2016明治安田生命J2リーグ 第9節

2016.4.23 (土) 13:04

札幌ドーム

入場者数:21,640人

北海道コンサドーレ札幌
  • 稲本 潤一 (82')
セレッソ大阪
1-0
0-0 1-0

北海道コンサドーレ札幌

GK 25 ク ソンユン
DF 35 進藤 亮佑
DF 18 増川 隆洋
DF 24 福森 晃斗
MF 23 マセード 71
MF 8 深井 一希 78
MF 10 宮澤 裕樹 65'
MF 31 堀米 悠斗
MF 7 ジュリーニョ 14'
FW 9 都倉 賢
FW 13 内村 圭宏 45+2' 85

サブ

GK 1 金山 隼樹
DF 5 櫛引 一紀 85
DF 14 上原 慎也 71
MF 17 稲本 潤一 82' 78
MF 27 荒野 拓馬
MF 44 小野 伸二
FW 11 ヘイス
監督 四方田 修平

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 5 田中 裕介 85
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 松田 陸
DF 23 山下 達也 65'
MF 6 ソウザ
MF 10 ブルーノ メネゲウ 75
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇
FW 11 リカルド サントス 69

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸
DF 22 中澤 聡太
MF 2 扇原 貴宏
MF 7 関口 訓充 69
FW 20 玉田 圭司 75
FW 29 澤上 竜二 85
監督 大熊 清

シュート数

12 15
    増川 隆洋(1), 福森 晃斗(2), 宮澤 裕樹(1), ジュリーニョ(4), 都倉 賢(2), 内村 圭宏(1), 稲本 潤一(1)
    松田 陸 (2), ソウザ (2), ブルーノ メネゲウ (5), 山村 和也 (2), 柿谷 曜一朗 (1), 杉本 健勇 (1), リカルド サントス (1), 玉田 圭司 (1)

ゴールキック

13 7

コーナーキック

4 6

直接フリーキック

6 10

間接フリーキック

3 3

オフサイド

3 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・状況を把握して、展開を変えながらプレーしよう
    ・追い越す動きをもっと使おう
    ・ゴール前にはバランス良く入っていこう
  • 【試合後】
    「アウェイにも関わらず、多くのサポーターに来ていただいた中で、前半は前節の反省を生かしてリズム良く試合を運べていた。ただ、後半は攻め急ぎまではいかないけど、自分たちのミスからリズムを崩してしまった。サポーターとともにゴールを目指す気持ちは出ていたけど、少し急ぎ過ぎて、自分たちのミスから向こうのリズムを作ってしまったのが残念。ここでチーム力が問われる。失点については、やられたというよりも自爆的なところもあるので、すぐに修正できると思う。細かいところを修正して、次節に臨みたい」

    Q:今季初の無得点になったが、ゴール手前までは何度も行ったと思う。得点まで結び付けることができなかった要因をどう考えているか?
    「前節の反省を生かして、DFラインに引かれて5枚いたとしても裏への意識は強かった。そこでもう一歩の勇気でえぐるとかGKとの間に入る枚数とか最後の精度とか、スペースのない中で主導権を握った時、今後も課題になる。
     それと、後半は間延びした中で、もう少しボールを前まで運ぶこと。相手が引いてしまう前に、ドリブルで運ぶことで数的優位も作れる。そういうところで、もう1つ決定的な場面も作れると思う。ただ、指摘の通り得点の前段までは行っているので、最後のフィニッシュを修正して次節に臨みたい」

    Q:前節までとは少し選手交代も違ったが?
    「そうですね、はい。ちょっと、リカ(ルド サントス)が体が重いという判断があって、最初に代えた。ただし、その交代によって相手に対して脅威を与えられたか、というと…。調子が悪くても我慢して使うことで、彼の存在自体が誰かを引っ張るところもある。検証して、今後のメンバー交代に生かしていくことも重要。
    (Q:交代の狙いついて)
    もう少し中盤で間を使ったり、サイドで数的優位を作ることだった。そういうところはまずまずできたけど、中の脅威を含めて、少し考えないといけない」

