャンスで自分が決められていたら結果は変わったかなという気持ちがあるので、あそこは決めきりたかったですし、みんなには申し訳ない気持ちです。あのプレーで試合が決まるか決まらないかだったと思います。あのシーンは、少しバウンドして高いボールだったので、もう少し落ち着いていれば、トラップしてからでも撃てた場面かなと思う。もっとそこは落ち着いてやれば良かったのかなという思いはあります。
    失点ゼロという所に関しては、主に守備の選手たちがしっかり守ってくれたお陰ですが、中盤、前線の選手もハードワークできたからだと思います。ゼロで抑えてくれた分、攻撃陣としては点を取って勝ちきりたかったと思います。
    ここで勝っておけば、暫定ですが順位が入れかわる試合だったので、なんとか点を決めて順位をひっくり返したかったのが正直な気持ちです。でも、まだあと20試合あるし、札幌が全勝するのは難しいと思いますので、自分たちがこれから勝ちを積み上げて、しっかり最後のところで上に上がってJ1に行けるようにしていかなきゃなと思います。
    バランスを取りながら、チャンスの時に前に出て点数を取るのが自分が思っているプレーで、そういう場面は自分のところに来ているので、あとは決めきるだけだと思います」

    ●山口 蛍選手
    「監督からも言われているのですが、俺が相手のカウンターのリスクのを含めてアンカー気味に残って、今日は山村君が前に出て行くというのを練習からやっていましたし、自分もその意識でいましたから、なるべく前に出て行かずに、リスクを見ていました。
    相手の隙をみて前に出るのは自分の持ち味でもありますが、今、こういう役割を求められているので、それに徹するのが自分のやることだと思います。コンディションは前回の試合よりかは動けていると思いますし、次は連戦になってくるので、これを乗り切れば自分のパフォーマンスももっと上がってくると思う。首位と2位の試合ということで、堅いとまでは言えませんが、そういう展開になってしまった。お互い決めるチャンスはあったけど、それをモノにするかどうかで試合の勝ち負けは変わってくると思う。公式記録を見ても、相手はシュートを5本しか撃ってなかったけど、自分たちの方がたくさんシュートを撃っていたので、それを決めるチャンスもあったので、しっかり決めたかった」

    ●リカルド サントス選手
    「すごく競った試合で、最初からそういう試合は想像していましたが、均衡している中でそれを破って勝ち点3を取れるとは思っていました。結果は付いてこなかったですが、良い部分もたくさんあったので、それは次の試合に繋げられると思います。首位を争っているチームなので、良い試合ができたと思いますし、次に生かせた試合だったと思います。
    大阪の暑さには自分だけではなくて、チーム全体もそうですが気を付けています。夏が来ると消費が激しくなるので、練習をよくして回復に努めています。夏の期間にフィジカル面で落ちてくるチームはたくさん出てくると思いますが、自分たちはそこで落とさず上げていけるように、勝点を積み重ねられるように頑張って行きたいです。
    ソウザがトップ下で先発したのは初めてですけど、2回ほど決定的なチャンスもありましたし、彼はすごく良かったと思います」

    ●キム ジンヒョン選手
    「勝ちたかった試合だった。点が取れなくて残念でしたが、みんなが頑張ってゼロに抑えたことは今日の試合では良かったと思います。
    札幌はセットプレーが強く、クロスボールも良いボールが上がってくるし、中にもヘディングが強い選手がいるということは試合前から分かっていたので、イメージ通りできたことがゼロに繋がったと思います。相手はヘディングが強いのが特長なので、最後までみんなで体を投げ出して止めたりしたのが良かったと思います。(ソンユン選手は)オリンピック前だし、調子をもっともっと上げないといけないと思う。相手がセレッソということで、かなり気持ちも入っていると思っていたので、ちょっと嫌だなと思っていました。
    あの短い時間でもすごいセーブをいていたので、僕も絶対に負けられないという気持ちになりました。それがあったので最後までゼロで抑えられたと思います。「ここが痛い」とか言っていたので、「お前、それでオリンピックいけないな」と言ったら、「いや、大丈夫です!」と言ってました。「それなら最後まで試合やれ!お前が交代したから気がちょっと抜けたわ」と言いました。最後まで戦いたかったです。
    「最後まで試合やれ」って言ったら「いや痛いです」と言ってました(笑)きっとオリンピックに行きたいからビビってるんとちゃうかな(笑)
    僕たちは外国籍選手なので、外国籍選手がどれだけ良いパフォーマンスを見せるかを、もっと責任感を持ってやらないといけないと思う。日本人のチームメイトよりも良いパフォーマンスを見せないと、僕はいけないと思っています。ソンユンも多分そこは意識してやっていると思うので、これからも良いパフォーマンスをできるように責任感を持ってやっていきたいと思います。

    ●杉本健勇選手
    「全体的には自分たちが支配していましたし、ボールを持ったなかで、後半の終盤も、相手が引いて守ってきたので。自分のなかでは得点を取りに行く気持ちはもちろんありましたが、相手のカウンターが鋭いものを持っているので、前でボールを失ったあとの切り替えの速さは意識してやっていました。今日は間違いなく勝ちたかった試合。相手はほとんどロングボールかセットプレーでしかチャンスはなかったので。その分、僕たちはつないでサイドから攻める形は出せていたのですが、最後のところで決めきれなかったというのは、反省するところです。悔しいですが、相手の(ク)ソンユンもよかったですし、途中から出てきたGK(金山隼樹)もよかったので……」

