2017明治安田生命J1リーグ 第11節

キンチョウスタジアム
入場者数:14,351人
セレッソ大阪
  • 杉本 健勇 (29'), 清武 弘嗣 (33'), マテイ ヨニッチ (43'), 杉本 健勇 (58'), マテイ ヨニッチ (76')
サンフレッチェ広島
  • アンデルソン ロペス (13'), ミキッチ (56')
3-1 2-1

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸 90+2
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ 43' 76'
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 10 山口 蛍
MF 24 山村 和也 83
MF 46 清武 弘嗣 33'
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇 29' 58' 90+1

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸 83
DF 5 田中 裕介 90+2
MF 7 関口 訓充
MF 15 木本 恭生 90+1
MF 17 福満 隆貴
FW 11 リカルド サントス
監督 尹 晶煥

サンフレッチェ広島

GK 1 林 卓人
DF 33 塩谷 司
DF 5 千葉 和彦
DF 4 水本 裕貴
MF 14 ミキッチ 56' 83
MF 8 森﨑 和幸 65
MF 6 青山 敏弘
MF 18 柏 好文
MF 44 アンデルソン ロペス 13'
MF 30 柴﨑 晃誠
FW 50 工藤 壮人 73

サブ

GK 34 中林 洋次
DF 2 野上 結貴
MF 28 丸谷 拓也
MF 16 清水 航平
MF 3 高橋 壮也 83
MF 10 フェリペ シウバ 65
FW 22 皆川 佑介 73
監督 森保 一

シュート数

16 11
    杉本 健勇 (29'), 清武 弘嗣 (33'), マテイ ヨニッチ (43'), 杉本 健勇 (58'), マテイ ヨニッチ (76')
    アンデルソン ロペス (13'), ミキッチ (56')

ゴールキック

8 4

コーナーキック

3 3

直接フリーキック

7 10

間接フリーキック

2 1

オフサイド

2 1

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ■最終ラインのポジショニングをしっかりとろう。
    ■攻撃はうまくやっている。
    ■試合の運び方を考えて集中していこう。
  • 【試合後】
    「広島相手にこんな多く得点できたのは初めてだと思いますが、すごくうれしいです。
    すごく暑い中で大変な試合になるだろうと思いました。実際、先制点を奪われて難しい展開になりましたが、前半のうちに逆転することができて、いい雰囲気で折り返すことができました。
    後半に入る前、追加点を狙おうと話しましたが、先に失点しまって、少し雰囲気が乱れてしまいました。しかし、追加点をまた入れることができて、僕らの雰囲気で、僕らの流れで持っていくことができ、また追加点を狙うことができました。
    柏戦 でよくない姿を見せてしまいました。暑い中、流れがよくなかったらみんなイライラする。そういう姿を見せましたが、今日は先制点を入れられてもそういう姿は見せずに、全員があきらめずに最後まで走りきる、そういう姿が見られました。
    こういう暑い中、サポーターの皆さんを見ながら感じたことなのですが、僕らの選手たちのために、熱い応援や声を張ってくださったことに、もう1度改めて『ありがとうございます』という気持ちを伝えたいと思います。選手たちにもそういう話をしました。そういう応援に応えるため、選手たちは暑い中ですごく頑張って努力しました。この努力した結果が、こういう結果にもなったと思います。いつもこういう姿を皆さんに見せられるように、いつもいい準備をして、いい結果を見せられるように頑張りたいと思います」

