愛媛FC
GK | 1 | 児玉 剛 | |
DF | 14 | 玉林 睦実 | |
DF | 23 | 林堂 眞 | |
DF | 2 | 浦田 延尚 | |
DF | 6 | 三原 向平 | 89 |
MF | 7 | 村上 巧 | 67 |
MF | 15 | 岡崎 建哉 | |
MF | 16 | 江口 直生 | |
MF | 20 | 河原 和寿 | |
FW | 10 | 瀬沼 優司 | 80 |
FW | 18 | 西田 剛 |
サブ
GK | 21 | 曵地 裕哉 | |
DF | 4 | 西岡 大輝 | |
DF | 33 | パク チャニョン | |
MF | 5 | 藤田 息吹 | 67 |
MF | 17 | 近藤 貴司 | |
MF | 22 | 近藤 貫太 | 80 |
FW | 19 | 渡辺 亮太 | 89 |
監督 | 木山 隆之 |
監督コメント
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【ハーフタイム】
・守備は問題ないが、引いてしまわないように注意すること
・攻撃時にトライアングルを保つこと -
【試合後】
https://youtu.be/4MXmdczzRBQ
点を取るまでは非常に良かったと思います。
その後、選手たちの「負けたくない」という気持ちが強い影響で、心理的になかなか思うような試合運びができませんでした。
しかし、なかなか結果の出ていない状況である中でこのような心理的なことが作用してしまうのは当然のことで、大事なことは勝利という大事な結果に繋げたことたという事で、選手たちを称えたいと思います。
改めて言いますが負けても内容がよかった試合もありますし、勝っても非常に内容には不満が残る試合がありますが、今日は先制した後内容が物足りなかったと思います。
Q:今日1対0で勝ちきった評価を教えてください。
「やはりリードした後の心理的な部分が出たと思います。
なかなか結果が出ない時に「ホームゲームでリードしながらも同点にされ逆点された」「最後に失点して負けてしまっている」という試合が続いている中で選手たちは負けてはいけないと心理的にどうしても引いてしまう。あってはならないことではあるけれど、理解できないことではないと思います。その中で結果につなげた選手たちを称えなければいけないと思っています」
選手コメント
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https://youtu.be/PpawBi3CthM
茂庭 照幸選手
(久しぶりのホームでの勝利で)良かったですね。本来のチームが持っているクオリティプラス個人が持っているクオリティを難しく考えずにシンプルに出せたのかなという感じです。(最後に押し込まれた感じになりましたが)それはJ2ならではのドカドカ蹴る形でしたが、相手と同じ土俵で押し切るというか、それでも負けないというのが大事だからね。1−0で勝っていても、最後に相手の土俵で負ければ、結局1−1で終わってしまうワケですから。そういった意味では、ああいう展開でも負けない!シンプルなことです。そこで負けなければチーム、個人のクオリティの差が出るので、これからじゃないですかね。良くなっていくと思います。
楠神 順平選手
(見事なゴールでしたね)良いボールでした。ずっと抜けられるタイミングで裏に行けたらいいなと狙っていたので良かったです。(シュートは、どのタイミングでキーパーの上を越そうと思った?)ボールが自分のところに来てからですね。どうしようかなと迷っていて、初めは抜こうかなと思ったのですが、良いバウンドだったのでそのまま蹴りました。良かったです。本当に勝たなきゃいけない試合だったので、決められて良かったです。
扇原 貴宏選手
(楠神選手の得点につながるフィードは、狙い通りでしたか?)そうですね。練習中から動き出してくれていたので、『ボールを持ったときには(縦に)入れてくれ』と言っていたし、そういうのが練習中からうまく行っていたときもあって、それが試合のなかでうまくいってよかったです。
(前半は特にいいサッカーができていたと思うが?)そうですね。前半はよかったと思うが、後半の戦い方はもうちょっと考えていかないといけない。いい時間帯もちょっとあったんですが、ボールをつなぎながら。それをもうちょっと長く、自分たちのペースで試合を進めていくようにしないと、後半にはピンチもあったので、そこは修正していかないといけない。
(相手が後半、ハイプレスをかけてきたところも影響した?)でも、そのなかでも、2、3本パスをつなげれば、相手を簡単にはがすことはできたので。それをもうちょっと続けていかなければいけないと思います。
(前線の選手も含めて、運動量のところで、とばし気味だった?)
