2016明治安田生命J2リーグ 第5節

2016.3.26 (土) 16:04

キンチョウスタジアム

入場者数:11,482人

セレッソ大阪
  • ブルーノ メネゲウ (4'), 杉本 健勇 (63')
ツエーゲン金沢
  • メンデス (26'), 山藤 健太 (90+4')
2-2
1-1 1-1

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 3 茂庭 照幸 80
DF 14 丸橋 祐介
DF 15 松田 陸
DF 23 山下 達也
MF 6 ソウザ
MF 10 ブルーノ メネゲウ 4'
MF 24 山村 和也
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇 63' 18' 67
FW 11 リカルド サントス 83

サブ

GK 45 北野 貴之
DF 5 田中 裕介
DF 22 中澤 聡太 80
MF 2 扇原 貴宏
MF 7 関口 訓充 67
FW 20 玉田 圭司
FW 29 澤上 竜二 83
監督 大熊 清

ツエーゲン金沢

GK 31 原田 欽庸
DF 23 馬渡 和彰
DF 3 作田 裕次
DF 5 太田 康介
DF 16 メンデス 26'
MF 19 玉城 峻吾 74
MF 24 大槻 優平 60
MF 8 山藤 健太 90+4'
MF 2 阿渡 真也
FW 13 水永 翔馬
FW 9 安 柄俊 86

サブ

GK 1 原田 直樹
DF 4 小柳 達司
DF 27 廣井 友信
MF 7 可児 壮隆 60
MF 25 星野 有亮 86
MF 11 古田 寛幸 74
FW 30 山﨑 雅人
監督 森下 仁之

シュート数

10 13
    ソウザ(2), ブルーノ メネゲウ(4), 柿谷 曜一朗(1), 杉本 健勇(2), リカルド サントス(1)
    馬渡 和彰 (1), 太田 康介 (1), メンデス (1), 玉城 峻吾 (1), 山藤 健太 (1), 水永 翔馬 (1), 安 柄俊 (5), 古田 寛幸 (2)

ゴールキック

10 10

コーナーキック

1 5

直接フリーキック

10 6

間接フリーキック

0 2

オフサイド

0 2

ペナルティキック

0 1

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・ 攻守に焦らず、落ち着いてプレーしよう。
    ・ ボールを大切につないで数的優位を作ろう。
  • 【試合後】
    【監督会見①】
    https://youtu.be/w0YnDOglxjM


    【監督会見②】
    https://youtu.be/yGglqnF4Pqg


    【監督会見③】
    https://youtu.be/S4WMC2QCQ2c


    「厳しい試合の5試合目ということで、コンディション的に多少疲れというか、そういう選手も出てくるなか、勝ち越しをすることができたのですが…。最後、茂庭(照幸)のイレギュラー(な負傷交代)も含めて、動かざるを得ないなか、時間の使い方とか、最後にうまく3点目(を追加する)というところがなかなか決めきれず、守りのところでも中途半端になってしまったのかなと。枚数は揃っていたのですが、ずるずると後ろも下がりすぎたことで、前のほうも(セレッソの)ゴールから近い位置での守備になってしまって、金沢も『やれる』という気持ちになってしまった。もう少し高い位置で守備をできればよかったのですが、後ろも下がり、下がることによって(前から、相手が持っている)ボールにいけないことで、相手に『まだいける』という気持ちを出させてしまった要因になったと思います。今後、こういうイレギュラー(負傷など)が出たときのメンバーも含めて、しっかりと次につなげるようにしていかなければいけない。
    関口(訓充)に関しては、今までいろんな時間帯を救ってくれましたし、PKにつながったファウルについても仕方のないことだったように思います。彼がチームのために次に生かしてくれればいいと思っています。今までと同じことになりますが、勝ちきれなかったが次の試合を我々は初戦のつもりでやっていく。それを1試合1試合やっていくのは変わらない。またリセットして、しっかり次の試合をやっていきたいと思います」