    ●山下達也選手
    「最後、危ないシーンがあって、(キム)ジンヒョンに救われた部分もあったので、その辺は自分自身も反省する点。でも、チャンスはあったし、僕たちが相手を押し込める時間も結構長かったので。これを続けていけば、順位もいいほうに変わってくると思います。今日もみんな、サイドは特によく走っていたと思うし、(山口)蛍も前で走り回って、ディフェンスを助けてくれたので、そのように一人ひとりが誰かのためにというか、無理してやってくれるというのは、これからの戦いにも利いてくるところ。それができれば、絶対に夏は乗り切れると思います」

試合後記

  • 2016明治安田生命J2リーグ、42試合中、21試合を終えたなか、前節のロアッソ熊本戦でも5-1と大勝するなど、5連勝で2位につける、勝点43のセレッソ大阪。後半戦のスタートとなった第22節では、いきなり大一番に臨んだ。ホーム、キンチョウスタジアムに迎え撃ったのは、こちらも4連勝中、1試合消化が少ないなかでも勝点45と首位に立つ、北海道コンサドーレ札幌。前回対戦の第9節では今季初黒星を喫し、そこで首位から陥落したこともあり、今回の一戦では勝って首位を奪い返すべく、桜色の戦士たちはリベンジを期す覚悟で、首位決戦に挑んだ。

     ただし、この試合を前に、チームトップスコアラー(6得点)でもあったブルーノ メネゲウの長春亜泰足球倶楽部(中国)への移籍が決定。前節もゴールを決めるなど、今季、主軸として前半戦を牽引してきた10番を、「想定外」(大熊清監督)の形でチームから失うことになったセレッソ。そのなかで、この札幌戦では、ソウザが、これまでブルーノ メネゲウが務めていたトップ下に入った。また、半年ぶりにセレッソへ復帰し、7月から新たに登録され、前節も早速の先発出場ながら勝利に貢献した山口蛍が、今節もスターティングメンバー入り。山村和也とボランチでコンビを組んだ。

     試合は、セレッソが序盤から攻勢をかける。開始4分で得たコーナーキックから、丸橋祐介のクロスボールに山村和也がヘッドで合わせて札幌ゴールを強襲。8分にも松田陸の右クロスにゴール前でソウザとリカルド サントスが飛び込む。15分にはソウザが右足一閃の強烈なミドルシュートも放てば、31分にも杉本健勇のミドルシュートのこぼれ球にフリーの清原翔平が反応。34分のフリーキックでは清原の巧みなヘッドがあり、そのこぼれ球にも複数の選手が飛び込んでゴールへの意欲を見せる。しかし、どのチャンスも、かつてセレッソでプレーし、現在は札幌の守護神として君臨するク ソンユンの再三にわたる好セーブにあうなど、決めきることができない。対する札幌にも、17分と20分には好機を作られるシーンもあったが、丸橋や田中裕介の好カバー、キム ジンヒョンの好守でしのぐなど、先手を相手に与えない。

     後半に入って、61分に札幌が切り札の1人、内村圭宏を投入すると、そこからリズムが変わり、セレッソに疲れの色が見え始めたことも重なって、札幌に押し込まれる時間が続く。それでも、負傷離脱中の柿谷曜一朗に代わってキャプテンマークを巻く21番、キム ジンヒョンが鋭い反応、身体を張ったプレーで最後の砦としてゴールを死守。山口をはじめとする全体の守備意識も高いことで、失点を許さなかった。

     一方で、セレッソも68分に玉田圭司をピッチに送り込むと、その直後の69分には玉田のパスを受けた杉本が狙い澄ましたミドルシュートを放つが、前半で負傷退場したク ソンユンに代わって札幌ゴールを守る金山隼樹のビッグセーブにあい、1点が遠い。終盤には関口訓充、田代有三を立て続けに送り込んで活路を見出そうとしたが、リーグ最少失点を誇る札幌守備陣の壁を、最後までこじ開けることはできず。結局、0-0のスコアレスドローに終わり、今季初となる6連勝達成はならなかった。

     両チームのGKの素晴らしいパフォーマンスもあり、13,443人の観衆を魅了するような、引き締まった内容となった頂上対決。「間違いなく勝ちたかった試合。(中略)最後のところで決めきれなかったというのは、反省するところ」と杉本も悔やむように、当然、セレッソとしてはこの引き分けに満足することはできない。それでも、「1人ひとりが『誰かのために』というか、無理してやってくれるというのは、これからの戦いにも利いてくるところ。それができれば、絶対に夏は乗り切れると思う」と山下達也も述べるように、桜色の戦士たちの果敢な姿勢は、次につながるもの。酷暑の夏を乗り切るべく、この一戦をきっかけに、さらにチーム力を上げて、J1復帰へと進んでいきたいものだ。そのためにも、「これからの試合で勝点3を取って、少しでも(首位に)離されないよう、付いていかないといけない」(田代)。

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