前半からみんなハイプレスでいっていたので、そこで後半落ちてしまったので、そこは課題かなと思います。
(約1カ月ぶりのホーム勝利、長く感じたところもあった?)ホームで最近あまり勝てていなかったので、これをきっかけに、しっかりこれからやっていきたいし、もう落とせる試合はないので。頑張って勝っていきたい。
山口 蛍選手
(前半は相手を圧倒するいいサッカーをしていたのでは?)何とも言えないです。勝ったからよかったですが。押し込まれるシーンもあったので、そこは改善をする必要があると思います。
(今日は山口選手が飛び出していけるシーンも多かったのでは?)いや、別に多くなかったと思います。逆に、あまり自分のなかではいけていない印象だったので。守り方もあるから、今日は仕方ないところもありますが。
(後半の流れで、今までなら失点していたところが、完封勝利できたこと、ホームで勝てたことについては?)
結果、勝つというところは、次につながると思います。
玉田 圭司選手
(前半の相手を圧倒するようなサッカーが、セレッソがやりたい形でしょうか?)
ある程度、前ではめられれば、自分たちが主導権を握ってやれるんだけど。でも、後半になると、少し落ちてしまうところもあるので、90分通して、より自分たちのサッカーができるようになれば、もっと楽に試合も運べると思うし、それが課題かなと思います。
(特に前半、お互いの距離が近いところでパス交換をしたり、ああいうプレーはこれまでなかなか見られなかったところで、うまくロングフィードと組み合わせながら攻撃できていたのでは?)それが自分たちや、僕の特長でもあるし、そういうのがどんどん増えていけば、より自分もプレーしやすくなるので。チームとしても機能していくんじゃないかなと思います。
(今日の1勝は、ひとつのきっかけになり得るもの?)
ホームだったし、ホームでなかなかいい成績を収められなかったので。この試合は勝てたことがすべてというか。この1勝で満足してはいけないと思うし、どんどん、2連勝、3連勝していかないと、上と離れてしまうので。自分たちはもっと上を目指してやっていきたい。
長谷川 アーリアジャスール選手
(今日の良かった点は?)ホームで勝とうという共通意識がありましたし、強い気持ちを持って挑んだ中での勝点だったので、みんな自信にもなります。ただ、最後のキツイ時にどういうプレーができるかとか、チームとしての効果的な動きだったりとか、1点だけじゃなく、2点、3点取れる場面もあったので、そういうところをしっかり決めてやれば良いんじゃないかなと思います。
(最後に前線にどんどん放り込まれたのを我慢できたのは?)あのように放り込ませないことも大事ですし、最後の最後まで自分たちがボールを握っていれば相手は何も出来ないと思う。その中でもジンヒョン、守備陣を中心にみんなで守れたのは大きかったと思う。余りあれをずっとやられるとキツイので、しっかり自分たちがボールを握る時間だったり、上手く時間を使うこともできるような修正をしていきたいと思います。
山下 達也選手
(ホームでしっかり勝ち切ることができたが?)後ろは我慢して守れたことはよかったと思うし、しっかり次からにつなげていければと思います。
(前半、相手にシュートを打たせないくらい、ほぼパーフェクトなゲームができていたのでは?)いい距離感でみんなが守れていたこともあると思います。後半は、ある程度押し込まれた時間帯で、よく我慢できたのかなと思います。
(前半のような、近い距離でパス交換したり、長いボールも織り交ぜながら、バランスよく戦う形は、今後の理想?)
そこは理想ですが、今日は相手のシステムとか、そういうところを理解したうえでの、そういう戦術だったと思うので。でも、よかったところは、これからも、どんな相手でも続けていきたい。
(後半、セカンドボールが拾えなかったり、相手にハイプレスをかけられたことなどが、試合が厳しくなった要因?)
真ん中が結構空いちゃったところもあったので。そういうところの距離感や、ボランチの選手とのコミュニケーションなどを、時間帯によって、考えていかないといけない。
酒本 憲幸選手
(ホームで久々に勝ち切れて、少しホッとしたところもありますか? )
崖っぷちやと思って、そういう気持ちで臨んだし、ホームで勝たなければ話にならないので。勝てて、ホッとしているというのは、一番(の感想)ですね。
(前半は相手を圧倒するサッカーが出来ていたのでは?)
そうですね。いつも監督が言っているような、チームのコンセプトが、狙い通りできたのと、自分らの時間を作るようなサッカーができたので、前半はよかったです。
後半は相手のハイプレスに苦しめられた?