    Q:セレッソが4点目を取った後、山村和也選手をバックラインに下げたのはいつもより早い決断だったと思います。その決断の理由について。もう1点、茂庭照幸選手がJ1通算300試合出場を達成しました。彼の今季の働きなど評価をお願いします。
    「まず、茂庭選手のことから話します。今季、初めて一緒にやりますが、すごく誠実で後輩を引っ張る、そういう力がある選手だと思います。もちろん、練習する時、走る量は若手よりはちょっと劣ってはいますが、そのほかに選手たちにプラスになる部分はきっとあると思います。そういう自己管理をすごくしっかりして、選手たちの見本になっていると思います。300試合出場達成というのは、頭の中でずっと思っていました。いつ入れるか、そういうタイミングがこれまではうまく合わなかったのですが、今日はリードしていたこともあり、茂庭を入れることを決めました。通算300試合出場達成について、茂庭に『おめでとう』と改めて伝えたいと思います。
    もう1つの質問について。早い時間帯でしたが、すぐ守備のほうに転換したのは、暑い天気なので、相手の流れになるとすごく難しい展開になってしまうだろうと思いました。それで早く守備(を固めること)のほうに転換しました。守備のほうに転換した後も、カウンターにすごく早く出ることができて、追加点を決めることもできました。選手全員が、どうやったら勝てるかという方法を、手につかんでいると、そう思います」

選手コメント

  • ■キム ジンヒョン選手
    「2点やられたけど前で点を取ってくれて助かったと思います。また直すことはしっかり直していきたいと思います。
    早めに先制されたので、そんなに慌ててやる必要はなかったし、2点目をやられないようにしっかりやることが一番大事だったので、そこは切り替えてやれたと思う。それでよく点が取れるところまで行けたなと思います。相手が3バックでかなり高い位置を取っているし、空いているところはボランチのチョット後ろで、リク(松田)がそこを使うかサイドが使うかというのが多かったので、3-2になった所からもそういう場面が見えてきていた。サイドから1対1を作られて簡単に突破されるとかクロスが上がってくることが多かった。4点目を取ってから守りに入る事が多かったけど、その場所を埋められていたので良かったと思います。みんなの守備の意識が高かったので、それは攻撃に力はないかも知れないけど、それ以上失点しないのが大事だったし、監督の考え方もすごく良かったのかなと思います」


    ■山口 蛍選手
    「自分たちは良かったし、相手は余り良くなかったので、その結果だったと思います。カウンターはチャンスになったし、かなり相手の裏のスペースが空いていたので、取ればチャンスになるのは分かっていた。広島とか浦和は特殊なチームなので、そういうチームに対して今日は上手く対応できて自分たちの戦術が上手くはまったと思います。浦和と広島は違うし、今のチーム状況もあると思うけど、浦和の方が最後の質とかは高かったので、今日は広島の選手のここ何年かのコンビネーションの崩しがそこまで高くなかったと思う。自分たちが真ん中を上手く締めてできたと思います。

    Q:青山選手との対戦は久しぶりですよね?
    「余り意識はしていないです。チームで勝つ事が一番です」

    Q:チームとしては?
    「まだまだです。負ける試合もあるし、そこは始まって10試合くらいしかしていないので未だなんとも言えませんが、簡単に負けないチームにはなってきたと思うので、それを継続して1つずつ積み重ねていけば良いかなと思います」

    Q:前節負けて次が大事と言っていましたが?
    「連敗は無いと思うし、上に行くチームは連敗しないと思うので、そう言った意味では連敗せずに悪い流れを切れたので良かったと思う」


    ■松田 陸選手
    「上手くセットプレーで点が入ったりとか、健勇(杉本)のシュートが入ったりして本当に良かったと思います。
    前半の立ち上がりとか、失点した場面は自分の中でもどっちのマークを見れば良いかというのを考えながらやっていたのですけど、監督の指示だったりをよく聞いて、余り出過ぎずスペースを空けずにやれと言われたので、そこからキヨ君(清武)と蛍君(山口)と3人でしっかり連携をとりながらやれたので良かったと思います。
    5バックにしても自分の目の前の選手と1対1ができるので、思い切って守備に力を入れられたので良かったと思います」


