2015明治安田生命J2リーグ
第40節第2日

2015.11.8

ツエーゲン金沢

秋葉 勝 (42')

作田 裕次 (55')

星野 有亮 (57')

3

AWAY

FULL TIME

0

1-0

2-0

セレッソ大阪

石川県西部緑地公園陸上競技場

7,418

監督コメント

このような形で負けてしまった以上、相手を称えるしかないというのが正直なところ。相手はチャンスをしっかりと効率よく得点に結び付けた。我々はそこに至るまでにはいかなかった。そういった内容を考えると、相手を称えるしかできない、あまり多くを語ることができない試合になった。
(結果、内容ともに完敗だったが、今節の結果、セレッソ大阪のJ1昇格プレーオフ進出は決定した。プレーオフに向けて、リーグ戦の残り2試合、改善するところは?)数字的には今日決まったということだが、現実的に、プレーオフに行くことは想定していたので、今日の試合も含めて、プレーオフに備えて戦っていこうと思っていた。これから先、残された試合も含めて、我々のプレーオフへの向かっていき方は変わらない。
(ハーフタイムコメントで、「強い気持ちを前面に出していこう」と話されていたが、現在のチームの士気について、どうお考えか?)戦術的には、あまり多くを話す必要はないと思った。なぜならば、前半、内容的にはゲームをコントロールできていた。相手は数少ないチャンスを得点に結び付けた。その中で、メンタルの強さを求めた。それはどういう部分かというと、妥協しないで、もっと貪欲にやるべきことをやり遂げる強さを見せて欲しい、ということ。これは、シーズンが始まる前から常に言ってきたことなので、皆さんもよくご存じだと思うが、サッカーにおいて、居心地の良いゾーンで納得してしまうことが一番よくない。前半のサッカーを見ていると、いつでも点が取れるのではないか、という雰囲気が出そうになっていたので、そうではなくて、もっと貪欲に、点を取りに行く姿勢を含めて気持ちの強さを見せて欲しいと、ハーフタイムでそういう話をした。

選手コメント

橋本 英郎選手
相手が守ってきた中で、前半はある程度押し込んだけど、自分たちにもう一つ怖さがなかった。崩し切れなかった。ポジションを入れ替えたり、いろいろ工夫はしているけど、なかなか攻撃の連動性が出なかった。守備になった時も、いい形でアプローチにいけなかった。改善する点はいっぱいある。何からというのは、チーム全体で話していくことになると思う。
(試合前、「ただ回すだけにならないように」ということも話していたが、試合の中で、崩し切れるようイメージはあまりなかった?)連動して攻めることができると可能性も感じることができるけど、なかなかその形に持っていけなかった。自分たちがボールを持っても、点が取れるかどうか分からないような攻撃になっている。これは決めないといけない、という決定機もあまりなかった。チャレンジする気持ちが大事で、それが前に出ないと、相手が守り易いところに転がっていく。
(プレーオフに向けて、心配になるような敗戦となったが?)ここ最近勝っていなくて、今日の結果だったので、一番下まで落ち込んだような気がするので、今度また逆転の発想になれればいいと思う。ただ、簡単に切り替えるのではなく、勝てない原因はいろいろあるので、それをちゃんと見つめる必要はあると思う。切り替えて、次、頑張ろうという感じで、何も問題がなかったかのように振る舞っても、プレーオフになれば、その問題点は出てくる可能性はある。その辺をみんなの中で理解して、整理をして、次の試合できっちりやらないといけない。

山下 達也選手
前半、ああいう形で失点しまったけど、それ以外、怖いシーンはあまりなかったと思う。落ち着いて支配はしていたと思うので、後半も継続してやるべきだったけど、後半の立ち上がりにミスが続いてしまった。
(他会場の結果、5位以上は決定した。ここからリーグ戦の2試合をどう戦っていく?)まず、チームとしてさらにまとまっていかないといけない。一人ひとりが今日の結果を自分の責任でやられた、という気持ちで次の準備をしないと、またこうやって足元をすくわれると思う。

茂庭 照幸選手
引いて守ってくる相手を崩し切れないで…という展開だったけど、その中で、相手のカウンターが何度かあった中で、自分としては、止められるところは止めたと思う。今回、久々の先発で気持ちも入っていた。この結果ですごく残念だけど、ただ、まだ俺はやれると思っているし、チームにいい影響を与えられるように、残りの試合をやりたいと思う。ただ、チームのことについて、俺から口には出せないというか、自分が置かれている状況も状況なので。また次いつチャンスが来るか分からないけど、その時のために、チームの力になれるようにやっていきたい。

関口 訓充選手
(途中から試合に入るには厳しい展開だったが、関口選手の気持ちは伝わってきた。どういう気持ちでピッチに入った?)頭の中には、今日の試合だけではなく、プレーオフも入っていた。ただ単に0-3で終わってしまうのではなく、チームとしてやることを最後まで貫いてやっていくことが、一つの収穫になると思った。こういう展開でも切らさずにやっていくことが、プレーオフでも大事。もしかしたら、0-1や0-2の展開もあるかも知れない。そういう時に動揺しないでやることも大事。だから、今日も1点ずつ取り返していきたいな、という思いで試合に入った。結果は0-3で負けて、サポーターには申し訳ないと思うし、『セレッソ大丈夫か?』と思われるかも知れないけど、選手は下を向くことをしてはいけない。続けてやっていくことが、プレーオフに入った時に、少しでも自分たちのサッカーをやっていけることにつながるのかな、という気持ちだった。
(反省すべきところは反省して、課題も見つめ直して、ここからもう一回、気持ちを上げることが大事?)ここで落ち込んでも仕方がない。プレーオフはリーグ戦とはまた別の戦いになる。自分たちから気持ちの部分で落としては、コンディションの低下にもつながる。もちろん、何が悪かったのか、それぞれが見つめ直すことは必要。気持ちは切らさず、残りの2試合をやっていきたい。
(ハーフタイムで警告をもらっていたが?)『ゴールキックが遅くないですか?』って(主審に)話をしたら、『ノーマルでしょ』って言われたので、『僕にはノーマルには見えません』って言ったら、イエローカードを受けました。レフェリーの判断は絶対ですけど、明らかに遅かったと思うので、もう少し(会話の)キャッチボールをしたかった思いはありますね。