ああいうふうに来るのは、もちろん、分かっていたし、自分たちがちょっと苦しくなったとき、どうやっていくかというのを、チームとしてもっともっと共通認識を持って、こういうときにはこうしていこうとやっていければ、もっといいサッカーになっていくと思います。
(今までなら、後半のような展開だと、失点することが多かったが、今日は完封できたことについては?)
紙一重なところもありましたし、こっちももちろんチャンスもあったし。でも、失点ゼロを、もっともっと続けていかないとあかんなと思います。
吉野 峻光選手
(後半の苦しい時間帯の出場で、守備がメインになっていた?)
けど、くさびで受けて、つなぎ役みたいな感じで、時間を作ってくれとは言われていたんですが、思っている以上に守備に寄っちゃって、後ろがきついならしょうがないとは思いますが、蹴っちゃうので。もうちょっとやりようがあったと思います。
(蹴っちゃうのは、つなぎづらい感じがあった?)
どうなんですかね……。僕から見ていたら全然余裕はあったけど、きついから蹴ったのか。俺は蹴るからきついと思ったから、もうちょっとやりようがあったと思うし。取って蹴って、また取られての繰り返しだったから、そりゃ、押し込まれちゃいますよね。自分たちの時間がないので。そのため(つなぐため)に俺は入ったと思いますが、なかなかそういうタイミングもなかったので、とりあえずやれることといったら、走ることくらいしかなかったので、まずは守備をしっかりしようという感じでした。
(今季、ホームでの勝利を体感したのも初ですが?)
そうですね。勝ちはいいことですし、次につながればいいなと思います。
染谷 悠太選手
1-0で勝つということは凄く良いことだと思います。最低でも1点で抑えれば、ウチは必ず1点は取れると思うので、後がどこにこだわってやっていくのかが大切になってくると思うので、先ずはゼロにこだわって勝つ、勝ちきるということで、ゲーム巧者になっていくことが大切かなと思います。ゲーム状況によってはボールを動かして、相手が出てきたところにカウンターとかも今後どんどん出来るようになっていけば、順位も上げていけると思うので、そこはチーム全体でどうやっていくのか突き詰めて行ければもっと良いのかなと思います。前半に攻めて、行けると思った時は得てして失点して逆転されるというパターンが頭の中にありましたし、セーフティーにやるところと、相手をいなしていくところの判断が出来てくればもっと良いのかなと思います。特に今のウチに関して言えば、勝つということが何よりも大切なので、勝てたということが非常に大きいと思います。その中で監督が言っていることをポジティブに捕らえて頑張って行きたいと思います。ホームは沢山のサポーターが来てくださいますし、その人たちの前で勝利という形で応えられるのはすごく感慨深いものがあるので、ホームで勝つというのは何より大切かなと思います。
キム ジンヒョン選手
(後半苦しい時間帯もありましたが、無失点で抑え、勝利することができ、韓国代表にもいい形で合流できるのでは?)
そうですね。後半は結構攻められていたので、それでも、ゼロで抑えたのは、みんなが頑張ったおかげ。代表に行く前に、ゼロで抑えて勝利したことは、自分の自信というか、いい感じで(代表に)入れるし、そうできてよかったんじゃないかなと思います。
(前半は、相手からシュートを浴びないほど、セレッソが一方的に攻めていたが、あの形が理想?)
そうですね。前からプレッシャーをかけて、そんなにウチのペナルティーエリアのなかまで入ってこられるようなシーンもほとんどなかったので。前から意識を持って、11人で守ることを意識すれば、もっとチームは強くなると思うし、また、こうやって1-0で勝てるような試合も、もっと増えてくると思います。
(久々にホームで勝って、サポーターから拍手をもらったことで、少しホッとしたところもある?)
いや、それはないです。やっぱり、ホームでは絶対に結果を出さないと行けないし、それは僕も含めて、みんながそういう気持ちを持っているので。ホームでどんどん結果を出していきたい。ホームだけ結果が出てきていなかったので。そこをもうちょっと出して、もっと上に行きたい。
(W杯予選に向けて、韓国代表としての意気込みは?)
