2015明治安田生命J2リーグ
第16節第2日

2015.6.1

コンサドーレ札幌

前 寛之 (50')

1

AWAY

FULL TIME

1

0-1

1-0

セレッソ大阪

オウンゴール (39')

札幌ドーム

18,044

監督コメント

非常に見応えのある試合だった。この素晴らしいスタジアムで、サポーターの方々も試合を盛り上げて下さった。選手たちは最後まで本当にハードワークしてタフに戦った。ただし、我々は、やられてはいけない形で失点してしまった。なぜならば、相手が前がかりになっている状況で、我々は、ボールを奪えば十分に切り替えの早さでカウンターから追加点を取れる展開が続いていた中で、あのような形で、あの時間帯に失点したことが悔やまれる。ただし、選手は本当に最後までよく戦った。札幌さんも、サポーターの方も含めて、非常にいいゲームをされた。今日は、最高のサッカーができるという雰囲気がスタジアム全体にあった。

選手コメント

玉田 圭司選手
(久々の先発で、玉田選手が起点になって、攻撃にいい流れも作れていたと思うが?)
いや、でも勝ちたかった。結果が欲しかった。自分が決め切らないといけないところもあったので。ただ、守備にしても、攻撃にしても、なかなか形が作れなかった印象。みんなが同じ絵を描けていないというか…。自分たちの形をもっと明確にしてやっていかないといけない。昇格するには連勝していかないといけないと思うけど、安定した戦いが、今はまだできていない。ハマればJ2の中では抜けている能力があるし、勝てる試合もあるけど、J2もそんなに甘くないから。
(16節が終わった段階で今の内容は、焦りもある?)
正直、俺の中ではある。『下を向くな』とか、『これからやっていけばいい』と口で言うのは簡単だけど、それをどうやって、やっていくのか、ということだから。

山口 蛍選手
相手よりチャンスは作っていたと思うし、そんなに相手にも決定的なチャンスはなかったと思う。何度かクロスは入れられたけど、怖かったのはそれぐらいだったので、良くなっている手応えは掴んでいます。
(先制して、追いつかれての引き分けをどう捉えている?)
(最後の方は)どっちも点が欲しくてカウンターの応酬みたいな感じになった。その中で、勝ち越せるチャンスもあったと思うけど、勝点1をプラスに捉えていくこと必要。1でもいいから、積み重ねていくことも大事だと思う。

山下 達也選手
相手も勢いがあったし、独特な雰囲気の中での試合だった。その中で耐えられたことは良かったと思う。最後はかなりきつかったけど、気持ちで守りました。
(試合中は、山下選手がボールを持つたびに、札幌サポーターからブーイングが飛んでいたが?)気にはしないようにしていました。でも、そうやって、(ブーイング)してもらえることは、選手としてはいいことなので。スタジアムもいい雰囲気でしたし、何が起きてもおかしくない雰囲気のスタジアムになるということを、改めて感じました。

染谷 悠太選手
(終盤は、守備陣としてはしんどい状況が続いたが?)DFである以上、どんな状況でも守るのは当然なので、ああいう流れでも後ろがしっかり守っていればチャンスは出てくる。焦れずにやっていくことを考えてプレーしていました。
(右サイドバックでのプレー経験は?)プロデビューがサイドバックでした。だいぶ久しぶりだったけど、上がって何かをするわけではなく、さばくところはさばいて、守備でしっかり守ることを意識してプレーしました。
(1-1という結果をどう捉える?)今までの流れなら、2失点目を食らって負けてもおかしくない展開だった。もちろん、勝点3は欲しかったけど、勝点2を失ったのではなく、1を得たと捉えたいと思います。
(先制点の場面は染谷選手の得点かな、とも思ったが?)そうかな、とも思いましたけど、(記録は)オウンゴールになったので、仕方ないです。

キム ジンヒョン選手
(ク・ソンユン選手との対戦を終えて?)相変わらずデカいですね(笑)
(1-1で勝者も敗者もいませんでしたが、試合を振り返ると?)いい守備はできていたと思うけど、失点のところは課題も残ります。自分たちがコントロールできない時間帯もあったので、責任感を持ってパスを出したりしないといけない。自分たちのミスや取られ方が悪いと、カウンターを受けてしまう。でも、前は引き分けで終えないといけない試合で負けてしまう試合もあったので、勝点1点でも取ることが大事になる。今は苦しい状況だけど、勝ちたい気持ちを持ち続けていれば、いつかは勝ち続けていくことができると思う。

茂庭 照幸選手
(茂庭選手が入ってしばらくの時間帯は、3バックにしていた?)いや、ソメ(染谷悠太)が右(サイドバック)に入ったんですよ。ただ、『あまり(前に)行くな』と言ったので、そう見えたのかも知れないですね。
(具体的には、監督からどんな指示があった?)シャケ(酒本憲幸)の裏にクロスボールを入れてくるのが相手のやり方だった。都倉が特に狙っていたので、ソメを右にして、相手のストロングをまず消そう、と。シャケは起点になっていたし、こっちのストロングでもあるけど、相手のストロングがハマり出していたので、まずはそこをケアする狙いだった。
(1-1という結果については?)僕は前向きに捉えています。もちろん悔しいし、勝ちたかったけど、これまでは攻め急いでカウンターを食らう形も多かった。それは成長だと思うし、試合が終わった後にチームにも言いましたけど、急には強くならないし、こういう試合を勝ち切ったり、引き分けで終わらせたりすることで、自信や成長にもつながっていくと思います。