    Q:前半に先制してから、かなり押し込まれた要因について。
    「別にそこで油断をしていたわけではないと思いますが、パッと(先制点が)入ったことで、向こうのやらなくちゃいけないという気持ちを『受けた』部分と、守備の部分というよりも、(うまく)入れたあと、ボールを握る時間が少なくて、クリアというには小さすぎる、ボールを失いすぎるという時間帯が10分間くらいあった。その時間帯での失点というのが、ベンチでも『もう少しボールを握ることによって、我々のゴールから遠ざければ大丈夫なのに…』と言っている矢先だったので。それは守備と攻撃の連動というところで、攻撃でボールを握るというところがしっかりできなかったというほうが要因なのかなと思います。セットプレーでのマークのずれがあったというのはもちろんなのですが、その前段で十分に防げたのかなというふうに検証しています」

    Q:茂庭選手の状態について。
    「肉離れする手前で声をかけてくれた。(状態は)『大丈夫』というふうに言っていました。これ以上やると危ない状態なので、声をかけさせてもらったということで大事には至らないと思います。次の試合が少し空く(4/3<日>vs千葉)ので、体力的なところ、ケガの箇所もリセット(回復)してやってくれるんじゃないかなというふうには、今、思っています」

選手コメント

  • ●ブルーノ メネゲウ選手
    「(Q:今季初得点について)
    きれいなゴールが決まったので、ゴールできたことは、今日の試合のなかですごくうれしく思います。残念ながら勝利できなかったのですが、最後まで自分たちの気持ち、ガッツは見せることができていたと思います。審判に関係なく、自分たちは自分たちのサッカーをやらなければならない。トータルとしては、よかったのかなと思います。
    (Q:相手がハードディフェンスを仕掛けるなか、セレッソが分析されているという感覚はあったか?)
    4連勝できているなかでの試合でしたし、今後戦っていく試合も自分たちのことを研究してくるチームばかりが相手になる。大事なのは自分たちの仕事をすることであり、そこに集中するだけ。残念ながらこの試合は勝利できなかったですが、もう次にいくしかない。いつも(試合後はすぐ)次のことを考えているが、次は勝てるようにしたい。ただ、自分たちはしっかり考えて次に向かっている。それが一番大事になる」

    ●リカルド サントス選手
    「(Q:前線でかなり身体を張って、チームが苦しい時でも相手を押し返すようなプレーができていたと思うが?)
    いつも、『もうちょっと何かできたんじゃないか…』という気持ちはあるが、自分の今の時点ではチームに貢献できたところもあるかなと思います。ただ、残念ながら結果がついてこなかったのは、すごく残念です。ホームなので勝たなければいけない。今日はかなり勝利に近づいたと思うが、今、試合が終わって、『自分がもっとどうすればよかったのか…』という考えの時間になっている。それでも、今はすごくパワーも感じているし、前線でもいろいろと活躍しているし、マークに関してもチームに貢献できていると思う。ゴールについては、自然に生まれてくるのかなと思います。
    (Q:惜しい引き分けだったが、1つ足りないものがあるとすれば?)
    やることはみんな、たぶんやったと思う。気持ちも見せて、チャンスも作りました。ただ、運(が足りなかった)かなと。最後もPKでの失点でしたし。ただ、もしかしたら『次にミスしないように』と学ばなければいけない部分でもあるのかなと思います」

    ●山村和也選手
    「(Q:金沢にかなり分析されている感じもありましたが、実際にピッチで感じたことは?)
    前半、相手もすごく勢いをもってプレッシャーをかけてくるなか、少し僕たちもボールを保持することができなくて…。早めに先制はしましたが、その後、ちょっと受け身になってしまったのかなという感じでした。
    (Q:金沢の布陣がいつもと違ったことについて)
    そこまで僕たちがやることは変わらないが、相手のロングボールに対して、セカンドボールだったりを拾われる回数が多かった。そういったところのケアなどを、僕とソウザでもう少しできればよかったなという思いです。
    (Q:この引き分けの内容について、悲観しすぎるものではないと思われるが?)
    内容も少しずつ、できるところと、また課題も出てきました。勝って次につなげることがもちろん大事ですが、負けて次にいくより、引き分けで次につなげていく、しっかり勝点1を取ったことを(前向きに考え)、次の千葉戦(4月3日<日>@金鳥スタ)に向かっていければと思います」

