2016明治安田生命J2リーグ
第13節第1日

2016.5.15

セレッソ大阪

ブルーノ メネゲウ (25')

柿谷 曜一朗 (27')

2

HOME

FULL TIME

4

2-1

0-3

レノファ山口FC

小池 龍太 (12')

鳥養 祐矢 (66')

鳥養 祐矢 (72')

小池 龍太 (86')

キンチョウスタジアム

10,857

監督コメント

【監督会見①】
https://youtu.be/I2aj2PqUoJA


【監督会見②】
https://youtu.be/l8dz01WWH9s


「(選手の)コンディションも含めて、メンバーを少し替えて臨んだのですが、そのへんが少しうまくいかない部分もあった。
前半に一時だが勝ち越して、これからいろいろビルドアップのところの修正も含めて、(さらに)攻撃に…というところでの、セットプレー、スローインからの失点で、流れをこちらに引き寄せることがなかなかできなかった。
それと、我々が点を取りにいくというところで山口のカウンターを食らってしまい、山口の特長を出すような展開になってしまったと思っています。コンディションも含めて、いろいろな意味で仕切り直して、しっかりと次の試合への準備をしたいと思います。シーズンのなかで、苦しいときや過去のいろいろな経緯など、いろいろなことがあるとは思いますが、ここからしっかりと集団として1試合1試合に臨むべき時期だと思うので、しっかり結束して(目の前の)1試合1試合に臨んでいきたい」

Q:1人目の選手交代の意図は?
「田中(裕介)の後半のスピードというところで、右サイドで1回やられたりというところもあるのですが、逆に、もう少しディフェンスラインが落ち着いたなか、サイドバックも含めて、落ち着いて前につないでいくという時間帯を作ろうと。そのなかで前の交代を…と描いていたのですが、交代直後の失点により、それが逆の効果になってしまったかなと思っています。それは私の最終的な人選を含めて、今後またしっかりと考えなければいけないところです。出た選手も一生懸命やっていたのですが、そういう攻守(に関わるところ)を含めて、集団としてどうやっていくかというのは、見ていかなくてはいけない。今のコンディションとか、リーグ戦は長丁場なので、その辺を加味しながら人選をしていくことが大切になると思います。ただ、あとから入った選手が仕事をできなかったとか、そういうことではない。ビデオをまた見直していきたい」

Q:山口とは初対戦だったが、どのような印象を持ったか?
「4失点目の、セレッソが点を取りに行ったところでのカウンターでの失点については、我々がリスクを負っていたというところもある。ただ、やはり4点目を含めて、我々に対するメンタリティーと、最後のところでもう1個走りきるというところでは、我々が正直負けていたところもある。謙虚に受け止めながら、次にそれを生かさなければいけない。長いシーズンなので、非常に参考になる部分も見え隠れしていたのかなと思っています」

選手コメント

●ブルーノ メネゲウ選手
「(Q:ご自身のゴールから始まり、逆転したときの形は非常によかったが?)
そのときは、よかったと思う。前半、先に点を取られたが、そこから同点に追い付いて逆転して、いい形で終わることができた。ただ後半、失点して同点になってから、チーム自体が『消えてしまった』かなという感じはある。

(Q:後半のような形をなくすために、どうすべきと考えるか?)
ホームであれば、もっと攻めることだ。相手チームにはもっとプレッシャーをかけなければいけない。やるのは相手ではなく、自分たちがプレーをしなければいけない。ホームにしても、後追いになっている部分があるので、それはいけないこと。『自分たちがもっとやらなければいけないんだ』という気持ちで臨んで、もっと主導権を握らないといけない。そうでないとタイトルなんて取れない。そこを変えて、必ず強いチームになり、最低でもホームでは勝たなければいけない。もちろんサッカーでは難しい試合もあると思うが、そういう考えでいないといけない。もう1回、そういう気持ちで入っていかなければいけない」

●リカルド サントス選手
「ひとことでいえば、本当に悲しい。負けた形が悪いので、それがすごく悲しい。気持ちは見せたとはいえ、(やるべきことの)すべてが逆(の結果)になってしまった。早い時間帯で点を取られながら、逆転はしたが、後半はもっといい試合をしようと臨んだにもかかわらず、ああいう(失点を重ねる)形になってしまったので、この敗戦はすごくつらい、嫌な気分だ。特にホームでこういう負け方はいけない。ただ、我々は戦士みたいな強い気持ちを持って戦っていたし、ここで下を向いてもしょうがない。自分たちの目的はもっと上なので」