選手コメント

  • ●杉本健勇選手
    「前半はほとんど押し込んでいたけど、そこで取り切れなかった。カウンターは警戒してケアもしていたけど、やられてしまった。後ろはすごく耐えてくれていたから、点を取るチャンスがあった攻撃陣が決め切らないといけなかった。
    (Q:いい攻撃をしてチャンス自体はあったが?)
    「相手は5バックのような感じで引いてきたけど、今後そういうチームも多くなっていくと思う。その中で自分たちが打開していかないといけない。でも、今日の敗戦に誰一人下を向いていないし、また次、すぐ試合は来るので、しっかり勝ちたいと思う」

    ●柿谷曜一朗選手
    「(Q:後半はカウンターの応酬というか、どちらが1点を取ってもおかしくない展開となったが?)
    今日は内容がどうこうではなく、全員で攻めて全員で守って、という流れを絶ち切ったのは自分のミス。責任を感じている。ただ、どうこう言っても、あのプレーは取り返せない。次の試合で取り返せるように、チームに貢献できるように、次の練習からやっていきたい。
    あのプレーがなければアウェイで勝点1を持って帰れた。大事なところでチームに迷惑をかけてしまったことが悔しいし、後悔している。だからと言って、引きずっていても仕方ない。繰り返すことなく、次の試合以降生かして、またチームに貢献していきたい」

    ●ブルーノ メネゲウ選手
    「前半も後半も攻めたけど、ゴールが足りなかった。最後のシュート、パスをもっと正確にやらないといけなかった。後半、相手は下がってカウンターに出る試合運びをしてきた。今日はゴールできなかったけど、次に切り替えて考えるしかない。そこで、どんな形であろうと勝つことが大事」

    ●リカルド サントス選手
    「リーグ戦の中で、いつかは負けるとは思うけど、今日は自分たちの全てを出して戦った結果、負けた。そこは次につながる。次の試合以降に教訓にしないといけない部分もあるけど、アウェイで難しい試合の中でもチームは戦っていた。チャンスの数も相手より多かったと思う。悲しんでいる暇はないので、顔を上げて、しっかり練習して、中5日で来る次の試合(4/29<金・祝>vs京都)に勝つことだけを考えたい」

    ●ソウザ選手
    「今日は、負けはしたが、チームは90分戦って勝利を目指していた。そういう内容を次につなげて、勝てるように、いい練習をしていけば大丈夫だと思う。リスクを背負って、勇気を持って攻めないといけない時もある。今日もゴールに迫った中で相手にゴールを決められたけど、自分たちは正しい道を進んでいる。次の試合を考えて、練習していくことが大事。今日は負けたけど、みんなの頑張りを考えると悲観する必要はない」

    ●田中裕介選手
    「後半は、前半以上に相手は明らかに(攻撃の)3枚を前に残して、ということを徹底してきた。ウチは、攻撃は点を取りたいし、後ろはカウンターを我慢しようと体を張れていた。
     その中で、失点場面は取られ方が悪かったのと、交代選手の稲本さんも含めて、相手はパワーを出してきた。一進一退のどっちが点を取ってもおかしくない試合だった。90分、試合の波がある中で、自分たちはいい時間帯で決め切れずに逃してしまったことで、相手に流れを渡してしまったのかな、とも思う。ただ、どこかで負けることもあるし、そこまで悲観することなく、今日出た課題を一人ひとりが整理して、フレッシュな状態でまた次に向かうことが大事」

    ●関口訓充選手
    「カウンターで失点してしまったことは反省しないといけないし、どこが悪かったかはやっている選手たちが一番わかっている。交代選手も含めて、戻るところでスペースを空けてしまったことは反省点。ただ、これから連戦だし、次も京都という強い相手(4/29<金・祝>)なので、負けられない。2試合もたついている間に、町田にも抜かれてしまった。もう一度自分たちを見つめ直して、1試合1試合戦いたい」

