サンフレッチェ広島
GK | 21 | 廣永 遼太郎 | |
DF | 26 | 川﨑 裕大 | |
DF | 28 | 丸谷 拓也 | |
DF | 16 | 清水 航平 | |
MF | 24 | 長沼 洋一 | |
MF | 32 | 松本 泰志 | 73 |
MF | 8 | 森﨑 和幸 | 60 |
MF | 3 | 高橋 壮也 | |
MF | 29 | 森島 司 | |
MF | 10 | フェリペ シウバ | 73 |
FW | 22 | 皆川 佑介 |
サブ
GK | 34 | 中林 洋次 | |
DF | 33 | 塩谷 司 | |
MF | 15 | 稲垣 祥 | |
MF | 2 | 野上 結貴 | 60 |
MF | 6 | 青山 敏弘 | 73 |
MF | 18 | 柏 好文 | |
FW | 44 | アンデルソン ロペス 78' | 73 |
監督 | 森保 一 |
監督コメント
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【ハーフタイム】
■急ぎすぎてミスパスが多いので、落ち着いて攻撃しよう。
■後半も集中力を切らさないこと。
■サポートの意識を持ってプレーしよう。 -
【試合後】
「ルヴァンカップの決勝トーナメントに1歩近付ける結果を出せたと思います。すごく暑い中、難しい展開が続きましたが、その中でも、得点して、最後まで守り切ることができて、いい結果を得られたと思います。厳しくて難しい時間帯をうまく耐えてくれました。これからもハードなスケジュールが続きますが、選手たちは耐えてくれると信じています。もっとこれからの試合に向けての準備をする必要があると思います」
Q:後半の早い時間帯に攻撃の選手を2人交代させた意図と、ルヴァンカップの前節・鳥栖戦 で4失点してから修正した今日の守備については?
「(交代については)得点した後、体力的な部分もありましたし、攻撃の流れが良くなかったということもありまして、早い時間帯でしたが、早く守備に力を入れた方がいいと思い、交代させました。
広島というチームはポゼッションがうまいチームで、前半は苦しんだ部分もありました。なので、僕が計画していた通りにうまくできなかった部分もありました。それでも、セットプレーから得点できたので、守備に力を入れるほうに変えました。選手たちは、5バックにシステムを変えた時の理解度は上がってきていると思います。そして、『今日の試合を絶対に勝たないといけない』という意思があったので、最後の最後まで集中力を発揮できたと思います」
Q:今日の結果で公式戦の負けなしが1試合伸びて、11試合となりました。この結果については?
「負けてはいない状況ですが、それが今、自慢になることだとは思いません。今シーズンが終わった後、結果を見て僕らが笑えるように、今日も含めて1試合1試合、頑張っています」
Q:決勝点を決めた秋山大地選手について。抑えのきいたすばらしいシュートだったと思いますが、彼の評価を
「ルヴァンカップのチームではキャプテンをやっていますが、すごく責任感のある選手です。でも、今日のようなシュートは、もう2度と出てこないと思いますね(笑)。この後、大地に直接、お聞きになると思いますが、(プロになって公式戦でのゴールが)初めてだと思います。本当に、キレイに打てたと思います。でもやっぱり、この後、もう1回見ることはないのではないかと思います(笑)。シュート練習をずっとやっているので、こういう場面で、スムーズに打てたのではないでしょうか」
選手コメント
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■秋山大地選手
Q:ゴールを振り返って
「決まった時は記憶にないというか、『あ、入った』って感じで(笑)。終わってから振り返ると、いいところに当たって、いいところに行ったなと。プロに入って公式戦で点を取ったのは初めてなので、良かったです」
Q:チームとしても、その1点を最後まで守りました
「後ろのディフェンス陣が頑張ってくれたので。あとは気持ちで戦いました。モニさん(茂庭照幸)や(藤本)康太くんが声を出して、僕たちを動かしてくれたので、それが結果につながったと思います」
Q:14:00キックオフでしたが、やはり暑さはありましたか?