●松田陸選手
「本当に、悔しいです…。今日の試合に入るにあたって、相手はパスを回してくるので、しっかりと俺らもつないでいこうという話はしていました。後半、悔しい結果になりましたが…。次に切り替えてやりたいと思います。
(Q:前半の得点を重ねたシーンなど、右サイドから狙いをもった攻撃もできていたが?)
杉本選手と(右サイドで)2人でどうやって崩そうかという話もしていましたし、そこのパス交換をしながら、(柿谷)曜一朗くんが絡んでくれていたし、そこの関係性はよかったと思います。
(Q:こういう試合の後が、チームとして問われてくるところだと思われるが、次節に向けては?)
今日はなかなか(気持ちを)切り替えられないところもあると思いますが、次の試合に向けて練習からしっかりとやっていきたい」

●田中裕介選手
「2点目を取られる後半15分くらいまでは自分たちのペースでやることができていた。そこからが、自分たちのやるべきことではないサッカーになってしまった。サッカーの怖さをある意味で知ったというか…。4点、相手の本当にいい部分が出たのかなと思います。それを後半15分まではうまく消していたのですが、そこがすごく残念です。
長いシーズンのなかで、こういう試合をどのように捉えるかが大事になる。ただ4失点しました、負けました、で終わらせてはいけない。どうすべきか、どうゲームを進めるべきか、もう1回見直して、もうちょっと大人の戦い方をしていかなければいけない。あれだけCKを連続で与えていれば、というのもある。もったいないやられ方だったので、みんながそういうところを教訓にしていかなければいけない。今日の試合後はブーイングもありましたが、そういう意味でも(応援してくれている人たちを)悲しませてしまったので、こういうゲームを2度と繰り返さないようにしたい。
(Q:ここからの1週間の過ごし方が、本当に大事になると思われるが?)
そうです。まずは、やはりリセットすることが大事。この試合の負けを引きずらないこと。自分たちの原点というか、粘り強く勝点を取ってきたチームなので、ここでバラバラにならずに、1人ひとりがやるべきことをやるということが、まずは大事になると思います」

●ソウザ選手
「負けたのは、本当に厳しい、つらいことだ。ただ、自分たちは一瞬たりとも逃げたりはしていない。サッカーで起きることが起きたという感じはある。相手のパス、ポゼッションがうまくて、わかっていたことだったがそれにちょっと付いていけなかった部分もあった。
(Q:その課題を整理することが、これから大事になるが?)
毎日のトレーニングのなかで修正はしていくもの。負けたからといって全部が悪いわけではないし、全部が間違っているわけではない。あとは練習を重ねて、次に向かっていく必要がある。ホームで負けたとはいえ、ここで落ち込んでも仕方ない。これから先の試合で、今日の試合から変えられるチャンスはある。今は身体をしっかり休めて、次へのいい準備をしていきたい」

●関口訓充選手
「勝てていないし、決していいサッカーができているとも思わないので、もう1回気持ちを整理して、『セレッソはどういうサッカーをするのか』というところからしっかりやっていかなければいけないのかなという思いはあります。これが第13節ということがまだ救いなのかなと思います、これが残り何節かということになると、もう取り返しのつかないことになるので。まだまだ上位にいるし、連勝できればまた首位にもいけると思うので、ここで気持ちを切らさず、チームとしてもう1回ひとつになって戦わなければいけないと思います」

●椋原健太選手
「試合の入りを崩してしまったので、申し訳ないと思っています。油断していた訳ではないし、集中していなかった訳ではないですけど、結果的にはやられてしまって、その部分が尾を引いてしまいました。そこから、みんなのお陰で2点取って持ち返したのですが…。もう一回、自分自身、イチからやり直したいなと思います。
カウンターがすごいというのは分かっていたので、前半から低めでカウンターに対して対応していたし、後半の入りもそうやっていたのですが、少しバランスが崩れちゃったのかなと思います。
それも自分のプレーが不安定だったことが招いたことなので、その部分では悔しさしかないです」

