明治安田生命J2リーグ 第34節

2015.9.27 (日) 16:04

鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

入場者数:7,988人

徳島ヴォルティス
  • 冨田(78')
セレッソ大阪
  • パブロ(45'+3)
1-1
0-1 1-0
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徳島ヴォルティス

GK 31 長谷川 徹
DF 22 広瀬 陸斗
DF 25 冨田 大介
DF 2 福元 洋平 31
DF 3 アレックス
MF 14 濱田 武
MF 9 キム ジョンミン
MF 20 エステバン
MF 17 衛藤 裕
MF 10 大﨑 淳矢 90
FW 18 佐藤 晃大 66

サブ

GK 1 相澤 貴志
DF 5 石井 秀典 31
MF 16 斉藤 大介
MF 24 佐々木 陽次
MF 19 内田 裕斗 90
FW 11 津田 知宏
FW 23 長谷川 悠 66
監督 小林 伸二

セレッソ大阪

GK 27 丹野 研太
DF 3 染谷 悠太
MF 14 丸橋 祐介
MF 17 酒本 憲幸 46
DF 23 山下 達也
DF 2 扇原 貴宏 83
MF 6 山口 蛍
MF 7 パブロ
MF 32 関口 訓充
FW 10 エジミウソン
FW 19 田代 有三 77

サブ

GK 1 武田 博行
DF 5 田中 裕介
DF 22 中澤 聡太 46
MF 11 楠神 順平 83
MF 15 吉野 峻光
MF 18 マグノ クルス
MF 31 橋本 英郎 77
監督 パウロ アウトゥオリ

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・ラインを必要以上に下げないこと
    ・相手のロングボールに対してしっかり競り勝ち、セカンドボールを拾うこと
  • 【試合後】
    今日のゲーム内容は、サッカーにおいて、ボールをつなぐという要素より、よりタフに戦う、バトルの要素の方が強かった。試合の内容を反映した結果になったと思う。
    (いつもより早く、後半開始から3バックにした意図は?)ゲームの流れを見た中で、相手は、前半から、クロスボールからファーに2人で入っていくことを徹底してチャンスを作っていた。そこで、中澤聡太を入れることで、丸橋が、よりファーでの対応ができるようにという狙いで、3バックにした。また、後半、ズルズルと引くのではなく、より前からアグレッシブにプレスをかける狙いもあった。後半の立ち上がりは、そういった点は良かった。ただ、残念ながら、セットプレーから失点してしまったことが悔やまれる。さらには、勝つためには、相手の流れを止めることが必要だという判断もあった。我々、セレッソというクラブの中には、まだまだ勝ち切る、勝者のメンタルがない。小さな成功、勝利を大事にして戦うのが勝者のチームだが、そういった伝統がまだない。それは、ピッチの中でも外でも起こっていることだと思う。我々は、J1昇格という目標を達成するまでは、謙虚に戦い続けることを、今シーズンはやり遂げて、その上で、来シーズンは、また違う形でクラブの立て直しをしていくことができれば、と思う。

選手コメント

  • パブロ選手
    (相手の守備も堅い中で、得点場面は相手の隙を突いて裏を取れたが?)ソメ(染谷悠太)がすごくいいパスをくれた。冷静にフィニッシュまで行けたと思う。ただ、先制した試合で追いつかれて引き分けてしまったことが残念。致命的なミスが出てしまったことが課題だが、それはチーム全体の問題で、改善するためには練習するしかない。これからの8試合、昇格するためには、ここから勝ち続けるしかない。自動昇格に向けて少し難しくなったかも知れないけど、僕らが気持ちを一つにして、絶対に自動昇格できると信じてやっていきたい。
    (この2試合、攻撃の形が作れない場面も見られるが?)確かに相手の守備は良かったと思う。前節の水戸戦も含め、しっかりと自分たちをマークしてきた。セレッソに得点力があるからこそ、我々を分析されていると思う。特に前の選手に対しては、タイトにマークをしてくる。ただし、先制点を取れただけに、勝ち切れなかったことは残念。それでも、自分たちが歩んでいる道は正しい道だと思うので、練習の中からしっかり修正して、最終的に昇格を達成したい。