「そうですね。急に気温が上がったので、かなり体力的にはきつかったですけど、みんなで声をかけ合えたので、守り切れました」
Q:試合前は、『このアウェイで勝って、残りのホーム2試合につなげたい』という言葉もありました)
「そうですね。残りはホームで2試合できるので、『今日はアウェイでも絶対に勝とう』とみんなで話し合って試合に臨みました。結果につながって良かったです」
Q:今後の意気込みを
「またすぐにリーグ戦もあるので、そこでまた勝って上位に食らい付いて、上を目指していきたいです」
Q:公式戦での負けなしが続いていることについては?)
「全員でハードワークして、全員で戦っていることが負けていないことにつながっていると思います。リーグ戦に出ているメンバーも、カップ戦に出ているメンバーも、そこはみんな一緒で。戦っているから、こうやって負けていない状況が続いていると思います。それを継続して、もっといいチームになっていけるように、全員で底上げして頑張っていきたいと思います」
■福満隆貴選手
「自分が出て負けなかったのが良かったと思います。全員で最後まで体を張って守って、1点を守り切れたのは自信にもつながります。もっともっとやらないといけない部分はありますけど、ひとまず、ホッとしています。
Q:前半から我慢する時間は長かったですが、集中力は途切れなかったですね?
「そうですね。メリハリというか、我慢する時間は長かったですけど、ピッチの中で意思統一はできていました。最後まで我慢し切れたのは全員の力だと思います」
Q:得点も大きかったですね?
「いい時間帯に取れました。立て続けのコーナーキックからしっかりモノにできたのは、チームとして大きかったですね」
Q:セレッソ加入後、初先発となりました。欲を言えば、もう少し攻撃にも関わりたかったですか?
「そうですね。もっともっと攻撃でチャンスを作らないといけないとは思いますが、サッカーはチームプレーなので。自分1人でという感じではないので、今日勝てたことは本当に良かったと思います」
■茂庭照幸選手
「(広島は)うまかったですけど、(ルヴァンカップの)前節の引き分けを無駄にしないためにも、僕らは今日、勝たないといけなかった。広島は守りが堅いので、先制点を与えると(良くない)という部分で、少し重心が後ろに下がり過ぎたとは思いますが、いいんじゃないですか。勝ったので(笑)。ただ、今日は勝っただけかな、という気はしますが。もう少し、うまく攻撃にもつなげることができたら良かったですけどね。リーグ戦の前節は、先制して、5バックにして、カウンターの形やチームの形も見えてきていたので、今回もそれを意識しようとピッチで話していたんですけど、みんな体力的にもしんどそうで。取った後もパス1本や2本ですぐ相手ボールになって、ということもあった。今日はちょっと天候に合わせたというか、そういう展開になってしまったかなと思います。でも、前節4失点した次の試合で完封勝ちできたので、良かったです」
■舩木翔選手
Q:U-20日本代表に選ばれた翌日で、注目度も上がった中での試合になりましたが?
「自分の出来は良くなかったと思います。チームは勝ちましたけど、個人としての出来は、全然やれなかったな、という印象が強いです」
Q:どのあたりが、やれなかったと思いますか?
「相手が5-4-1のような感じで守備をしてくる中で、(ルヴァンカップ第2節)甲府戦 のように自分のところで時間ができたんですけど、中を固めてくる相手に対して、自分がサイドで起点になって、サイドからのコンビネーションや縦パスというシーンがなかった。自分としては、まだまだだなと思いました。もう少し自分がボールを受けて、渡して、もらって、ということを繰り返していければ良かったと思います」
Q:その一方で、無失点で終えたことについては?
「点を取った後、5バック気味にして、相手がクロスを上げてくる中で、ヤスくん(木本恭生)、モニさん(茂庭照幸)、(藤本)康太さんがしっかり弾いてくれて。我慢の時間が続きましたけど、アウェイで勝つことができたことは良かったと思います」
Q:改めて、次の試合に向けた意気込みは?
