ヤンマースタジアム長居
入場者数:23,781人
2016明治安田生命J2リーグ 第34節
セレッソ大阪
  • 酒本 憲幸 (71')
清水エスパルス
  • 北川 航也 (89'), 白崎 凌兵 (90+4')
1-2
0-0 1-2
  • AK4Q6476
  • BF1I7735
  • AK4Q6497
  • BF1I6844
  • BF1I7029
  • BF1I7139
  • BF1I7171
  • BF1I7438
  • BF1I7728
  • BF1I7979

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン 46*
DF 4 藤本 康太
DF 5 田中 裕介
DF 15 松田 陸 78
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 7 関口 訓充 61
MF 14 丸橋 祐介 90+1'
MF 18 清原 翔平
MF 41 山口 蛍
FW 9 杉本 健勇

サブ

GK 27 丹野 研太 46*
DF 3 茂庭 照幸 78
DF 17 酒本 憲幸 71' 61
MF 24 山村 和也
FW 11 リカルド サントス
FW 20 玉田 圭司
FW 29 澤上 竜二
監督 大熊 清

清水エスパルス

GK 43 植草 裕樹
DF 2 三浦 弦太
DF 3 犬飼 智也
DF 45 角田 誠
DF 25 松原 后
MF 17 河井 陽介 86
MF 20 竹内 涼
MF 8 石毛 秀樹 66
MF 39 白崎 凌兵 90+4'
MF 10 大前 元紀 80
FW 9 鄭 大世

サブ

GK 13 杉山 力裕
DF 15 ビョン ジュンボン
DF 24 川口 尚紀
MF 7 本田 拓也
MF 11 村田 和哉 66
MF 30 金子 翔太 80
FW 23 北川 航也 89' 86
監督 小林 伸二
試合経過
90+4' 白崎 凌兵
丸橋 祐介 90+1'
89' 北川 航也
86' 北川 航也 (in) 河井 陽介 (out)
80' 金子 翔太 (in) 大前 元紀 (out)
茂庭 照幸 (in) 松田 陸 (out) 78'
酒本 憲幸 71'
66' 村田 和哉 (in) 石毛 秀樹 (out)
酒本 憲幸 (in) 関口 訓充 (out) 61'
丹野 研太 (in) キム ジンヒョン (out) 46*'

シュート数

8 7
    酒本 憲幸 (71')
    北川 航也 (89'), 白崎 凌兵 (90+4')

ゴールキック

5 8

コーナーキック

5 3

直接フリーキック

8 5

間接フリーキック

1 2

オフサイド

1 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・後半の立ち上がりを集中しよう。
    ・サイドチェンジを有効に使って、サイドを起点に攻撃しよう。
    ・守備の際にチャレンジとカバーを大切にしよう。
  • 【試合後】
    「イレギュラーのできごとがあるなかで、自分たちの方向性ややることはできていたと思うのですが、最後のアディショナルタイムを含めた10分間、前線の足が止まったところで(やられてしまった)。(松田)陸が足のほう(にアクシデントがあった)という情報が入っていたので、最後の交代カードを使ったこともあり、前線の足が止まったところで後ろに重心がかかってしまった。そういったところが少し残念に思います。ただ、粘り強く守りながら、1点、もう1点という姿勢は表現してくれていたと思うので、いいところを踏襲しながら、最後の粘りのところを11人だけではなくしっかりチームとしてやっていき、これからの8試合を、1試合1試合しっかりやっていきたい。ホームでこれだけ多くのサポーターの方々と一緒に戦ってもらったのですが、勝利を届けられなくて非常に残念です。残りの試合に向けて、切り替えて、しっかりやっていきたいと思います」

    Q:キム ジンヒョン選手の状態について。
    「ハーフタイムの最後まで、本人とドクターとを含めてどうするかという話し合いをしたのですが、少し平衡感覚も含めて(違和感があった)と、打撲したところの痛みなど、総合的に『これは無理だろう』という判断になりました。今は記憶とかもありますし、足の打撲も大きなケガにはならないと思うのですが、これから脳しんとうの検査をしなければいけない。韓国代表については、これから検査をしたうえで、脳しんとうのときには対応が決まっているので、そこも含めてドクターと検証しながら判断することになります」

