アビスパ福岡
GK | 23 | 中村 航輔 | |
DF | 26 | 田村 友 | |
DF | 19 | 堤 俊輔 | |
DF | 4 | イ グァンソン | |
MF | 18 | 亀川 諒史 | |
MF | 22 | 中村 北斗 | |
MF | 15 | 末吉 隼也 | |
MF | 33 | 鈴木 惇 | |
MF | 10 | 城後 寿 | 92 |
FW | 7 | 金森 健志 | 76 |
FW | 17 | ウェリントン | 83 |
サブ
GK | 1 | 神山 竜一 | |
DF | 3 | 阿部 巧 | |
MF | 8 | 中原 秀人 | |
MF | 29 | モイゼス | |
FW | 9 | 中原 貴之 | 83 |
FW | 11 | 坂田 大輔 | 76 |
FW | 20 | 酒井 宣福 | 92 |
監督 | 井原 正巳 |
監督コメント
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【ハーフタイム】
・ボールポゼッションをテンポ良く大切に
・2列目から積極的に飛び出そう
・球際やセカンドボールの攻防に負けないこと -
【試合後】
「非常に難しいゲームでしたが、後半の内容が今シーズン一番良かったと言ってもいいくらい、そのくらいボールをしっかり動かしながらチャンスを作れたゲームでした。
ただ、それまで流れが良かったにも関わらず、あのような形で予想だにしていなかった失点をしてしまったことが残念ですが、パフォーマンス事態、試合として決して悪くなかったと思います。
特に後半の立ち上がりは非常に速い展開から前にボールを出して横幅をしっかり使ったサッカーができていたと思います。
ただしサッカーは決める時に決めなければ、やられてしまうとよく言いますが、そういった事が起こってしまうのがサッカーであり、これを乗り越えて勝利につなげるような戦いをこれ以降やっていけるように、もう一度戦いを始めたいです」
Q順位が拮抗した福岡との試合に敗れて4位に後退したことをどう思いますか?また今後どうしていきますか?
「常々言うのは、一時的な今の順位ではなく、一番大事なのは最終的な順位であり、1つ落ちたからと言って昇格の可能性がなくなった訳でもないですし、もちろん最後まで自動昇格を目指しながらやっていくことに変わりはないです。
そして、内容は前半から後半に試合を通して今シーズンの中でもかなり良かったゲームなので、勝利につなげられるようもう一度チーム全体で突き詰めていきたいと思います」
Q今までスタメンであった関口選手と怪我明けでしたがフルメニューをこなしていた玉田「選手がメンバーに入らなかった理由は?
私の責任において、私が選択したのが今日のメンバーでした。
2人が出なかったから、今日の試合がこういう結果になったと思いますか?
今日は最終的に負けてしまいましたが、内容として全く悪くなくいい試合内容で、私たちの求めるものができていた試合だったことは事実です。
いろいろな選手がいて、みなさんが期待する選手がいるかもしれませんが、私はチーム全体を日々見ながら全選手に対して全幅の信頼をおいている。その中で今日の対戦相手に臨むにあたって、私がベストであると思ったメンバーを試合に送り込みました。そして責任は結果を含めて私にあります」
選手コメント
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田代 有三選手
チャンスがあったのに…というのが全てだと思います。2〜3本決定的なチャンスがあったので、それを決めていれば結果は絶対に違っていて、勝つチャンスもあったと思う。特に後半は、あの失点のシーンだけだったと思うので、ちょっと責任は感じています。
グラウンドが悪いなりに良いサッカーができたと思うけど、それが結果に繋がらなかったので、決めるところで決めなきゃこうなるんだなと思いました。次にチャンスが来たら絶対に決めたいです。今日はすみませんでした。
丸橋 祐介選手