「3戦アウェイが続いて。次からはホームになります。次の試合が終わった後にU-20ワールドカップに行くので、個人としても、チームとしても、いい結果を残して行きたいと思います」
試合後記
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敵地に乗り込んだルヴァンカップ第4節のサンフレッチェ広島戦。セレッソ大阪は、前節のサガン鳥栖戦から先発を4人変更。キム ジンヒョンに代わって丹野研太がゴールマウスを守り、CBには、経験豊富な茂庭照幸が戻った。攻撃では、前節は清武弘嗣が務めたトップ下に福満隆貴が入り、負傷離脱した水沼宏太に代わって関口訓充が右サイドMFを務めた。
前半、セレッソはポゼッションに長ける広島にボールを握られ、サイドからクロスを入れられる場面も目立ったが、落ち着いた対応を見せる。28分には、中へ縦パスを通され、森島司にシュートを打たれるも、ここは丹野がガッチリ掴んだ。セレッソにとっては我慢の展開が続いた前半だが、枠内に打たれたシュートはこの1本のみ。危険な場面は作らせなかった。ただし、守備時には5バックで固める広島に対し、攻撃の糸口が見出せない。前線にボールが入らず、前半はシュート0本に終わった。
14:00キックオフで試合開始時の気温は25℃。暑さとの戦いともなり、我慢比べの様相も呈する中、試合を優位に進めるためにどうしても欲しかった先制点だが、56分、ルヴァンカップではキャプテンマークを巻いている秋山大地によって、もたらされた。この時間帯、セレッソが立て続けCKを獲得すると、セカンドボールをつないでサイドへ展開。関口がニアへクロスを上げ、清原翔平がGKと交錯しながらヘディングで競ると、こぼれ球をDFがクリア。このボールがペナルティーエリアの外にいた秋山の下へ飛ぶと、秋山は迷わずダイレクトでシュート。打った瞬間は本人も「記憶がない」という抑えのきいた素晴らしいシュートがゴールに突き刺さった。秋山にとっては、これが嬉しい公式戦でのプロ初ゴール。セレッソにとっては苦しい展開の中での先制点に、ベンチ、アウェイゴール裏が一斉に歓喜に包まれた。
先制後、尹晶煥監督の動きは早かった。56分、リカルド サントスに代えて丸岡満を、61分には関口に代えて岸本武流を投入。「体力的な部分もありましたし、攻撃の流れが良くなかったということもありまして、早い時間帯でしたが、早く守備に力を入れた方がいいと思い、交代させました」と試合後に交代の意図を話した指揮官だが、2人目の交代と同時に、システムを5-3-2に変更。木本恭生をDFラインに下げ、後ろを固めるとともに、丸岡と岸本というフレッシュな2枚を前線に残し、カウンターの脅威も担保した。
追加点が欲しいセレッソは、64分から66分にかけて立て続けにCKを4本獲得。丸岡や藤本康太がゴールに迫るも、ここはゴールならず。すると、「みんな体力的にもしんどそうで、取った後もパス1本や2本ですぐ相手ボールになってしまった」と茂庭も振り返ったように、以降の時間帯は広島にボールを持たれた。ただし、ボールを回されたのはブロックの外。サイドからのクロスに対しては藤本、茂庭、木本の中央3人が鉄壁の守りを見せ、すべて弾き返した。終了間際の93分にヒヤリとするシーンこそあったが、基本的には、ポゼッションは譲っても、決定機は与えなかった。90分には、トップチームでのデビュー戦となった西本雅崇がピッチに入り、試合を締めた。
「すごく暑い中、難しい展開が続きましたが、その中でも、得点して、最後まで守り切ることができて、いい結果を得られたと思います」と尹晶煥監督も選手を称える試合で、セレッソはリーグ戦に続き、カップ戦でも勝利。カップ戦では、第1節の横浜F・マリノス戦以来、3試合ぶりとなる勝利となった。今節はヴィッセル神戸も勝利したため、首位浮上とはならなかったが、勝点を8に伸ばし、グループステージ突破に向けて大きく前進した。
シュート数
9
7
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清水 航平(1), 長沼 洋一(1), 高橋 壮也(1), 森島 司(4), フェリペ シウバ(1), アンデルソン ロペス(1)
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藤本 康太 (1), 田中 裕介 (2), 清原 翔平 (1), 秋山 大地 (1), 丸岡 満 (2)
ゴールキック
1
9
コーナーキック
3
7
直接フリーキック
8
6
間接フリーキック
2
4
オフサイド
2
3
ペナルティキック
0
0