    ●松田陸選手
    「(Q:悔しい引き分けだったが、最後まで戦う姿勢を見せていたが?)
    負けていない。選手たちみんなも『負けていない』という気持ちでやっていますし、次に勝てるようにしたい。
    (Q:金沢にかなり分析されているという感じもありましたが?)
    そうですね。相手が前からプレスにきて、『(守備を)はめていこう』という気持ちでやってきていたと思いますが、そこをかいくぐれなかったのが今の課題かなと思います」

    ●杉本健勇選手
    「(Q:交代はどこか傷めてのものか?)
    はい。シュートを撃つ前から痛かったので、どうしようかなと思っていたらゴールが決まって、そのままやろうかなと思ったんですけど…。(交代選手が見えて)時間的に自分かなと思いました。今日は全然何もできていなかったし。でも、ゴールを決められて良かったです。
    (Q:得点シーンは、相手ボールを奪った瞬間に撃とうと思っていたのか?)
    いや、全然思っていなかった。パスの選択もありましたけど、相手が寄せてこなかったので思い切って撃とうと思いました。あまり覚えてないんですけど、コースというよりグラウンダーの弾道だったので、それが良かったかなと思います。
    (Q:復帰後初ゴール、吹っ切れた気持ちもあるのでは?)
    自分が決めても、チームが勝てていないので…。でも最後の失点で引き分けになりましたけど、切り替えていきたいです。(PKになったシーンは)クニ君(関口訓充選手)が行ってしまいましたが、あれはミスじゃなくて気持ちを見せていたと思うので下を向く必要はないし、切り替えて次の千葉戦(4月3日<日>@金鳥スタ)に向けてしっかりよい準備をしたいと思います」

    ●柿谷曜一朗選手
    「(引き分けで終わったのは)最後までお互いにあきらめずに戦った結果。攻撃陣は初めて2点取れましたし、チャンスも多く作れました。そのなかでセットプレー2回で2点を取られました。2点目はクニ君(関口訓充選手)がプレスに行ってなかったらそのままシュートを撃たれていた場面ではあった。今日はかなり落ち込んでいると思いますが、誰ひとりクニ君を責める選手はいないし、この4試合でも途中から入って、あれだけ守備を頑張ってくれていたからこそ、失点0で抑えられていた部分もあると思う。今日の結果は自分たちが負けたわけではないし、次の試合もまたホームでできる。クニ君はそこで思いっきり晴らしてやろうという気持ちで臨むと思うし、僕たちもそういう強い気持ちを持った選手と一緒に戦うことは必要だと思う。この引き分けを無駄にしないように、次に勝って連勝していけるように、まずはしっかり体を休めて、良い準備をしていきたいです。ベストコンディションでない選手もいるかもしれないですが、言い訳になってしまうので、全員が良い体調で次の試合に臨めるようにしていきたいです。
    勝点を積み重ねていく上で、もちろん引き分けでも勝点1が積み重なりますから、重要なポイントです。最後の最後で勝点3を逃すというのは本当にもったいないと思いますけど、前節(山形戦)のようには最後の最後で勝点3を取れるときもあるし、今日のように最後で落とすときもあると思う。なるべくこういう試合を少なくしないといけないですけど、なってしまった以上は次で取り返すしかないです。
    出ていない選手も含めて全員で、今はもっともっと勝点を積み重ねていくしかないと思います。5試合終わって勝点15あれば最高でしたけど、また1からじゃないけど、しっかりと自分たちのサッカーを、堅い守備から攻撃に移るというところをもう1回見つめ直してできれば。
    金沢は、負けていたところからの引き分けだからロッカールームはかなりテンションが高いでしょうけど、僕たちも別に負けてはいないので落ち込む必要はない。また次の試合に勝って、僕たちも試合後に最高のロッカールームにしたらいいと思います。
    (Q:追加点が取れなかった要因は?)
    わからないです。わかっていたら4試合もあんな試合が続かない。僕たちは何点も取ろうとしていたけど、たまたまそういう結果になっていただけです。修正するところはあると思いますし、個人的に失点に関わって落ち込む選手もいるかもしれませんけど、それはもう終わったこと。またみんなで次の勝利に向かってやれれば良いと思います」