悪くなかったですけど、最後のところで決められなかったのが残念です。自分たちのミスで失点をしているので、そこを本当に変えていかないとJ1に上がれないと思うし、もっと突き詰めてやって行きたいなと思います。チャンスはありましたけど、最後のところの精度が低いので練習から上げていきたいと思います。
扇原 貴宏選手
内容的にはチャンスも作ることができていましたけど、失点のシーンは完全に自分のミスというか、やられてしまった。
逆にそれ以外はそんなにピンチを作られていなかったので、勿体ない失点でした。こういう試合では、あのようなミスは絶対にやってはいけなかったのに、それが結果に繋がってしまって本当にチームに迷惑をかけてしまったなという感じです。
攻撃面ではあと少しのところでしたけどシュートまで行けていたし、チャンスもあったので、そこを決めきるかどうかだと思いますし、過去2試合よりはチャンスを作れていたので、あの1本でやられてしまったのは残念です。
まだ7試合残っていますし、最後まで何が起こるかわからないので、次の試合から本当に自分たちは勝つしかないので、ここで下を向かずにやっていくことが大事だと思います。
山口 蛍選手
「ほとんどウチのペースで進んでいたし、チャンスも作っていた。相手にチャンスもほとんどなかったので、本当にあの一発だけだったと思います」
Q; 前節の徳島戦から修正できているところも多かった?
「内容もよかったし、自分たちがやろうとしていたサッカーも出せていた。監督もそれは言っていたので。そこ(失点)の1本の集中力だけでした。それまではしっかり抑えられていたので、そこだけだったと思います」
Q; 残り試合が少ないなかでも、前を向ける要素も多かったか?
「前を向ける要素が多かったかは分からないですが、上との状況もあるので、現実を捉えながら、やっていくしかないと思うので、そこは割り切ってやっていきたい。(磐田と6差、開いたが?)それも含めて、現実的に考えていきたい」
山下 達也選手
Q; ゴールキックから守備の裏を取られて失点したシーンの一発だけでやられた印象だが?
「警戒していたところだったので……、悔しいです……。一瞬の集中力の欠如だったと思います」
Q; この1敗は手痛いものだが、残り試合に向けては?
「厳しい状況ですが、チームもここに来て変わりつつある感じのなかで、やっている選手が崩れないように、強いメンタルを持ってやっていきたい」
丹野 研太選手
Q; ゴールキックから守備の裏を取られて失点したシーンの一発だけでやられた印象だが?
「そうですね…。サッカーはそういうのもだと思うので。先に取られると、どうしても苦しくなるし…。修正してやっていくしかない」
Q; 全般的に主導権を握る時間が多かったと思うが、ある程度自分たちのサッカーができていたか?
「全体的に集中力の高いゲームだったと思うし、前半と後半の入りがよくて、ウチの時間かなというときもあったので。それだけに、(失点が)悔やまれるというのが、正直な気持ちです」
Q; 残り試合に向けて。
「よかったところはよかったところとして、しっかり継続して、さらによくしていくし、反省すべきところは反省して、あとはしっかり結果もついてくるようにやりたい。次からキンチョウスタジアムに戻るので、ピッチコンディションを含めて、もっと自分たちらしいサッカーで圧倒できるよう、切り替えて来週からやりたい」
田中 裕介選手
Q; ゴールキックから守備の裏を取られて失点したシーンの一発だけでやられた印象だが?
「スカウティングどおり、相手は手堅くやってきて、ウェリントンに預けてくるというところで、ああいうゴールキックの対応などもやっていたのですが、そういう部分でやられてしまったのは、すごい悔しいです」
Q; 前半、相手の対面の選手たちに押し込まれつつも、山口選手らとともに、冷静に対応できていたのでは?
「ある程度、相手も勢いを持っていたのですが、しっかり破綻せずにでき、最後のところでしっかり止めることができていて、後半にもそれをしっかりつなげられたと思います。ただ、そんなにチャンスはないというのもあったなか、決められるチャンスのところで決められなかったのが、ちょっとよくなかったのかなと思います」
Q; 失点後の攻めの統一感については?