    Q:J1昇格を争うなかで大事な一戦だったと思うが、今日の最後の10分でひっくり返されたことについて、どのように考えるか?
    「1点を取られたこともそうだが、そこでのメンタルについて、ピッチのなかでリーダーシップを発揮するなり、疲れたなかでも統一感を出せるような、そういうリーダーというか…(が必要)。行くのか、引いたなかでもう少しプレスをかけさせるのか。そういったことを、たとえばGKがDFに、DFがボランチにというような、後ろの声のオーガナイズをできたと思うのですが、少しメンタルが体力も含めて落ちたとき、そこでの声なり強さというのが、メンバー交代がなくても守りきれるようにならないといけないのかなと思いました。
    (Q:勝てる試合を落としてしまったという感じか?)
    そうですね。(90分まで)あと1分か2分かというところで、アディショナルタイムを含めるとまだあったとは思いますが、守ることもやり方によってはできたし、その統一感が少し足りなかったということ。また、前線(に選手)をもう1枚入れたかったのですが、前線の守備がないことで後手後手を踏むことが、スペースを生んだり最後の後手を踏んだと思うので。いろいろなイレギュラーが起こるなかでも、そのイレギュラーを修正していく統一感というのを、ピッチのなかのリーダーがきちっとオーガナイズするということが、今後も必要になると思います」

選手コメント

  • ■ソウザ選手
    「負けて、今本当に悔しいです…。非常に大事な試合であり、負けてはいけない試合でした。ただ、そのことばかり考えてもしょうがないので、次の試合に向かっていきたいし、希望を失わないで、希望のある限り戦わなければいけない。やるしかない。
    (Q:前半から相手にボールを回されることが多いなかで、ボランチの守備で意識したことは?)
    相手のボランチに行こうとしたときに(DFの)裏や真ん中のところを突かれていたので、ビルドアップでもうちょっと(強く)いければよかったのですが…。(守備を)はめることができたときには結構よかったですし、試合のなかで徐々にはめられるようにはできていたので、だんだん自分たちのペースにもなっていた。ただ、ゴールが決まったあと、チームが全体的に下がってしまった。それで、相手が勢いづいて、ビルドアップからどんどん(攻めに)来るような感じになってしまった。ホームゲームなのですが、そういったことをやらせてはいけない部分でやらせてしまった。今節が難しい試合になることはわかっていたのですが…。ただ、過ぎたことを悔やみ続けても、もうしょうがないこと。次の試合に向けて準備をしていくしかない。今日来てくれたサポーターの方々には本当に感謝しています。勝利できなかったのは、自分たちの力のなさ。次の試合には強いセレッソを見せたい」

    ■丹野研太選手
    「(Q:キム ジンヒョン選手のアクシデントが試合早々にあり、ある程度準備をしていたなかでの途中出場になったが?)
    いつでも行けるように、前半から準備をして、何の迷いもなく試合に入ることはできたと思います。
    (Q:1点リード後、守備を意識した戦いのなか、相手に中央を突かれることもあったが、そのケアについて)
    途中までは相手のストロングはサイドから中へという形が多かったのですが、それに対してはうまく守れたと思います。ただ、途中で交代選手が入ってきて、残り何分かで中を突かれ出した。ウチのほうは2枚の交代枠をアクシデントで使っているので、その分の疲労感もあり、最後のところで相手が上回って、相手の前線にボールが行くようになってしまい、失点になってしまったと思います。
    (Q:昨年の経験からも、こういう敗戦の後が大変重要になってくるが?)
    そうです。別にまだ終わったわけじゃないし、清水もこの前の敗戦からの今日だった。セレッソにとってもこれからが大事だと思うので、まずは切り替えて、反省して、チームがバラバラにならないよう、チーム一丸となって戦っていきたい」