    ■マテイ ヨニッチ選手
    「数試合ゴールが無かったので良かったです。点を取るためにコーナーキックやフリーキックの時に前に上がっているので、もちろん毎回ゴールを狙っています。たまには良いところに転がってきて詰めるだけかも知れませんし、たまには自分の所に来なかったりするワケですけど、自分の所に来たらしっかり決めたいと考えています。私の第一の役割はちゃんと守らないといけないと思っています。11試合で4得点は正直ちょっと違和感はあります。本来だったら0点に抑えるのが第1の仕事ですが、チャンスが転がってきたら掴みたいと思っています」


    ■杉本 健勇選手
    「自分が決めた時に勝てていなかったですし、(柿谷)曜一朗君にずっと「お前が決めたら勝たれへんから!決めるな!」といじられたりしてて、絶対に決めた勝つという気持ちで毎試合臨んでいたのですけど、最近決める事が出来ていなくて、今日はまずチームが勝てたということが一番嬉しいです。
    先制点を取られましたけど、そこから逆転というのは強い気持ちですし、自分としては2点取った後にソウザのドリブルのところで詰めていたらもう1点取れていたと思うので、そこに自分の甘さが出てしまったと思う。
    もっともっとそこのレベルを上げていかないといけないなと思う。
    先制されてから、広島は3バックですごくやりにくいので、1人2人がバラバラと行ったらポンポン交わされてしまうので、そこはチームとして(柿谷)曜一朗君と話をすることができた。
    取られても1人で行ってしまってはダメだから、このまま続けていけば絶対に点が取れるから我慢してやろうと、前の選手で冷静に話ができたので、そこは1つ鍵になったのかなと思います。

    Q:ゴールパフォーマンスは?
    「あれは・・・言えないです(笑)今日は母の日だったので、前日の囲みでもゴールをプレゼントしたいと言っていたので、そこは有言実行できたことは良かったです。何しろ勝てたのが良かったです。(ドリブルシュートは)あんなにドリブルするつもりは無かったのですけど、一人目を交わしたところで前のコースが開いていたので「ちょっと行けるな」と思って運んだら、水本さんしか付いてこなくて、後からスライディングは来ましたけど上手くかわせたので、1対1の状況になったので、外に運んで、キックフェイントを1回入れて、股下しか考えていなかったです。足を出してくるなと思っていたので、股下さえ通せて良いコースに行けばキーパーは取れないなと思った。すごく瞬時の判断でしたがイメージ通りでした」


    ■茂庭 照幸選手
    Q:監督からの指示は?
    「指示は…ないです(笑)チームメイトが最高のゲームをしてくれたお陰で、監督もそういう決断(300試合出場)ができたと思うので、みんなに感謝しています。まだこれから伸ばしていきたいですけど、どこでどのチームでこの数字を達成するかというのが大切だと思いました。
    長くやればどんな形であれ、どこかのチームで300というのはできたかも知れないけど、セレッソ大阪で300試合達成できたというのは個人的にもすごく嬉しく思っています。絶対にここで出たいなと。これで目標が達成できましたので、後は個人的なものは全く考えずに…もちろんチームのことは考えていますけど、よりチームの事だけ、全てチームのためにと考えて毎試合やっていきたいと思います。
    Jリーグで300試合出場を達成して、次のホームゲームの時に花束贈呈とかあると思いますけど、スーツで貰うのは絶対に嫌だと思います。そう言った意味でも次のホームゲームはルヴァンカップなので、最高の流れですね!
    監督はきっとアウェイで似たような試合があっても出さなかったと思います。そういうのも考えてくれていたと思います。本当に最高の舞台を監督と選手に作ってもらいました」