「相手が1点取ったら引くのは目に見えていたので、そこをこじ開けるところだったと思うが、チームとして同じ方向を向いてやらないと、崩しのところでも、もう少し選手間で要求しなければいけなかったと思いました」
Q; 残り試合に向けて。
「まだ終わったわけじゃないし、あと7試合があり、そのあとのプレーオフも視野に入れつつ、チームとしてもうワンランク上にいかないと。また福岡さんんとやる可能性もありますし、練習のなかからバラバラにならずにやっていきたい」
染谷 悠太選手
Q; あの失点シーン以外は、ウエリントン選手を抑えていたが?
「でも、結果論なので…。やられたら意味がないところだと思います」
Q; 前節の徳島戦よりかは、主導権を握る時間も多かったが?
「主導権は握っているが、結局ああいう形で失点して、なんだか、相手のゲームになってしまったという印象があるので。点が入らないなら、ピンチを少なくして、チャンスを増やしていくとかだと思うし、そういうところで、まだまだ改善するところはあると思います」
Q; 顔ぶれが変わった右サイドでの対応について。
「ウチの場合には誰が出ても遜色がないので、ユースケ(田中)とシャケさん(酒本)で持ち味は違いますが、ユースケはユースケのよさがすごくあり、そういったものは今日のゲームを通しても出ていました。逆に、ディフェンスラインのオーガナイズとかは、常に練習で、メンバーが変わりながらやっているので、そこは全然問題なくできたかなと思います」
Q; 残り試合に向けて。
「残り7試合ですが、這い上がる力が試されていると思うので。そこはしっかりと上を見据えてやっていくべきだと思います。今ここでバラバラになってしまったら、今まで積み上げてきたものが意味をなくしてしまうので。なくすのではなく、常に上積み(しなければならない)ので、みんなでまた一丸となって練習からやっていきたい」
マグノ クルス選手
Q; リーグ戦初先発で、意気込みも強かったと思うが?
「先発では(リーグ戦で)今季初めてだったが、流れのなかで、みんなと一緒にやってきて、チャンスもいっぱいあった。これから切り替えてやっていかないといけない。この先まだあるので、ここからまだまだしっかりやっていきたい」
Q; チームとしてチャンスは多く作れていたが?
「チャンスはたくさんあり、パブロやユースケらをはじめ、みんなでパスも回っていたが、結果的にはゴールできなかった。(ゴールが)入っていれば、(勝って)2位との距離を縮められただけに、この結果が本当に悔しい」
Q; 残り試合に向けて。
「立場はちょっと厳しくなったとはいえ、やるべきことをやるしかない。まだチャンスはあるので。ジュビロ(磐田)も今日引き分けでしたし。あと7試合残っているので、その7試合全部勝てばチャンスはある」
Q; 試合後のサポーターの声をどう聞かれたか?