    ■清原翔平選手
    「気候も含めて結構タフな試合になり、そのなかで先制点を取れたことはすごく大きかったのですが…。そこから最後まで、集中力が切れたわけではないと思いますが、1失点目のところでごちゃごちゃとなって相手にこぼれてしまったところもあったとはいえ、そこで(失点してしまって)流れを持って行き切れなかったというのはあります。
    (Q:前半から相手に中央を攻め崩されることもあったなか、守備を考えながらのプレーだったのでは?)
    清水には前に強力な2トップがいて、そこにボールを入れさせないように考えながらやっていた。前半、決定的なシュートを打たれた場面もありましたが、それ以外はうまく守れていたかなと思う。それを最後の90分+アディショナルタイムまでできなかったのが、すごく悔しいです。
    (Q:アクシデントがあったり、暑い中での消耗戦になったが?)
    後半に行くとき、みんなが『ジンヒョンのためにも頑張ろう!』ということでチーム一丸となって戦っていたのですが、最後ああいうふうに逆転されてしまい、立ち直りづらいですが…。そこはまだまだ試合が続くので、早く切り替えて、次の試合に向けてやっていきたい。もう落とせなくなってしまったので、みんなでチームを盛り上げてまたやっていきたいと思います」

    ■酒本憲幸選手
    「先制点までも流れはよかったし、完全にこっちのペースのときに点を取れたので、もう1点もう1点と狙える感じになるかなと思っていたのですが…。思いのほか引いてしまい、ちょっとあかんところが出てしまったかなと思います…。
    (Q:先制点のヘディングシュートについて)
    何回もクロスが上がってくるわけではないので、何本かは相手の前で(合わせること)というのは意識していました。いいボールが来たので、うまいこと当たってくれたと思います。
    (Q:これからも清水のような戦い方をする相手も出てくると思われるが?)
    そうだと思うが、でももうこんなことを続けている場合じゃない。残り試合、今日のよかったところと悪かったところをもう1回明らかにして、それがどこかというのは明らかにわかっているが、そういうところをもう1回刷り直してやっていくしかない。
    (Q:昨年の経験もあり、こういう敗戦後の試合が大変重要になるが?)
    そうです。昨年はこういうところからズルズルと行ってしまったので。ここをズルズル行かないようにすることと、いかに気持ちを引き締め直すかというところ。そういったことをしていかないといけないと思います」

    ■藤本 康太選手
    「アクシデント的な交代などがあって、1点取ったあと、後は難しいところはありましたが、それでも集中力を切らさずやらなきゃいけなかったと思います。1点を取った辺りから運動量も落ちて、いつもの試合のように前で良い意味でキープ出来なかったので、そう言ったところも1つの敗因だと思います」

    ■松田陸選手
    「(先制点は)マル君が見えていて、マル君に合わせようと思っていたら、シャケさんも後に来ていて、上手くあったなという感じです。
    今日は失点部分だけで、全然悪くなかったと思います。その他は良くて、あと残り数分というところだったと思うので、最後に耐えられたらなというところでした」

    ■山口蛍選手
    「給水タイムくらいまでは余り上手く攻められていなかったのですが、給水タイムで修正して、前半の最後の方は上手くしのげたと思う。後半、どっちのペースでもない中で1点を取って、その後自分たちがボールキープをする時間があまりなくて、勝っている状況で、前でもう少し時間を使ったり、もっと他の事をしなくちゃいけなかったのかなと思います。
    危ないシーンは、あの失点になった2回くらいで、2点目は相手のシュートも素晴らしかったと思う。ただ、1点目のところは全てが曖昧になって、誰が行くのか…、遅れて行く…、というのが続いたのでもっと上手く対応できたと思います。
    (Q:相手のシステム変更に対応出来なかった?)
    「そういう訳じゃないですけど、ウチもリク(松田選手)の足が痙って、モニさんが入ってユウスケ君(田中選手)が外に行ってというところから、上手く押し出せていたところが行かなくなったとか、その時間帯からそういうのが続いていたと思います。
    前半の最初は相手の元気君(大前選手)のところが上手く見られていなくて、チームでどうしようという形になっていたのですが、給水タイムになってから上手く取れるようになって、後半も切り替えも早かったし、そんなに悪くない内容だったけどお互いに決定機がそんなになかった中で、ちょっとしたことが差を分けたかなと思います」
    (Q:残り8試合で修正する点は?)
    「修正というより、これからは積み重ねしかないと思う。上手く出来ていたのを続けるしかないと思う。それが人が変わると崩れちゃうのは、まだまだ自分たちの甘さだと思うので、そこは修正というか上手くやっていかなくちゃいけないというのはあります。
    今日はソウザだったので、和也君(山村選手)とやっている時よりかは、よりバランスを見なくちゃいけないと思っていた。それは組む人によって変わるので良い悪いじゃないですけど」
    (Q:代表戦がありますが?)
    「チームと代表は違うので、しっかり頭の中をクリアにして気持ちを切り替えて、明日からやるしかないと思います」