    山口 蛍選手
    1点取られたのはセットプレーだけど、そこに至るまでに何回か相手のセットプレーもあって、危ない雰囲気も出ていた。セットプレーは気を付けないといけないポイントだった。全体的には、崩されて、というか、相手もシンプルに放り込んできた中で、クロスを上げる選手に対してプレッシャーに行けていない部分もあった。
    (前節も課題であった、相手のロングボールへの対応と、セカンドボールに対する反応は、今節も相手に上回られた場面も多かった印象だが?)今年、J2でやってきて、前線に体が強くてヘディングも強いFWがいて、どんどん蹴ってくるチームには、あまり結果が出ていないというか、苦戦する試合は多い。前節もそうだったけど、今節も相手のFWはしっかりキープできていたし、そういうところで苦しめられた。
    (後半開始から3バックに変更されたが?)前半は結構、間延びしていたから、相手のボランチにプレスに行けていなくて。そういう意味で、後半から後ろを3枚にして、自分たちのボランチが前へプレッシャーに行くようにということも、狙いとしてあったと思う。
    (後半から3バックをやるのは珍しかったが、手応えはどうだった?)捉え方次第だと思う。自分たちボランチが前にプレスに行けるということもあるし、逆に、相手からしたら、自分たちがロングボールを警戒して後ろを3枚にしたことで、『放り込んで下さい』とこっちが言っているように捉えられたかも知れない。3バックの裏のスペースに、相手に流れられたことも結構あった。ただ、それは前からのプレスがかかっていなかったこともあったので、もう少し出どころに対して厳しく行くべきだったとも思う。

    田代 有三選手
    (うまく田代選手にボールが入らなくて、もどかしい気持ちもあったのでは?)そうですね。ボールに絡む機会が少なかった。もう少し簡単に当ててくれても良かった。ボールを大事にしようという気持ちは分かるけど、ショートパスばかりになって、僕自身、シュートを1本も打てなかった。ただ、それでも勝てたと思うけど、切り替えて、1週間しっかり準備したい。僕自身、今週はコンディションが少し万全ではなかったので、次の試合に向けて、ベストで挑めるように準備したい。

    関口 訓充選手
    前半は、相手のコートでプレーする時間も多くてピンチも少なかったと思うけど、後半は、相手の、裏へ、裏へ蹴ってくるサッカーに対して、ボール保持者に対してもプレッシャーをかけられなくて、裏に蹴られたボールもキープされる時間が続いた。ああいう時間帯を、チームとして切っていかないといけない。もう少し相手のボランチに対してプレッシャーをかけられれば良かった。
    (2試合連続、追いつかれての引き分けになってしまったが?)負けてはいないけど、勝ってもいないので、流れは良いとは言えない。失点の仕方も、前節と今節は、してはいけない失点だった。自分たちのミスから相手のCKにしてしまった。昇格を目指すのであれば、失点につながるミスは減らしていかないといけない。
    (相手に押される時間が長くても、昇格するチームなら、先制したら、勝ち切らないといけない?)そうですね。先に取れて、2点目が取れれば良かったけど、簡単に相手にパスを渡して取られるシーンも多かった。ただ、取れなくても守り切らないといけない。失い方も悪かったし、リードしている時のパスの回し方も、よくしていかないといけない。

    中澤 聡太選手
    (後半から3バックになったが?)前半から、相手の2トップにポイントを作られて、監督はベンチで結構イライラしていた。僕も前半から呼ばれて、いろいろボードで説明された。相手も徹底してどんどん裏に蹴ってきたので、シンプルに跳ね返すこと、しっかりカバーすることを狙いとして入った。
    (勝点1が続いているが?)もちろん、それはあるけど、ここ何試合、勝点は取れている。ここで考え過ぎて、変な方向に行くよりは、やってきたことを高めることが大事。ただ、ボールが握れていないので、僕らからアクションしていかないといけない。今日も、相手の出方を見ながら合わせてサッカーをしてしまった。相手のシンプルに蹴ってくるサッカーにやり合ってしまった。もう少しつなぎながら、相手をはがしてチャンスを作ることは追求していかないといけない。やることをやれば、セレッソの力があれば勝てると思う。悲観するサッカーはしていないと思う。