    ■清武 弘嗣選手
    「前節1点決められてから自分たちが試合を崩してしまったと思っているので、今回は最初にすごくチャンスがあって、それを決めきれなくて嫌な流れだなと思いながら試合をしていたら、失点を喰らったのですけど、前節みたいに自分たちで試合を崩す事はなく、しっかりブロックして、最初からカウンターは決まっていたので、そういう狙いでみんなやっていたと思うし、バラバラにならずに一体感を持ってやれたと思う。
    試合に入ってみて(自分たちの右サイドの前が)結構空いてるなと思いながらやっていたので、サイドハーフの選手が付いてこないんだなと思ってプレーしていました。
    お互いがブロックを作ってやっていたので、正直見ている方は堅い試合だったと思いますけど、こういう試合もありますし、まずは勝てて良かったと思います。
    前節は失点してしまったら、僕も含めて前の選手が4枚べたーっと前に張って、サイドを使われるシーンが多かったのですけど、今回はケンユウ(杉本)、カズヤ(山村)、ヨウイチロウ(柿谷)もそして僕も後からの声を聞いてしっかりブロックをしてから守備をしていたので、今日はまずは守備からやってカウンターがハマったという感じでした。
    (得点シーンは)最初にブロックをして、アオさん(青山選手)のボールを奪ってから出ていくのは、あの距離を走るのは結構キツイのですけど、(ゴールになったのは)こぼれてきて良かったと思います。
    (今の自分は)サイドの選手なので、トップ下よりも上下運動が激しいですし、そこにはちょっと後半の途中くらいから頭も止まるし足も止まってくるし、90分持たせようとは思っていませんが、疲れても常に頭は回転させないといけないなというのが今日の反省点です。
    トップ下は常に頭を使ってやっていたので90分間脳が止まる事はなかったのですけど、サイドは頭を使いながらプラスで上下運動をしないといけないので、それをやっていたら後半20分位から頭が止まってくるなと思いましたね。
    結構ミスも増えてきたので、そこでいかに頭を働かせるかがサイドの選手の課題かな…自分の課題かなと思います。
    今までにはないですね。サイドもやっていたのはやっていましたが、4年半トップ下をやってきて、久々にセレッソでやり始めて、足は自然に動かなくなると思いますけど頭は常に働かせておかないといけないなと思います。今まででは止まる事の無かった脳が、上下運動をすることで止まるというのは、もうチョット試合の流れだったり配分、動き方だったりをサイドの選手に聞こうかな…みたいな(苦笑)
    サイドでガンガン行くタイプじゃないので、サイドで起点を作って中でやるという風にやっています。今日は上手くカウンターがハマったので裏に出ていくタイミングがありましたけど、またこれがカウンターができない相手だったらどう崩すのか。サイドはなかなか難しいなと思います。トップ下は常に間あいだで顔を出して、ボールを触る回数が増えると思いますけど、サイドはボールが来るけどブロックを敷かれているので、相手の間あいだで受けられるシーンは余りないです。今日はヨニッチから1本良いボールが来てケンユウに出したシーンはありましたけど、ああいうシーンが増えてくれば良いと思いますけど、今日は日々勉強です。
    尹さんが常に言ってることは『今のサッカーはサイドが起点だ』と言っています。だからサイドで起点を作ってやるためにサイドに置いてるんだなと思うのですけど、サイドから中にという意図なので、自分もそういう意図でやらないといけないなと思います。
    自分もずっと張っているのではなくて、時には中に入ってというのも言われているので、いつ張っていつ入る、いつ引いて…というバランスがまだ1試合通してのがまだ分からないので、これからかなと思います」


    ■山村 和也選手
    Q;1点目につながった右サイドのドリブルについて。
    「スペースもあったので、うまくドリブルで運べてよかったなと思います。相手が戻りきる前にボールを運びたいという思いがあったので、スペースにボールを運んだら、いい感じに抜けていくことができました。それがよかったなと思います」

    Q:杉本選手のゴールにつながったシーンなど、得点の起点になる場面も多かったが。
    「僕が守備で少しブロックできたので、よかったかなと思いますが、健勇がひとりでチームを楽にしてくれたゴールだと思うので。それでチームも楽になったなと思います」

    Q:前節と同じく先制されたが、そのあとの試合運びに違いがあったと思います。冷静にプレーできていたのでは?
    「先制されても、あわてることなく、全体としてみんなやることをはっきり、いつもどおりのプレーをすることができたので、それがよかったのかなと思います」


