2016明治安田生命J2リーグ
第38節第2日

2016.10.30

セレッソ大阪

ソウザ (23')

松田 陸 (51')

2

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FULL TIME

2

1-1

1-1

水戸ホーリーホック

佐藤 和弘 (04')

佐藤 和弘 (58')

キンチョウスタジアム

9,445

監督コメント

■監督会見①
https://youtu.be/c3SJYnQrcLA

■監督会見②
https://youtu.be/xuYnIVyjDfs


「立ち上がり、ある意味、非常に残念な失点はあったのですが、チーム全体でまとまって取り返そうというところで、きちっと自分たちのやりたいこと、やるべきことというのを、ピッチでは表現していたと思います。ただ、2失点目での隙であったり、最後の詰め切るところのシュート(が課題)。相手ディフェンスラインを下げて、かつ相手を後ろ向きにしようという、自分たちのやりたいことは結構できていたのですが、なかなか(ゴールを)こじ開けることができないところが非常に残念だったと思います。それでも、選手たちは気持ちをきちっとピッチに表せていたと思いますので、気持ち的には、今節のようなことを残りの試合でもやっていくこと。それと、最後のフィニッシュの精度だったり、結構崩しきっているなかのシュートが入らないというところでは非常に悔しいですが、その悔しさを次の試合にぶつけることが我々の立ち位置かなと思っています。1試合1試合、残りの試合をしっかりやっていきたい。サポーターには非常にもどかしい思いをさせてしまっているのですが、気持ちを込めて戦った選手をもう一度後押ししていただき、残り試合をしっかり一緒に戦いたいと思います」

Q:今日はいつもに比べて攻撃の迫力があり、かなりいい攻撃はできていたと思われます。ただ、2-1としたあとで、どうしても前節同様にちょっと受ける時間帯ができてしまっています。メンタルの問題なのか、戦術的な課題なのか。そのあたりについてはどう考えられていますか?
「澤上が入って、非常に守備の意識が高かったというふうには思います。(全体を)コンパクトにするという意味では。ただ、全体のところと、グループでの戦術(の課題)というか、1人に対してちょっとボールサイドに寄りすぎたところ。また、前の選手を使いながらいい守備をするという場面で、自分で(やっていく)というところと、グループでの守備戦術というところで、少し隙を作ってしまうのかなと。チームとしてはそこ(ボールサイド)の脇を締めることだったり、ボランチがシフトすることだったりまではできているのですが、それを、焦りがあるわけではないが、いいボールの奪い方をしようとか、積極的に行こうということとかにより、逆にそこを空けてしまうという場面が、少し失点場面に出てきてしまうというように見ていました。今、田中(裕介)とも話をしたのですが、あそこで澤上とかソウザがそれなりに頑張ってくれていたので、前を使いながら、そこの狙い所を後ろの3枚がきちっとするということをやっていますが、少し隙を作ると思い切りのいいシュートが、我々に対してはあるので。その辺の隙をなくすことが、非常に重要なのかなと思います。これはチーム全体もそうだし、グループ戦術、個人の判断というところを含めて、しっかりやらなくちゃいけないと思っています」

Q:2位の松本が勝ったことにより、残り4試合で勝点6差に広がりました。この数字はどう受け止めますか?
「非常に厳しい状況というのは、現実に受け止めなくちゃいけないと思います。ただ、サッカーはなにが起こるかわからないし、我々の立場としては、今日の気持ちをきちっと勝ちにつなげるというところを、1試合1試合やっていくことに尽きるのかなと思います。最後までなにがあるかわからないので、しっかりとやっていくことが一番大切になると思います」

Q:J1昇格プレーオフでの戦いも見据える、ということは若干ありますか?
「この間の記者会見でも言ったのですが、この試合では隙も見せてしまったが、全体で戦うというところでは、(今節を含めた)最後の5試合、それと今言われたプレーオフを含め、大切な試合が続くなか、きちっと戦える選手をピッチに送り込むということは、ずっと続けている。コンディションだったり、連戦というところも含めて、的確に見極めて、しっかりピッチで戦える選手を送り込んで1試合1試合やっていきたい」

選手コメント

■松田陸選手
「立ち上がり早々に失点してしまって、雰囲気が悪くなってしまうのかなというところで、ソウザが点を取ってくれて、いい雰囲気に戻すことができました。そこから自分が点を取って、今日はいい流れで締めていこうと思っていたのですが、何かがうまくいかなくて失点してしまった。本当に悔しい試合になりました。
(Q:松田選手の闘志あふれるプレーがスイッチを入れたというか、戦う気持ちを見せて、ゴールという結果も出していましたが?)
残りの試合は全部勝とうという気持ちでやっていますし、自分自身がセレッソをJ1に上げたいという気持ちが大きい。そういう気持ちの表れになったかなと。本当に死ぬ気で戦いましたし、そういう気持ちがチーム全体に伝わったので、ああいう(ゴールという)形になったのかなと思います」

■澤上竜二選手
「今までJ2ではスタメンで出ることがなかったので、やっとスタメンが来て、しっかり点を取って結果を残したかったのですが、残せなかったので悔しいです。
(Q:最初のプレーで前からいい形でプレスをかけたところをはじめ、前線からの守備についてはやるべき役割を果たせたという思いはあるのでは?
自分は力を温存して90分間プレーするということは求められていなかったと思うので、どんどん前半から飛ばして行けるところまで行こうという思いで(試合に)入っていました。そういう部分では前からどんどんプレッシャーをかけたり、(相手の)裏に抜け出すというところに関しては、できたかなと思います」

■丸橋祐介選手
「もったいない失点、防げた失点だった。そういう失点をしないようにやっていかないと、勝つことはできないもの。次に切り替えてやるしかない。
(Q:先発した澤上選手の働きもチームに好影響を与えたのでは?)
竜二が前線からコースを切って追ってくれるので、DFとしては守備をやりやすかったです。前線でしっかり身体も張ってくれるので、そこはよかったと思います。あとは、(チームとしても)最後のところをもっと意識高く決め切ることが課題になると思います。
(Q:スタンドも含めて一体感ある試合ができていた。残り試合でも『まだあきらめない』という姿勢を出さなければいけないが?)
ファン・サポーターの皆さんも最後までしっかり応援してくれたし、貴重な時間を使って僕たちの試合を見に来てくれるということに感謝しなければいけない。それを、僕たちは勝利という形で返さなければいけない。次からは本当に勝つしかない。切り替えてやりたい」

■山下達也選手
「ミスはあるものですが、それをどうカバーしていくかが一番大事なこと。一時は逆転できた場面もあったのですが、そういうときに一瞬の隙だったりズレが生じると、ああいう(相手の2点目のような)シュートが入ってしまう。そういうことが今年は多い。今、ホームでなかなか勝ち切ることができていないし、(課題については)DFのひと声で解決できる問題も多いと思っています。
(Q:澤上選手が前線で奮闘していたが、前からいい守備ができたときには、いい形で奪って攻撃できたのでは?
そうです。攻撃の流れはすごくよかったと思うし、(澤上)竜二も結構走り回ってくれた。(杉本)健勇と竜二がいることによって、相手守備の高さとか強さも消せると思うので、攻撃の幅というのは増えたのかなと思います」