試合後記

  •  2016年の明治安田生命J2リーグでは開幕から4連勝と、好スタートを切ったセレッソ大阪。3月最後の試合となった第5節では、ホームのキンチョウスタジアムにツエーゲン金沢を迎え撃った。
     この一戦にあたっては、チームマネジメントというところでは苦しい1週間でもあった。選手、スタッフにインフルエンザによる離脱者が続出。GK丹野研太、MF橋本英郎、さらに前節殊勲の決勝点を決めたFW田代有三が欠場を余儀なくされた。その影響もあって24日(木)に韓国代表戦でプレーしたばかりのGKキム ジンヒョンが緊急帰阪し、中1日という強行日程で先発した。

     試合では、キックオフ直後から金沢に押し込まれる場面も作られたが、幸先よく先手を取ったのは、セレッソだった。開始4分、山村和也の右クロスに、相手DFの間から鋭く抜け出したブルーノ メネゲウが反応すると、トラップから冷静にゴールへ流し込み加入後初得点を記録した。この一撃で桜色の戦士たちは乗っていけるかと思われた。

     だがしかし、その後は前節からフォーメーションを変えてタフに反撃に出てきた金沢の攻勢を浴びる展開に。「相手が前からプレスにきて、『(守備を)はめていこう』という気持ちでやってきていたが、そこをかいくぐれなかった」(松田陸)ことで、「守備と攻撃の連動で、攻撃でボールを握るというところがしっかりできなかった」(大熊清監督)。その結果、特に前半20分以降は金沢のフリーキック、コーナーキックといった、セットプレーを再三にわたって受け、ピンチの連続。すると、26分、前半だけで4本目となるコーナーキックから今季初失点を献上した。

     1-1で折り返した後半、両サイドからのクロスなどで攻勢に出たセレッソ。柿谷曜一朗が前線でボールに絡む回数が増えれば、全体的にも攻守の切り替えのスピードが上がり始めたなか、次第にペースをつかむ。63分、生え抜きのストライカーが桜色のサポーターに歓喜をもたらす。敵陣で相手のパスを奪ってゴールに向かっていったのは、杉本健勇。ペナルティーエリア手前で自ら思い切りのいい右足でのシュートを放つと、鋭いグラウンダーのボールが相手GKの届かない絶妙のコースに突き刺さった。9番の復帰後初ゴールで、再び均衡を破ることに成功した。

     そこから関口訓充を投入し、中盤をさらに活性化。追加点を狙いにいったセレッソだが、「厳しい試合の5試合目ということで、多少疲れというか、そういう選手も出ていた」(大熊清監督)影響も、試合終盤に表れてしまう。80分には茂庭照幸が負傷交代。さらに「もう少し高い位置で守備をできればよかったが、後ろも下がり、下がることによって(相手が持っている)ボールに前から寄せていけないことで、金沢に『まだいける』という気持ちを出させてしまった」(大熊監督)。

     アディショナルタイムに入って、またもきっかけは相手のコーナーキック。そのクリアボールを必死に拾いにいこうとした関口の足が、ペナルティーエリア内で相手の足にひっかかったとして、判定は金沢のPK。90+4分、これを決められ、土壇場で2-2と追い付かれた。直後から猛攻を繰り出したセレッソも必死に勝ちに行ったが、終了間際、ブルーノ メネゲウが抜け出して相手GKをかわすも、シュートは金沢DFのカバーに阻まれ、勝ち越しならず。結局、今季初の引き分けで連勝は4でストップした。

     それでも、「関口(訓充)に関しては、今までいろんな時間帯を救ってくれましたし、PKにつながったファウルについても仕方のないこと」と、指揮官も献身的にファイトし続ける7番を擁護したのをはじめ、誰もが最後までチームのために奮闘したのは明らか。「自分たちはしっかり考えて次に向かっている。それが一番大事になる」とブルーノ メネゲウも言うように、ホームゲームが続く次節こそ、今節の悔しさを晴らし、勝利という結果を導き出したいものだ。

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