    ■丸橋 祐介選手
    Q:コーナーキックから2得点をアシストしたが。
    「ニアのあたりは、結構、健勇だったりヨニッチが勢いよく入ってくれるので。狙いがよかったかなと思いますし、それが得点につながったと思います」

    Q:広島戦では、サイドで生まれる、相手選手へのマークのミスマッチが、常にポイントになっていると思われますが、今日はそこをあまり恐れずに戦えていたのでは?
    「(両サイドを)振られることは想定内としてやっていて、(柿谷)曜一朗くんだったりカバーしてくれる選手が近くにいたので、割と楽に守備をすることもできたのかなと思います。

    Q:2失点したとはいえ、前向きに捉えられるところもあるか?
    「失点はまた反省しないといけないですが、得点も多く入ったので、プラスに考えて、しっかり練習から取り組んでいきたい」

    Q:先に失点しても、チームとしてやることをまったくぶれずに戦えていたが。
    「そうですね。1失点目は結構崩されてやられてしまったんですが、まだ時間はあったし、みんなで落ち着いてできたことが、この結果につながったと思います」
    Q:後半、カウンターの場面で、ひとりで独走してシュートまで持っていったシーンもあったが。
    「前が空いていたし、『行ったろかな』と思って行ったのですが、最後ちょっと疲れてしまい、力が入らなかったのですが、あそこも(ゴールを)決めることができるようにやっていきたいです」
    Q:茂庭選手のJ1通算300試合出場達成について、偉大な数字だと思うが。
    「本当に300というのは、なかなか達成できることではないし、僕らからしたらすごいことだなと思います。(茂庭が)途中から試合に入ってきましたが、誰よりも声をかけてやってくれて、本当に頼りになる存在だなと思います」


    ■山下 達也選手
    Q:広島戦では、サイドで生まれる、相手選手へのマークのミスマッチが、常にポイントになっていると思われますが、今日はそこをあまり恐れずに戦えていたのでは?
    「(松田)陸とマル(丸橋祐介)のところで負荷は高かったと思いますが、うまくいつも対応してくれているので、その辺の攻防は、走り勝ったんじゃないかなと思います」

    Q:失点しても動揺せずに戦えていたが、それはこれまでの試合で積み上げてきたものがあったからか?
    「そうですね。逆転勝利もできてきているし、点を取られたあとも、すぐ点を取ってくれると、後ろ(守備陣)としても、すごく助かるので。今日は前の選手(攻撃陣)に感謝すべきやし、ヨニッチにも感謝すべき試合になったと思います」

    Q:後半の早い段階で、山村選手がディフェンスラインに入るなど、相手の布陣にあわせて守備をする形になりましたが、そこでも落ち着いて対応できていたのでは?
    「結局、最後は中(で得点を取りに来る)なので。ボランチが後ろの声をよく聞いてくれましたし、その辺でしっかりと(中を)固めることができていたと思います」

    Q:選手たちが勝ち方を手にできていると監督も言っていたが。
    「順位的にもいいところにはいますが、まだ何も成し遂げたわけではないので。しっかりと後ろは守って、前はチャンスが来たとき、今日みたいに全部決めれば、毎試合こういう大量得点を取れるようなチームなので。攻撃と守備がお互い信じ合いながら、うまくいい形でやれているから、結果がついてきているんだと思います」