W杯予選だから違う気持ちとかじゃなくて、いつもどおりで頑張ってやっていきたいです。
パブロ選手
勝利したので非常に嬉しいですね。ホームで勝つのが大事ですから。メンタル的に難しい試合でした。最近の試合は勝ち越している試合がなかったので、この試合を勝利で終われたのは良かったです。今日の試合は前半が決め手だったと思います。その前半のチャンスにみんなが連動して取れたというのが良かった。後半は連動ができなくなった部分もあり、愛媛も後半盛り返してきたのもあったが、維持していかないといけなかった。今日良かったのは結構攻められた時もあった中、無失点に抑えられたことです。
(チームメイトとのシュラスコの効果はあった?)先日の食事会も良かったし、日本に来てからの仲間と友達という感じになったのもいい影響だったと思います。みんながもっとまとまれば良くなると思います。今日はその始まりだと思います。
試合後記
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明治安田生命J2リーグ戦第17節、3週間ぶりのホームゲームに臨んだ9位セレッソ大阪は、勝点23で並ぶ10位愛媛FCと対戦し、楠神順平のゴールにより、1-0と勝利。リーグ戦では4試合ぶり、ホームでは4月29日の第10節京都サンガF.C.戦以来となる白星を飾り、ヤンマースタジアム長居には、久々に桜色のサポーターの歓喜が響き渡った。
負傷で別メニュー調整の選手も多いうえに、ここまで得点ランキングトップにも立つフォルランも今季初めて欠場。台所事情の苦しいなか、今節を迎えたセレッソ。それでも、この日、ピッチに立った桜色の戦士たちは、「崖っぷちやと思って、そういう気持ちで臨んだし、ホームで勝たなければ話にならない」と酒本憲幸も言うように、1年でのJ1復帰のために、ホームでの必勝のために、『絶対に勝つんだ!』という強い意志を、前半からしっかりと示した。
特に最初の45分間は、セレッソの独壇場だった。「前からプレッシャーをかけて、ウチのペナルティーエリアの中まで入ってこられるようなシーンもほとんどなかった」(キム ジンヒョン)というように、前線からの守備が機能し、「いい距離感でみんなが守れていた」(山下達也)ことで、相手を前半シュートゼロに抑えた。その要因は、「いつも監督が言っているようなチームのコンセプトが狙い通りできたのと、自分らの時間を作るようなサッカーができた」(酒本憲幸)ためだ。
愛媛戦前半では、近い距離でのパス交換や、中盤から前線への鋭いくさびを入れるパスなど、テンポのある攻撃も実践し、相手を翻弄。「自分たちや僕の特長でもあるし、そういうのがどんどん増えていけば、より自分もプレーしやすくなる」と玉田圭司もコメントしていたが、セレッソの選手本来の持ち味が発揮できたことで、たとえボールを奪われても、チャレンジ&カバーをスムーズに行ってすぐに取り返すなど、愛媛に隙を与えず。そのうえ、パウロ アウトゥオリ監督の求める「縦への意識」「横幅をしっかり使うこと」という戦い方も、より活きるようになり、攻撃のオプションも広がった。それが、27分、扇原貴宏が送ったロングフィードからの、楠神の先制弾につながった。
ただし、1-0で迎えた後半は、一転、愛媛の反撃の前に、我慢の時間帯が続いた。「選手たちの『負けたくない』という気持ちが強く影響して、心理的になかなか思うような試合運びができなかった」(アウトゥオリ監督)だけでなく、「ウチがボールをキープできず、そこでフィジカルを使ってしまった」(キム ジンヒョン)ことで、動きも全体的に落ち、後半のセレッソのシュートはわずか1本。ピンチも最後まで散見された。だだし、今までならば失点していた展開のなかでも、「ある程度押し込まれた時間帯で、よく我慢できた」(山下)のは、チームの成長の証。75分に投入されたDF茂庭照幸を含め、イレブンが粘り強く戦い、最後まで失点は許さず。今季初めての1-0という最少スコアで試合を終わらせた。
「押し込まれるシーンもあったので、そこは改善をする必要がある」と山口蛍も勝って兜の緒を締めるように、攻守に課題は山積しているのは確か。「この1勝で満足してはいけないと思うし、どんどん、2連勝3連勝していかないと上と離れてしまう。自分たちはもっと上を目指してやっていきたい」(玉田)と、今のセレッソに1勝で落ち着くだけの猶予もない。それでも、この勝利や、『希望の前半』を価値あるものにしていきたいところ。そのためにも、セレッソの真価が問われる戦いは、まだまだ続いていく。
シュート数
7
3
- 丸橋 祐介(1)
- 扇原 貴宏(1)
- 長谷川 アーリアジャスール(1)
- 山口 蛍(1)
- パブロ(1)
- 楠神 順平(2)
- 村上 巧(1)
- 河原 和寿(1)
- 西田 剛(1)
ゴールキック
8
12
コーナーキック
7
3
直接フリーキック
8
14
間接フリーキック
2
3
オフサイド
2
3
ペナルティキック
0
0