試合後記

  • アクシデント、猛暑のなか、酒本のゴールで先手を取るも、終盤の2失点で悔しい逆転負け

    2016明治安田生命J2リーグ戦、第34節にやってきた、J1昇格を争う大一番。3位のセレッソ大阪は、今季のホーム主催試合では最後となるヤンマースタジアム長居にて、5位の清水エスパルスと対戦した。10月ながら、この日は、秋に入ったとは思えないほどの猛暑。気温30.7℃、湿度67%、立っているだけで汗をかくような気候のなか、14時4分にキックオフを迎えた。

    この一戦では、前節、出場停止だった山下達也が復帰。また、関口訓充が第29節松本山雅FC戦以来となる先発を果たし、最前線には杉本健勇が入る形となったセレッソ。ただし、立ち上がり早々、アクシデントに見舞われてしまう。清水のクロスボールに対応したGKキム ジンヒョンが、相手FWと接触して、頭部と足を強打。その後、なんとか立ち上がり、気丈にプレーを続行して、前半の無失点に貢献するも、ハーフタイムに無念の負傷交代を余儀なくされる。

    そういったイレギュラーな状況から始まったこの試合では、前半、セレッソはミスパスも目立つなど、なかなかエンジンがかからず。2度決定的なシーンを作られたが、相手のシュートミスもあって、難を逃れる。27分には、暑さも考慮されて、J2の試合では異例の給水タイムも実施されたなか、前半の終わり頃からようやくリズムがでてきたセレッソは、丸橋祐介のクロスからチャンスが生まれ、杉本が頭でつなぎ、松田陸が押し込むも、これはオフサイドでノーゴール。それでも、流れを引き寄せたなかで、前半を終えた。

    キム ジンヒョンにかわって、前日のセレッソU-23戦にも出場した丹野研太が後半から入ったなか、「『ジンヒョンのためにも頑張ろう』と一丸になって戦った」(清原翔平)セレッソは、ハーフタイム直前の勢いを維持。61分には酒本憲幸を投入し、攻撃をさらに活性化すると、10分後、その抜擢が功を奏する。カウンターから、清原と杉本のシュートは相手DFにブロックされるも、そのこぼれ球を拾ってつなぎ、松田から右クロス。これにゴール前で飛び込んだのが、酒本。豪快なヘディングシュートで相手ゴールネットを揺らし、先制点獲得。2万3千人以上のセレッソサポーターの大歓声、ゴール後恒例のコール&レスポンスが、桜の聖地に響き渡った。

    1点リードで試合を支配していきたいセレッソだったが、再びアクシデント発生。松田が両足をつり、プレーできなくなったため、78分に茂庭照幸を送り込み、最後の交代カードを使用。そこで踏ん張りたかったセレッソだが、「ゴールが決まったあと、チームが全体的に下がってしまった。それで、相手が勢いづいて、ビルドアップからどんどん(攻めに)来るような感じになってしまった」(ソウザ)。加えて、前半からのハードワークの影響もあり、全体的に足が止まってしまう。交代要員をすべて使っていたなか、我慢の時間帯が続いたが、終盤に立て続けに攻撃的な選手を投入する清水の対応に苦慮。すると、89分、90+4分と、中央を崩されて失点。結局、1-2と逆転負けしたセレッソ。同日勝利した2位松本との差も4に広がってしまった。

    様々な出来事があったとはいえ、セレッソにとっては落としてはいけない上位対決だけに、この敗北は痛恨の極み。連勝も4で止まった。それでも、残り8試合で、J1自動昇格圏奪還の可能性は、十二分に残されているのも、また事実。「これからが大事。チームがバラバラにならないよう、チーム一丸となって戦っていきたい」と丹野。もう昨年のような失速だけは許されない。次節のホームゲームから、再び『強い』セレッソを見せるべく、ここから必ず立て直す。目指す場所、J1に戻るために。この苦況からチーム一体となって這い上がらなければいけない。

LATEST