試合後記

  • クラブタイ記録となる開幕8戦負けなしで迎えた敵地での北海道コンサドーレ札幌戦。セレッソ大阪は、前節のギラヴァンツ北九州戦の反省を生かし、前半から積極的に攻撃に出る。前からプレスに来ない札幌に対して、セレッソはリズム良くボールを回して、両サイドバックの松田陸と丸橋祐介も積極的に攻撃参加。高い位置で押し込んだ状態で、再三、CKも獲得した。相手のカウンターを受けそうな場面では、16分にソウザが、21分には柿谷曜一朗が、素早いプレスバックでしっかり寄せて、ピンチの芽を摘んだ。攻守ともに札幌を制圧する形で前半を進めていったセレッソだが、札幌の守備を崩すまでには至らず、決定機と呼べる場面は作れなかった。

     ボール支配率を高めながらも先制点を取ることができなかった前半を経て、後半、セレッソは、より札幌ゴールに迫る形を作る。50分にはブルーノ メネゲウがドリブルで相手ペナルティエリアに進入して決定的なシュートを放つと、53分にはソウザ、松田、杉本健勇、リカルド サントスとテンポ良くパスがつながり、最後は杉本がシュートを放つも、ここは相手DFにブロックされた。次第に得点の匂いが漂ってきた一方で、「後半は攻め急ぎまではいかないけど、自分たちのミスからリズムを崩してしまった」と試合後に大熊清監督も振り返ったように、セレッソは悪いボールの失い方から札幌にカウンターを許し始める。「後半は、前半以上に相手は明らかに(攻撃の)3枚を前に残して、ということを徹底してきた」と田中裕介。後半の中盤以降、札幌に何度もカウンターから裏に抜けられたセレッソだが、田中と山下達也のセンターバック2人のカバー、そしてGKキム ジンヒョンの判断良い飛び出しなどで、何とか失点は回避した。

     カウンターの応酬のような一進一退の攻防が繰り広げられる中、時間の経過とともに、両チーム、選手交代も活性化。セレッソが攻撃に変化を加えるべく関口訓充と玉田圭司を投入すれば、札幌も上原慎也と稲本潤一をピッチに入れ、中盤での球際や走力を落とさない采配に出る。

     迎えた82分、試合は動いた。セレッソは、丸橋のパスを受けた柿谷がソウザに落としたパスがミスになったところを稲本にカットされると、そのまま最前線まで駆け上がっていく稲本を捉えることができない。札幌の息の合った素早いパス交換から一気にゴール前まで迫られると、内村圭宏のパスに抜け出した稲本にダイレクトでシュートを許し、ゴールを決められてしまった。それまで何とかゴールは割らせず耐えていた守備陣だが、「失点場面については、瞬間的に相手の攻撃の枚数が多かった」と山下も悔やんだように、相手の攻撃が一枚上手だった。

     前節同様に先制点を与えてしまったセレッソ。大熊監督は直後の85分に田中に代えて澤上竜二を投入。DFラインの枚数を減らして前線に人数を増やし、パワープレーに出た。ただし、思うように前線にパスを届けることができず、この策は機能しない。高さのあるボランチ2人も前に上がることで、柿谷が下がってパスの出し手となるも、クロスはことごとく相手DFにクリアされた。アディショナルタイムにはGKキム ジンヒョンも前線に駆け上がって攻撃に加わるも、守備を固める札幌ゴールをこじ開けることはできず、タイムアップ。

    「一進一退のどっちが点を取ってもおかしくない試合。90分、波がある中で、自分たちはいい時間帯で決め切れずに逃してしまったことで、相手に流れを渡してしまったのかな、とも思う」と試合を総括した田中は、同時に、「どこかで負けることもある。そこまで悲観することなく、今日出た課題を一人ひとりが整理して、フレッシュな状態でまた次に向かうことが大事」とチームの思いを代弁した。

     前節と今節、それぞれシュート20本と15本を打ちながらも1点しか奪えなかった攻撃の課題は持ち越しとなったが、「今日は、負けはしたが、チームは90分戦って勝利を目指していた。自分たちは正しい道を進んでいる」とはソウザ。開幕9戦負けなしというクラブ新記録の達成こそ叶わなかったが、「顔を上げて、しっかり練習して、中5日で来る次の試合(4/29<金・祝>vs京都サンガF.C.@金鳥スタ)に勝つことだけを考えたい」(リカルド サントス)と、連戦が続く今後に向け、チームは前向きに気持ちを切り替えて札幌を後にした。

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