●玉田圭司選手
前半を見ていても、選手の質的に見てもセレッソの方が上だったというのは明らかに分かることでしたが、相手がやりたいことというか、サッカーの質的には相手の方が高かったと思う。そういうところは自分たちも見習わなきゃいけないと思うし、そういうのを目指して行きたいと思います。
前節の試合後にサポーターからコールを貰ったり、期待されているのは分かるし、そういう中で結果を出したいし、チャンスがある時に自分らしいプレーを出して、チームの勝利に貢献できれば良いなと思います。
(Q:質の高いサッカーができないもどかしはある?)
日々ある!選手は揃っていると思うし、J2の中で抜けていると周りにも思われていることだけど、だからこそ自分たちがその期待に応えられるように、サポーターにとっても、セレッソらしいサッカーをより目指さなきゃいけないなと思います…手遅れになる前に!

●山下達也選手
効率よく点を取られたと思う。4失点したというのはセンターバックである僕のミスもあると思う。しっかりと受け止めて、4点ともしっかり映像を見て、修正していきたいと思います。
(Q:交代直後に失点しましたが)
自分たちの集中力の問題だと思う。スローインからなので、自分もポジショニングや受け渡しの声の判断を上げていかないと、あのような失点に繋がると思う。こんな試合をしていたらJ1に上がれないと思うので、もっともっと自分も含めて一人一人の意識を上げていかないと厳しいかなと思います。

●橋本英郎選手
早いリズムでのポゼッションがあるというのは聞いていたので、僕は分かっていました。僕のところはそんなに難しくなかったのですが、センターバックが難しかったのかなと思います。レッズのような、フリックでポンポンと縦に進んでいく感じで、僕らのところ(中盤)でのワンツーはそこまでなかった。もう少しワンツーをしてくるのではないかという話はあったのですが、そういう感じではなく、前に行ったら、そのまま更に前に行くだとか、違うポジションの選手が走り込むというのがすごく多かったです。
僕というよりも、やられた形にもあるように、サイドバック、サイドの選手が難しかったのかなと思います。
特にスローインやコーナーが続いている時間帯になかなかひっくり返せなくて、中途半端なクリアが多かったと思います。一度押し返すと感じは変わったと思いますが、あの時間は本当に押し返せなかったので、そこは勿体なかったと思います。
攻撃は、前半の場合は決定機という決定機が結構あったのはあったのですが、後半は決定機なのか決定機じゃないのかというアバウトな感じがありました。それはこれまでの試合でもずっとあるのですが、そこで心の余裕がないのか、焦りがあるのか、落ち着いて次の人にというのがちょっとずつズレて行ってると思う。まだ2-1で勝っている時でも、ソウザと何人かつないでゴール前まで入って行って、最後にリク(松田選手)が撃つというシーンがありましたが、あんなに体勢が悪い状態でしかシュートが撃てないような感じですね。リカルド(リカルド
サントス選手)もヨウイチロウ(柿谷選手)からクロスが入ったのに、入りすぎているとか。そういう細かいことだと思いますが、逆に山口はそういうのがなかったのかなと思います。スムーズに思ったところにボールが出てくるので、次のことを考えてプレーしていることが多かった。僕たちは「あ!ここか。どうしよう?」と思いながらプレーしているので、スムーズさが少なかったと思います。
点を取っている時は、ヨウイチロウとケンユウ(杉本選手)のところのノッキングが少ないから点になりやすいと思います。
今日は勝ちたかったですし、勝たないとまた出られることはなくなると僕は思っていたので、そこはしんどいかなと思います。自分自身やっていて違和感は感じませんでしたし、自分の中でやられている感はそこまで感じなかったのですが、チームとしてやられたところに僕がカバーに入れていなかったのかなというのは思います。
(Q:セレッソは違うポジションの選手が走り込むことがなかった?)
足りないのと、見ていないのと、自分が自分がという要素が強いのもあると思います。3人目が動いているところを見きれないのはあるのかも知れません。
(Q:選手入場の時にお子さんと一緒に入場されたのは、気持ちの面ですか?)僕はそうです。下の子は今まで小さかったので、今回で少し記憶に残ってくれたら良いです。妻に話をしたら「今回だけじゃなくて、もうちょっと先も出てくれたら覚えてくれるんちゃう?」と言われましたけどね。(今日の負けで)ちょっと怪しいですね…。