「応援してくれるなかで、ブーイングされるのは、ホームで負けたこともあり、しょうがない。サポーターは、自分たちがもっとできると思っていると思いますし。毎試合サポーターの応援や気持ちは伝わってきますし、サポートしてくれるのはうれしいし、応援は本当にありがたいものです」
試合後記
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大事な上位直接対決で福岡にホームで惜敗し、4位に後退。
今季も佳境に入ってきた10月、激しいJ1昇格争いの渦中にいるセレッソ大阪。2位ジュビロ磐田と勝点5差の3位で迎えた、明治安田生命J2リーグ戦第35節では、勝点差がわずか1という4位アビスパ福岡との、上位直接対決に臨んだ。最近は2引き分けと、勝ちきれない試合が続いていたセレッソ。とにかく勝利が欲しいなか、今節ではスターティングメンバーを変更。MFマグノ クルスとDF田中裕介という今夏加入の2選手が、セレッソでのリーグ戦初先発を果たした。また、同じく今夏から桜色の戦士となったGK北野貴之も、今季初めてベンチ入りした。
試合では、前半には福岡にセレッソの右サイドから攻め込まれるシーンも散見したが、右サイドバックの田中やボランチの山口蛍らをはじめ、チームとして我慢強く守備を行い、得点を許さない。一方で、ピッチコンディションの状況もあり、ロングボールが目立つ攻撃にもなっていたセレッソだったが、丸橋祐介の積極的な攻撃参加や、丸橋と田中の両サイドからのクロスを効果的に使いながら、次第に好機も作り出す。しかし、こちらも得点に至らず、前半はともにスコアレスで折り返した。
後半に入ると、攻勢を強めたのはセレッソのほう。序盤にエジミウソンや丸橋にシュートチャンスが来るも、それらを活かせずにいると、57分、一瞬の隙を突かれた。福岡GK中村航輔のロングキックから、ボールは風にも乗ってセレッソ陣深くまでぐんぐん伸びていくと、これをクリアしきれず、DFとGKの間に走り込んできたウェリントンに、そのままゴールを決められた。同じヤンマースタジアム長居で行われた第33節水戸ホーリーホック戦の終了間際を思い起こさせるような、ロングボール一発からの失点で、与えてはいけない先制点を福岡に献上してしまった。
失点の動揺もあってか、63分にも福岡のフリーキックからウェリントンにヘディングシュートを叩き込まれたシーンもあったが、このときは、直前のゴール前のプレーで福岡にファウルがあり、ノーゴール。失点を免れると、その5分後、セレッソにも立て続けに2度ビッグチャンスがやってくる。田中のスルーパス、そして、山口のクロスから、それぞれ田代有三に決定機が訪れたが、この日、再三の好守が目立っていた福岡GK中村航にいずれも阻まれ、ゴールが遠い。
75分には楠神順平、76分には吉野峻光を送り込み、何とか打開を図ろうとしたセレッソ。終盤にかけて福岡を押し込んだが、焦りもあってか、ゴール前をがっちり固める福岡守備陣を崩せない。「主導権は握っているが、結局ああいう形で失点して、なんだか相手のゲームになってしまったという印象がある」と染谷悠太も言うような、福岡の術中にはまり、0-1で惜敗。この結果、福岡に3位を明け渡し、セレッソは4位に後退。同日引き分けた2位磐田との差も6に開いてしまった。
「ほとんどウチのペースで進んでいたし、チャンスも作っていた。相手にチャンスもほとんどなかったので、本当にあの一発だけだった」と山口も振り返るような試合展開だっただけに、何とも悔やみきれない敗戦となったセレッソ。ただ、「決められるチャンスのところで決められなかった」(田中)ということも、敗戦の一因であったことは間違いない。
大事な一戦を落としたことでスタジアムにはセレッソサポーターのブーイングが響き渡った。J1自動昇格への道のりも、さらに厳しくなったと言わざるを得ない。それでも、「一番大事なのは最終的な順位。もちろん最後まで自動昇格を目指しながらやっていくことに変わりはない」と指揮官も前を見据えるように、セレッソは残り7試合での巻き返しを誓っていた。ここでJ1復帰への道をあきらめるわけにはいかない。桜色の戦士たちは、最後までファイティングポーズを取り続ける。
シュート数
12
8
- 染谷 悠太(1)
- 田中 裕介(1)
- 丸橋 祐介(1)
- 山口 蛍(1)
- パブロ(2)
- マグノ クルス(1)
- エジミウソン(2)
- 田代 有三(3)
- 末吉 隼也(2)
- 鈴木 惇(2)
- 城後 寿(2)
- 金森 健志(1)
- ウェリントン(1)
ゴールキック
10
10
コーナーキック
10
3
直接フリーキック
11
14
間接フリーキック
2
2
オフサイド
2
2
ペナルティキック
0
0