試合後記

  • 土壇場で追いつかれての引き分けとなった第33節の水戸ホーリーホック戦を払拭すべく臨んだアウェイでの徳島ヴォルティス戦だったが、今節も、セレッソ大阪はリードした展開から相手に同点弾を許す形で1-1の引き分け。第32節には首位の大宮アルディージャを撃破して4連勝を果たしながら、その後の2試合連続ドローにより、2位・ジュビロ磐田との勝点差は5に広がってしまった。
    セレッソとしては、試合の入りは良かった。圧倒的に相手陣地で試合を進めると、3分、関口訓充がドリブルからファーストシュートを放てば、10分には、CKの流れから酒本憲幸が相手ゴールを脅かした。しかし、その後、流れは次第に徳島へ傾く。その原因は、佐藤晃大とキム・ジョンミンという高さのある2トップにボールを収められたこと。セレッソは、ツインタワー目がけて徹底してクロスや長いボールを入れてくる徳島の攻撃に後手を踏んだ。23分には、濱田武のミドルシュートが染谷悠太に当たってゴールに吸い込まれたが、ここは、オフサイドの位置にいたキム・ジョンミンがGKの視界を遮るコースに入って得点に関与したとみなされ、ノーゴールの判定に。徳島にとってはやや不運でもあり、セレッソは命拾いした格好となった。
    すると、35分、ようやくセレッソもエジミウソンと田代有三の2トップにパブロと関口が絡んだ攻撃でチャンスを作ったが、エジミウソンのシュートはバーを越えた。徳島とは対照的にセレッソは2トップを有効に生かせずにいたが、それでも、前半終了間際、セレッソのもう一つの武器である1発のパスから立て続けに決定機を生む。45分、扇原貴宏からパブロへ通った決定機はエステバンに防がれるも、直後の48分、今度は染谷からパブロへ、相手DFの裏を取った絶妙なパスが渡り、今度はパブロが相手GKの位置を見て冷静に決めた。試合前、「2トップが抑えられることもあると思う。そうなった時は1発で裏を取れるパスを出すことも必要」と話していた染谷の宣言通りのアシストにより、苦しい展開ながらもセレッソは1点をリードして前半を終えることに成功した。
    後半、パウロ・アウトゥオリ監督は動いた。酒本に代えて中澤聡太を投入。システムも[3-4-1-2]に変更した。守備における、徳島の2トップ対策であり、前からのプレスを強める狙いがあったが、この変更により、まず効果が表れたのは攻撃面だった。サイドから2トップ下にパブロがポジションを移したことで、徳島としては、山口蛍の攻撃参加を誰が見るのかハッキリせず、50分には、高い位置でボール奪取した山口から丸橋祐介にパスがつながり、セレッソは大きなチャンスを迎えた。セレッソとしては、徳島が変化に対応する前の、この時間帯で2点目を決めておきたかった。すると、前半と同様、時間とともに流れは徳島へ。56分、57分とセレッソは連続して決定的なピンチを迎えたが、ここは丹野研太が続けて好セーブ。難を逃れた。それでも、その後もキム・ジョンミンの突破に対して山下達也と関口が2人かがりで止めに入るなど、徳島の勢いを止めることができない。たまらずアウトゥオリ監督は橋本英郎を投入してバランスを整えにかかったが、直後に迎えた78分のCKで、徳島の冨田大介に決められた。試合終盤は、セレッソはJ1自動昇格、徳島はPO圏内へ。それぞれの目標のため、両チーム、勝点3を奪いに最後まで攻め立てるも、88分、セレッソに訪れた山下の決定機はエステバンがブロックし、94分に迎えた徳島の決定機は、山口が長い距離を戻って懸命にクリアした。両者一歩も譲らぬ死闘に決定打は生まれず、結局、試合は1-1の痛み分けに終わった。
    試合前にポイントに挙げていた、攻撃面で2トップに収めてからの展開、さらには、守備におけるロングボールへの対応とセカンドボール争い。このいずれもで、セレッソは徳島を下回るパフォーマンスを見せてしまった。「セレッソは背後とリスタートが甘いので狙っていた」という敵将の小林伸二監督が、「今持っている力を十分出して戦ってくれた」とチームを評価した一方で、「セレッソには、まだまだ勝ち切る、勝者のメンタルがない」とアウトゥオリ監督は渋い表情。今季最後の連戦。セレッソは上位追撃の狼煙を上げるはずが、自動昇格を狙う上で痛恨の2試合連続ドローを演じた。しかし、残り8試合。まだまだ自動昇格の可能性は残されている。「気持ちを一つにして、絶対に自動昇格できると信じてやっていきたい」。先制点を決めたパブロは顔を上げる。次節、セレッソは、勝点1差で4位に迫るアビスパ福岡との“決戦”を迎える。福岡も、前線に高くて体を張れるFWがいて、中央の守備は固い。言わば、今節の徳島と似た特長を持つだけに、セレッソはこの試合で出た課題を今一度、精査する必要がある。そして、次節こそ、未来につながる勝点3を獲得しなければならない。

シュート数

10 9
  • 冨田 大介(1)
  • 濱田 武(1)
  • キム ジョンミン(4)
  • 大﨑 淳矢(2)
  • 佐藤 晃大(2)
  • 丸橋 祐介(1)
  • 酒本 憲幸(1)
  • 山下 達也(1)
  • パブロ(4)
  • 関口 訓充(1)
  • エジミウソン(1)

ゴールキック

6 12

コーナーキック

5 7

直接フリーキック

14 8

間接フリーキック

2 2

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 0