    Q:茂庭選手のJ1通算300試合出場達成について、目標にもなるのでは?
    「そうですね。自分にはまだ想像はできないのですが、すごく偉大な記録だと思います」

試合後記

  • 杉本の2ゴールなど今季最多の5得点で広島に勝利。茂庭がJ1通算300試合出場達成

    5月のリーグ戦では黒星発進となったセレッソ大阪。連敗は絶対に避けるべく、14日(日)にやってきた第11節では、サンフレッチェ広島とのホームゲームに臨んだ。最近の試合では決め手に欠くシーンも見られたセレッソだが、その鬱憤を晴らすかのように、この試合では攻勢をかける。最初の決定機は4分、山口蛍の縦パスを受けた清武弘嗣が、ゴール前へ右クロスを送ると、これにあわせた柿谷曜一朗がダイレクトシュート。しかし、これは相手GK林卓人の正面を突き、得点ならず。また、その後も山村和也のポストプレーから杉本健勇にシュートチャンスが訪れるなど、開始10分の勢いはホームチームにあった。

    しかし、先手は、アウェイの広島に献上。13分という早々に劣勢を強いられる形となったセレッソは、25分にもピンチがあったのだが、セレッソの守護神キム ジンヒョンの好セーブで難を逃れると、桜色の戦士たちが反撃開始。その扉を開いたのは、杉本健勇だった。29分、山村が右サイドを突破し、ゴール前にクロスを送ると、そこに走り込んできた9番が右足を振り抜く。ボールは相手DFに当たりながらゴールネットに吸い込まれた。指揮官が理想とするサイド攻撃から、桜魂を持つストライカーの闘志あふれる一撃で試合を振り出しにすると、この1点で活気を取り戻したホームチームは、攻勢を緩めない。

    追加点はその4分後の33分。『いい守備』から『いい攻撃』を実践するように、相手ボールをカットしてからカウンター攻撃を発動。杉本のドリブルから、パスを受けた柿谷曜一朗がシュート。これはゴールポストに当たったが、そのこぼれ球に、自陣から相手ゴール前まで懸命に詰めていた清武弘嗣が難なく押し込み、逆転に成功した。さらに43分には、丸橋祐介のコーナーキックから、マテイ ヨニッチがニアサイドでヘディングシュートをあわせ、リードを広げた。

    後半に入り、56分には相手の特長である両サイドを広く使った攻撃から、最後は広島MFミキッチに豪快なシュートを叩き込まれ、1点差に詰め寄られたが、その2分後、すぐに桜色の戦士は取り返す。そのゴールを決めたのも、杉本だった。自陣での山村のボールカットからカウンターを仕掛け、ボールを受けた杉本がハーフウェイラインからペナルティーエリア付近までドリブルで独走。そこから、最後は相手DFの股を抜きながらゴールを決めきった。さらに、とどめとなる5点目は、再び丸橋のコーナーキックから。杉本がニアサイドでヘッドにてボールをすらし、最後はゴール前にいたヨニッチが押し込んだ。

    その後も、得点にはつながらなかったとはいえ、27.1度という暑さのなかでも、動きが落ちなかったセレッソ。丸橋やソウザが力強いドリブルからカウンターでゴールまでせまるなど、どん欲にゴールを奪う姿勢を見せれば、守備では4点目を取ったあとに山村をディフェンスラインの一角に下げ、相手の反撃に対応し、しっかり守備を固める。83分にはその山村に代えて、茂庭照幸を投入。「『セレッソ大阪で(J1通算)300試合を達成できた』というのが個人的にすごくうれしく思う」という桜愛の強いセンターバックとともに、チームは最後まで集中を切らさず、その後の失点を食い止め、試合終了。結局、今季最多となる5得点を奪ったセレッソが勝利し、ホームでの今季公式戦無敗を継続した。

    「前節みたいに自分たちで試合を崩すことはなく、しっかり(守備の)ブロックをして、最初からカウンターが結構決まっていたので、そういう狙いでみんなやっていた。バラバラにならず、一体感を持ってやれた」と清武も言うように、チームとしてひとつの方向を向いて戦い、強敵、広島に勝ちきった意義は大きい。「攻撃と守備がお互い信じ合いながら、うまくいい形でやれているから、結果が付いてきている」と、山下達也。この試合のように、『ユン・セレッソ』の長所をしっかり示せる試合を、これからも増やしていきたいものだ。

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